小学生女子と登った槍ケ岳

- GPS
- 77:08
- 距離
- 45.3km
- 登り
- 3,427m
- 下り
- 3,368m
コースタイム
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 2:58
- 合計
- 10:20
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 7:45
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 7:06
- 山行
- 3:53
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 5:01
| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| 予約できる山小屋 |
|
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
|
|---|
感想
槍ヶ岳へ
北アルプスで一番有名といっても過言ではない槍ヶ岳
一番手短に登るのであれば超有名観光地である上高地から横尾、槍沢を経るのが良いのですが、傾斜の緩いだらだらとした道が延々登っていくのが苦痛
昨年、上高地から涸沢を経て、奥穂高岳へ登った時にも通過したルートなので、今回はパス。
6年前に家族で槍ヶ岳へ登った時と同じ、合戦尾根からの表銀座コースを選択することにした。
表銀座コースは眺望が良くていいコースであるが、前回は天気に恵まれず雄大な北アルプスの眺望を楽しむことができなかったので、そのリベンジも兼てのコース選択です。
日程は予備日を考えると山の日を挟んだ連休に有休を組み合わせた選択にならざるを得ない。
そして、中房温泉から登ることを考えると連休の前に有休を組み合わせて休みを長くするのが公共交通機関を利用して登るには良いと考え、8月10日から12日(13日予備日)とした。
荷物は軽いほうが良いのだが、体力的に不安のある娘の分の荷物を背負い、十分な水を確保したらザックの重量は13キロになってしまった。本当は昼食にカップラーメンなどを作れるようにバーナーも持っていきたかったのですが、これ以上の重量増は避けたいし、娘にカップラーメン食べるか?と聞いてもいい返事がなかったので、無理して持っていくことは避けることに。
ほかにもドローンやgoproも持っていこうと思っていましたがこれらも全部持っていくことは諦めました。
そして迎えた8月10日の未明、空を見上げると星も月も見えないどんよりと曇っている。
やはり晴れなかったか…
気持ちは落ち込んだが、松本地方は晴れていることを祈ってCX-5に荷物と一緒に乗り込んだ。
朝食は妻が作ってくれたツナマヨと卵昆布のおにぎり6個。
夜明け前なのでそれほど腹は空かないが、少しでも食べておかないと登っている途中でバテテしまうので、娘が1つ、おいらが2つ食べて残りはお昼ご飯にすることにした。
中房温泉の登山口に登山用の駐車場はかなりたくさん(無料駐車場全部で120台)ありますが、今回は縦走になるので上高地へ下山後に公共交通機関を利用して戻ってくることを考えると、穂高駅からの登山バスを利用するのが便利です。
前回はバスの出発時刻を把握しないで来てしまったので乗れなくて、タクシーを利用する羽目になってしまったので、今回はちゃんと発車時刻を確認を、25分前には登山者用の駐車場に到着。
余裕があるので近くのコンビニにトイレとお菓子を買いに行きました。
ここではお菓子はカントリーマアムを買い、余裕で間に合うとおもってトイレに入るとさっきからトイレに入った人が一向に出てこない。
ノックをしても出てこない。
5分、10分経っても出てこない。こいつ、いつまで入っているんじゃ!!!
結局、そいつは20分近くトイレに籠っていたので、バスに乗り込んだのは発車時刻4時55分ぎりぎりになってしまった。
中房温泉行のバスは中型バス2台、案内されたバスに急いで乗り込むが、娘は案の定大人扱い。
こう見えても小学生なので、と説明し、さらに時間がかかってしまった。
定刻通りの発車には何とか間に合ったのだが、後続のバスのほうが先に発車してしまい、「先に発車しちゃったね」との乗客の声に小さくなって席に座っていました。
そんなことがあったので天気は良くて朝日を浴びながらの出発でしたが、気まずい雰囲気。でも早朝なので気が付くと娘ともども寝落ち…
そして山道を揺られて小1時間、大勢の登山客でごった返す中房温泉登山口に到着しました。
登山届は既にWEBで提出済みなので、ストレッチを少ししてザックを担いで登り始めます。
登山届提出とトイレ待ちの行列をしり目に中房温泉の日帰り入浴施設である「湯原の湯」と公衆トイレとの間を進んだ先の緑鮮やかな合戦尾根登山道入口へ。
合戦尾根の斜度はキツイ。北アルプス三大急登と呼ばれるだけのことはある。
登山者は多いけど、早朝なので下山する人とすれ違うことも少ないし、登山道もきちんと整備されているのでペースよく登れる。
と思いきや、数分後に後ろを見ると娘がいない!
視線をしたの登山道に向けると、マイペースでのんびりと登る娘の姿が。
しばらくしても娘のペースは全く上がらない。
幸いスローペースの登山者が多いので気にはならないのだが、このペースで登って行くと後々になって辛くなりそうだ。
06:25 合戦尾根から東に見えるのは有明山、雲はあるけど晴れて気持ちの良い空
06:30 雨が多いせいか足元にはきのこが沢山、これはニカワホウキタケ
06:34 ようやく登ってきた第一ベンチ、だが娘の姿はしばらく見えず。
姿を見せたので、腰を下ろしてカルピスウォーター飲んで一休みだが、飲み終わっても娘は一向に動こうとしない。
06:53 ようやく再スタート、約30分登って、15分休憩と極めて効率悪し。
07:08 第一ベンチからゆっくり登って15分で、娘の姿は別の集団に飲み込まれる。
07:24 その後もゆっくりと登って、合戦小屋へのリフト支柱と交錯。ここまでくると第二ベンチまではあとわずか。
07:25 第二ベンチ到着。
07:29 4分遅れで娘も到着。ここではおにぎりを1こずつ食べてまた一休み。
07:40 おにぎり食べてもペースの上がらない娘ですが、後ろから何か叫んでいる。
立ち止まって待っていると、頭上をリフトが通過するのを教えたかったみたい。
何度か合戦尾根を登っていますが、荷物が運ばれているのを見るのは初めてでした。
07:55 それにしても山ガールの多いこと多いこと。嬉しいことですがスローペースの娘のおかげで抜かれまくり…
08:00 時より木々の間から見える山々は東天井岳や横通岳かな。
08:10 ようやく第三ベンチに到着。
08:18 8分遅れで娘到着。登っている多くの登山客はどうやら燕山荘泊まりのようですが、おいらたちはその先の大天荘まで行く予定。こんなペースだと燕山荘到着はいつになるかわからないので、ここでは休憩せずにそのまま登ります。
08:53 富士見ベンチに到着。1分後に娘も到着。傾斜が緩くなってきたので遅れは少なかった。
ここでは小休止。ベンチに座って富士山を探したりしますが残念ながら雲が多くて見つかりません。
08:59 エリアメール着信、焼岳に関する臨時火山情報が入った。山頂西側で新たな噴気が確認されたとのこと。
かなり離れている場所とはいえ、帰りは上高地経由なのでちょっと心配。
09:09 再スタート
09:16 多くの登山客の登る合戦尾根、ペースはそれぞれ。
鬼のように速くてあっという間に見えなくなってしまう人もいれば、ゆっくりペースのおいらたちより遅いペースの人も結構いる。
娘の性格的に急かしても足を速めることは無く、極めてマイペース。前から人が来ればゆっくり止まって待ち。後ろから人が来れば止まって譲る。おいらの姿が見えなくなっても全く気にせず。
登って来るのが遅いなあと思っていると、その辺に生えている笹で笹舟を作っていたりしている。まあ、のんきなもんだ。
09:24 登るにつれ、登山道は風化が進んだ花崗岩の特徴が顕著になる。
09:32 合戦小屋まであと10分ですが、このペースでは10分では到着できそうにない。
09:38 高度を稼ぐにつれて姿を現した大天井岳。その左肩には本日の目的地、大天荘も確認できたが、その距離の遠さに一瞬、尻込みする。
まだまだ遠いなあ・・・
09:40 合戦小屋まであと5分
09:44 ようやく合戦小屋に到着。娘を待ちながら登ったので、やはり10分では到着できませんでしたね。
09:46 娘は2分遅れで到着。大勢の人たちがにぎやかに休んでいるせいか娘の表情もにこやか。
ここでは大休憩することにした。
せっかくだからと娘に名物のスイカ食べる?と聞いても無反応。
10:01 そうはいっても水分補給も兼ねて1人前800円を二個に切り分けてもらったら、すぐに満面の笑みでスイカにかぶりついた。
スイカを頬張っている隣のテーブルには、登っているときから気が付いていたのだが大勢の登山客の中に、見たことのある顔があった。
合戦小屋でも見かけてので話しかけてみると、やはり星景写真の第一人者、大西教授だった。
星景を求めて燕山荘に行く途中とのこと。残念ながら夜の天気予報は芳しくないが、美しい星空を求めて撮影しに行くようだ。
おいらも一眼を担いできているので、夜に綺麗な星空が撮影できたらいいなあ。
10:25 合戦小屋では約40分の大休憩して、エネルギーを蓄えて出発。
まだまだ先は長いが、ここからは眺めが良くなるのでもうひと頑張りしましょう。
10:35 合戦小屋から歩き始めて約10分、常念山脈越しに目的地である槍ヶ岳を見ることができるポイントに到着。
娘の到着を待って、槍の穂先が見えるので記念撮影するも娘はあまり関心は無いようだ。
ここまで登ってくると急登は終わり、なだらかな尾根は燕岳山体を構成する美しい両雲母花崗岩の白色が顕著にあらわれ、燕岳の頂上が近いことを期待させる。
10:40 眼下には松本平、豊科あたりが見えているのかな。
10:46 燕岳まで2.3辧燕山荘までなら1.3劼曚匹覆里如△里鵑咾螢據璽垢任盡畫庵罎砲藁農に登れそうだ。
10:59 山頂まではあともう少し、ガンバ!と励ますも、娘のペースは変わらず。
11:21 危険個所はあまりないのですが基本的にはおいらは先行してますが、ここだけはちょっと危ないので娘の来るまで待って、無事に通過するのを確認。
11:40 その後もマイペースで登り続ける娘だが、あまりに遅いので待っていると、いつになくニコニコしている。
何事かと近づいてみるとトンボを捕まえては立ち止まっている。聞けば4匹も捕まえたとのこと。どおりで遅いわけだ。そんなことしていればいつになっても着かないよ。
標準のコースタイムはとっくに過ぎてしまっているのろのろペースの娘だが、しばらく前から同じくらいに遅い歩みの綺麗な山ガールさんがいた。荷物はどう見てもテント泊の大荷物だが、明らかにその大荷物にそぐわないスローペース。単独行動なのか団体行動についていかれなくなったのかわからないが、単独行動だとするとちょっと危険かも。
一言声だけかけてみると「大丈夫です・・・」と声を出した。
気になるけど燕山荘はもう目の前なのでなんとかなりそうかな。
11:44 ようやく、稜線に到着
11:47 2分遅れで娘も燕山荘に無事、到着。
雲が多いが、何とか稜線からは目的地、槍ヶ岳と裏銀座の山々を確認することができて、満足。
でもこの数分後にはこれらの山々は雲の中に消えゆくことになった。
北アルプスの女王、燕岳の姿も稜線から湧き上がる雲に飾られて、いつもどおり美しい。
12:07 ここで昼食。残りのおにぎりとパンをひとかじり。パンをかじっていると先ほどの大荷物の山ガールの荷物を抱える人たちがいた。どうやら単独行動ではなかったようなので一安心。
食後に槍ヶ岳から裏銀座の山々、燕岳を望む。
さっきより雲が多くなってきました。
燕山荘で泊まりだったらいいのですが、この後の行程はまだまだあるので、天気と娘の歩みの遅さが心配です。
12:29 十分に休んで表銀座の縦走の始まり。
12:30 足元にはコマクサ
12:40 この時間になると晴れ間はすっかり無くなり、稜線からはひっきりなしに雲が舞い上がる。
12:49 なだらかな稜線道ですが、娘のペースは相変わらず。離れすぎてしまいます。
13:06 蛙岩付近を通過、たくさんの大岩があるけど、またしてもどれが蛙岩はよくわかりませんでした。
13:07 大天井はまだまだ5.6kmも先・・・
13:07 見るからにやる気のなさそうな娘、大天荘まで歩けるかちょっと心配になってきた。
槍ヶ岳はおろか、大天井岳も見えません。
前回の槍ヶ岳行きと同じような天気の中、誰ともすれ違わない静かな稜線歩き。混雑する登山道よりはずっと歩きやすいのですが、人が少なすぎてちょっと不安。
13:28 大下りに到着。傾斜が緩くて静かな稜線歩きはやはり楽。
ここまでは娘も何とか歩いてこれましたが、ここからは上りが続くのでちょっと心配。距離もまだ3.5劼發△襪掘
13:28 大天井岳は雲に隠れて見えないけど、近そうで遠い。幸い雨は降っていないので何とか頑張れそう。
13:53 大下りから大天荘までは標高で400m近く登らなければならない。しかもアップダウンが多いので疲れます。それほど傾斜のきつくない場所とはいえ、時々こうした急な岩場が現れる。
13:57 そんな登山道を歩いていると、6人ぐらいに若者たちのグループに抜きつ抜かれつといった感じになってきた。テントは担いでいますが目的地は同じく大天荘とのこと。娘を待ちながら歩くにはいいペースなので一緒に歩きましょう。
14:05 お花畑っぽいところを通過したり、
階段があったりしますが、総じて歩きやすい。
でもだんだんと疲れが蓄積して歩みはますます遅くなる。
14:52 傾斜はきつくありませんが、登り続きは娘は疲れてしまい、小休憩。
14:56 再出発しますが、霧が濃くなって視界が妨げられる。でも、雨が降ってこないのが幸い。
15:07 梯子もあります。
15:08 下ったら登ります・・・
15:13 ようやく大天荘と大天井ヒュッテ(槍ヶ岳)への分岐点へ
一緒に歩いていた若い連中は疲れきっていて槍ヶ岳方面へ進みそうになってしまいましたが、大天荘は左ですよ。
ここから大天荘までの距離は短いのですが、結構な急坂。
お兄さんたちもしゃがみこんで休みながらののろのろ登山。
うちの娘はそれ以上に遅い。5歩進んで5分休みといった感じ。
15:21 大天荘までたった500mなんですけど・・・
娘は一向に姿を見せません。
大声で呼ぶと小さな声で返事があるのでいることは確かなんですが、霧で姿が見えないが、一緒に歩いてきた若い連中と一緒に歩いているみたい。
15:27 100m進むのに6分、娘はまったく追いついてきません。
15:28 娘を待っていたら若いパーティにはとうとう追い抜かれてしまいました。
15:34 100m進むのに7分。でも娘は追いついてきません。
15:38 休み休み前に進んでいると、雷鳥の親子を発見しました。
急いで娘を呼びますが、声はしますが登ってきません。
雷鳥好きなのに・・・
しばらく待っていましたが、20分たっても登ってこないので、雷鳥はどこかへ姿を消してしまいました。
16:03 100m進むのに29分・・・
娘の声はするので、とりあえず危険な場所ではないので大天荘に急ぐことにします。
16:14 大天荘にようやく到着。急いで受付します。
受付して約10分後、娘もようやく大天荘の無事到着しましたので一安心。
割り当てられた2階の部屋でくつろいでいると、前回同様頭が痛くなってきた。
高山病だ。
前は寝てしまって症状が悪化してしまいましたが、今回は寝転がらずに呼吸を深めにして館内を巡ったり、漫画やテレビを見て過ごしました。
おかげで症状が悪化することなく、
夕食をとることができました。
娘もやはり疲れ気味。でも良く頑張って登ってきました。
18:12 外を見ると相変わらず雲の中。それに食事中に天気の案内(ヤマテンによる)がありましたが、明日の日中は晴れるようですが、今夜から明け方にかけてはの天気は雲が取れないようです。
18:27 それならばこのまま寝てしまっても構わないなということで、生ビール(800円)を追加。山の上での生ビールは最高にうまい!
あっという間に酔っ払って、消灯前に記憶が無くなってしまいました。
1日目はこれでおしまい。
朝5時に用意された朝食をいただきます。
朝食にはオレンジジュースも付いてきました。
早めに食事と終えて、6時発を目指して用意を整えますが、やはりマイペースの娘はゆっくり、ゆっくり準備をしていたので、結局スタート時間は6:24になってしまいました。山小屋の朝は早いので、この時間ですと多くの登山客は山小屋から出発をしていました。時間もないし、雲も多く娘も大天井岳にはいく気が無いので、まずは大天井ヒュッテを目指します。
大天荘から大天井ヒュッテまでの道は北アルプスらしい素晴らしい景色が続くが、道自体は急なくだりで、整備はされていますが何か所かはしごや鎖、トラバースがあるので油断はできない道です。
娘の歩く様子を常に気にしながら、特に危険な場所は立ち止まって無事に通過する様子を確認しながら下ります。大天井ヒュッテでは娘が到着が遅れる時間を見越してトイレに立ち寄り。
きれいなバイオトイレを出るとちょうど娘が到着してきょろきょろしているところでした。
07:09 娘は休みたそうな顔をしていましたが、コースタイム40分のところを45分で下ってきたのでこのペースでは先が思いやられるので休むことなく先を急ぎます。
ここからは樹林帯の中を進むコース。大天井ヒュッテまでの道と比べると格段に平坦で安全な登山道ですが、1か所だけ沢のトラバースと梯子があるのでそこだけは気を付けて歩きます。
7:37 ビックリ平到着。娘は4分遅れで到着。ほぼ同じペースで歩いているガイド登山の4人パーティーは腰をおろして休んでいたので、おいらたちも少しだけ休憩。
ここからは山の左手側から右手側に登山道の位置が変わる。
ここからは晴れていれば北アルプスの美しい山々と槍ヶ岳の雄姿を見られる最高のコースなのですが、前回同様曇ってしまい景色は楽しめません。
08:08 かろうじて見える沢筋の残雪と、近くの岩稜が北アルプスを歩いているんだぞっといった気分をかろうじて感じさせてくれる。
でも、歩みの遅い娘にとってはこうした景色は登山の気分を盛り上げるものではないようで、歩みはますます遅くなる一方だった。
昨日以上に歩みの遅い二日目ははここまで。
08:31 時折大きな岩が現れますが、それほど危険な場所は無い。
08:45 赤岩岳山頂との分岐点。娘に「山頂へ行ってみる?」 娘「行かない!」と即答・・・ 50mしかないのに・・・
まあ仕方ないか、休憩地点のヒュッテ西岳まであと少しなのでもうちょっと頑張りましょう。
08:52 娘との距離も遠ざかったり近づいたり。よく見ると高山植物が咲き乱れている場所なんですが、霧でせいでよく見えません。
08:58 ガイド登山の4人パーティーとはずっと同じようなペースで歩き続けていると言いたいところですが、相手は赤岩岳に登ったりしているので、実際のペースはかなり遅い。このペースでは前回、息子たちと歩いた時間には到底及ばず、目的地(槍ヶ岳山荘)にはたどりつくのはかなり時間が遅くなりそう。
09:15 パーティーと一緒に歩いていると思っても、娘のペースにあわせるとこのとおり。すぐに引き離される。
09:19 そして頻繁に休憩しているので追い付く。
09:29 娘はとぼとぼついていくる。もう少しペース良く歩ければ休憩とれるのですが・・・
09:31 当然のように西岳山頂もスルー
09:32 息子たちと歩いたときより1時間遅れで、初めての大休憩地「ヒュッテ西岳」に到着。
09:34 ここでの楽しみは、ハーゲンダッツ♪(500円)
まだ3時間しか歩いてないけど、疲れた体に甘味が染み渡る〜
ここまではアイスを餌に娘を引っ張って来ましたが、ここから先は餌になるのは景色だけ。少しでもいいから晴れてほしいのですが、晴れる気配はまったく無し。
09:54 腰を下ろして休憩すると動きたくなくなってしまいますが、まだまだ先は長いので出発しますが、娘の表情には不満がたらたら。
ヒュッテ西岳から水俣乗越(みなまたのっこし)までは大きく高度を下げます。
下りなので体力的な負担は少なくなりますが、ごらんのとおりこの鎖、梯子が連続する登山道。危険度がワンランクアップします。
ここからは娘との距離は少し縮めて、一挙手一投足に注視、時と場合によっては足の置き場をアドバイスしながら下ります。
曇りのおかげで景色に目を奪われることも無く、黙々、淡々ととにかく安全には気を遣いながら、下り続けます。
今日はここまで続きは次回に。
10:17 鎖場を下り、
10:28 やせ尾根を通過し、
10:31 娘もそれほど離れずについてきています。
なかなかスリリングな登山道が続きます。
10:45 目指す槍ヶ岳は完全に雲の中、少しでも見えればやる気が出るんですが。
10:48 足元、めっちゃ崩れてるんですけど・・・
10:56 とりあえず、足元滑ったり崩れたりするから慎重に下って!
10:58 気をつけろよ〜
11:00 ゆっくりそして慎重に歩くので息子たちと歩くよりは心配の度合いが少ないけど、とにかく遅いのが玉に瑕。
11:03 それでもようやく水俣乗越までやってきた。
ここで小休憩。
下界から背負ってきたパンを食す。
休んでいると槍沢から上がって来る人や槍ヶ岳方面から来る人でちょっとだけ賑やかになった。槍沢から上がってきた人は槍ヶ岳まで4.5kmの標識を見て、「あんなに登ってきたのにたった500mしか進んでないのかよ〜」と言ってました。
槍沢から登ると高度差あるから大変だよね。
おいらたちもヒュッテ西岳から結構進んだ気になっていたけど2.5kmしか進んでいない。槍ヶ岳までは倍近い4.5kmもあるんですけど、このペースで間に合うかしら。
ましてや今までは下りだったけど、この先はずっと登り続きだから心配。
水俣乗越から北側には、
高瀬ダムのダム湖が見えました。おととし湯俣温泉に行ったときは反対に東鎌尾根が見えていたことを思い出しました。
今度は湯俣温泉の先まで登ってみたいものだ。
娘はパンを食べたら元気になったようで表情はにこやか。
でも、この先は、
11:32 こんな登りが・・・
足元には、
可憐な高山植物が咲いていますが、花の名前は分かりません。
30分ほど休憩して、槍ヶ岳へ出発します。
11:39 高瀬ダムの左には険しい北鎌尾根
北鎌尾根を辿っていけば槍ヶ岳に続いているはずですが、残念ながら山頂は雲の中
今回はここまで、続きは次回に。
水俣乗越から槍ヶ岳までは約4.5kmの道のり。
登りではありますが、12時前なので十分に歩ける距離と思って歩きます。
11:48 槍沢に残る雪渓とババ平のキャンプ場を左手に見ながら進みます。
行く手は険しく、
11:53 振り返ると大天井岳ははるか遠く。
11:55 険しき道を進んでいくと、
12:05 窓と呼ばれる長い梯子の地点にやってきた。
ここで娘の到着を待っていると、後方から声を掛けられた。
「さっきから見ていますが、娘さんともっと距離をつめて歩かないとだめですよ。娘さんは道を間違えたりして大変だと思いますよ。娘さんに前に歩かせてきちんと指示を出さないとだめですよ。危険な場所なんだから」
と言われた。
そんなことは百も承知だが、こんなところで喧嘩をしても始まらないので、「はい」とだけ答えておいた。
親だからちゃんと娘の動向は見ています。小学生ではありますが北アルプスは何度も歩いているし、何より慎重だ。道を間違えたときもしっかりと見ています。冷静に正規の登山道に戻れたこともちゃんと見ている。
考え方や行動を知らない他人に注意する気持ちは分からないではないし、自分も同じような親子を見れば一言言いたくなってしまうので人のことは言えませんが、余計なお世話でした。
12:21 その娘がようやく窓にたどり着いた。
時より突風が吹くのでその点を注意し、しっかり梯子を持って降りるように指示、梯子を下りて風が強かったら伏せながら通過するようにさせて無事通過。
13:24 難関の窓を通過した後も、気の抜けない登山道をひたすら登り続け、1時間が経過。
13:32 岩に槍ヶ岳までの距離が表示されるようになってきた。
あと1.5km、この調子ならなんとか槍ヶ岳山荘までたどり着けると思っていた。
しかし、このあたりから娘が大ブレーキ。
小声で「足痛い・・・」を連呼するようになってきた。
13:35 急ではないが登り続ける登山道。
13:56 カブリ岩通過
14:00槍ヶ岳方面にヘリが飛んでいた。遭難救助か、気を引き締めよう。
14:21 雲が薄くなり、槍ヶ岳が姿を見せるようになってきた。
目標が見えることを娘に伝え、奮起を図るが、300m登るのに約50分かかっている。
残りの行程1.2kmを同じペースで進むとすると3時間以上かかってしまう。
今日中の槍ヶ岳山荘到着に黄色信号が点った。
娘を叱咤激励しながら、前に進む。
14:42 ヒュッテ大槍に到着。行き交う登山者にも娘のペースの遅さを心配され、ヒュッテ大槍での宿泊を勧められた。とうとう小雨が降ってきてしまい、ここで宿泊をしようかと思い中に入る。
ヒュッテ大槍は完全予約制で、空き状況を聞いてみると、2人なら泊まれるけれど別々の部屋になってしまうとのこと。娘の足をマッサージしながらどうするか考えるが、疲れている娘を別部屋にするのはちょっと気が引ける。
決断できずに考えていると、ヒュッテ大槍の人が「この先の殺生ヒュッテなら空き部屋があるかもしれませんよ」と言った。確かに小さな山小屋のヒュッテ大槍よりも宿泊できる可能性が高いがどうしよう。
外に出ると、小雨は霧雨程度になっていた。
娘は宿泊はどっちでもいいと言うので、明日の予定のこと考えて殺生ヒュッテまで足を伸ばすことにした。
ヒュッテ大槍から殺生ヒュッテまでは15分程度。そうは言っても予約はしていないので泊まれなければ元も子も無い。娘には気をつけて歩いてくるように指示を出して、殺生ヒュッテまで急いだ。
10分足らずで殺生ヒュッテに到着。
部屋は充分に空きがあるので、娘と同じスペースに宿泊可能。
ならば即決。今日はここに泊まることにした。
手続きを終え、いまだ到着しない娘の姿を追って、登山道を戻った。
しばらくすると、娘の声が聞こえたので一安心。合流して殺生ヒュッテに戻った。
15:48 時間的には槍ヶ岳山荘まで行かれないことはなさそうだが、足の痛みを訴えている娘に無理をさせることはできないのでこのまま殺生ヒュッテに宿泊することにした。
17:33 夕食。疲れた体にはどんな食事も美味しい。
2階の6人スペースを2人で占領させていただいたので、ゆったりと寝る事ができた。比較的登山客が少なかったのでそれぞれのスペースはかなり余裕がある感じ。
ここまで登ってくるならもう少し歩けば槍ヶ岳山荘に着いてしまう微妙な位置にあるので宿泊者が少ないのかな。
こんなハイシーズンに余裕のあるスペースで寝る事ができるなら、槍ヶ岳まで少々時間がかかってもここに宿泊するのはお得かもしれません。
食後に外に出てみると、青空が見えました。
槍ヶ岳も雲の向こうに見ることができました。このまま晴れるかと思いきや、天気予報は下り坂。日が完全に沈む頃には雲で何も見えなくなってしまいました。
娘の足は日ごろの運動不足によるもの。娘は痛がるけれど足裏マッサージなどを施して明日に備えて早めに就寝します。
天気がよければ夜中に起きて星空観察と行きたいところですが、残念ながら曇り予報。夜中にトイレに起きたときも外を見ても雲だらけだったのでぐっすりと寝ることにしました。
今日はここまで続きは次回に。
当初、二日目は槍ヶ岳山荘に宿泊するつもりでしたが、残念ながら殺生ヒュッテまでしかたどり着けなかった。
殺生ヒュッテから槍ヶ岳山荘までの登りのコースタイムは40分、下りは20分。
少なくとも1時間は当初計画から遅れることになる。
下りがメインの三日目の行程は前回息子たち歩いたときも長いため結構時間がかかった。できる限り頑張るつもりだがこのまま槍ヶ岳に登頂して、そのまま下山と言う計画はちょっと難しいかも・・・
なんて思いながらも殺生ヒュッテで迎える朝は、初めての晴れ!
雲は多めですが、槍の穂先が見えれば登頂すればすばらしい眺望が得られること間違いなし!
05:29 ヒュッテではお弁当購入し、昼飯用にする。下界から運んできたパンを朝食として食べ、アタックザックにカメラとGPS、水だけを入れて出発。
05:31 合戦尾根登り終えて以降、青空をまったくと言っていいほど見ていなかったので、気分は上々。娘も頑張って登ってきた甲斐があります。
05:32 やっぱ槍はかっこえぇ!
05:34
05:36 荷物も軽いので昨日は激遅だった娘もペース良く登ってきている。
でも、殺生ヒュッテでおいらはトイレに入れなかった(ぽっとんの和式便所)ので、娘には悪いがちょっとだけペースを上げて槍ヶ岳山荘へ。
と言っても、すばらしい景色を撮影しながらなので全体としてのペースは遅め。
刻一刻と姿を変える山の姿と雲の動きに感動しながら登ります。
その美しさに涙が出そう・・・
06:03 槍ヶ岳山荘に到着!
そしてトイレにGo!
06:12 娘もすぐに到着して水分補給。
気温は約10度、肌寒いので娘はフリース、おいらはダウンを着込んでます。
この時間になるとご来光目当ての登山者はとっくにいなくなっているので槍の穂先への行列はありません。
休みたがる娘でしたが、下からは登山者が続々と登ってきます。渋滞がまた始まったら面倒なので、呼吸を整えるぐらいの休みにして穂先へ向かいます。
06:15 登りの登山者の姿は無し!
雲がかかっていますが、晴れることを期待して山頂へ向かいます。
今回はここまで、続きは次回に。
06:18 奇跡的に渋滞の無い槍の穂先への登山道。
まあ、登山道と言っても三点支持が必要で道と言うほど平坦ではありません。
先ほどまで見えていた青空も何処やら。すっかり雲に包まれてしまいました。
2011年に登ったときも同じような感じで、そのときの記憶を呼び戻しながら足を蹴りだします。
06:24 穂先への道は険しいですがマーカーがしっかりしていることと浮石はほとんど無く足場が安定しているので、それほど怖さを感じません。
そうは言っても万が一に備えて娘を先行させて、下からその足取りをしっかりと確認しながら登ります。
06:29 最初の梯子
梯子に複数の人が乗ると危ないので、登り終えるまで下で待ちます。
06:33 その梯子を上り終えると、上りと下りが交差する地点に差し掛かります。
ここは下る人と登る人がそれぞれ順番待ちをしながら昇り降りをするので渋滞しがちです。
登りの人は結構なれた感じですいすいと登っていきますが、下りの人はやはり怖いようで他人から指示を出されながら下る人が多かったです。
その間にのんびりと景色と人の動きを見ながら待ち続けます。
06:33 う〜ん、山頂まで渋滞は繋がっているなぁ・・・
でも、待っているうちに雲が流れて薄くなってきた。
1分もたたずに青空も見えてきた!
06:38 渋滞はなかなか解消せず、皆ゆっくりと昇り降りします。
周囲の雲は少しずつ薄くなりますが、
眼下の槍ヶ岳山荘はベールをかぶせたようにくもに包まれている。
目まぐるしく雲は流れ、山頂での眺めに期待に胸を膨らませる。
06:47 ゆっくりと登り続けていると、急に雲が流れ、穂高岳の山頂が見え、皆で大興奮!
建物がひしめき合う槍ヶ岳山荘も姿を現した。
これは山頂の展望は期待できるかも!!!
06:54 じりじりと山頂へ近づき、ようやく最後の梯子にたどり着く。
先行者のGoサインで登り始め、
06:57 感動の山頂へ到達しました!
残念ながら西側は雲が多くて裏銀座の山々を見ることはできませんが、
虹がはっきりと見えました。
久々の槍の穂先に娘と一緒に忘れて大興奮!
三角点にタッチして、
雄大なパノラマを堪能
去年は槍ヶ岳より標高の高い奥穂に登りましたが、
達成感や景色の素晴らしさは槍ヶ岳のほうが感動します。
07:04 山頂に居るもの同士で、記念撮影を代わりばんこに撮影。
皆で感動を共有します。
次々と湧き上がる雲、そしてダイナミックにその装いを変化させる風景に、脱帽です。
07:09 何時までもこの景色を眺めていたいのですが次から次へと登ってくる登山者がいますので、この辺でお楽しみはおしまいです。
07:38 下りは写真を撮影している余裕はありません。
転ばぬように、落ちないように慎重に下ってきました。
いったん槍ヶ岳山荘に立ち寄って、息子に頼まれていたお土産のクリアフォルダを探しますが、残念ながら数年前に取り扱い停止とのことで入手できませんでした。
仕方ないので、記念のピンバッジのみ購入して、
07:47 荷物をデポしてある殺生ヒュッテに戻ります。
無事に槍ヶ岳に登頂できたので今回はここまで、続きは次回に。
07:48 霧が巻く
07:57 さよなら槍ヶ岳
08:09 遠ざかる
08:14
08:15 殺生ヒュッテに戻り、
お弁当を食します。おにぎり2個と柴漬け、豆の煮物、ウマウマでした。
08:38 食後に槍ヶ岳を撮影し、下山開始。
09:15 播隆窟
09:24 ヘリが旋回し続ける。遭難救助だろうか。気を引き締めよう。
09:32
09:46 消え行く槍ヶ岳をバックに。
10:37 天狗原分岐
11:53 大曲、水俣乗越への分岐点
ちょっと昼休憩と思いましたが、人が多くて断念。
12:19 ババ平キャンプ場に到着。
ここで昼食。
2011年の時には無かった綺麗なトイレ(1回100円)が設置されていた。
腰をおろしてゆっくりと休むが、娘は足裏がまた痛くなってきたようだ。
まだここから上高地まではかなりの距離がある。
コースタイムと、実際にかかった時間を考えると、少しでもペースアップをしないと明るいうちに下山することは無理になってきた。
でも、とりあえず前に進もう。
13:17 槍沢ロッジに到着。
娘の足の痛みはますます悪化。コースタイムの1.5倍くらいの時間がかかるようになってしまった。ここから上高地までのコースタイムは5時間弱・・・
今日中の下山はほぼ無理そう。
この先の横尾山荘までいければ明日の行程がかなり楽になるのだが、娘の様子を見るとここで宿泊するのが賢明だろう。
ロッジで空きがあるかときいてみると、空きはあるとの答え。
娘の意向を確認して、まだ時間的に余裕があるがここで宿泊することした。
割り当てられたスペースは昨日と同じく、2階の6人スペース。
そこを2人で使わせてもらえたので十分に体を休めることができそうです。
宿の環境は非常に良いのですが、深い谷沿いにあるので携帯はまったく通じず、宿の衛星携帯電話が唯一の連絡方法、これを使って家に1日下山が遅れることだけ伝えておきました。(捜索願出されたらしゃれになりませんからね)
夕食は17時から、それまでは娘は寝床でゲーム、おいらは談話室で孤高の人の漫画を読破して過ごした。
17:08 鳥のから揚げメインの夕食、これもまた美味しかったです。
食後は入浴。
槍沢ロッジは沢沿いのロッジなので水が豊富。
石鹸等は使えませんが、お風呂があるのです。
3時から入浴可能、3時前にお風呂の前には入浴客で行列ができていました。
でも、食後は行列も無かったのですぐに入ることができました。
お湯は少々汚れていましたが、3日間風呂に入らず汗をかき続けた体には至福の時間となりました。
娘にも少しでも体を休めるようにお風呂に入らせました。
就寝まで娘の足をマッサージしたり、薬を塗ったりして明日に備えて準備をし、8時30分の消灯をもって眠りにつきました。
今日はここまで、続きは次回に。
槍沢ヒュッテでゆっくりと寝て5時前に起床。
外を見ると空が燃えている。
急いで外に出て、
赤く燃える空を撮影
ロッジの隣のヘリポートからは、
昨日登頂した槍の穂先を見ることができました。
ロッジの目の前は月が光る横尾尾根
朝食は5時からだったので、今日は朝食はなし。
早めの出発のため前日までに余ったパンを食して出発します。
05:59 でも、なんだかんだで時間がかかって出発は約6時・・・
今日は緩い下りを下るだけなので、できるだけ早く下りましょう。
06:25 二の俣
06:32 一の俣
07:14 横尾に到着
07:45 横尾でゆっくり休んで出発
徳沢を目指します。
08:24 新村橋通過
08:38 徳沢園到着
清涼飲料水を買って水分補給していたら、水道の水が出ないらしくて大声を上げる登山者がいた。「水出ないんだけど、一見さんは無視かよ!!!!」と店員さんに食って掛かっていた。
普通に喋れよ! 馬鹿!と思った。無料の水だろ。金も払わずに良くあんなでかい態度ができるもんだ。同じ登山者として恥ずかしい。
ここでもゆっくり休んで、
08:52 明神へ出発
09:28 平坦な道を黙々と下っていると猿が出た。
09:37 明神館に到着
同じようなペースで歩く人がいるので、それに続きながらいいペースで歩いています。
09:51 ここでも少し休憩して、上高地に向かって出発。
明神岳は雲の中
10:19 ここまで下ってくると人がいっぱい。連なって下ります。
10:33 ようやく河童橋に到着。さくっと記念撮影し、
いつものソフトクリームを食して、バスターミナルヘ。
10:52 バスターミナルへ到着。
残念ながらバスが出発したばかりなので、
ビジターセンターで時間をつぶして、
12時に上高地を出発して、12時37分に新島々駅へ
ここで電車に乗り換えて、
松本駅で、
カレーを食し、
大糸線に乗って、
穂高駅まで戻り、
駐車場まで歩いて、
14:44 CX-5まで戻ってくることができました。
いつもなら温泉施設に寄って汗を流すのが恒例ですが、昨日、槍沢ロッジで入浴できたのでこのまま家に戻ることにしました。
一般道をひた走って、夕方には無事に家に戻ることができました。
もともと二泊三日の予定を三泊四日に延長したので、体への負担も少なくて疲労も思ったより軽く済みました。天気は曇りがちでしたが、山頂に登頂時だけでも晴れ間が広がったのですばらしい景色を眺めることができました。
娘とも親子水入らずの時間をこんなに長い時間共有できて、生涯忘れることのできない貴重な時間になりました。
何時まで親子の登山を続けられるか分かりませんが、これからも一緒に登り続けられたら、幸せだなと思って長い長いブログを締めくくりたいと思います。
まみち




















いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する