川内山塊・矢筈岳
- GPS
- 59:00
- 距離
- 35.5km
- 登り
- 2,343m
- 下り
- 2,323m
コースタイム
チャレンジランド杉川4:54-水無平登山口5:07ー水無平ー木六山8:40ーYOちゃんスライド8:55ー七郎平ー銀次郎山ー銀太郎山ー五剣谷岳(BC)
29日(日)
五剣谷岳ー青里岳ー矢筈岳ー五剣谷岳(BC)
30日(月)
五剣谷岳ー木六山ーチャレンジランド杉川
天候 | 28日晴れ 29日晴れ 30日高曇り⇒晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
本館前の駐車場には極力停めない方が良さそうです チャレンジランド杉川奥の林道も雪が融けてきており、路肩に駐車スペースとなる場所もありました |
コース状況/ 危険箇所等 |
水無平付近:ピンクテープが要所要所に付けられており、予想外に歩きやすかった (雪が残っている平地で、道迷いしやすい箇所と思います) 木六山〜銀太郎山:しっかり刈り払いされた道があります (七郎平からは雪を使って歩く箇所が多くありました) 銀太郎山〜五剣谷岳:踏みあとはしっかりしていますが、ところどころ藪化している箇所があります 五剣谷岳〜矢筈岳:概ね尾根筋に踏みあとが付いているところが多いですが、格段に密藪となっています。青里岳から矢筈へ向かう下りなど急傾斜のところもあり、6本程度の軽アイゼンがあると便利かと思います。ピッケルはこの時期必携です。 (でも、魚止山からの方がかなりの藪だった記憶が。。) 登山ポストは木六山登山口にあります(グシノ峰側) 今回は下山後、さくらんど温泉に寄って帰りました |
写真
感想
2011年4月16日〜17日に室谷から矢筈の登頂を目指しました
残念ながらこの時は、三川分水嶺までで敗退
今年はリベンジの年となりました
会長の予定も押さえて、今年は土日ではなく4月の3連休に設定
お天気まで味方してくれたか、この冬は大雪で残雪の心配もそうありません
計画は悪場峠から五剣谷岳、そのまま矢筈の頂上を踏んで、敗退の場所三川分水嶺で2泊目、室谷下山と致しました
ところが直前に会長が仕事の都合でキャンセル
確実な計画にと変更していく中で、杉川から水無平コースで木六山、五剣谷をベースキャンプとして矢筈ピストンに落ち着きました
いやあ、直前バタつきましたが、今となってはそれも目標達成に導いてくれたのかも
メンバーはじめ、お天気にスペシャルゲストにサポートの方々に。。
歯車がかみ合って登頂できたんだろうなあ、そう思います
次回はできればガンガラシバナを触りたいです
粟ヶ岳からも行ってみたい
越後の山々をまた見下ろしてみたい
4月27日(金)21時前に会長宅集合
会長と計画について詰めていく
そのままチャレンジランド杉川へ
仮眠中、管理人さんが車をノック
不審車だと思ったようでした
その後、再びノック
今度は「中入らない?畳あるよ、あったかいよ。お茶だすよ」
仮眠させてもらえばよかったかなあ、丁重にお断りしてうつらうつら
4月28日(土)
5時出発、水無平コース
早速男性二人から引き離される
今回はずーっとこんな調子
調子が悪い時こそ不安なので、前に出ようと必死になるも、逆効果
ペースダウンを依頼するも、元気なんでしょうね、ペース落ちず
そんなこんなでバテバテの初日でございました
こんなにバテたのは09年10月の丸森尾根の登り以来
あの時は初のビール6缶担ぎでバテバテでござんした
今回はかなりの軽量化を図ったのにバテバテ。。修行が足りんですなあ、反省
水無平を過ぎた頃に新潟の山に精通したイカラシさんに似た人発見
似てるな〜、って思ってたらまさにそのお人でございました、杉滝の主登場
よくよく聞くと同じルートで矢筈目指すとのこと
旅はみちづれってことで、メンバー一人追加です
実は水無平の目印テープはこのイカラシさんが付けてくださっていたと言う!
持つべきものは山の仲間ですね、ありがたいことです
前日から川内に入っていたYOさんとは木六山を過ぎた頃にスライド
電波も通じず、たった一人で山ってすごいよなあ
っと言いますか、先ほどから人には会うけど知った人にしか会わない川内山塊
こんな山奥でイカラシさんとYOさんは次の岩の約束してるしw
面識のない方を確認したのは、七郎平を過ぎた頃でした
東京からいらした人で、Tシャツの肩ら辺に穴が開いている、いかにも籔山やりますと言った風貌の「ゲキヤブ」さんと言う方でした
そんなことより(ゴメンナサイ)バテてバテてしょうがない
こりゃシャリバテかもとなんだかんだと胃に入れてみたら徐々に回復
銀太郎辺りからYASUさんとヤマザキさんに荷物を持ってもらって五剣谷へ
おかげさまで五剣谷岳まで行くことができました
チームワークは大事だね☆★ありがとう!
テントを張って、イカラシさんはツエルト張って、お外で豚汁&ビール♪
無線交信を会長とマスダさんとして、明日も晴れ!無線があると安心ね☆
あんなにお天気だったのに上下ダウンとシュラフカバーだけでは夜は寒い!
昨日の寝不足と今日の疲れでなんとか寝れましたが、やはり夏用シュラフぐらい用意せねばなりませんね
4月29日(日)
3時40分起床、寒いけど晴れてる
昨日の豚汁にうどんを入れて朝ごはん
日帰り装備を用意して、朝5時、いざ行かん!矢筈岳!
モルゲンロートがきれいな夢の世界
青里と矢筈がきれいに照らされています
五剣谷から先はいよいよ籔道。踏み跡が付いているので歩きやすいのですが、やはり歩きにくいので、雪どおしを狙いながら歩きます。
ここからの山々はどれも素晴らしい。粟、御神楽、守門、魚沼の山々、上越の山々、尾瀬、飯豊、そして名も知らぬ越後の山々が数えきれないほどにひしめいている!
暑いのも相まって、休憩時間も長いです
いろいろと話をしながら、写真を撮りながら向かいます
青里岳からの下りは急斜面だったので、わたしはアイゼンを装着
みんなはグリセードっぽい感じで滑ったりと楽しそう
大分雪どおしで歩くことができて、矢筈へ向かう1180m付近で左に95度曲がる辺りからようやく籔
みんなに大分遅れての到着でしたが、無事矢筈岳の頂に立つことができました
(実はこの日によっしーも室谷ルートで矢筈に登頂してたとか!おめでとう!そしてまた知り合いだwこの日、室谷ルートから上がったと思われる人をわたし達は2人確認しています。その他にもいるかもだけど、川内山塊知り合い祭りね〜♪因みに、矢筈山頂で無線交信を試みたものの、新潟市方面とは繋がりませんでした)
下山は青里を巻いて、雪渓使ってトラバース
これがまた行きと同じぐらいの時間がかかってヘトヘト
風もないし、暑いし、いっぱい水飲んだなあ!雪はここでも大活躍☆
お夕飯はまたしてもお外で
重い思いをして持ち上げた(であろう)サバ缶料理に舌鼓♪
わたしの方は昨日からタラモサラダとかフリーズドライのスープとか持ち寄り品も軽量化を図っておりますイエー
食糧での反省点は、お天気がいい日のカロリーメイト的食品の食べずらさ!
シャリバテなどを考えると、重くてもゼリー系のものなども持ち上げることを検討したいです
ピーカンの一日に感謝して、また会長とマスダさんと無線交信しておやすみなさい
4月30日(月)
4時起床、寝坊しましたあ
おかげ様でお天気も高曇りの下山日和♪
荷物もすっかり軽くなって、サクサクっとあっという間に七郎平
そこを過ぎると。。待っていてくださいました、矢筈の主、コジマさん!
雪でビールを冷やしてくださっており。。うーん!おいしい♪
で、矢筈の主と杉滝の主が四方山話
これで会長も予定通り来ていたら、すごいことになってたんでしょうね
ここで単独日帰り男性の方とスライド
見知らぬ人はこれで2人目、知らない人に会うとホッとするw
七郎平を過ぎた頃には県山協の事務局でもあるイムラさんとスライド
わたし達が入ることを知って、きっと来てくださったのでしょう
「今日しか自由になる日がないから」とこの後、銀次郎の方へ向かわれました
そうこうしてる間に木六山到着
朝会長との無線交信で、マスダさんが木六山に向かってくれているのを知って、しばし休憩
またまた日帰り装備には似つかわしくないザックでマスダさんご登場!
缶ビール6缶!わお♪雪渓で冷やして、いただきまーす☆
その後も水無平でお花見しながら休んだり、沢で休んだりして楽しく下山
この時にお一人縦走装備の方とスライド(七郎平ぐらいまで行かれたのかな?)
矢筈岳はもうすっかりマイナーでなくメジャーな山になりつつあるようなので、もっと人が入ってて正直ゲンナリするのかな?と思っていたら、こんなお天気に五剣谷からの矢筈登頂者は5名。その他でスライドや合流した人も含めて11名と言う静かな山旅ができました。うち山仲間が8名と言うのも驚きと感謝であります。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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<a href="http://iide.fan.coocan.jp/" target="_blank">ハタノ</a>です。
五剣谷のむこうからの景色は自分も大好きです。
青里からの下りは怖そう。
その先からの割岩はかっちょええですね。
三川分水嶺と矢筈の間もぜひぜひ歩かれてみて下さい。
素晴らしいレポあざーっす☆
hirappeさん、はじめまして〜
矢筈岳の記録を拝見してちょうど1年前を思いだし、思わずコメント
させて頂きました。
私も同じルートで昨年憧れの矢筈に立ち、低山ながらもそのすばらしい
山並みと展望に感激した一人です
ずっと東京ですが、9歳まで新潟平野にいて、あの山の向こうが川内山塊でした。
いぜん八十里越を歩いたとき途中でhirappeさんの山岳会の方々とスライドしましたが、
ひょっとしてその時に会っていたのかな
これからも越後のいい山をたくさん紹介してくださいね
矢筈岳はヤマレコにのせていませんが、よろしければHPを見て下さい
http://www.bunanosawatabi.com/yahazudake0511.html
杉滝の主さんのワイルドすぎる装備に惚れました 笑
わーい、ハタノさんコメントありがとうございまーす♪
HPの二ツ峰とイチゲちゃん素敵ですね〜
来月行きたいんですよ、胎内尾根!
ハタノさんのホームのオンベ松にも紅葉の頃に出向きたいものです、LOVE大日岳
さて、室谷からの矢筈岳
計画ではそこへ下りる予定だったこともあり、気になっているのです
行ってみたいな、行ってみようかな、飯豊にしようか矢筈にしようか。。どっちも一人は怖いな。。どうしようかな〜
そんな感じでソワソワしてます
うーん、ハタノさんの記録読んだらいっそう行きたくなってきたなあ!
7日、行けるトコまでと行ってるかもしれません
はじめまして
コメントどうもありがとうございます
実は矢筈の記録はもちろん、マナイタグラの記録などちょっと前から拝見させていただいて、憧れる山旅をされてるなあ!とHPに寄せてもらっていました
加えて加えてね、ちょうど昨日なんですが、山モコさんにもお会いできて(お酒を一緒に飲みました@下界)、なんだか縁を感じちゃって♪
だからコメントいただいてとてもうれしかったです
わたしの家からも粟ヶ岳がよく見えて、その山の向こうにあんなにたくさんの山々がうねっていることを知ったらもう行きたくてたまらなくなったクチです
いつか粟ヶ岳からも矢筈に飛び込んでみたいと思ってます
山に登り始めてまだ4年目
いろんな山にルートに待っていますね
またakoさんの記録を参考にさせてもらいながら、山を楽しみたいと思います
でしょ
新潟のザ・山ヤ
いろんなところを遊び場にできちゃうすごい人です
人柄も魅力的でみんな主が大好きです
昨日帰ってまいりましてオジサンはまだお疲れモードです。白山周辺の日照岳に登り、下山してそのまま車を運転して帰りでしたが、高速道路の渋滞を避けて一般道を延々と走ったら9時間ほどかかりました。
藪漕ぎ必至と考えていたので藪漕ぎ用のボロい衣装でお恥ずかしい限りでした(山ではすっかり忘れていましたが)。通常、私が行く藪山で人に会うことは滅多にないので、激しい藪が予想される場合はボロで出動してます。ズボンも靴もおよそ3年で寿命です。
矢筈岳は銀太郎山までの夏道のおかげで無用な藪漕ぎをしなくて済んだので助かりました。昨日の日照岳は残雪を期待して登ったらほとんど雪がなくて夏道が消えてからは根曲がり灌木や笹藪漕ぎの連続で予想外に消耗。ダニや毛虫が付いた笹藪に突っ込むのはちょっと勇気が要りました。
矢筈岳はきつかったですがいい思い出になりました。ワカン、アイゼンの出番がなかったのは良かったですが、無駄な荷物になってしまったのはもったいなかった。
もし山梨県の藪山に足を延ばす機会がありましたらご相談下さい。山梨県内で地形図に山名が記載された山は全部登っております。南アルプス&深南部は長野、静岡を含めて2000m以上の山は全部登っていますので、登山道の無いマイナーピークにも登ろうという場合もどうぞ。南アは新潟と違ってほぼ藪は無いので皆さんだったらどこでも問題ないとは思いますが。
どうもお帰りなさい
そしてお疲れのところコメントありがとうございます
雪の斜面をジグザグジグザグときれいに登られる様、そしてその肩に開いた勲章をわたしは忘れはしません
体力に任せて直登する彼らのトレースから反れて、そちらに乗り換えたこともしばしば。。
わたしが登頂できたのはgekiyabuさまのおかげでもあります
どうもありがとうございました
明日はまたお天気ってことで、室谷から矢筈また行ってみようかしら。。なんて思いましたが、飯豊の方へ向かおうかと思います
また行きたいな、川内山塊
あの魅力はなんなんでしょうかね
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