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Yamareco

記録ID: 186863
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥武蔵

タワ尾根〜酉谷山〜(熊倉山)〜宗屋敷尾根

2012年04月29日(日) ~ 2012年04月30日(月)
情報量の目安: A
都道府県 埼玉県 東京都
 - 拍手
GPS
32:00
距離
15.4km
登り
1,489m
下り
1,672m

コースタイム

1日目 東日原0925〜1000一石神社〜1320ウトウノ頭1330〜1425長沢背稜〜1510酉谷山避難小屋
2日目 酉谷山避難小屋0735〜0755酉谷山〜1025蝉笹(分岐)〜1200「1003m祠」〜1410安谷川林道

天候 1日目=☀
2日目=☁
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
1 タワ尾根〜酉谷山(特に問題なし。なお、小川谷林道は歩行者通行止め。)
2 酉谷山〜小黒〜大血川分岐(小黒周辺での道迷い多い。)
3 宗屋敷尾根(1284m付近で大きな尾根から小さな尾根に乗り換える際のルートファインディングに注意を要する。)
東日原の鍾乳洞へ向かう山肌は、清々しい新緑に覆われています。
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東日原の鍾乳洞へ向かう山肌は、清々しい新緑に覆われています。
一石山ではミツバツツジが咲いていました。
(そのあと宗屋敷尾根に入るまではまだ開花していませんでした。)
一石山から先は見苦しいほど「荷造り用ビニール紐」が頻繁に結び付けられていました。トレラン用らしいのですが、主催者も節度を持って山を使っていただきたい。
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一石山ではミツバツツジが咲いていました。
(そのあと宗屋敷尾根に入るまではまだ開花していませんでした。)
一石山から先は見苦しいほど「荷造り用ビニール紐」が頻繁に結び付けられていました。トレラン用らしいのですが、主催者も節度を持って山を使っていただきたい。
金袋山のミズナラの巨樹周辺のスミレ。
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金袋山のミズナラの巨樹周辺のスミレ。
長沢背稜ではバイケイソウが。
長沢背稜ではバイケイソウが。
こんなに狭く傾斜のある登山道を5/12(土)に何百人もの人が走り抜けるそうですが・・・。
こんなに狭く傾斜のある登山道を5/12(土)に何百人もの人が走り抜けるそうですが・・・。
酉谷山避難小屋(水があふれるほど出ていました。)
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酉谷山避難小屋(水があふれるほど出ていました。)
酉谷山から小黒方向に下りる際に頂上を振り返る。
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酉谷山から小黒方向に下りる際に頂上を振り返る。
その斜面に美しいミツバオウレンがたくさん咲いていました。
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その斜面に美しいミツバオウレンがたくさん咲いていました。
小黒と大血川分岐の中間あたりにかけられた古の標識。
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小黒と大血川分岐の中間あたりにかけられた古の標識。
檜岳からの下りで見る宗屋敷尾根の一部(急です。)
檜岳からの下りで見る宗屋敷尾根の一部(急です。)
宗屋敷尾根の急な斜面を下るとこのゴツゴツの先で大岩に出合います。ここは右手を巻くことになります。
宗屋敷尾根の急な斜面を下るとこのゴツゴツの先で大岩に出合います。ここは右手を巻くことになります。
1284m付近はアカヤシオが盛期
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1284m付近はアカヤシオが盛期
イワウチワが待っていてくれました。
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イワウチワが待っていてくれました。
次にカタクリも・・・。
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次にカタクリも・・・。
1003m祠の南東斜面のアカヤシオとミツバツツジ。
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1003m祠の南東斜面のアカヤシオとミツバツツジ。
その後は味気のない植林地帯が最後まで続く。
その後は味気のない植林地帯が最後まで続く。
ヤマブキ
シロバナノエンレイソウ
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シロバナノエンレイソウ
ニホンサクラソウ(これだけは園芸種)
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ニホンサクラソウ(これだけは園芸種)
ニリンソウ
マムシソウ
スミレ(は難しくて名前が分かりません。)
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スミレ(は難しくて名前が分かりません。)

感想

1 宗屋敷尾根を下りに使うため、前回安谷川林道から酉谷山まで登りましたので、 今回、酉谷山から宗屋敷尾根を下ってみました。
2 酉谷山の標高は1718m、秩父鉄道武州日野駅の標高が290mですから、その標高差は約1430mにもなる長大なコースで充実感を一杯味わうことができです。
3 5月12日(土)にタワ尾根を使った600人が参加のトレランが開催されるようです。ちょっとした傾斜にはトラロープが張られ、タワ尾根の踏み跡に沿った木に荷造り用のビニール紐が3〜5m間隔で結び付けられています。これは大会用のルートを示すもので、商業主義によるものがこれほど山に入り込むとさまざまなことで困ったものです。
4 この日、酉谷山避難小屋は連休2日目とあって、板の間は満員(6人)でした。(ツェルトを持参したのですが、空いていた土間で寝ました。
5 記録は、ホームページにも掲載してあります。
  http://yamatabi-hanatabi.com/toritaniyama2012-4.html
6 【その他】
(1) この記録を参考にされる方は、道具立てをしっかりとし道迷い遭難にご注意ください。樹林帯が多く見通しが利きません。地図やコンパスのほか、GPSを使用して現在位置を把握し、それでも道に迷ったら谷筋や沢に下りないということはこの山域の鉄則です。一度高いところに戻って本来の道を探しましょう。
(2) 29日に板の間に寝た6人の内、4人グループが道間違いでビバークし、翌日も登路を探せず違った尾根を使って避難小屋に着いています(この方たちはツェルトを持参していた)。また、ツェルトで外で寝た青年も小黒の登りで道を失っています。

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コメント

花の写真もいいですね!!
chiroroさん こんにちは
 「酉谷山避難小屋」を"寝ぐら"にした 計画的な山行き、実に素晴らしいですね。
 連休中は、避難小屋は 満員だったらしいですね。奥秩父主脈の山小屋も
かなり混んだようです。

 それにしても、熊倉山〜酉谷山を含めて かなりの距離を良く歩きますね。
 私は 宗屋敷尾根は登ったことがないので、今度行ってみたいと思います。
 今はちょっとリタイヤしてまして、chiroroさん始め 皆さんのヤマレコを拝見しています。

 では気をつけて・・・また素晴らしい写真とレコをよろしく。

 
2012/5/4 12:30
宗屋敷尾根の標高差
FUYAさん、こんにちは!

ゴールデンウィークのこの日、三頭山も御前山も避難小屋は1〜2人の利用者だったようですが、酉谷山は人気のようで超満員でした。

酉谷山から武州日野駅までの標高差は1400mを超えますが、これは、北海道の難関の山と呼ばれるカムイエクウチカウシ山の標高差と同程度です。

そんな奥武蔵の山を週末を利用して登ることができる環境にいることに感謝です。(ただ、カムエクの沢、ヒグマ、展望、原始性etc.は圧巻で、標高差以外で比較することには無理がありますが。)

毎年10泊ぐらいはテント泊、うち北岳は3〜4泊、夏山の縦走は3〜4泊していますので、年齢からもいつも体に負荷をかけていないともたないようです。

ただ、酉谷山避難小屋に泊まっての山歩きの面白さは絶品以外の何物でもないですね。ビール・日本酒を飲んでの爆睡、朝はお米を炊いての食事、そして恒例の便所掃除・・・。たまりません。

FUYAさんも酉谷山避難小屋へどうぞ!
2012/5/4 15:10
トレラン・・・
chiroro_さん

はじめまして。
近々タワ尾根を歩くため拝見させて頂きました。
素晴らしい写真と詳細なレポをありがとうございました!

トレランを否定する気はありませんが、
この静かなマイナールートを踏み荒らされる
事を考えると、残念でなりません。
chiroro_さんの撮られた美しい花々も少なからず
踏みつぶされることでしょう。
主催のNPO法人は莫大な参加料をどのように利用するのでしょうか。

すみません、暗いコメントを書いてしまい。。。
2012/5/6 1:01
タワ尾根
KAZUさん、おはようございます。

コメントをいただきありがとうございます。
実は一昨日もタワ尾根を登り、昨日はヨコスズ尾根を下りてきました。ミツバツツジが咲いていてきれいでした。

ヨコスズを下りてくるとき、トレラン姿の外人さんが登ってきました。バス停でバスを待っているとその人が戻ってきたのですが、聞くと私が2日かけて歩いたルートを3時間半で走ってきたとのことです。来週タワ尾根を走るトレランの下見のためで2回目だそうです。このような姿勢で走ることを聞くと納得ですが、そのほかはKAZUさんのおっしゃるとおりだとおもいます。

タワ尾根を歩くと実感していただけると思いますが、実に静かで緑豊かないいところだと、私はいつも感じています。

どうぞ、楽しんできてください。
2012/5/7 6:43
酉谷山避難小屋は良いですね!
chiroroさん、こんにちは!

私の先日のレコへのコメントありがとうございました。

chiroroさんは、酉谷山避難小屋の愛用者(ひょっとして管理者関係の方?!)ですね。
いつもトイレの清掃等、ありがとうございます。私は床を掃いた程度なので、たいしたことはしていませんが、たいへん綺麗な小屋なので、綺麗な状態を維持したいと思わせてくれます。

ところで、タワ尾根でトレラン大会があったことは、初めてしりました。わたしもあの、自然にあふれ、静かで、一般化されていない尾根が大好きなので、たくさんある登山道の中で、なぜ一般道ではないタワ尾根を選んで大会を実施するのか、理解に苦しみます。
たいへん悲しいことです。
その後虎テープや荷造り紐は撤去されたのでしょうか。
もしそのままだったら、すぐにでも外しに行きたい気持ちです。

宗屋敷尾根は、先週の登山のときに登路として検討しましたが、その際は浦山川の源流では無いので、外しました。次に秩父側から登るときは使ってみようと思っていますので、その際chiroroさんのレコを参考にさせていただきます。
よろしくお願い致します。
2012/7/8 11:57
大好きなタワ尾根〜長沢背稜
Shigetoshiさん、こんにちは!

最近、晩秋から春までは酉谷山避難小屋をよく使わせてもらっています。この小屋には管理の委託を受けた地元の人が月に1回ほど清掃に入ってくれているようです。
ここを使った人で時間がある人ができる範囲でやってくれると、そのマインドが次の人にも伝わって、いつまでも気持ちよく利用することができますね。

ところで、タワ尾根でのトレラン大会前の荷造り紐の付け方は、まさに異常でした。大会後に行っていないので、どうなっているか分かりませんが、東日原への道が7月3日、通行止め解除となったので、機会があったら見てみることにします。(あの自然林が豊かで静かなタ
ワ尾根にはトレランはふさわしくないと思います。)

北海道の山を予定されているとのことで、ぞんぶんに楽しんできてください。きっといい思い出ができることと思います。
2012/7/9 6:48
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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