大又から明神平.高見山縦走
- GPS
- 11:45
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,031m
- 下り
- 1,967m
コースタイム
- 山行
- 3:57
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 4:23
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 7:19
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 東吉野村ふるさと号で、たかすみ温泉(高見平野)から菟田野 あとは往路に同じ |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な所はありません。薊岳までは、とにかく登り。風が通れば良いですがそうでなければムシムシとたまらない暑さ |
その他周辺情報 | 高見山を平野に下るとたかすみ温泉があります。ゆっくり疲れが取れます |
写真
装備
MYアイテム |
hiro-san
重量:-kg
|
---|---|
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
感想
6月22日(土)
なぜかこの時期になると明神平に行きたくなる。なぜ??
まだ梅雨入りしていない近畿地方。いつもは梅雨入りはしたものの雨の合間に山歩きをするのだが、今年は梅雨入りを睨みながら山歩きとなった。
前日夕方東吉野村役場に電話をして22日(土)菟田野から大又まで、23日(日)たかすみ温泉から菟田野までを予約した。今年はなぜか無料(あとで理由は分かるのだが)。
過去3回はタクシーだったのに今回は人数が多いこともあってかマイクロバス。私の他に6人。うち5人は大又まで。三重大学WV?4人。どうも予約していなかったらしい1人。盡山登山口までの1人。
盡山登山口経由で大又に向かったため今回は9時25分頃大又着。トイレで小用を足しているとバスの運転手さんが来たので、ふるさと合の料金が無料になった件について尋ねると、東吉野村が運行委託していたタクシー会社が倒産し、今は村が主体で運営しているが、村には営業権がないので料金を貰えない。営業権の認可申請中だが認可が下りるまでしばらくは無料運行とのこと。運転手さんは倒産したタクシー会社に勤務していた方だとのこと(たかすみ温泉から帰りに乗せていただいた村の公用車?の運転手さんも同様)。
明神岳まで日帰りの方がまず出発。学生さん達はわいわいがやがや、出発まで暫く時間がかかりそう。途中で抜かれるのは嫌だからゆっくり準備していたが、私も登山届けを出して出発。
今回は課題をいくつか用意しての山歩き。
1.ゆっくり歩く(標準コースタイム)、2.約10分間隔で1口づつ給水する、3.1時間に1回約10分休憩し給食する、4.アルコールは控えめに。
ここ1年あまり、テン泊での山歩きの際、初日の夕食若しくは2日目以降の食事が摂れない。原因は??いずれにしても胃腸が食事(給水も)受け付けないので、相当疲労する歩き方をしているのだろうと思い、原因調査のため課題を設定した次第。
いつもながらの急登をゆっくり登る。ゆっくり登ることになれていない所為か疲れる。また、小刻みに給水するせいか或いは湿度が高いせいか額から玉のような汗が滴る。
古池辻、大鏡山(おおかがみやまと思い込んでいましたがだいきょうさんらしいです)とほぼ予定どおり、どちらも約1時間で歩く。勿論休憩も10分。汗をたっぷりかくが汗が冷える。こんなに汗冷えを感じたことはかつて無い(もしかしたらファイントラック裏返しに着ていたのかも?)。曇りの予報だったかが青空も見え陽射しが結構強い。
薊岳雄岳もほぼ予定どおり。結局初日の行程は明神平14時着のところ13時59分着。出発時刻が10分ほど遅れたとは言えまずまずの歩き方。
テン場では天理大学木屋裏の木陰の比較的なだらかな場所に20分足らずで幕営。前後して1名が直ぐ近くに幕営。こんない広いんだからもう少し離れて幕営すればいいのに・・・。
水くみを終え、いつもなら東屋でビールを飲んだり、また、明神岳や
檜塚奥峰あたりに散策に行くところ、胃腸を休ませるべく、テント内で横になる。ついうとうとして気がついたら16時20分、約1時間半あまり居眠った。今日は時間がたっぷりあるのでご飯を炊く予定。もう何年ぶりだろう。ここ数年は1日10時間くらいは歩くのでほとんどアルファ米が多かったので上手く炊けるか?というより、炊き方うろ覚え??
火力調節のタイミングや時間が曖昧で気がつけばすこし焦げ臭い。ご飯を蒸している間に、今日はサラダ、初めてお湯をかけたらマッシュポテトができると言う商品を買ってきて、3種ビーンズと刻んで持ってきたキャベツにツナマヨドレッシング。一口味見するが「うっ」と、嚥下を拒否するような喉。気を取り直して今晩のおかずカツ丼を作る。といってもインスタントの丼の素と、切ってきたタマネギに自家製の冷凍カツに卵を落とすだけ。
ご飯は1合炊いたが半分は明日の朝食べるように残して(焦げた部分)、一口を少なめにして食べる。多少抵抗はあるが喉を通り過ぎる。半分くらい食べたところでパラパラとテントを雨粒がたたく。大急ぎでご飯などテント内に撤収。となりも同様。テント内で再び食事をはじめる頃には雨も止んだ。その間10分足らず。あとで外を歩いても殆ど濡れていなかった。ご飯は結局1時間近く係り完食。でも予想どおり?サラダには食欲が湧かなくゴミ袋へ。ビールも暫く思案したが、気分が落ち着いたら呑もうと思いそのまま。
食後、あたりをぶらっと散策すると、となりの方とは別に下手の水場方面に1張り。そして明神平の東屋の下にはグリーンのテントが人張り。こちらは多分三重大学の学生さん?
テントに帰りラジオを付ける。ナイターをやっているが気分が乗らないので消して横になる。うとうとして目が覚め、ヘッデンを付けるがやけに暗い。接触不良?いや、電池切れ。山から帰ったら電池を抜いておくのに忘れていたため、消耗したのか。予備電池を探すが単4→単3に変換して利用するものしかなく、これを装着するが点灯せず。仕方が無いのでスマホの懐中電灯機能で廻りを確認するが、スマホ点けながらビール飲む気にもならないので横になる、20時30分。
6月23日(日)
夜中何回か目は覚めるが4時半過ぎにシュラフから起き上がる。胃部不快感はそれほどでもない。しばらくぼーっとして、今朝は昨日のご飯にチーズリゾットの素を入れて食べる予定。しかしなぜかおっくうなので、湯を沸かしインスタントコーヒーと粒あんパン。大好きなパターンだが1個食べ終わった頃には6時前。もうチーズリゾットどころではないので、こちらの炊き置きの焦げたっぷりご飯もゴミ袋へ。ゆっくりとした動作でテントを撤収する。今回はなぜか緑色小さな芋虫?が沢山テントに張り付いて、それらの糞か茶色いシミが沢山ついていた。
予定より20分近く遅れて明神平出発。水無山に登りかけると1人同じ方向にやってきた。どうも、下手にテントを張っていた方のよう。今日は天気が思わしくないので早めに下山するとのこと。大又まで来るまで来られたようで国見山から下る予定とのこと。少しだけ一緒に歩くが胃が不快だったので先に進んでいただく。登り切ったところで胃が鷲づかみとなり少しもどす。今朝食べたあんパンの1/3くらいか。
今日もやたらと汗が出る。曇り空で陽射しは殆ど無いし、気温も高くない。高湿度の所為か?でも、今日は水すら喉を通りにくい。一口の1/3くらい口に含み少しずつ飲み込む。先ほどの方は既にあとかたもない。国見山でも、少しもどす。赤ゾレ山を撒いて伊勢辻山への登り。以前熊の?吠える声?鼻息を聞いたところ。熊よけ鈴2個点けているが、やはり気持ち悪い。無事伊勢辻山到着。休憩していたら突然胃が痙攣しもうなにももどすもにはないのに、胃液も出ずすこしだけつばがこみ上げる。
伊勢辻から雲ヶ瀬山へ、八峰越え。雲ヶ瀬山で気がついたのは呼吸がすごく浅いこと。登りで疲れたのだろうと深呼吸を数回繰り返す。それで腹膜から胃を刺激したのだろうか、これでもかと言うほど胃が痙攣するがもう何もない。目の前の霧が少し大粒になり葉っぱをたたく音が聞こえてきたため、雨具のズボンとゲイターを装着。雲ヶ瀬山で20分近く休憩し出発。大峠まで30分あまり。不思議な物で稜線を歩いたり右に巻いたり左に巻いたり、以前の記憶がよみがえってくる。右に巻いて右から林道と合流し暫く歩いて左を巻いて崩れた道を上に巻いたら大峠着。大峠では下山後思われる方が帰り支度をしていた。10分ほど休憩して標高差350mにかかる。
当然超スローペース。一生懸命登るとしんどいけど、スローペースなので?そこまで疲労は感じない(というか感じる余裕がなかったのかも)。
途中日が射してきたので休憩所もベンチに座らず登山道の横の木陰に座る。欲しくないけどほんの少し水を含む。120m稼いだ。あと230m。まだまだだ。途中あと300mの表示。200mはなく100m手前に表示があったな・・・。少し登っては休み、また休み。座り込んでの休憩は取らず気がついたら100mの標識を見落としたようで樹林から抜け出し盡山山頂の祠が見える。記念写真だけ撮って、展望台で休もうと思って歩いていると、疲れているのか展望台をとおり過ごしてしまった。展望台下の小屋の部分で小休止。計画では昼食を摂る予定で20分見ているが、そんな状態ではないのでとにかく休憩。残りは下りだけだがやはり給水とおもってハイドレーションを口に持っていこうと思っただけで胃が痙攣。もう、もう何もないのに・・。小屋の外で柱に捕まりながらひたすら痙攣が治まるのを待つ。
約10分休憩して出発。あとは下りだけとはいいながら、足首、膝、腰に力が入らないので慎重に下る。平野への分岐、ほぼ計画書のタイム。大峠避難小屋、盡杉、順調に下る。もうだいぶ下ったがここから先が意外と長い。14時半頃の到着を予想していたが、14時9分登山口着。着いてみれば計画より10分早い。その後、川沿いにたかすみ温泉まで歩いていたら、今回の山歩きで初めて鹿を見た。温泉で汗を流し、少し胃も回復したようなので担いで登って下ったビールを一缶だけ飲んだ。
今回の山歩きでの課題の結果を総括してみると、泊まりの山歩きに不安を覚えるが、なんとか克服してまだまだテントを担いで歩き続けたいものだ。
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