北アルプス 双六小屋テント泊 西鎌尾根ピストン 槍ヶ岳登頂
- GPS
- --:--
- 距離
- 37.1km
- 登り
- 2,919m
- 下り
- 2,919m
コースタイム
- 山行
- 7:36
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 9:06
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 9:05
- 山行
- 4:01
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 4:31
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
毎日アルペン号 新宿バスターミナルから新穂高温泉までバス アルペン号バス料金:11,000円 高速道路上では談合坂と諏訪湖サービスエリア2か所でそれぞれ約30分程度のトイレ休憩と上高地近くのトンネル通過可能時間帯が朝5時以降のため、新穂高温泉 手前1時間の位置にある「道の駅 風穴の里」で約1時間調整休憩を行った。 帰路:新穂高温泉から濃尾バスにて松本バスターミナル 松本バスターミナルから高速バスにて、中央道日野下車 モノレール:甲州街道駅から玉川上水駅 電車:玉川上水駅から西武線で自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
往路前半、新穂高温泉からわさび平小屋あたりまでは見通しの良い 舗装路と砂利道が続きます。 山間に入ってくるとおおむねステップ個所に歩幅間隔で石畳が敷かれ 整備が行き届いた感じで歩きやすく危険個所はありませんでした。 往路後半も、整備が行き届いており、手前、弓折岳の稜線に出たあたりから、 双六小屋まで数キロ植生保護とコース崩壊予防のためストックにゴムキャップを つけるよう案内があった。狭いところはあったが、おおむね危険個所はありませんでした。 西鎌尾根ピストンは、双六小屋からしばらくの間はアップダウンの小山が続く 槍ヶ岳の絶景を拝みながらの道のり、前半の尾根は草原の道を歩いていく感じで 危険個所はありません。 後半から急峻な岩山が登場してくる。 狭い尾根道や鎖が設置された道を進んでいく形。尖った稜線を登らなければ ならないと思いきや、巻き道などもあるので高度な登山技術は必要ないが、 視界をとって、周囲をしっかりと確かめながらが無難です。 狭くて歩きづらい個所もあるので慎重に進んでください。 鎖の設置個所は後半に集中している。 私が帰路の途中に、本来登る必要のない岩山の小ピークをまっすぐ進んで 登ってしまった7−8名の人がいた。 槍ヶ岳に向かう方角で、佐俣乗越〜千丈乗越間で、本来、左に巻き道が あるのだが、石を積んで侵入を防いでいるかのようだが、気づきづらい。 踏み跡が見えづらく、通行止めを示す案内表示がない、 恐らく、別々のパーティだが誤って先頭が登ると後続も登ってしまったのだろう。 どれだけ危ないか、写真に収めたのでご確認いただきたい。 元の道に戻った方や前方の道がない坂を下った方もいた。 結果的に無事だったからよかった。 |
その他周辺情報 | 新穂高温泉の入浴状況ですが、ロープウェイ手前のニューホタカ 北アルプス岐阜県側の登山口(左俣)へ 車で入ることができる新穂高温泉の最も奥にあるロッジで、ロープウェイ手前500メートルくらいにあります。 帰路途中に日帰り入浴600円とあったので入浴しようと思いましたが、 入浴後歩いて汗をかいてしまうと考えパスしました。友人はここで入浴した模様。 ちなみにロープウェイ近くのホテル穂高は入浴できますが、入浴できる時間帯は 14時30分ということでここもパスしました。 結果的に松本バスターミナル行きのバスがタイミングよくあったので 一昨年立ち寄った松本駅徒歩18分の『湯の華銭湯 瑞祥 松本館』で入浴しました。 ここまでの徒歩きつかったです。集団の場合は割り勘で数百円で向かうことが できる。私は帰りはタクシー1100円で駅まで行きました。 |
写真
感想
8月12日深夜バスで出発、バス車中一泊、テントは4泊で合計5泊6日の予定で
北アルプス 双六小屋を起点に黒部源流の山の鷲羽岳、そして水晶岳・黒部五郎岳・槍ヶ岳
への山行を予定しました。
特に私が行きたかったのが、三俣山荘で、昨年、2018年8月5日放送の
『情熱大陸』にて、北アルプス再奥地、秘境の山小屋主人に密着の放映を見てからでした。
この山小屋は黒部源流の鷲羽岳と三俣蓮華岳の鞍部に位置し、北からも南からも
片道丸2日かかる再奥地にあります。
そんな山小屋主人 伊藤圭さんに会ってみたいと思い、計画しました。
テレビ放映では山小屋が6月にオープンする際の模様が放送された。
ご主人が待つ山小屋に奥さんとお子さん、バイトさんたちを乗せたヘリが着陸するシーンから始まり、親の代から、三俣山荘と水晶小屋を守るご主人とその家族のドキュメントでした。
映像には、雪解け水を山小屋に引き込むシーンやその水を飲んでおいしいとささやく幼い娘さん、宿題を見てもらう息子さん、奥さんが作る話題のジビエシチュー、そしてサイフォンコーヒーはこの山小屋の名物として紹介されていました。
また、山荘を囲む3000m級の峰々、手を伸ばせば届く雲、すぐ近くに黒部源流の地点があるので、そんな絶景の中にある登山ファン憧れの山小屋三俣山荘に行くのもちょっとした夢でした。その念願の地に行ける日がいよいよとなったのですが、今年の夏は、梅雨晴れが約1ヵ月近く遅く、梅雨晴れしたと思ったら
立て続きに台風8号・9号・10号と連続して発生し、毎日アルペン号 バスでの現地入りを予定していたため、一週間前から天候のことばかり気にする毎日でした。
特に台風10号は発生から数日間は停滞してほとんど動かず、また予報円と言われる円がいつまでも大きいままで、進路予想が定まらない状況が続きました。
東からの太平洋高気圧のはりだしにそれるように、最初は北西に進み、列島に近づいてからは、北東寄りに進路を移すと予想されていたため、滞在2日目までの天気予報はなんとか持ちそうな予報でした。
実は後半15日夕方に、山友と双六小屋で待ち合わせする予定でいました。
そんな山友と槍ヶ岳に一緒に登頂する約束をしていました。
毎日アルペン号で北アルプスに向かうのは初めてでした。
8月12日(月)深夜、新宿駅西口改札を出て、地下から都庁大型バス駐車場内に集合1時間前に到着、受付を済ませて、新穂高温泉行きのバスが入るレーン後ろにて、バス待ちをしました。
10時50分頃にバスが到着、チャーターされたバス武井観光が入ってきて、荷物の積み込みをしてもらい、指定された座席に着席して出発いたしました。席は2列で一人広々と座れました。どうだろう、乗車率は40%くらいだと思います。
バスは中央高速道路上では、談合坂と諏訪湖サービスエリアでトイレ休憩ということで、それぞれ30分ほどとり、上高地手前、最後に道の駅 風穴の里で約1時間ほど休憩をとりました。バスガイド(男性)さんのお話では、上高地に向かう上高地入口釜トンネルの通過時間が、朝5時からでないと通行できないルールになっているそうです。毎日新聞さんに委託されてバスを運行するのですが、キャンセルが多く
極端に少なくなった場合は、毎日新聞からの指示で大型から中型に、又は小型に変更するそうです。
そこから最初に上高地で2/3ほどの乗客を降ろしてから、朝6時頃、新穂高温泉に到着しました。
トイレは降車した先のホテル穂高にて借りることができました。勿論、水洗トイレできれいでした。
6時24分出発、登山口は新穂高ロープウェイ手前を左折して、橋を渡り、しばらくは舗装道と砂利道が交互に続く道を1時間ほど進みます。
しばらくすると、左手に笠ヶ岳登山口、右手にわさび平小屋、そしてブナの林間を
進んでいきます。しばらくするとやっと登山道らしく整備されて積まれて思われる石畳を踏みながら、標高をあげていく感じです。
今回4泊5日というロングキャンプということもあって、食料は14食分がザックの重みの大半で、降ろしては担ぎ上げる動作も容易ではなく、標高をあげていくに従って、腰と肩にベルトが食い込んでいきます。今回、あえて怖いのでザックの重さは未計量でしたが、体感では25kg近くはあったんじゃないかと思っています。
双六小屋までの登山道には3か所、水場があります。
笠ヶ岳登山口のところに1か所と秩父沢周辺で2か所あります。
そのため、前面ボトル1リットルだけで、飲んでは補充を繰り返せたのでハイドレーションは未使用で済ますことができました。
そして、逆さ槍を写真に収めたいと多くの
写真家が立ち寄る鏡池に到着。
そこからの絶景は、荒々しい雰囲気の西鎌尾根、大キレットが眺望できました。
肝心な槍ヶ岳の雄姿はお預けとなりましたが、逆さに写る空が美しかったのでそれだけ写真に収めてきました。
鏡池から100m先に、鏡平山荘があります。
そこには多くのハイカーが休憩していて、昼食をとっていました。またかき氷もひっきりなしに売れていました。
私は、まずコーラを飲みたかったのですが、
コーラはなく、冷やしてあった不二家ネクターを購入し一気に飲み干すと、次はかき氷を注文(イチゴ500円+練乳がけ100円=合計600円)熱くなった体を少しだけ、冷やすことが出来ました。
お水は、オーダー受付場所に蛇口が出ていて、500ℓで100円でセルフサービスで補充することができました。
しばらくして出発、小屋を左巻きに登っていくと、やっと稜線が見えてきました。
稜線が見えてきてからが、最もザックの重さを感じるピークでした。
稜線に出た後、双六小屋が見えると思いきや、そこから長く感じました。
でも、ちょうどそのあたりから白い霧に覆われていた槍ヶ岳の姿が、見え隠れする
ようになってきて、足を止めては槍ヶ岳の姿を写真に収めました。
笠ヶ岳からの山道とつながる弓折分岐に到着、そこはベンチが置いてあり
そこで休憩を取りながら、西鎌尾根の展望と槍ヶ岳の雄姿を確認することができました。
そこから雪田花見平とくろゆりベンチを過ぎてしばらくすると、双六岳と樅沢岳との鞍部、遠くかなたに、複数のカラフルなテントが視界に入ってきました。
15時30分 9時間かかってようやく到着しました。
地図には双六小屋のテント場は60張と記載がありましたが、テント場には隙間なくテントが張られ、100張くらいあったように感じました。
スペースを見つけるのに苦労しましたが、なんとか隙間を見つけてテントを張ることが出来ました。荷物を置いて、小屋のテント受付けで2泊分の費用2000円を支払って受付を済ませると、(記帳はしない。)冷えたビールを購入して美しい鷲羽岳の雄姿が見える小屋のテラスで、一人乾杯しました。
水は無料で、2か所ある蛇口には常に人が数人列を作っていました。
トイレは1回/100円 なんですが、残念ながら、ちゃんと支払っている人は少なかったのは
ちょっと残念でした。
テントに戻り、濡れたシャツなどを、外に干して乾かして、ザックに入ってある
荷物をすぐに見つけ使えるように出し広げました。
そして夕食の準備ですが、水分ばかり摂取したせいか、食欲がありませんでしたが、なんとか帰りの荷物を減らさなければと、アルファ米とレトルトカレーを食べ、スープでお腹を満腹にしました。
そのまま体を横にして早めに就寝していると、急に雨が降り出して、ゴロゴロと雷も鳴り出して、しばらく降っていたように感じました。
本来、台風の影響が無ければ、2日目の予定では黒部源流の山々を登るつもりでいましたが、滞在前半の2日間のみ天候が安定する予報だったため、今回の一番の目的だった槍ヶ岳を、2日目に登ることにしました。
前日就寝がはやかったせいか、朝、3時頃に目が覚めました。
空を見上げれば、星がきらめいているので天気はおおむね良いと確信しました。
朝食はバーナーであぶったフランスパンにツナをのせてかぶりつき、
前日に作った茹で卵とスープをいただきました。あと、早く寝たおかげで、足の痛みもなく、疲れもだいぶ取れていました。
2日目、西鎌尾根を縦走して槍ヶ岳に登り、ピストンで双六小屋に戻ってくる予定です。
あらかじめザックに装備されているサブザックではなく、トレラン用のザックを装着して正解でした。ヘルメットも装着しやすくショルダーベルト前側にドリンクボトルも挿入できました。ココヘリも装着し、小屋の水場で2リットルの水を装備、トイレを済ませて準備万端に、朝4時30分、まだ周囲が暗い中、ヘッドライトを点灯して出発しました。まず樅沢岳に登ると無数のテントの明かりが、幻想的に光ってきれいでした。
しばらくすると空が明るくなってきて、はっきりと槍ヶ岳の姿見え、迫力満点の存在感を示していました。
黒部源流の鷲羽岳や、水晶岳、
笠ヶ岳の姿もとらえることができ、三俣蓮華岳と鷲羽岳の鞍部に位置する
三俣山荘の建物を確認することも出来ました。
昨日、鏡池から西鎌尾根が眺望できたように、西鎌尾根から鏡平山荘も
確認することができましたし、昨日登ってきた登山道もくっきりと道筋を確認することが出来ました。
早朝から、西鎌尾根を行くハイカーは少なく、ピストンしている人は見当たりませんでした。ほとんどが縦走している人が多かったと思います。
双六小屋からの前半コースは、野原の尾根を進んでいくイメージで
後半から補助のための鎖が出てくるイメージです。道幅は細いですが
究極テクニカルな個所はありません。慎重に進めば問題はありません。
今回、登山靴とトレランシューズを履いていくか悩みに悩んだ末に登山靴をチョイスしましたが、槍ヶ岳にへばりついて登るには登山靴で正解でした。
そしてメインの槍ヶ岳登頂については、長年の夢でもありました。
そろそろ登りたいと考えていたので、結果的によかったです。
本来は山友のしゅうさんと登りたかったというのが本音ですが、
西鎌尾根のルートでも、槍ヶ岳が近づいてくるに従って、槍の穂先に向かって
登り坂が急登になっていきます。
休み休み、高度を上げていくと、槍ヶ岳と槍ヶ岳山荘との間に到着しました。
多くのハイカーが荷物を山荘前にデポして、ヘルメットをほとんどの方が装着していました。
登った経験を持つ友人からは、あまり、石が落ちるような石場ではないので、持参不要と言われていましたが、私もこんな機会でないと、被る機会も少ないと思っていましたが、結果的には持参してよかったです。だいだい、8割位の人がヘルメットを着用していたと思います。
槍ヶ岳からの帰りも天気は晴れていて、笠ヶ岳や鷲羽岳、双六岳、登ることのない北アルプスにある硫黄岳や赤岳などを眺めながらの行程でした。途中、小ピークで絶好のポジションを見つけて腰掛け、笠ヶ岳の勇姿を眺めていると、後ろから、テント泊荷物を担いだ30代位のハイカーも、私との会話を求めるように自然と腰掛け、私と同様に周りの景色を見ながら
会話を始めました。その方は新穂高温泉のロープウェイからあがってきて、穂高〜大キレット、槍ヶ岳を経由して、この場にいるのだとか
私にはどちらからですか?と訪ねられたので
昨日、新穂高温泉から双六小屋でテン泊して
今日槍ヶ岳を軽装でピストンしてますと話しました。台風が来なければ三俣山荘に泊まり
黒部の源流の山々、鷲羽岳、水晶岳に行きたかったと話すと、なんと、その方は
そちら方面の山は、マイナーな山って感じが
すると!話していました。燕から大天井岳、そして東鎌尾根を経由して槍ヶ岳に向かう表銀座に対して、確かにこちらは裏銀座かも、しれませんが、私的には黒部の源流の山々で日本百名山の鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳、北アルプスのへそと言われる三俣蓮華岳などの名峰が立ち並ぶ、秘境と思ってますが、そういうふうに見るひともいるんだなあと思いました。
三俣山荘のご主人が情熱大陸に出た話題をふると、あ〜見たような気がすると
奥さんが作るジビエシチューは有名らしいとなはすと、それは確かに食べてみたいと話してました。そんな話をしていて二人とも立ち上がって、どうぞお先にとすすめられ、先に行かせてもらいました。
テン泊荷物と軽装でこんなにもスピードに違いが出るとはと思いました。
あと、帰りに私も誤って、山道ではない岩棚に上がってしまいました。実はその手前で、
上がっては行けない岩の小ピークに登ってしまったパーティーがいて、それを眺めている直後に私が道を間違えてしまいました。
すぐに気がついて、引き返して事なきを得ましたが、行きと帰りと道の景色が変わっているので注意しなきゃと思いました。
14時前にテント場に帰ってきました。
西鎌尾根往復+槍ヶ岳登頂(休憩なし)でコースタイム11時間25分のところ、7時間17分で往復することが出来ました。
その勢いで、双六岳にも登ってしまおうかと思いましたが、明日のために体力を温存するためにやめました。
小屋につくなり、ボトルで頭と首に水をかけて
体を冷やし、水で顔を洗いました。
調理用としてハイドレーション一杯に水を入れて、テントに戻りました。
まだ、陽があたっていたので、汗で濡れた
シャツや帽子を脱いで、テント場を区切っている柵のロープにシャツや靴下をぶら下げて
乾かしました。
今晩の夕飯は、ポロネーゼスパゲッティー
ゆで卵にしました。なすとシメジをパスタソース付け加え、オリーブ油をふんだんに使って
炒め、かなり、美味しく出来上がりました。
台風の進路は四国に上陸か?というような予報で、長野、岐阜、北陸地方も午後から影響が
出て、降水確率も100%となっており、明日まで活動するのか?、明日に撤収するのか?
かなり、迷っていました。
夜、横になって、体を休めていると、だんだん風が強くなって来て、テントが煽られてきました。そうこうしているうちに、朝方になって
テント場では、帰宅しようとテントを片付けはじめる人ばかりになり、どうするか?
ウジウジしていました。小屋の玄関口に
行けば天気予報が貼り出されていると思って
なかに入り確かめましたが、何もなく情報が取れません。今日仮に活動出来ても明日は一日中雨で、テント内生活を余儀なくされる。
また、山友もこの天気じゃ上がっては来ないだろうと考え、撤収準備を始めました。
すると、おとなりさんの若い兄さんから話しかけてきました。その兄さんは、私も持っている
ファイントラックのツエルトで、ハイカーには似つかわしくない、足一杯にタトゥーを入れていました。そのお兄さんとの会話でキャリアの話になってどこの携帯だと電波が入るとかの話になって、docomoだと、なんとか入るという話になって、山と高原の天気予報を見せてもらいました。すると、天気は午後から大荒れになり、降水確率も100%で明日まで続き、風が
風速30メートル以上になるとの予報でした。
昨晩も、かなり、風が強くてそれでも風速10メートルくらいと考えると、風速34メートルがテントを襲ってきたら、飛ばされる可能性が高いなあと、また、テントをデポしていったら、確実に飛ばされる可能性が高いと判断して、とにかく早く撤収して下山することにしました。
山友との約束も、私が台風のなか、待つのは危険だし、山友も台風のなか、来るのも危険だし
この場合、それぞれの判断で行動することが大事だなあと考えました。
行きは65リットルのザックがパンパンでしたが
帰りはだいぶ、食料を消費したので少し軽くなった気がします。全部詰め込んで朝6時に双六小屋を後にしました。
下山の行程時間でも5時間15分かかるので
6時に出発すればお昼前には到着できるので
足早に下っていくようにしました。
鏡平山荘まで標準タイムで1時間40分のところ、1時間10分で到着、行きはかき氷を食べましたが、帰りは水のみ補給して出発、100メートル先の鏡池は、今日も槍ヶ岳が見えず、そそくさとパスして、下って行きました。
テント場を出たときには、ほぼ、最後から10番目にいましたが、途中の行程で数十人は追い越した感じです。途中、トレランシューズを履いた軽装のグループに追い付かれて、先に行かせましたが、鏡平山荘で追い越し返してからは
追い付かれないくらい、必死に歩きました。
途中、秩父沢で水を補給、熱中症にならないように首辺りに水をかけたり、顔に水をかけたりして暑さをしのぎました。
ここまで下山して、山友と出くわさなければ
今日は向かっていないなあと思っていましたが
秩父沢を過ぎたところで、腰に手をかけて登ってくる見慣れた顔の人が見えました。
えっしゅうさん? 声をかけたら、本人は気がつかず、もう一度声をかけたら、気が付いて
私が登ってきたの? 台風で来るとは思っていなかったよ!って話しかけたら、逆に
えっまじっすか、下山しちゃったんですか?と、
台風で迷っていたけど、私がいるかなあ、
いかなきゃなあと思って、来てくれたそうです。槍ヶ岳登ったんでしょ?って聞かれて
天候を考慮した槍ヶ岳は先に登らせてもらった旨、話したら、いいなあ〜って言われました。
ごめん、天候を考えてのことで、それぞれの判断で決めていくしかないからと話しお互いに納得しました。しゅうさんはせっかくここまで来たので、行けるところまで行くと!
すごくいいずらかったけど、天候悪化で風速30メートル以上の風雨で降水確率も100%だし、風でテントが飛ばされ危ないから一緒に下って温泉入らない?と話しました。
先に温泉つかって待ってるからと話しましたが、変に期待させても悪いので、やめておきます。と
しゅうさんはやはり、せっかくここまで来たので、行けるところまで行きたいとの意思を固めたため、ここでお別れとなった。
引き続き、私は急いで下山していきました。
ある程度、ここまで頑張って下ったので、帰りのバスの目処もたてられると思いました。
道が砂利道から舗装道に変わり、また、砂利道
に変わりました。
しばらく歩くと、わさび平山荘に到着しました。15人位の方が休暇をしていました。
コーラなど、飲んでいる人や、冷やしたトマトをかじる人も今した。
私はコーラを購入し休暇をとってから
再出発しました。
足の痛みに耐えられなくなり、登山靴の紐を
緩めて、ぶかぶかにして、歩どけないように結んで、また、再び歩き始めました。
ここからが、単調な道なので、以外と疲れるのと、新穂高温泉が遠くやたらと遠く感じます。
途中、デイバックを背負った3人組とほぼ、同じペースで、ゴールまで歩くことができたので、ペースも保ちながら歩くことが出来ました。
ロープウェイ手前で、川をわたる前に
小さいホテルらしき建物があって、
源泉かけ流しの湯で600円とあったので、そこに入ろうと思ったが、ロープウェイ右の穂高ホテルで入ろうと思ってパスしました。
ロープウェイのバス停にて、記録を止めて
バス停の時間を見ると、まだ、時間があると思って、穂高ホテルのフロントに行って、
日帰り入浴のことを聞くと、時間は1時だか、1時30分からと言われました。
2日間も入っていないし、入ってからバスに乗りたいなあと思っていましたが、ロープウエイにも温泉はないし、入るところはないので、仕方なく、バス停に並びました。
最初に並んでいたのは、高山行きでした。
そのあとに並んだのは、松本バスターミナル行きで、先にチケットを購入してくるように言われ、荷物を置いたまま自動発券機にて買おう
と思ったら、前の学生が団体で購入していて、
お札が濡れていて買えなかったのを見て、
私も、お札がボトルから漏れでた水で濡れていたため、レジで両替をしてもらいました。
松本バスターミナル行きで2880円購入して
2時間かけて松本バスターミナルまで行きました。
松本駅近くには温泉はなく、以前、北アルプス行った際に入浴した湯の華銭湯 瑞祥 松本館に向かって18分歩き、やっとのこと、温泉に浸かることが出来ました。
そこで、17日の復路便のアルペン号バスをキャンセルして、松本バスターミナルから、残りひとつの空席を買って、中央道日野まで乗り、
モノレールと電車を乗り継いで自宅に帰りました。朝6時に双六小屋を出てから、12時間以上たってからの帰宅となりました。
結果的には予定日数よりも短くなったが
台風が来る前に、行って帰って来ることが出来たのでよかったです。
活動中、又は外にいるときに雨に降られることは一度もなく、幸運だった。
また、槍ヶ岳までの行程でも、晴れていてよかったです。槍ヶ岳山頂では、曇っていたので
次回、再度登りたいと思います。
最高の夏休みですね。
せっかく登るなら眺望も・・・とついつい欲張ってしまいますが、
雨に降られることがないだけでも恵まれてる山行ですよね。
私も来月は久しぶりにtakaちゃんと登れるといいなと思います。
こんばんは、そうですね。
槍の穂先で展望なかったので、登れなかった山友と一緒に再度行きたいと思います。
次は、また、涸沢に行き、穂高岳に登ろうかなあと思っています。
または、剱岳も登りたいと思います。
今、コースを検討中です。
たかちいとどこの山に登る予定ですか?
まだ予定が合うかどうかもわからないので、山も決まってないんです。
2泊位できたら、takaちゃん念願の縦走ができそうなのですが・・・。
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