南ア深南部 光岳、池口岳、鶏冠山
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- GPS
- 33:28
- 距離
- 32.4km
- 登り
- 2,960m
- 下り
- 3,318m
コースタイム
- 山行
- 8:55
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 10:58
- 山行
- 9:19
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 11:10
天候 | 14日 晴れ後ガス、15日 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
つづら折りの道は狭いが悪くない。登山口前に4-5台分の路肩スペースあり。 池口橋前 (下山点) 5台程度停められるスペースあり。シャクナゲ沢ルートへの道はロープがしてあり車は入れないのでここに停める。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・池口登山口〜光岳 踏み跡がかなりしっかりしており、問題ない。ただし、加加森からの連続ピーク上や光岳への急登手間の草地で迷いやすいので読図は必要。本州唯一の美しい原生林を楽しめる。 ・池口北峰〜鶏冠南峰 割と踏み跡があるが、笹原は鹿の道なのか人の踏み跡かわからないところが多い。池口北峰から池口南峰までは急峻。池口南峰から笹の平への下降点に棒は立っているが分かりにくい。笹の平から鶏冠南峰までは踏み跡なし。読図は必須。 ・鶏冠南峰〜シャクナゲ沢ルート下降点 踏み跡があるところはあるが分かりにくい。ここからはしっかり読図し常に現在地を把握する必要あり。シャクナゲ沢下降点に一応標識が落ちている。 ・シャクナゲ沢ルート下降点〜池口橋 この先はほとんど歩かれていない。ただ、電気柵(動いていない)沿いに行けば1444mの下降点までたどり着ける。1444mから柵を越えて中に入り急な坂を尾根沿いに下る。1300m程の標高で一番東の沢沿いの尾根まで移動し、1000m程で林業用モノレールが見えるので、それ沿いに下れば下降点まで至る。 ※今回は車二台で下山口に一台置いていたが、そうでない場合は林道を1時間ほど登り返し池口登山口まで戻る必要がある。 |
その他周辺情報 | 下山後は道の駅遠山郷にあるかぐらの湯が良い。JAF割あり。 ここの食堂はジンギス丼やジビエ料理があり、美味しい。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25000地形図
コンパス
筆記具
ライター
ナイフ
保険証
飲料
ティッシュ
ファーストエイドキット
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
スパッツ
手袋
ストック
ビニール袋
替え衣類
入浴道具
シュラフ
ザックカバー
クマよけ鈴
食器
箸
スプーン
コップ
時計
日焼け止め
非常食
虫除け
カメラ
サンダル
シュラフマット
サブザック
サングラス
歯ブラシ
登山靴
ケータイ用バッテリー
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共同装備 |
テント(1)
ガスヘッド(1)
ガス缶(1)
コンロ台(1)
コッヘル (1L)(1)
新聞紙 (5枚程度)(1)
軍手(1)
炊事用水タンク(2L)(1)
テント内銀マット(1)
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感想
家庭の事情で最近山に行けていなかったが、奇跡的に2日間時間をもらったので4月に行けなかった深南池口、光岳に行ってきた。今回は行程もきつく、バリエーションルートもとる予定だったので同行者を選んだが、tyoshiさんが一緒に行ってくれるということで非常に心強かった。犬切尾根までフルで深南を楽しみたのもTyoshiさんのおかげである。
池口から光岳までは、それなりに人が歩いていることもあり、思った以上に快適なルートだった。深南原生林の林床は明るく、コケや草の緑が一面で他にはないきれいな森であった。また、途中、オオタカ?やヒメネズミ?などのあまり見かけない野生動物と会えたことも山の奥深さを感じられた。
斜度的には池口ジャンクション前と光岳までの登りがきつかったが、2-300mほどしかないため、そこまできつくはなかった。
テカリ石は「たいしたことない」と聞いていたが、池口側から見ると立派な巨岩で光岳を際立たせているシンボルであった。おそらく、茶臼や易老渡からきた人が上に上っただけなので小さい岩にすぎないと思ったに違いない。
光岳小屋はこのあたりの南アルプスや富士山が一望でき、予想以上に眺望の良いところだった。こんなに良いところなら、畑薙側からのんびり登ってきて上でのんびり過ごすのもお通なものと思う。
池口岳は北峰までは皆登るので容易に行けるが、南峰までが意外と険しく、確かに余裕がないとここまではいけないと感じた。このあたりから深南らしくなってきて、笹ノ平を中心に膝丈ほどの笹藪が広がっていた。笹ノ平は一見テン場として最適のように見えたが、近くに行ってみると平らな場所が少なく笹も深いのでいまいちに思えた。
鶏冠北峰までは県境を追っていったが、トレースはない。この辺りは広いので皆自由に登っているため明確なトレースがないと思われる。
犬切尾根は遠目で見たよりも意外と急で、行きのルートと違って下草も少なく面白いルートとは言えなかった。トレースはあったりなかったりで主稜線はあるものの基本的にコンパスと地図で下る感じだった。小石や木の根に足をとられそうになる箇所も多く地味に疲れた。
シャクナゲ沢ルート下降点を過ぎると電気柵(動いていない)が現れ、ちょうどルート上を追っていくので思った以上に簡単に1444m下降点まで至ることができる。最後の下りは電気柵の中に入って人工林を下るのだが、非常に急峻で40°近くある。また、下るにしたがって尾根が3つに分かれてくるのでここが一番難しかった。ただ、最後はモノレール沿いに行けばよいのでそこは簡単である。
久しぶりで体力が心配であったが、縦走装備で10時間、13時間をCT以上の速度で歩ききることができ、まずまずであった。深南は奥深くアクセスが容易ではないが、今度はまだいけていない鶏冠〜黒法師の間を歩いてみたい。
最後に私の寝坊により出発が2時間遅れとなってしまいtyoshiさんには大変ご迷惑をかけてしまいもうしわけなかった。
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