ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 209871
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

赤石岳悪沢岳周遊縦走登山 椹島〜赤石小屋〜赤石岳〜悪沢岳〜千枚小屋〜椹島

2012年07月14日(土) ~ 2012年07月16日(月)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
26.5km
登り
3,021m
下り
3,014m

コースタイム

1日目
山行
3:59
休憩
0:01
合計
4:00
8:05
9
8:14
8:15
82
赤石岳登山口
9:37
9:37
148
12:05
2日目
山行
7:13
休憩
1:37
合計
8:50
4:15
34
4:49
4:51
81
6:12
6:12
23
赤石岳・小赤石岳分岐点
6:35
6:36
4
6:40
7:10
20
赤石岳頂上小屋
7:30
7:32
35
8:07
8:08
25
8:33
8:53
67
荒川小屋
10:00
10:00
11
10:11
10:12
8
10:20
10:40
56
11:36
11:39
20
11:59
12:12
29
12:41
12:45
20
13:05
3日目
山行
2:45
休憩
0:00
合計
2:45
4:50
165
7:35
椹島ロッヂ
昭文社コースタイム
1日目:5時間15分
※今日は体調が悪く、高山病のために筋肉に力が入らずふらふらしてきたため、これにて行程終了しました。

第2日目:10時間20分  第3日目:5時間00分
天候 1日目:曇り
2日目:曇り一時雨+みぞれのち曇り時々晴れ
3日目:曇り
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
島田金谷IC〜千頭駅〜井川駅〜沼平(畑薙第一)ダムと、高速を出てから70キロも延々と山道を走ります。今回は大雨のせいで大変でした。
コース状況/
危険箇所等
全域:よく整備され、あからさまに危険な箇所はまったくありません。残雪も短いトラバースのみで、ほぼ無雪でした。

椹島〜赤石小屋
とにかく急な土と石の登り坂ですが、整備はされていてどんどん登っていけます。

赤石小屋〜赤石岳
斜面に沿って登っていきます。一本道でまず危険はありません。

赤石岳〜悪沢岳
まずは大聖寺平に向かって広めの石の道を下っていきます。荒川小屋まではなだらかな稜線歩きになります。
その後中岳へは傾斜の強いザレ場のある登り坂になります。
中岳を過ぎると一旦軽く下り、その後最後の急な登りになります。

悪沢岳〜千枚小屋
悪沢岳から先はなだらかな稜線を下っていきます。多少岩場が危険かもしれません。
千枚岳からは少し急な坂を下ります。

千枚小屋〜椹島
最初は樹林の中へ急な坂を下りますが、後は延々と木々の下の土と石の道を下っていきます。最後の最後の岩頭見晴付近は荒れた岩を再度登らせられ、その後急坂を下ります。

サワラ島ロッジから林道を少し上がったところにある、赤石岳登山口です。いきなりはしごで一気に標高が上がっていきます。
2012年07月14日 08:14撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/14 8:14
サワラ島ロッジから林道を少し上がったところにある、赤石岳登山口です。いきなりはしごで一気に標高が上がっていきます。
道路に出ると、本当の登山口があります。
2012年07月14日 08:14撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/14 8:14
道路に出ると、本当の登山口があります。
樺段です。
2012年07月14日 09:37撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/14 9:37
樺段です。
赤石小屋では、御岳など焼酎のグラス売りもしていました。
2012年07月14日 12:40撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/14 12:40
赤石小屋では、御岳など焼酎のグラス売りもしていました。
赤石小屋からの赤石岳です。
2012年07月14日 17:32撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
1
7/14 17:32
赤石小屋からの赤石岳です。
聖岳と兎岳です。同じく赤石小屋からです。
2012年07月14日 17:38撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/14 17:38
聖岳と兎岳です。同じく赤石小屋からです。
雲を被写体にしてみました。
2012年07月14日 17:39撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/14 17:39
雲を被写体にしてみました。
同じく雲中心です。
2012年07月14日 17:42撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/14 17:42
同じく雲中心です。
富士見平付近には雪渓がありました。
2012年07月15日 05:10撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 5:10
富士見平付近には雪渓がありました。
赤石岳頂上山荘に着きました。
2012年07月15日 06:35撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 6:35
赤石岳頂上山荘に着きました。
赤石岳山頂です。暴風&ガスガスです。
2012年07月15日 06:35撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 6:35
赤石岳山頂です。暴風&ガスガスです。
小赤石岳です。
2012年07月15日 07:30撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 7:30
小赤石岳です。
大聖寺平から荒川小屋への途中で出会ったライチョウです。
2012年07月15日 08:17撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 8:17
大聖寺平から荒川小屋への途中で出会ったライチョウです。
荒川前岳 またもガスガスです。奧はかなり崩壊しています。
2012年07月15日 10:00撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 10:00
荒川前岳 またもガスガスです。奧はかなり崩壊しています。
荒川前岳です。
2012年07月15日 10:00撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 10:00
荒川前岳です。
荒川中岳。当然のごとくガスガスです。
2012年07月15日 10:11撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 10:11
荒川中岳。当然のごとくガスガスです。
荒川中岳避難小屋です。小屋の中でカップラーメンの昼食です。
2012年07月15日 10:43撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 10:43
荒川中岳避難小屋です。小屋の中でカップラーメンの昼食です。
悪沢岳への登りです。
2012年07月15日 10:58撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 10:58
悪沢岳への登りです。
イワベンケイです。
2012年07月15日 11:19撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 11:19
イワベンケイです。
イワベンケイにピンクの前ボケを付けてみました。
2012年07月15日 11:20撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
1
7/15 11:20
イワベンケイにピンクの前ボケを付けてみました。
イワベンケイアップです。
2012年07月15日 11:21撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 11:21
イワベンケイアップです。
悪沢岳こと荒川東岳です。しつこくもガスガスです。
2012年07月15日 11:36撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 11:36
悪沢岳こと荒川東岳です。しつこくもガスガスです。
丸山山頂で出会ったライチョウです。
2012年07月15日 12:07撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 12:07
丸山山頂で出会ったライチョウです。
2012年07月15日 12:09撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
1
7/15 12:09
同じく丸山山頂のライチョウです。この頃から急に晴れ間がのぞいてきました。
2012年07月15日 12:09撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
1
7/15 12:09
同じく丸山山頂のライチョウです。この頃から急に晴れ間がのぞいてきました。
千枚岳に着きました。
2012年07月15日 12:40撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 12:40
千枚岳に着きました。
2012年07月15日 12:41撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 12:41
千枚岳山頂です。千枚もあるのだろうか
2012年07月15日 12:41撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 12:41
千枚岳山頂です。千枚もあるのだろうか
かすかに晴れ間が出てきます。
2012年07月15日 14:06撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 14:06
かすかに晴れ間が出てきます。
千枚小屋から見る赤石小屋です。
2012年07月15日 14:06撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 14:06
千枚小屋から見る赤石小屋です。
千枚小屋です。まだ仮住まいです。
2012年07月15日 16:13撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/15 16:13
千枚小屋です。まだ仮住まいです。
早朝の富士山です。 千枚小屋より
2012年07月16日 04:17撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/16 4:17
早朝の富士山です。 千枚小屋より
早朝の富士山です。 千枚小屋より
2012年07月16日 04:24撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
1
7/16 4:24
早朝の富士山です。 千枚小屋より
早朝の富士山です。 千枚小屋より
2012年07月16日 04:31撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/16 4:31
早朝の富士山です。 千枚小屋より
雲海が広がっています。
2012年07月16日 04:33撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/16 4:33
雲海が広がっています。
2012年07月16日 04:37撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/16 4:37
早朝の富士山です。 千枚小屋より
2012年07月16日 04:37撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/16 4:37
早朝の富士山です。 千枚小屋より
下まで下りてくると、一時林道と合流します。
2012年07月16日 06:29撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/16 6:29
下まで下りてくると、一時林道と合流します。
吊り橋です。テレビでよく映っていますね
2012年07月16日 07:14撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
1
7/16 7:14
吊り橋です。テレビでよく映っていますね
林道に到着です。ロッジまでもうすぐです。
2012年07月16日 07:23撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
7/16 7:23
林道に到着です。ロッジまでもうすぐです。

感想

今回の山行は1日目までにトラブルが多く、苦しい状況となりました。
まず襲ってきたトラブルは、大阪から新名神に入ったとたんのタイヤのバーストです。タイヤがざっくりと裂けた車を路肩に駐めて、JAFが車で1時間、移動してもらって修理完了まで小一時間と2時間弱行程が遅れました。

さらに襲ってきたのは大雨です。狭い山道に豪雨で石や枝が散乱する中畑薙ダムへ向かったのですが、いつの間にやら右サイドに多数の擦り傷が。。。
下部で見にくいところで枝でも出ていたのでしょう。。
車くんにとっては天中殺のような一日でした。


この山は送迎バスのため登山開始時間が8時前から9時と遅い山なので、赤石小屋に泊まるか赤石岳山頂避難小屋に泊まるか迷いながら山行を始めました。

赤石小屋までの登り道はかなり急な坂で、距離の割にどんどん標高を稼いでいけますが2000m超えた辺りから、睡眠不足からか高山病でどんどんペースダウン。
同じバスで、スタートから抜きつ抜かれつほぼ一緒に歩いていた3人パーティーの方からもどんどん遅れていきました。わずか4時間弱の行程で、赤石小屋で本日終了となりました。ペースの速い方達は、荒川小屋や山頂避難小屋へ出発していかれました。

夕方にわずかな晴れ間の中、赤石岳・聖岳・兎岳などを眺め、夕食後には眠りにつきました。


2日目はどんよりした曇り空の中4時半前にスタートです。富士見平以降は雨が降り始め、富士見平からは一旦軽いアップダウンと共に尾根を超えていき、滝が近づいてくると稜線への勾配のきつい登りが始まります。
稜線に出たとたん吹き降りの雨になって寒かったので、山頂避難小屋へ暖まるために向かいました。
なんとそこには昨日ほぼ一緒に登って凝られた3人のパーティーの皆さんが!
お湯やコーヒーを頂いて休憩しているうちに30分近くもいてしまいました。こんな長い休憩めったにないことです。

山頂避難小屋を出て小赤石岳へ向かいますが、ガス・雨共に強くなる一方で何も見えません。さっさと大聖寺平へ下り、荒川小屋に向かいますが、悪天候の中ではよくあることですが雷鳥に出会いました。

荒川小屋に着くと、親切なスタッフの方とお話ししながら、温かい飲み物を飲んで休憩しているうちにまたまた3人パーティーの方と一緒になりました。

荒川小屋を出発すると、再び本格的な登りが始まります。途中鹿除けのネットを出入りしきつい坂をのぼりきると荒川三山の稜線に合流します。

左にほんの少し進むと、崩壊した斜面が印象的な前岳に着き、そこから戻って合流点からさらに進むとすぐに荒川中岳に到達します。全てガスガスなので感想も何も書けないのが残念です。

荒川岳避難小屋で昼食を取ろうとしているとまたまた3人パーティーの皆さんと出会い、小屋の中で暖まっていました。

小屋を出ると、さらに小一時間歩いて悪沢岳こと荒川東岳に向かいます。小屋からは少し下らされ、コルからは厳しい登りになります。登りきると山頂ですがやはりまたまたガスガスです。

東岳から少し下り始めると天候が回復し始め、近くの山並みが見えるようになってきました。そんな状態の中丸山に到着すると、雷鳥の群れがチョコチョコ歩いていたので、ここは一発頑張って撮影しました。

丸山からは一気に下りが始まり、少し岩登りを経て千枚岳に到達します。千枚岳の山頂からは、千枚小屋やその下の荷揚げ駐車場を見下ろすことが出来ました。山頂では3人パーティーの方と記念撮影をして、小屋まで一気に下山です。歩きやすい道で、一気に小屋に入ってしまいます。

千枚小屋では前日赤石小屋に泊まった方が何人もそのまま民族大移動してきている状態で、昨日からの顔見知りとして交流することができました。小屋数の限られた周遊ルートだとこういう風になるんですね。
小屋では晩ご飯までに3名パーティーの方や単独行の30代女性と軽い酒盛りを行い、夕食後もがっつりワインを飲んでいました。


翌朝は富士山のご来光を拝んでから下山を開始し、なだらかで歩きやすい下り道をどんどん駆け抜けていきます。林道との合流点より下は大きな石がガレた部分や登り返しがあり意外にペースがあがりません。それまでが快調だったため、どうにもペースの低下を感じる道の構成でした。

サワラ島に到着すると7時半、8時半のバスまでに少しゆっくりしようと思うとバスが8時に出るとのこと。荷物の整理をしているうちに後ろから2人組みの50代の超高速な男性達が到着しました。
千枚小屋からこのバスに乗ったのはこの方達と自分たちの4人だけでした。しかも一方の方はそのわずかな待ち時間でしっかりと生ジョッキを一杯やっておられ、周囲の笑いを取っていらっしゃいました。


今回は宿泊メンバーがそのまま大移動するという山行であったため、人との触れ合いが多い、楽しい3日間となりました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2135人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 塩見・赤石・聖 [3日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら