常念山脈 餓鬼岳〜霞沢岳
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- GPS
- 78:10
- 距離
- 64.0km
- 登り
- 5,269m
- 下り
- 5,508m
コースタイム
4:30餓鬼岳小屋-5:00剣ズリ5:30-7:00東沢乗越-9:40燕山荘10:00-12:00大天井岳1:00-15:00常念乗越
4:10常念乗越-4:50常念岳5:20-8:00蝶ヶ岳8:20-9:30大滝山-11:30大滝槍見台-12:40徳本峠
4:20徳本峠-4:50ジャンクションピーク-6:10K1-6:30K2-7:00霞沢岳7:30-9:00徳本峠9:50-11:00岩魚留小屋-12:15二俣-13:10島々
天候 | 7日曇後晴れ 8日から10日まで晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
島々 車両止のゲート前に駐車スペース多数。 いずれも数台止まっているだけでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
白沢〜最終水場 沢沿いの道ですが、何度か高巻する箇所有り。木製のはしごや渡しを使うので濡れている時は注意が必要です。 最終水場〜餓鬼岳山頂 キツイ登りになっています。テン場は小さくてがんばっても7〜8張といった感じです。最後に来た方は張るのに苦労していました。水場無。小屋にて1ℓ200円 餓鬼岳〜燕岳 東沢乗越まで岩場、はしごがたくさん。東沢乗越までくだり、登り返しがあります。花崗岩のザレ場有り。 燕岳〜常念岳 歩きやすく展望も良く最高。テン場は二か所。たくさん張れます。水場無。小屋にて1ℓ200円。 常念岳〜蝶 アップダウンがいくつか有りややキツイ 蝶〜徳本峠 大滝山まで蝶に似た雰囲気で花有り、展望有りでイイですが、大滝山からはひたすら樹林帯の中を行きます。テン場は20弱いけます。水場は明神方面へ900mほど降りたところに有ります。 徳本峠〜霞沢 アップダウンを7回程繰り返します。道は良いです。 徳本峠〜島々 水場過ぎまで勾配有り。沢へ出ると緩みます。道良し。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
夏休みがとれたのでどこかロングなのをと考えていたところ、
1、母親から餓鬼岳の視察の依頼が。登山道はキツイのか?小屋はどんな感じなのか?
2、以前からずっと見てみたかった霞沢岳からの穂高
3、翌週兄貴と行く予定の南アであおられない為のトレーニング
これらを全て満たすなら、常念山脈全山縦走しちゃおうかなぁ!というわけで早速プランを考えてみました。北上するか、南下するか、何日かけるか、小屋泊か、テント泊か…
色々考えた結果
初日に島々に自転車を置いてそのまま白沢登山口まで車で行き、餓鬼を登り、テントに荷物を置いて唐沢岳をピストン
二日目、餓鬼から燕岳、大天井をこえて常念のテン場まで
三日目、常念岳、蝶ヶ岳、大滝山をこえて徳本峠まで
四日目、霞沢岳をピストンし島々へ降りて、自転車で白沢登山口まで戻る
というものでした。
実際は初日、前日に降った雨が残した湿気がそのままガスになったような天気。白沢からの登りは湿度も気温も高く、今回で一番の大汗をかきました。だけどここの登りは、というより長野側からの常念山脈への登りは何処もキツイかと思います。
餓鬼岳まであがると晴れてる所も有るけど目指す唐沢岳方面は真っ白(涙)すっかりテンションは下がり唐沢岳はまたの機会にして、テントでふて寝することにしました。
目が覚めてあたりを見回すとさっきまでの雲はすっかり晴れわたっていました。
もうおそいよっ!と思いつつもしっかり餓鬼岳山頂で良い夕景を見て来ました。
翌日からはずっと好天に恵まれ最高の景色を楽しみながら歩く旅でした。燕岳の稜線まで上がるとそれまで穂先だけをちらつかせていた槍が岳が全容を現せてくれます。ここからは絵に描いたような夏の北アルプスでした。人で賑わい、道良し、花良し、眺め良し!
以前大天荘まで行ったのにガスで行かなかった大天井山頂も今回は360!ちなみに大天荘のカレー絶品なのでおススメです。
常念で会った同郷神奈川のお二人の酒盛りにつき合わせていただきありがとうございました。朝日岳ぜひ行って下さいね!
そういえば常念岳とは相性がいいのか3回来て全て晴れ。晴れ過ぎのせいかこの山域でライチョウさん達に会えなかったのはさみしかった、今はヒナがカワイイ頃なのにな… よーく探しながら歩いたのにとうとう見れず終いで蝶ヶ岳まで来てしまいました。その代わりここまでで一年分のコマクサ見たな!
この先からは下山までずっと未知の道なので期待と不安でいっぱい。
大滝山から先、徳本峠までの樹林帯がとても長く感じます。それまでイイものを見過ぎて来ているので余計に景色の変わらない中を歩くのに飽きてしまいます。木々の間から僅かに見え隠れする穂高が唯一ここが北アルプスなんだと言うことを教えてくれます。三角点までくればあと少し。峠は山上のオアシスのようでした。
ここまで長い道のりを来ましたが、実は今回一番晴れが欲しいと思っていたのはこの先。祈る気持ちが通じてくれたみたいで感謝です!
K1から朝の穂高とご対面。初めて上高地に来たときに感じた「ただ単純に穂高がカッコいい!」という気持ちを思い出しました。穂高だけじゃなく乗鞍もここからだとたまらないです!
霞沢岳はツライという話はよく耳にしましたが、たしかにジャンクションピークの登り、K1の登りと、アップダウンが続くのでツライけど、一番ツライのはこの素晴らしい山頂から降りなくちゃいけないということでした。だけどこの先島々までの道のりも長そうだし、ということで峠まで戻ります。
このあとの島々までの道は思っていたのとは違い全く普通の登山道でした。整備はばっちりだし、人も結構入っているので熊さんにドキドキしながら歩くつもりだったので安心でした!
ただひとついえるのは二俣からは林道嫌いの自分には辛かった!白出〜新穂高級のダルさを持っていました。
コメント
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常念山脈を一度に歩くなんて超人です
私は3回歩いて繋げました。
この山脈は魅力的な山が多くて好きなエリアですがどこを切り取ってもキツイ登りですね。
特に始めの餓鬼岳と終わりの霞沢がキツイし、大滝山から徳本峠への樹林帯も長くて辛いですよね。
「自転車で登山口まで戻る」も凄い
これでもか〜
若いっていいですねぇ
またレコで楽しませてくださいね。
コメント下さりありがとうございます
私もこの山域は大好きな穂高とずっと対面出来るのでよく行きます!
4日間太陽が見守ってくれてホント幸せでした。おかげで下界での自転車はアスファルトで照り返しほんとにこれでもか〜
OBABAさんもレコだけでなく実際に山でも楽しんで下さいね
あれ? 9日に徳本峠のテン場で一緒だったみたいですね?
私のテントの前に張ってた人でしょうか?
それにしてもすごい健脚!写真もなかなか良いセンスですね。
またどこかで会ったらよろしくお願いします
akkeyさん、こんにちは。
いまさら、スイマセン。
多分、このコメントには気づかないかと思いますが(笑)
常念山脈縦走、充実感が伝わってきます。
お天気にも恵まれましたね。
島々への道、けっこう滑りやすい橋があってイヤだった記憶があるのですが、akkeyさんはバランス感覚が優れているのでしょうか
この縦走、私もいつかはと思っていましたが、交通手段がネックだなと。
まさか、自転車で解決するとは
お気に入り登録させていただきました〜
こんにちは、nagagutuさん
こちらのレコにもコメント下さりありがとうございます
この時は登る前日と降りた翌日に雨が降ったという
奇跡の4日間だったんですよ
おかげで最高の夏休みでした
帰り道の自転車はホントにキツかったので解決と呼べないかも?
炎天下のアスファルトと最後の白沢登山口の登りでやっつけられましたので…
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