第3回夏合宿 六根清浄木曽御岳山


- GPS
- --:--
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,397m
- 下り
- 1,387m
コースタイム
名古屋駅 0800-0925 木曽福島 = JR中央本線しなの3号
木曽福島駅 1040-1145 御岳ロープウェイ = おんたけ交通バス
【ロープウェイ上り】
飯盛高原駅 1145-1230 7合目(覚明社・行場山荘)=登山開始
7合目 1300-1350 8合目(女人堂)
【黒沢口登山道】
8合目 1350-1515 9合目(覚明堂)
9合目 1515-1610 二ノ池新館 =宿泊先到着
■26日
【時計回り】
二ノ池新館 0600-0640 御岳山頂上 ※荷物は二ノ池新館に残置
御岳山頂上 0700-0750 二ノ池新館 ※荷物をピックアップ
二ノ池新館 0800-0830 賽の河原避難小屋
【反時計回り】
避難小屋 0930-1000 飛騨頂上神社
【時計回り】
飛騨頂上神社1000-1045 開田頂上(三ノ池避難小屋)※昼食
開田頂上 1110-1300 8合目(女人堂) =下山開始
8合目 1310-1420 7合目(行場山荘)
7合目 1420-1440 飯盛高原駅 =登山終了
【ロープウェイ下り】
ロープウェイ1510-1609 木曽福島 =おんたけ交通バス
木曽福島 1630-1730 木曽福島駅近くの温泉
【温泉入浴】
木曽福島駅 1830-2006 名古屋駅 =JR中央本線しなの22号
名古屋駅 2024-2210 東京駅 =東海道新幹線ひかり534号
天候 | 快晴~晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
飯盛高原(ロープウエイ終点)から二ノ池新館までは特に危険なところ、険しいところはありません。三ノ池から女人堂への下山中、山腹が崩落している個所がありましたが、ロープ等が設置されており慎重に通行すれば問題はありません。 |
写真
感想
山頂近い山小屋に泊まるとやはりご利益はあるものだ。アーベントロートや満天の星、モルゲンロート、ご来光を仰ぐことができた。降るような星は大学生以来のこと、息を飲む美しさだった。
好天の剣ヶ峰では、日本のおもだった山々が見渡せる大パノラマを堪能した。有難きかな、木曽御嶽山。六根清浄、六根清浄。
合宿山行は楽しい。スナメリさんが久しぶりに参加。あの腹(と言っても、激務でひと頃より激やせしたが)で相変わらずの健脚と動植物の博識を披露した。
山の入り口となる木曽福島も風情が残る宿場町だった。
事務方を一手に担っていただいた先導師補さん、ネギさん、お疲れ様でした。
下り。三ノ池避難小屋から8合目女人堂までが、崩壊点もあって、コースタイム1時間20分を30分近く(?)オーバー。好天=炎天に体の水分を奪われ、女人堂の昼飯麦酒で生き返った。それにしても、乗り物に乗って2000mより上からスタートできるのだから、文明ってすごい。
実はやや期待度が低かったのですが、思ったよりずっと素晴らしい山で、実に思い出深い山行になりました。しかも、恥ずかしながら私にとっては初の3000m峰。2日目朝には高山病めいた軽い頭痛(単なる二日酔いの可能性も)に襲われましたが、雄大な眺望がそれを吹き飛ばしてくれました。山岳信仰の聖地とあって、随所で出合う社祠、巡礼姿の修験者の皆さんも(失礼ながら)興味深く拝見しました。
動植物では、写真には撮れませんでしたが、高山に棲むカラスの仲間「ホシガラス」と初対面。ハイマツの実を食べているらしく(元祖いきものがかりスナメリさんの説)、ハイマツ帯で何羽も飛び交っていました。ロープウエー終点(標高2150m)付近ではメボソムシクイとルリビタキが競い合うように鳴いていました。
花は晩夏らしく地味なものが多かったですが、二ノ池周辺に群生していたイワギキョウ、可憐なイワツメクサやコマクサに癒されました。森林限界より上はほとんどが火山性の砂礫地でしたが、オンタデが一面に生えていました。恐らく酸性土壌に強いのでしょう。
江戸時代の風情を残す木曽福島の街並みもすてきでした。入浴料の安さにもビックリ。関東近辺が高過ぎるのかもしれませんが。駅前の食堂で食べたそばもおいしかったです。
最後になりましたが、交通機関・山小屋の予約等々でご苦労をかけた中部方面本部長の先導師補さん、事務局長のねぎさん、本当にありがとうございました。
雄大な景色に圧倒されました。今も頭の中を、山々の連なり、空と雲、さわやかな空気が駆け巡っています。山はいいですね。
ラーメンという視点から羅木曽御嶽山を考えますと、山小屋のメニューにラーメンがある率が高いことが分かりました。それぞれの山小屋に、それとなく書いてありました。しかし、今回食べられたのは女人堂のみ。二ノ池新館のラーメンも食べたかったが、夕食を残すのが心配で食べられなかった。今は後悔しています。再訪の機会はなかなかないでしょうし、やはり食べられる時に食べないとダメですね。ダイエットを度外視しても。この点だけが残念でした。
メンバーと天候に恵まれ、申し分のない合宿山行でした。3067メートルの御嶽山は、素晴らしい眺望でした。神聖なる二ノ池の水を沸かしたお風呂は、疲れをいやし、ビールのうまさを倍増し、ご利益もありそうです。26日は、「おんたけスカイレース」37キロを走るトレイルランニングの大会が開催され510人が参加。トップのランナーは、正に韋駄天の走りでした。
全く山とは関係ありませんが、山小屋の部屋飲みの時に、お1人には話をしましたが、今回12人の参加の内で8月生まれが4人もいたのに驚きました。誕生月に良い思い出が出来ました。
ゲスト参加者です。
御嶽山の雄大な景観に身も心も洗われる思いでした。下山して3日目ですが、体のなかにはまだ、なんともいえない清涼感が残っています。こうして人は山の魅力に取りつかれてゆくのだなぁ、と実感しているところです。
この夏一番の素敵な思い出をくださった山の会の皆様にも心から感謝申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
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