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Yamareco

記録ID: 224523
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

とりあえず北鎌だけ 北鎌から槍ヶ岳日帰り

2012年09月14日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
22:00
距離
54.9km
登り
3,079m
下り
3,090m

コースタイム

14日 0:30安房峠長野側-2:55横尾3:05-5:45水俣乗越5:55-
      -北鎌沢出合捜索で1時間ロス-8:15北鎌沢出合-
        -10:00北鎌のコル-12:00独標-15:15槍ヶ岳-
         -15:40槍ヶ岳山荘16:20-18:30槍沢ロッヂ-
              -21:50上高地-22:20安房峠長野側
天候 晴れ☀⇒曇り☁ときどき晴れ☀⇒夕方前から小雨☂
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
安房峠長野側の道が広くなっている場所に駐車(ただしレッカー移動の危険有)
コース状況/
危険箇所等
・上高地BTに登山ポスト有

・上高地および中ノ湯、沢渡周辺に温泉や飲食店多数

・上高地〜水俣乗越 ガイドを参照ください。
・水俣乗越〜北鎌沢出合 水俣乗越からの下りは坂というより踏跡のある
 崖を下ります。北鎌沢出合の場所は良く予習して位置と写真を頭に入れ
 ておくようになさってください。おバカは以前の迷子の経験から不安に
 なり1時間ほどロスしました(-_-)。
・北鎌沢出合〜北鎌のコル 出合から15分ほど上ったところで分岐になり
 ます。直線状に伸びる水量の少ない右股を登ります。最後の分岐を右に
 上がると北鎌のコルに出ます。
・北鎌のコル〜独標 稜線を進みます。ハイマツや他の木の根をつかんで
 登りますが、根が腐っていて、あまり体重をかけると抜けそうなものも
 ありました。いきなり全体重をかけないように注意してください。踏跡
 はしっかりと付いていますが、ハイマツに覆われて見えなくなっている
 場合もあります。よく覗き込んでみてください。独標は最初、千丈沢側
 を巻きます。自分は逆コの字の岩を通過した後、すぐに岩場を登って、
 独標のピークに上がりました。
・独標〜北鎌平 基本的に稜線を行きます。巻く場合は千丈沢側です。踏
 跡があっても、天井沢側には行かないように注意なさってください。自
 分は基本稜線を進み、直登できなさそうなピークは少し巻いて、登れそ
 うな岩場になったらすぐに稜線に上がりました。単独だったため、正直、
 どれが何番目のピークなのかはっきり分かりませんでした(^^ゞ。
・北鎌平〜槍ヶ岳 安定しない岩場を進むと頂上直下です。チムニーを登
 ると頂上に出るらしいです。適当に登っても、一番高い場所を目指せば
 頂上にでます。
出発
2012年09月14日 00:28撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 0:28
出発
釜トンネル
坂がきつくて、ずっと押して歩きました
2012年09月14日 00:32撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
9/14 0:32
釜トンネル
坂がきつくて、ずっと押して歩きました
河童橋
2012年09月14日 01:14撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 1:14
河童橋
横尾
2012年09月14日 03:06撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 3:06
横尾
槍沢ロッヂ
登山届提出
2012年09月15日 19:19撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:19
槍沢ロッヂ
登山届提出
明るくなってきました
2012年09月14日 05:20撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 5:20
明るくなってきました
ウメバチソウ
2012年09月15日 19:20撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:20
ウメバチソウ
アザミ
2012年09月15日 19:20撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:20
アザミ
前回、撤退した水俣乗越
2012年09月15日 19:20撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:20
前回、撤退した水俣乗越
水俣乗越からの下り
2012年09月15日 19:21撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
9/15 19:21
水俣乗越からの下り
一気に下る
2012年09月15日 19:21撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
9/15 19:21
一気に下る
トリカブト
2012年09月14日 05:59撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 5:59
トリカブト
明るくなった北鎌
2012年09月14日 06:11撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
9/14 6:11
明るくなった北鎌
カラマツソウ
2012年09月15日 19:21撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:21
カラマツソウ
こんな天気で稜線を歩きたかった(ToT)
2012年09月14日 06:21撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
2
9/14 6:21
こんな天気で稜線を歩きたかった(ToT)
偽北鎌沢(>_<)
これか迷って、1時間うろちょろ
2012年09月14日 07:13撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 7:13
偽北鎌沢(>_<)
これか迷って、1時間うろちょろ
こちらが本当の北鎌沢
ケルンがありますし、正面に右俣が見えます
2012年09月14日 08:18撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
9/14 8:18
こちらが本当の北鎌沢
ケルンがありますし、正面に右俣が見えます
分岐
2012年09月14日 08:28撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 8:28
分岐
右俣を登る
2012年09月15日 19:22撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:22
右俣を登る
少し上がると流水が
2012年09月15日 19:22撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:22
少し上がると流水が
タデ
2012年09月15日 19:22撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:22
タデ
トリカブト
2012年09月15日 19:22撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:22
トリカブト
???
2012年09月15日 19:22撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:22
???
アザミのお花畑
ちなみにアザミの棘は痛いです
2012年09月14日 08:40撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 8:40
アザミのお花畑
ちなみにアザミの棘は痛いです
ヤマハハコ
2012年09月15日 19:23撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:23
ヤマハハコ
オニシモツケ
2012年09月15日 19:23撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:23
オニシモツケ
ベニバナイチゴ
軽く引っぱって採れるのが美味しい
逆に熟してないのは渋い
ビタミン補給
2012年09月14日 09:08撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 9:08
ベニバナイチゴ
軽く引っぱって採れるのが美味しい
逆に熟してないのは渋い
ビタミン補給
北鎌ホイホイ
ここは右に行ってはいけません
2012年09月14日 09:25撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 9:25
北鎌ホイホイ
ここは右に行ってはいけません
ロープより右側から登ると楽
2012年09月15日 19:24撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:24
ロープより右側から登ると楽
最後の分岐
真ん中に見える木の右側へ
2012年09月14日 09:40撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 9:40
最後の分岐
真ん中に見える木の右側へ
北鎌のコル
2012年09月15日 19:24撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
9/15 19:24
北鎌のコル
フウロソウ
2012年09月15日 19:24撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:24
フウロソウ
尾根を進む
2012年09月14日 10:19撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
9/14 10:19
尾根を進む
北鎌のコルを見下ろす
2012年09月15日 19:24撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
9/15 19:24
北鎌のコルを見下ろす
独標へ
2012年09月14日 10:48撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 10:48
独標へ
硫黄尾根
2012年09月14日 10:57撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
2
9/14 10:57
硫黄尾根
切れ落ちた崖
2012年09月15日 19:25撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:25
切れ落ちた崖
イワツメクサ
2012年09月15日 19:25撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:25
イワツメクサ
イワギキョウ
2012年09月15日 19:26撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:26
イワギキョウ
独標を巻く
2012年09月15日 19:26撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:26
独標を巻く
逆コの字の岩
2012年09月15日 19:26撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:26
逆コの字の岩
落ちたら…
2012年09月14日 11:44撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 11:44
落ちたら…
踏跡を見失い、稜線へ
岩場を登る
2012年09月15日 19:26撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:26
踏跡を見失い、稜線へ
岩場を登る
どんどん登る
2012年09月15日 19:26撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:26
どんどん登る
独標のピーク
岩が二つ並んでた
2012年09月15日 19:27撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:27
独標のピーク
岩が二つ並んでた
あぁ〜、穂先にガスが…
2012年09月14日 12:03撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
9/14 12:03
あぁ〜、穂先にガスが…
Zoomにしても、やっぱりガス(>_<)
2012年09月14日 12:13撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 12:13
Zoomにしても、やっぱりガス(>_<)
怪我をされた方が残したザック
2012年09月14日 12:35撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 12:35
怪我をされた方が残したザック
少しガスが薄くなった瞬間
2012年09月14日 12:35撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 12:35
少しガスが薄くなった瞬間
尾根でお会いしたオジサン
湯俣から来られたらしい
2012年09月15日 19:27撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
9/15 19:27
尾根でお会いしたオジサン
湯俣から来られたらしい
おぉ〜、カニの爪
2012年09月15日 19:27撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:27
おぉ〜、カニの爪
稜線を行く
2012年09月14日 13:22撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 13:22
稜線を行く
稜線を行く2
2012年09月14日 13:28撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 13:28
稜線を行く2
稜線を行く3
2012年09月14日 13:36撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 13:36
稜線を行く3
稜線を行く4

すみません、どれがどのピークか分かりません
2012年09月14日 13:37撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 13:37
稜線を行く4

すみません、どれがどのピークか分かりません
「頑張れ」

はい、頑張りま〜す(^O^)/
2012年09月14日 13:41撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 13:41
「頑張れ」

はい、頑張りま〜す(^O^)/
進む

やっぱり、よく分かりません
2012年09月14日 13:45撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 13:45
進む

やっぱり、よく分かりません
北鎌平のあたり
2012年09月14日 13:50撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 13:50
北鎌平のあたり
北鎌平のプレート

北鎌にはこんなのが他のルートより多い
しかも山岳会や部所属の方のもの
踏跡はしっかりあるが、熟練した人でもちょっとした不注意が命にかかわる証拠
2012年09月14日 14:12撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 14:12
北鎌平のプレート

北鎌にはこんなのが他のルートより多い
しかも山岳会や部所属の方のもの
踏跡はしっかりあるが、熟練した人でもちょっとした不注意が命にかかわる証拠
やっぱり最後までガスかなぁ
2012年09月15日 19:28撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:28
やっぱり最後までガスかなぁ
と思ったら、最後に一瞬だけ晴れてくれました

頑張った、ご褒美かな(^O^)
2012年09月15日 19:29撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
9/15 19:29
と思ったら、最後に一瞬だけ晴れてくれました

頑張った、ご褒美かな(^O^)
面白そうな岩場をつめる
2012年09月15日 19:29撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:29
面白そうな岩場をつめる
表銀座稜線も綺麗に見えました
2012年09月14日 14:53撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
1
9/14 14:53
表銀座稜線も綺麗に見えました
チムニーかは分からないけど、登り応えのありそうなところを登る
2012年09月15日 19:29撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:29
チムニーかは分からないけど、登り応えのありそうなところを登る
キャキャ、楽しいな

自然のアスレチックジムですね
2012年09月15日 19:30撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:30
キャキャ、楽しいな

自然のアスレチックジムですね
頂上へどんどん詰める
2012年09月15日 19:30撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/15 19:30
頂上へどんどん詰める
あっ、杭が…

もう一息
2012年09月14日 15:12撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 15:12
あっ、杭が…

もう一息
っで、fujigoさんにばったり遭遇の頂上到着


迎えてくださった皆さんに感謝です。
2012年09月14日 15:16撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
2
9/14 15:16
っで、fujigoさんにばったり遭遇の頂上到着


迎えてくださった皆さんに感謝です。
一緒に記念撮影
2012年09月14日 15:19撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
6
9/14 15:19
一緒に記念撮影
山荘へ下る

一服、一服〜(^O^)


でも足がへばっていて、この下りが一番怖かった
2012年09月14日 15:24撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 15:24
山荘へ下る

一服、一服〜(^O^)


でも足がへばっていて、この下りが一番怖かった
山荘到着
2012年09月14日 15:40撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 15:40
山荘到着
ラーメンをご馳走になってから下山

これは殺生ヒュッテ
2012年09月14日 16:36撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 16:36
ラーメンをご馳走になってから下山

これは殺生ヒュッテ
槍沢ロッヂで真っ暗

小屋番の方に下山報告
2012年09月14日 18:27撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 18:27
槍沢ロッヂで真っ暗

小屋番の方に下山報告
上高地到着

あとは自転車で車まで戻りました
2012年09月14日 21:48撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
9/14 21:48
上高地到着

あとは自転車で車まで戻りました
撮影機器:

感想

 忙しいか、休みでも天気が悪い☂か休みの半ばに外せない予定が入るなどで、
今年は全く主だったピークに登れていませんでした。っというか登山自体が数え
るほどで(ToT)/。気がつけば、もう9月の半ば。今回も自分の休みの半ばに友人
の結婚式が入ってしまい、泣く泣く無理を承知で北鎌から槍を日帰りすることに
しました。今思えば、初の北鎌を日帰りにしたのはアホだと思います(-.-)。


 前日13日の夜の予定が終わってから出発して、14日の0:30に安房峠長野側の
広くなっている所に車を停めて出発しました。上高地進入のため、折りたたみ自
転車を初投入(^O^)/。釜トンネルは坂が急で押して進みましたが、それでも40
分で上高地到着。マウンテンバイクでないのでパンクの心配があったのと、自転
車進入禁止の看板があったので、上高地BT近くの小屋の裏に自転車を置いて、登
山開始(あとで、ヤマレコのsaku姉さんの日記を見たら、上高地BTに駐輪場があ
るとか、ないとか…。自分はそんなの知らなかったし〜(・へ・))。

 前回、天候不良で撤退したときと同じでナイトハイクのため、スタスタと槍沢
ロッヂまで進みました。ただ、長時間行動のときの自分ルールでシャリバテ防止
のため、食料は意識的にこまめに取りました。
 んで、ここで先を急いでいたため上高地で登山届を出し忘れたことに気付き、
もう電気が付いていたので槍沢ロッヂで小屋番の方に事情を話して、登山届を預
かっていただきました(^^ゞ。

 水俣乗越への登りで空が明るくなりはじめて、景色と花にエネルギーを分けて
もらいました。先回、撤退した水俣乗越で短めの休憩をして、気を引き締めて北
鎌へ出発!!!
 ちなみに水俣乗越からの下りはヒドイ(+o+)ですね。坂ではなくて踏跡のある
崖ですよ、崖。まず間違いなく落石を起こしてしまうので、他にも北鎌へ向かう
人がいるような日や時間帯だったら、ヘルメットをかぶりましょう。


 1時間ほどしたら、沢が合流して広くなりだし、ここでいつもの予習不足を露
呈してしまいました(今まで以上にしたはずなんですが)(*_*)。間違った沢
を登って遭難した方の事を聞いていたので、どれが北鎌沢か自信が持てず、1時
間くらい迷った挙句、やっとの思いで北鎌沢出合に到着。noborundaさんの記録
の写真をプリントアウトしていて、本当に助かりました(>_<)。

 間違いなく北鎌沢という自信を持って、北鎌沢出合出発。分岐も間違えずに右
俣へ。ちなみに水ですが、自分は間ノ沢出合で汲みました。自分が登った日には
分岐では左俣からも流れていませんでしたし、右俣をしばらく登ったところで少
しだけ流れていましたが、本当に細い流れになっていました。今後、北鎌に向か
われる方は参考になさってください。
 岩が重なった右俣を進みます。途中に何度か人の背丈より大きな岩があります
が、よく見ると必ず登れますので安心なさってください。北鎌ホイホイといわれ
る×印の付いた岩を過ぎて、しばらくした分岐を右に登って(プリントアウトし
ていった写真で確認して)、北鎌のコルに無事到着(^O^)。ここからは基本稜線
通しでいけば、槍に着くはず。ただし、岩が脆いのと両側が切れ落ちていること
を再確認して、スイッチを入れなおしました。

 独標に着くまでも稜線通しで間違いありませんが、登るときにつかむ木の根が
腐っていて、体重を少しかけた瞬間に抜けそうになったのには、「罠やんけ〜」
(/ロ゜)/と一人言を言ってしまいました。皆さんも注意なさってください。


 独標はロープの付いた、崩れかけの箇所を過ぎて、逆コの字を通過した所でル
ートを見失いました。(他の方の記録を見ると厭らしいトラバースをしないとい
けなかったみたい)んで、「迷ったら稜線に戻るのが正解。」という言葉を信じ
て、岩場を直登(ちなみに「落ちたら、死ぬよなぁ〜(-_-)。」と思いながら、登
ってました(>_<)。)。っで、登っていったら、ちょうど独標の頂上に登着!!!
 「よしっ」と思いましたが、この時点で槍の穂先にはガスが…(ToT)/~~~。

 あとは基本稜線通しで、本当に危なそうなところ(岩?)は踏み跡にしたがっ
て巻いていたら、北鎌平に出ました。予習不足の単独なので、どれが何番目のピ
ークなのかさっぱり分かりませんでした。詳しい方に解説していただきながら、
登る機会がないと、きっと次行っても分からないと思います(^^ゞ。

 独標でルートが分からなくなったときにピークに直登してからは、面白そうな
岩場を選んで登っていたので(あまりに簡単そうだとつまらないので(^_^))、
槍の穂先の直下も適当に登ったら、祠の裏にでました。チムニーとやらも通過し
ていたのかもしれませんし、していないのかもしれません(^^ゞ。

 ちなみに祠の裏に上がるときには、案の定「おぉ〜」という声で迎えていただ
きました。たくさんのギャラリーの方々に照れるよりも、その中にfujigoさんが
いたことの方にビックリしました(^O^)/。


 fujigoさんと山荘に下りて、カップラーメンをご馳走していただいてから、下
山しました。あとのルートは以前に通っていましたし、明るいうちにできるだけ
下りたかったので、さっさと下りました。槍沢ロッヂで真っ暗になり、小屋番の
方に無事下山を報告して通過しました。

 んで、上高地21時50分通過、下山完了22時20分でした。


 この日に水俣乗越〜槍ヶ岳でお会いしたのは、北鎌沢で2名。北鎌尾根で1名の
合計3名でした。うち1名の方は北鎌尾根上でテン泊なさるとのことでした。
 静かなバリエーションルートとしての北鎌尾根を楽しむことができました。


 ちなみに自転車、折りたたみのためにスピードが上がりすぎると安定性が悪い
ため、釜トンネルの下りでずっとブレーキをかけながら戻っていたら、ブレーキ
パッドがとけちゃいました(ToT)/~~~。初使用だったのに〜(>_<)。


 無事下山できましたし、友人の結婚式にもグダグダながら、間に合ったので本
当に良かったです。北鎌はしっかりと準備して、余裕をもった日程で挑戦するも
のだと反省した山行になりました。



 行動時間:21時間50分 
 迷子やルートファインデングに2時間位かかっていたので、20時間切りは可能
だと思いますが、とりあえず初めての北鎌はこんなもんでしょう(-_-)。

 2日間ほど、体力(筋肉)の回復にあてたいと思います。
 

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コメント

同志・・・!
前回の撤退時にもコメントを入れさせていただいた者です。

昨年のちょうど今ごろ(1日違いですね)、私も北鎌を日帰りしました。
同じように日帰りされた方が出て、非常に親近感を持たせていただきました。
道迷い有り+初北鎌の条件で日帰りは素晴らしいと思います。
一般的には3日かけるところを1日で行くのでかなりキツイですが、少々の気合があれば達成可能な行程ですよね。

今は達成感の余韻に浸り、疲れた体をゆっくり休めて下さい。
今後もナイスな山行を!
レコを楽しみにしています。
2012/9/16 7:35
RE:同志・・・!
 こんにちは、BIMOTAさん。

 昨年のレコは参考にさせていただきました<(_ _)>。ただ、そ
れでも迷子になってるんですから、我ながらアホだと思います。

 とりあえず無事に下山できたのが一番ですが、楽なルートではな
いなぁ、と感じています。
 踏跡はしっかり付いている(多くの人が通っているという意味で
はバリエ−ションルートではないのかもしれませんが…)ので、北
鎌尾根に上がってからは道迷いの心配はありませんが、岩が脆い、
ザレて足場が崩れるトラバースetcを(ミスが即命につながるルー
トですので…)集中力を保って、進むのは山の危険をしっかり意識
できていないとダメだと感じました(単独でも北鎌をやれる山の知
識や技術を一人一人が持っているくらいじゃないと一緒に行くのは
逆に危険なんだろうな、と)。
 

 自分の場合は北鎌のコルでスイッチを入れなおしたのと集中した
まま、慎重さを保ちつつ岩場を楽しめたのが良かったのかな、と思
います。


 自分一人なら問題無いですが、万が一のことがあったら悲しむ家
族がいることを考えると初の北鎌を日帰りで挑戦したのは正直、反
省しかないですね(-_-)。(どんなに簡単な登山でも不注意が命を
落とすことに繋がる可能性があるとはいえ)BIMOTAさんのように何
度か経験を積んだ上でやるべきだった、と感じています。



 とりあえず、達成感よりも今後は自己過信に注意しようと猛省し
ている最中でございます(>_<ゞ。
2012/9/16 12:33
お疲れさま〜
まさか本当に会えるとは思わんかったよ。

ちなみに槍ヶ岳山荘の食堂&談話室でもsugibozさんの事が

話題になってましたよ〜

あんまり無茶しないようにね
2012/9/17 11:46
お互い、お疲れ様です<(_ _)>
 まさか山頂で最初に目が合うのが、goちゃんだとは(^^ゞ。

 いやぁ〜、ラーメン助かりました。おかげで無事下山できまし
た。


 ところで、その話題になっていたというのは「無茶をしていた
バカがいた(>_<)。」みたいなカンジでしょ(-_-)。まぁ、自分で
もアホだと思うから、いいんだけど…。


 安全第一で、食事と水分と集中力だけは切らさないようにして
います。

 では、またどこかの山で会いましょう(^O^)/。
2012/9/17 12:21
sugibozuさん、頑張りましたね!
レコの方、ゆっくり目を通させていただきました。

まずはご無事で何よりでした。

それにしても、途中まで自転車を使ったとは云え、日帰りで行ってしまうとは・・・

昨年の BIMOTAさんのレコでもビックリしましたが、
sugibozuさんまで日帰りとは、恐れ入りました。

私にはとても真似できません、きっと途中で疲れから足が前に出なくなるでしょう。

最後に登る槍の穂先が直下から見えたのはご褒美でしたね。

お疲れさまでした。
2012/9/19 15:19
とりあえず、北鎌は経験できました。
 無事に下りてこれました、noborundaさん<(_ _)>。

 足自体はこまめに食料を食べていたので、大丈夫でした。
ペース自体はそれほど極端に落ちていないと思うのですが。
ただ、徹夜で行動していたのと、暗い中(光量の少ない中)
長時間移動していたためか、最後の上高地〜釜トンネルの暗
い場所では少し平衡感覚がやられていたように感じます。ガ
ードレールや白線を頼りに自転車を走らせていました。(転
倒したわけではないので、感覚が全くなくなっていたわけで
はないようですけど…(+o+)。)


 まぁ、人間の平衡感覚って目に頼っている部分が非常に大
きいということを実感しました。明るくなると大丈夫でした
し…。


 とりあえず、無茶して北鎌に行くことはしばらく(一生)
無いはずなので、10月の休みまでゆっくりします(^O^)。
2012/9/19 20:51
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技術レベル
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5/5
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体力レベル
5/5

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