【美しき日本の紅葉♪涸沢おかわり&槍沢♪徳沢テン泊BC】


- GPS
- 34:34
- 距離
- 74.0km
- 登り
- 3,958m
- 下り
- 3,958m
コースタイム
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 2:19
- 合計
- 10:43
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 10:01
- 山行
- 9:37
- 休憩
- 4:03
- 合計
- 13:40
天候 | 10/6 ![]() ![]() ![]() ![]() 10/7 ![]() ![]() 10/8 ![]() ![]() |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
‖渡駐車場(500円/日) 第2駐車場がタクシー送迎とシャトルバスのベースとなっていました。駐車するなら第2駐車場が便利(足湯の看板出てます)。但し、AM5時近くの時点で満車でした。 第2駐車場より上高地よりのバス停では行列ついても満員で乗れないこともあるとか △△んだな駐車場(600円/日) AM2時半にならないと駐車場が開門しないため不便。ゲート待ちの車列が駐車場から平湯BTまでできていたそうです(驚) 【バス】 あかんだな発のバス(濃飛バス)の始発が沢渡発(松本電鉄)に比べて40分遅い5時20分です。但し、実際には臨時を出したようです。 連休最終日の沢渡駐車場行きのバス待ちは行列がバスターミナルを半周していました。こんな長蛇の行列は見たことない(驚) 【タクシー】 沢渡⇔上高地は片道4000円の定額。単独でも4人パーティはすぐに作れます。タクシーの方が早いし、リュックを膝に置かなくてよいので楽です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山道の渋滞】 昨年のweb上のログを読むと、朝一番のタクシーで入らないと上高地−涸沢までひっきりなしに登山者の列が続いて追い越しはできないとか書いてありましたが、今年はそんなことはなかったようです。 【パノラマコース】 徳沢−涸沢間のパノラマコースは道自体は整備されていて問題なし。 但し、団体登山者が入ると渋滞必至です(登り降りが道を譲ろうにも譲れない箇所)。帰りの時間が遅い場合はパノラマは時間が読めなくなる可能性があり要注意です。 【テント場】 涸沢のテント場は連休初日のお昼頃と最終日の朝に訪れましたが、昨年の1200張のようなことはなかったように思います(多いことは多かったですが)。 【トイレ】 徳沢は行列ができるようなことはなかったです。 横尾では朝6時近くですでに順番待ちの行列が10人以上。トイレ環境調査で利用人数の調査をしていました。 涸沢は一番混む早朝に見ていないのでわかりません。 【温泉・お風呂】 徳沢はテント泊でも徳沢ロッジで入浴できます(500円、温泉ではなくお風呂)。石鹸も備え付けであります。徳沢BCにするとこれがあるから便利。 |
写真
昼寝でもしようかと思ったけど、朝の8時から寝てられないよ、天気もいいし
パノラマコースで涸沢へいってみよう
http://petamap.jp/spot/spot?sid=8a80d8823a299c76013a45f27cc80486&md=view&tgt=panorama&rsid=8a80d8823a299c76013a45f251720481&size=PANORAMA
感想
誰が言ったか「涸沢の紅葉を見ずして紅葉を語るなかれ」
「んなことないでしょ、言いすぎじゃない?」って思ってました。
でも見たわけじゃないし、やっぱ一度は見てみたい。
今年は昨年と違って色づきがいいと涸沢ヒュッテでも太鼓判、しかもweathernewsの紅葉情報は10月5日からが見ごろとなっている。
ただ気持ちがそがれるのは、昨年話題になっていた混雑に関する様々な情報
涸沢テン場1200張オーバー ←張るとこなくて岩の上に張った人もいる(ホント)
涸沢のトイレ2時間待ち ←途中で漏らした人もいる(ウソ)
上高地〜涸沢まで登山者の絶えることのない行列 ←メッカの巡礼か
....等々、ひぇーな情報ばかり
これがあるから二の足踏んでしまうんですよね、紅葉は見たし、されど人混みは見たくなし...
でも、平日にいけるわけじゃないしある程度は混雑覚悟で行くしかない。
それで、なるべく混雑に巻き込まれない方法、メリットを自分なりに考えてみた
±疎瑤犬磴覆て徳沢でテントを張る。あとは空身であちこち回る
∋枠のバス・タクシーでスタートダッシュ
涸沢へのアクセス考えると、テントサイトはジャンクションポイントである横尾のほうがいいんですが
●徳沢はテント泊でも風呂に入れる
●横尾はトイレの行列がすごいことになるらしい
というのがあって徳沢にしました。徳沢園は喫茶メニュー充実しててテントでもいざとなったら夕食食べさしてもらえるし
脳内シミュレーションは完璧、さ、出発出発
【Day1】
金曜日は決戦前夜、気合入れて自宅を21時に出発。平湯へ直行しました。気合入りすぎて平湯に23時半に到着。なんと2時間半。
あかんだな駐車場に行こうと思ったが、さてここで思案
沢渡 vs あかんだな
●ゲートオープン時間 24時間 2:30〜18:00
●バス始発時間 4:40 5:20
どうかんがえても、駐車場が24時間、バスの始発が4時40分と早い、沢渡駐車場の勝ち。安房峠トンネルの通行料金かかるけど仕方ないでしょ
(あとで聞いた話ではあかんだな駐車場大渋滞で大正解だったんです)
まだバスまでかなり時間があるので仮眠。4時起きでささっと支度してさぁ出発。だけどバス乗り場にあまり人がいない。
あれ?と思ってたまたま居合わせた方によくよく話し聞くと、ここは沢渡上駐車場でバスの発着地でもないのでバスが来ても満員、タクシーの乗り合い所でもないのでタクシーも来ない、ここでいくら待ってても乗れない可能性があるとのこと
ひぇ〜、沢渡は私にとってはアウェーなので詳しい状況がわかっていなかった。
これは大変だっ、と少しはなれた第2駐車場まで歩く、到着してみてびっくり、客待ちの凄い数のタクシー、そのタクシーに乗らんとする登山者の列がすでに出来始めてるし。
そうか、これが涸沢狂騒曲の序曲だな、もう始まっているんだ。タクシーにソロばかりの4人パーティで乗り込んで出発。乗り合いになった他の皆さんは涸沢の常連さんらしく、毎年来ているらしいです。この混雑でも毎年来るほど魅力的なのか
タクシーの運転手さんいわく、沢渡駐車場のこんな混雑振りは前代未聞だとのこと。先行きが思いやられるわ。
上高地BTには5時過ぎに到着。いつもの静かなBTではなく涸沢になるべく早く到着しようとする登山者で大賑わい。朝5時から売店営業してるよ、そりゃかきいれどきだもんな。夜も明け切らぬ中、ヘッデンを頼りに歩き出す。
とりあえず重いリュックを背負うのは徳沢まで、CTで2時間の辛抱。時間が早いせいか思っていたほどの混雑振りではない。スタコラ歩いて2時間かからずに徳沢に到着。
早速テント設営、さすがにこの時間からテント張る人はいません。場所は選び放題なのでベンチに近いところを確保。テント張ったら今日は徳沢でまったり昼寝でもして過ごそうかとも思ってたけど、まだ時間も早いし涸沢までパノラマコースで行ってみることにする。
ここからはごちゃごちゃいうよりも写真見た方がいいですね、もう感動。特に屏風のコルに到着した時の感動は、鳥肌もの。ビリッて本当にしびれました。さらに屏風の耳まで足を伸ばせば360度の大展望。
涸沢の紅葉の感動をより大きなものにするんだったら、絶対パノラマコースをお勧めします。コルに到着する直前まではそんな大したことのない紅葉。だけどコルの向こう側に広がる世界は、赤・橙・黄・緑の色見本を無作為にぶちまけたような、カールのお椀が絵の具のパレット。
これが涸沢が近づくにつれて紅葉がだんだん迫ってくる。もう、これで感動しなかったらどこか神経切れてますよきっと(笑
惜しむらくは、晴れてはいるものの残念ながら高曇り。山は全部見えてますが青空が少ない。まぁ贅沢いったらきりがないんですけどね。
十分に紅葉を満喫して徳沢へバック。今度は本谷橋経由で普通?に下山。ここで上高地から上がってくる登山者の列に遭遇。もっと凄い数を想像してたけど、すれ違いに困るというようなことはなかったし、数珠つなぎというようなこともなかった。今年はどこも紅葉の色付きがよくて人が分散したのかもしれない。
徳沢に帰ってあぶりものをアテにビールで独り乾杯。徳沢ロッジのお風呂にもゆっくり入って一日目は終了。さっぱりして気分よくシュラフにもぐりました。
【Day2】
夜から降り始めた雨がテントをたたく音に何度も目が覚めて、あんまり良く眠れなかった。早出して涸沢〜北穂〜キレット〜氷河公園〜徳沢っていう計画を立ててたけど、相当早く出なくてはいけないので夜中の雨の段階で萎えちゃった。
まぁ、昨日は涸沢だったし今日は槍沢を楽しんで、あわよくば槍ヶ岳に登ってこようかという算段。5時少し前に徳沢を出発。
早いツアー登山者は4時過ぎに徳沢園を出て行ったから、この時間では決して早い方ではない。6時少し前に横尾に到着してみてビックリ、すでにトイレに行列ができてる。まぁ朝のトイレタイムだからそうなのかもしれないけど、もうちょっとトイレの数増やせばいいのかも、徳沢はこんなことないですからね
行列を横目に槍沢へ、横尾からは殆ど涸沢へ向かうらしく、ぐっと人が減りました。槍沢ロッジまでは普段の登山道といった感じで静かに歩けて快適快適。
槍沢ロッジからは前泊した登山者が増えたけど、涸沢ほどではない。天狗原分岐から上を見ると、槍ヶ岳方面はガスの中、中岳がかろうじて見える。なんと稜線付近は白く雪化粧しているではないか。
どひゃ〜、昨夜の雨は稜線では雪だったんだ。これでは槍ヶ岳も危ないし、そもそもガスっていて眺望もない。ピークハントは止めにして天狗池と氷河公園を目指す。
ここで槍沢の紅葉バンドを横切る。グリーンバンドならぬこの時期だけのレッドバンド。まーナナカマドのトンネルの見事なこと。足を止めて写真撮りまくり。涸沢とはまた趣が違ってて、槍沢も素晴らしい。
尾根を一つ乗り越すとそこは天狗池。池から先が氷河公園でここの紅葉も植林したように見事な色彩のバランス。天狗池周囲ではカメラマンが槍が顔を出すのを今か今かと待っている。話聞くと朝の7時から3時間待ってるとか。私も1時間近く粘ってみましたが、残念ながらこの日の槍が岳はご機嫌斜めで殺生ヒュッテから上がガスの中。
待っていてもどうもガスは晴れそうにない。後ろ髪引かれつつ槍沢を後にし、徳沢へと帰る。BCを張ると不思議なもので徳沢が自分の家、みたいな感覚になって、徳沢に帰りつくと帰巣本能というか安心する。
日の高いうちに昼食とも夕食ともつかない食事を作って、ゆっくりと食べる。テント泊はなんでもマイペースでいい。暗くなる前に食事を済ませ、17時過ぎにはロッジでお風呂タイム。
明日の天気予報は晴れ。最終日の快晴の涸沢紅葉に期待が膨らみます。
【Last Day】
最終日は0時半に起床、パスタを作って夜食を食べ、お湯を沸かしてテルモスに入れて、1時40分に出発。なんでこんな時間に出発かというと、月明かりの紅葉と星空を撮るには絶好のタイミング。5時前に到着しようと思うとやはりこの時間に出発しないと間に合わない。
さすがにこの時間に歩いている人は私以外ゼロ。涸沢まで完全な独り歩き。月明かりでヘッデン要らないほどでした。途中月明かりに照らされた屏風岩のあまりの神々しさに、しばし見とれてしまった。
涸沢ヒュッテには4時過ぎに到着。ナイトハイクは速足になるせいか予定よりかなり早く到着できた。人気ポジションのヒュッテのテラスは早くも大きな三脚が陣取って入り込む隙間なし。しかし自分のべストポジションはテント場受付横の大岩の上。昨年から目をつけていてどうやら一番乗りできた。
夜明け前は寒くて寒くてテルモスのお湯を飲んで体を暖めるけど、それでも寒い。夜明けと同時にモルゲンロートショーが始まり、涸沢全体がシアターの雰囲気で前に広がる絶景がスクリーンのよう。
徐々に光に照らされて紅葉の三原色が色をつけ、8時前にはほぼ全域が色づく。一昨日も綺麗だったけど高曇りで空が白かった。今日は真っ青。もう非の打ちどころのないいい天気。
いつまでも見ていたい絶景。日本一の紅葉は嘘ではありませんでした。毎年ここに通う人がいるというのも、布団一枚に3人で寝るという、殺人的な激混みの山小屋でさえいとわないのも納得。
そんなネガティブさを補って余りある魅力がありますね。できれば一週間くらい連続で滞在して日々変わっていく様を見ていたいと思いました。
帰りは徳沢のテントを撤収し、食べつくした食材の分だけ軽くなったリュックを背負い上高地へ向かう。待っていたのは激混みの上高地BT。急に現実に引き戻された。
日本一の紅葉、正直いって高をくくってたんですよね、きっと大したことないよって、でも実際目の当たりにして、完全に涸沢の魅力に取りつかれました。魂抜かれましたね。こんなに感動するとは思いませんでした。
立山も乗鞍もあちこちに紅葉の絶景はあるけど、涸沢は基本自分の足で、しかも相当の距離を歩かないと見れないとこに、感動の大きさがあるのかなぁと思う。
今回はあちこち歩き回って3日間で74km、よー歩きました。BC設営したのに3日連続で日帰りカモシカ山行したのと結局変わらんかった(笑
快適を求めるのに
徳沢ベースは正解ですよ!
いい登山でしたね〜
字面だけパパッて目で追った時は
本当に闇テンを放り投げたの???って
ちょっとビックリしました。笑
直前まで迷ってたんですよ、でもraichouさんのレコ読んで、瞬間に決めました。よっしゃ涸沢いこうって
結果大正解でした。ホントありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。m( )m
闇テンさんは困りますね
そしたら、「そうですか
だって
こんにちは、sakura0725さん
涸沢の紅葉には少なからず興味があるのですが
昨年のテント1200張なんて話を聞くと尻込みせざるを得ませんでした。
なるほど、徳沢BCか〜、うーん、なるほど〜
もちろん上高地の混雑から逃れることは出来ませんが
これはいいアイデアですね。モルゲンロート狙いのナイトハイクも
いいですね。来年パクらせてもらおうかな〜
今年これだけきれいだったことから来年はまたメチャ混みになりそうですし。
それにしても水平距離70km、累積標高差5000mって…
muscatさん こちらにもありがとうございます
でしょ、テント1200って尋常じゃないですよね
で、徳沢にしたんですが涸沢へのアクセスだけ考えれば横尾だと思います。
私は風呂に入りたかった、1時間余計に歩いてでも風呂に入りたかった、だって日本人だから(笑
山ごもりしてる間の風呂っていいですよ〜
どうぞパクってください。本望です(笑
確かに来年も混むんでしょうね、もう仕方ないですね
sakura0725さん、初めまして‼
新村橋〜屏風のコルですれ違ってますね〜
しかし、同じコースとは思えないほど、お写真が鮮やかですね〜
涸沢に二回も行かれるとは、体力はもとより、発想が素晴らしいですね〜
私の場合は、やっぱり仕事さぼって平日に行くしかないかな〜
ギックリしてなかったらsakura0725さんと同伴できたのにな〜と思うと悔やまれてなりませんよ
室堂もいいですけど、上高地にして本当に正解でしたね
sakura0725さんならではのコース設定に徳沢BC
ユーザーの皆さんも興味深く参考にしていると思いますよ
三日目はのんびりって言ってましたが・・sakura0725さんがのんびりする訳ないですよね!
せめて携帯が繋がれば
後ほどゆっくりじっくり拝読させてもらいますよ〜
こんばんは、sakura0725さん。
距離70km…、相変わらずですね。
カモシカもビックリですよ
日本一の紅葉、圧巻ですね。
感想を読みながら、
写真をスライドさせながら、
感動が伝わってきました。
お疲れ様でした
FRESCHEZZAさん はじめまして
すれ違ってますね、バナナケースぶらさげていただいてたらわかったのに〜(笑
平日に行くほうがうらやましいですよ〜
聞いた話ですが、涸沢ヒュッテは6日の宿泊は3人部屋に9人だったそうです
人の足の臭いかいで寝られるか〜
で、私なら朝まで起きてて昼間にヒュッテのテラスで昼寝する。これで決まりですね
sanpo69さん
一緒に行きたかったですよ
2日目は結構寒くて3000m稜線は雪
3日目の天気が良くなかったらのんびりするつもりだったんですよ。でも朝から晴れるって予報だったし、思いっきり早出してやりました
また、プラン練りましょう
shirayamaさん こんにちは
いやー、実際見てみるまでは高くくっとりました
実際見たら目からうろこでした。
平の小屋からの船窪、是非実現させましょう、絶対一緒に行きましょう、やりましょう ← 孫正義みたい
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