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Yamareco

記録ID: 233270
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

笠ヶ岳〜槍ヶ岳〜奥穂高岳

2012年10月08日(月) ~ 2012年10月11日(木)
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
33:42
距離
54.7km
登り
6,037m
下り
6,028m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目(8時間)
6:00中原高原駐車場-10:50雷鳥岩-13:30笠ヶ岳山頂-14:00笠ヶ岳山荘テント場

2日目(8時間40分)
7:20笠ヶ岳山荘テント場-8:10抜戸岳分岐-9:00秩父平-9:50大ノマ乗越-10:10弓折岳
-11:10双六小屋-12:05樅沢岳-14:20千丈乗越-14:30道迷い(千丈乗越を下る)-15:10千丈乗越
-16:00槍ヶ岳山荘テント場

3日目(9時間35分)
5:50槍ヶ岳山荘テント場-6:10槍ヶ岳山頂-7:50槍ヶ岳山荘テント場-8:10大喰岳
-8:45中岳-9:40南岳-9:50南岳小屋-12:50北穂高小屋-13:20北穂高岳山頂
-15:10涸沢岳-15:25穂高岳山荘

4日目(5時間50分)
7:10穂高岳山荘-7:40奥穂高岳山頂-8:10穂高岳山荘-9:40荷継小屋跡-10:20重太郎橋
-11:10白出沢出会-12:05林道ゲート-12:15新穂高温泉-13:00中原高原駐車場
天候 8日 晴れ
9日 晴れのち曇り
10日 晴れのり曇り
11日 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中原高原の無料駐車場を利用
右手に見える中原高原駐車場から出発です。
朝3時の時点で満車状態でした…
右手に見える中原高原駐車場から出発です。
朝3時の時点で満車状態でした…
左にゆくと登山届けのポストがありますので、そこが登山口です。
間違えてしばらく直進してしまいました。
左にゆくと登山届けのポストがありますので、そこが登山口です。
間違えてしばらく直進してしまいました。
北アルプスの天然水?
北アルプスの天然水?
眼前にそびえる穂高連峰。
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眼前にそびえる穂高連峰。
新穂高ロープウェイ!!
新穂高ロープウェイ!!
涸沢岳でしょうか??
涸沢岳でしょうか??
傾斜きっついです。
傾斜きっついです。
なんで雷鳥岩ってゆ〜の?
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なんで雷鳥岩ってゆ〜の?
振り返ると今まで歩いてきた稜線が見える。
振り返ると今まで歩いてきた稜線が見える。
笠ヶ岳は近いようで遠い…
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笠ヶ岳は近いようで遠い…
(´・ω・`)
この写真お気に入りです(・∀・)
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この写真お気に入りです(・∀・)
シャリバテ全開フルパワー!!
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シャリバテ全開フルパワー!!
笠ヶ岳着いたーー!!
コースタイム9時間は伊達じゃなかったね。
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笠ヶ岳着いたーー!!
コースタイム9時間は伊達じゃなかったね。
この稜線を生で見たかったのよ(^ω^)
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この稜線を生で見たかったのよ(^ω^)
テン泊装備は肩にくるね。
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テン泊装備は肩にくるね。
笠ヶ岳山荘
キッチンと玄関の同居。
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キッチンと玄関の同居。
このテント場が一番広々としていました。
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このテント場が一番広々としていました。
おやすみ槍ヶ岳。
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おやすみ槍ヶ岳。
おはよう槍ヶ岳。
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おはよう槍ヶ岳。
とりあえず抜戸岳目指して出発!!
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とりあえず抜戸岳目指して出発!!
笠ヶ岳方面
雷鳥!!じゃない…part1
雷鳥!!じゃない…part1
秩父平手前の看板
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秩父平手前の看板
下ったり、登ったり…
下ったり、登ったり…
ここから先の登りは個人的にしんどかったです(´Д`)
ここから先の登りは個人的にしんどかったです(´Д`)
紅葉シーズンだね。
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紅葉シーズンだね。
正面より歩いてきた御年74才の方と出会い、情報交換させて頂きました(・∀・)
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正面より歩いてきた御年74才の方と出会い、情報交換させて頂きました(・∀・)
人工的な道がなんと歩きやすいことか。
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人工的な道がなんと歩きやすいことか。
双六小屋発見!!
その横に双六岳。
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その横に双六岳。
ひとまずここで昼食。
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ひとまずここで昼食。
赤岳方面ですかな。
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赤岳方面ですかな。
この分岐をまっすぐに行って西鎌尾根が正解ですが、間違って右方向に行ってしまいました(;´Д`)
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この分岐をまっすぐに行って西鎌尾根が正解ですが、間違って右方向に行ってしまいました(;´Д`)
ここで間違いに気付き、再び急斜面を登り返す。
ここで間違いに気付き、再び急斜面を登り返す。
ここからまたシャリバテ全開!!
ここからまたシャリバテ全開!!
近くで見ると案外尖ってないことがわかる。
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近くで見ると案外尖ってないことがわかる。
よくテレビに出てくる槍ヶ岳山荘。
よくテレビに出てくる槍ヶ岳山荘。
テントスペースが狭いので風でバサバサしました(;´∀`)
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テントスペースが狭いので風でバサバサしました(;´∀`)
この炊き込みご飯がマズかった!!
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この炊き込みご飯がマズかった!!
おはよう槍ヶ岳(間近)
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おはよう槍ヶ岳(間近)
早朝一発目の槍ヶ岳アタック☆
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早朝一発目の槍ヶ岳アタック☆
この一枚は素晴らしいですね。
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この一枚は素晴らしいですね。
槍の頂上で槍ヶ岳(・∀・)
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槍の頂上で槍ヶ岳(・∀・)
今日はこの稜線をゆきます。
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今日はこの稜線をゆきます。
東鎌尾根
西鎌尾根方面
笠ヶ岳から西鎌尾根まで全部写ってますが、そんなに距離ないように見える不思議。
西鎌尾根方面
笠ヶ岳から西鎌尾根まで全部写ってますが、そんなに距離ないように見える不思議。
/^o^\フッジサーン
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/^o^\フッジサーン
南岳への道は石だらけです。
南岳への道は石だらけです。
常念岳方面
南岳(読めない)
風が吹きすさぶ南岳小屋。
寒過ぎたのでカロリーメイト食べて、そのまま通過。
風が吹きすさぶ南岳小屋。
寒過ぎたのでカロリーメイト食べて、そのまま通過。
今日の難所「大キレット」
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今日の難所「大キレット」
写真では高度感が伝わらないのが残念(´Д`)
写真では高度感が伝わらないのが残念(´Д`)
映画のワンシーンのようだ(笑)
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映画のワンシーンのようだ(笑)
「北ホ」がアホに見える。
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「北ホ」がアホに見える。
危険なのはわかるけど、ワクワクしてしまいます。
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危険なのはわかるけど、ワクワクしてしまいます。
ここから岩登りに進化!!
ここから岩登りに進化!!
ガスってて高度感ないのが唯一の救いですか。
ガスってて高度感ないのが唯一の救いですか。
展望ゼロ(・∀・)
展望ゼロ(・∀・)
先行者に「ラーーーーック」と叫ばれ、生命の危機を感じる。
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先行者に「ラーーーーック」と叫ばれ、生命の危機を感じる。
これを登れば、北穂高小屋(;^ω^)
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これを登れば、北穂高小屋(;^ω^)
このテーブル気に入りました。
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このテーブル気に入りました。
穂高まで来ると、結構な人で賑わっていました。
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穂高まで来ると、結構な人で賑わっていました。
ブロッケンJr
北穂高岳登ったどー!!
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北穂高岳登ったどー!!
ガッスガス
そして渋滞…
あれが有名な涸沢小屋か。
あれが有名な涸沢小屋か。
涸沢岳。
これでいくつめのピークなのか。
涸沢岳。
これでいくつめのピークなのか。
雷鳥!!じゃない…part2
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雷鳥!!じゃない…part2
天空の山小屋こと「穂高岳山荘」
天空の山小屋こと「穂高岳山荘」
疲れ果ててテント張ってそのまま就寝zzz
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疲れ果ててテント張ってそのまま就寝zzz
4日目。
気温が低過ぎるせいで、少し風邪っぽい。
4日目。
気温が低過ぎるせいで、少し風邪っぽい。
奥穂高岳。
滞在時間30秒( ゜д゜ )
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奥穂高岳。
滞在時間30秒( ゜д゜ )
穂高岳山荘まで下山後、そのまま白出沢を下る。
岩だらけでルートファインディングが難しかった。
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穂高岳山荘まで下山後、そのまま白出沢を下る。
岩だらけでルートファインディングが難しかった。
白出沢出合。
ここまで急ぎ足で下山。
白出沢出合。
ここまで急ぎ足で下山。
新穂高ロープウェイに到着。
でも、まだ車道歩きが待ってます。
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新穂高ロープウェイに到着。
でも、まだ車道歩きが待ってます。
無事到着!!
生きて返れたこの奇跡(´・ω・`)
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無事到着!!
生きて返れたこの奇跡(´・ω・`)

感想

私が山登りし始めた時から憧れの象徴であった「槍ヶ岳」
関西の山域でトレーニングを積み、歩荷訓練でテント泊を想定し、いつか来たる北アルプス縦走の日々に備えていました。
そして、とうとうその日がやってきました。


前日の夜10時に大阪を出発し、朝3時頃に中原高原駐車場に到着。
しばらく仮眠をするも、ワクワクしてあんまり眠れませんでした。

一日目
登山届けを提出し、いよいよ槍ヶ岳への道程が始まります。
まず、コース時間9時間の笠ヶ岳への道を登ります。
張り切り過ぎて4時間くらいするとバテてきました。
いつもの悪い癖がここにきて出てしまうとは…。

日陰になっている部分は凍結していて、気が抜けない部分がありましたが笠ヶ岳山頂に無事到着。
やっぱり北アルプスの山々は壮観です。
関西の山域では見ることのできない景色がそこに広がります。
槍の姿もハッキリ確認できます。

笠ヶ岳山荘でテント受付を済まし、北アルプスの雰囲気を味わいつつ就寝。
(テント一張500円、水は無料でした)


2日目
この日は一番移動距離が長い。
予定より出発時間が遅れてしまいました。
稜線の上を歩いていることを実感しつつ、歩き続けます。
双六小屋に着き、そのまま歩き続けて西鎌尾根手前まできます。

ここで道を間違い、30分の時間と体力のロス。
出発時間も遅れているのでちょっと焦る。
でもなんとか日が暮れるまでに槍ヶ岳山荘で受付を済ませ、槍ヶ岳に来たことを実感する。
ほんっと嬉しかったですね〜。
(テント一張600円、水1リットル200円)


3日目
テントにデポして、早朝に槍ヶ岳山頂にアタック。
槍ヶ岳に至るまでの、あの鉄はしごを登り詰めとうとう槍ヶ岳山頂に到着。
360度遮るもののない景色は最高です!!
加藤文太郎氏の命を奪った北鎌尾根の姿を確認できました。
その当時にしかも厳冬期になんて想像もつきません…(´・ω・`)

テント撤収後に穂高岳山荘に向けて出発。
大喰岳、南岳を通過しこの日の核心部「大キレット」へ。
空身なら結構スイスイいけるかもしれないが、20キロの装備を背負っての岩場は怖いですね。
登りとか完全に岩登りの部類に入るんじゃないでしょうか?
対向者におばあちゃんがいたのにはびっくりしました。

北穂高小屋で昼食しながら、ブロッケン現象も見れてお腹いっぱいになったところで穂高岳山荘に向けて歩き出します。
ここにも「大キレット」に負けず劣らずの危険箇所の連続(`・ω・´)
ガスってきて、高度感がなかったですが岩場が濡れているので最後まで気は抜けなかったです。

そして、天空の山小屋「穂高岳山荘」に到着。
寒いし展望もないのでテントをすぐ張ることにしました。
テント場が狭いのでフライシートを満足に晴れず、寝てる時に風で飛ばされるんじゃないかとヒヤヒヤしました(;´Д`)


4日目
寒さで目が覚め、最後の朝食を食べた後に奥穂高岳へ出発。
途中から強風と雪がちらついてきて、岩場を掴む手は一時感覚がなくなりました。
登り続けると体温も上がってきてなんとか無事に頂上へ。
ジャンダルムへの展望はもちろんなく、そのまま下山しました。

穂高岳山荘まで戻り、そこから白出沢へ下ります。
この岩場が曲者で足場は濡れて、またガスによってルートファインディングが分かりにくい(´Д`)
久しぶりに足がプルプルしかけました…。

下山となれば早いものでいつのまにか早足に。
4日間歩き続けた足はマメだらけになりました。
最後は惰性だけで歩いてたような気がしますが、無事にスタート地点の中原高原駐車場まで到着することができました。


まとめ
今回の目標である槍ヶ岳は達成できたけど、雷鳥が確認できなかったことだけが心残りではあります。
なので帰りはお土産に「雷鳥の里」を買って、食べながらこの記録を書いています(笑)


追記
GPXデータに少しおかしい部分があります。
(endの部分が笠ヶ岳付近になっている、山頂の名前が表示されない等)

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コメント

若さは財産です
はじめまして
olddreamer です
レコ拝見 元気ですね
写真も楽しませていただきました ありがとう

文中 気になることがありました 抗議します(笑いながら ) ジイサン、バアサンは改められてはいかが あなたと同じルートにいたジジ、ババは私からすればヒーローです・・・時には無謀はジジババもまじっていますが?・・・

体力維持に留意され70,80まで存分に山行きを楽しんでください

73歳のジイサン予備軍より
2012/10/17 8:47
ご指摘ありがとうございます。
どうもはじめまして!!
ご拝見頂きありがとうございます。

そうですね、言葉の使い方には気をつけたいと思います。
今回については人生の大先輩で山のベテランとして尊敬の意味を込め、そういう言葉を使わせてもらいました…。
次からは気をつけたいと思います!!

いつもベテランの方々には道を教えてもらったり、その山域の情報交換したりと助けて頂いてます。
京都方面には疎いのでまたolddreamerさんの記録も参考にさせてもらいます(´・ω・`)

olddreamerさんもお体には気をつけて、元気で怪我なく山登りを続けてください(・∀・)
2012/10/17 12:03
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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体力レベル
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