八ヶ岳 赤岳〜横岳〜硫黄岳 キツいけど楽しい！

2020年06月16日(火) [日帰り]

• GPS: 11:15
• 距離: 15.4km
• 登り: 1,466m
• 下り: 1,457m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:16
• 休憩: 1:57
• 合計: 11:13

5:38 赤岳山荘
5:42 5:42 美濃戸
6:40 6:41 中ノ行者小屋跡
7:39 7:59 行者小屋
9:04 9:06 地蔵の頭
9:10 9:11 赤岳天望荘
9:50 9:51 赤岳頂上山荘
10:10 10:29 赤岳
10:31 10:31 赤岳頂上山荘
11:03 11:07 赤岳天望荘
11:12 11:13 地蔵の頭
11:22 11:29 二十三夜峰
11:39 11:48 日ノ岳
11:50 11:53 鉾岳
11:59 12:00 石尊峰
12:09 12:16 三叉峰
12:23 12:24 横岳（無名峰）
12:31 12:54 横岳
13:04 13:05 台座ノ頭
13:19 13:20 硫黄岳山荘
13:45 13:53 硫黄岳
14:22 14:22 赤岩の頭
14:58 14:59 ジョウゴ沢
15:04 15:04 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
15:08 15:10 赤岳鉱泉
16:04 16:06 堰堤広場
16:46 16:48 美濃戸
16:48 16:48 美濃戸山荘
16:51 ゴール地点

天候

晴れてたけど雲も出てました。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大阪から第二京阪、名神、中央道を経由して諏訪湖SAで仮眠を取り諏訪南ICから一般道。
赤岳山荘の駐車場に5時半ごろ到着。平日ですが3割くらいは埋まっていました。
SUVじゃないので覚悟はしてたものの美濃戸口からの未舗装道路では2回くらい底を擦ってしまった…

写真

6/16 0:12

前日の仕事を定時で終わらせて19:30ごろ出発。
中央道の諏訪湖SAで仮眠を取る。

6/16 4:46

4時過ぎに諏訪湖SAを出発、諏訪南ICで降りてしばらくすると目の前に八ヶ岳がドーンと現れたので車を降りてパシャリ！
この光景はテンション上がる！！

6/16 5:36

美濃戸口から赤岳山荘までの未舗装路に手こずり、想定よりも遅れて駐車場に到着。
平日だからと思いますが5:30時点で3割程度でした。5:36スタートします。

6/16 5:41

歩きだしてほどなくすると美濃戸山荘が現れました。
まだ休業中のようです。

6/16 5:41

おお！これまで何度もレコで見ていた光景が！
ちょっと感動しました。

6/16 5:42

本日の山行計画では南沢方面からスタートして北沢方面から戻ってくることになる。ワクワクしながら一歩踏み出す。

6/16 5:44

いきなりこんなデカいきのこを発見。さすが八ヶ岳。

6/16 5:49

最近のレコでホテイランの咲いているのを見ていたので探したけど見つけることはできなかった。。。残念だ。

6/16 5:58

このような橋が随所に出てきます。登山道の整備が素晴らしいです。

6/16 6:21

しばらくは森の中を歩いていたが、ちょっとだけ視界が開けたところがあった。青空を確認し、今日来て正解だったと実感した。

6/16 6:55

イワカガミ

6/16 7:09

登山道の周りは苔の絨毯が延々と続いてました。

6/16 7:19

枯れた沢に出てきました。すると奥になんか尖った稜線が見えた。
じつはこの直前にルートから外れて沢を横断してしまったが、周りの状況で異変に気づき10分程度のロスで済みました。
（うっすら踏み跡はあったのでもしかしたら赤岳鉱泉へ続く道だったのかもしれません）

6/16 7:40

スタートして約2時間で行者小屋に到着。
それにしてもバックにそびえる八ヶ岳の荒々しい岩峰が凄いわ！

6/16 7:40

ちょうど2名の登山者の方がいらっしゃったのでルートを聞いてみるとどちらも文三郎尾根方面へ行くとのこと。
文三郎はずっと階段が続くので地蔵尾根からにしたけどちょっと不安。

6/16 7:42

小屋もテント場も休業中ですがトイレは使用可能でした。

6/16 7:59

しかし、初志貫徹で地蔵尾根方面へ進みます。
（周回するには文三郎尾根のほうがルート重複しないけどね）

6/16 8:19

地蔵尾根ルートでもこんな垂直階段がありました。
今年は槍ヶ岳にも登りたいのでいい練習になるかも。

6/16 8:32

森林限界を超えると見るものすべてが絶景です！
今日は行かないけど右が阿弥陀岳で左が中岳。

6/16 8:37

山座同定アプリで確認してみると北アルプスや白山も見えるらしいが、遠景は少し霞んでてなんとなくしかわからなかった。

6/16 8:39

おお！これが地蔵尾根ルートの真骨頂なのか！
連続した鎖場のなかに梯子も混ざっていてしかも岩稜帯を直登だ。

6/16 8:43

さっきの鎖場を登りきったところで振り返ると眼下には赤屋根の行者小屋がもうあんな下に。

6/16 8:48

お地蔵様がいました。
登山道はその右側の岩稜帯を登っていくようです。このルートは面白いぞ！

6/16 8:48

アングルを変えると荒々しい峰々の姿が一望できました。

6/16 8:52

さらに上からの眺望です。行者小屋の右方向に見えるのが赤岳鉱泉かな？

6/16 8:55

そしてついに赤岳山頂を視界に捉えました。いい眺めです。

6/16 8:58

稜線に出るまではさらに鎖場を直登あるのみです！

6/16 9:02

ここにもお地蔵様がおられました。

6/16 9:03

行者小屋から1時間で地蔵ノ頭まで来た！
道中は誰とも会うことはなかった。平日ならではですね。

6/16 9:06

関西人にとっては滅多に見ることのない富士山もしっかり見えました！
沢筋に残る雪の付き具合がまたいいですねえ〜

6/16 9:07

赤岳方面に目を移すと、想像以上の標高差が。。。
ここから見ると緑斜面と茶色斜面にスパッと別れているんですね。

6/16 9:10

赤岳天望荘も休業中です。

6/16 9:17

これはとてもビクトリーロードとは呼べない。。。
気合を入れ直してラストスパート！

6/16 9:33

この鎖場が曲者で結構苦労しました。途中で振り返ると絶景が約束されてますけどね。

6/16 9:42

鎖場は一旦終了し、今度こそビクトリーロードか？
いやいや、全然そんな感じじゃない…

6/16 9:49

よし、登りきったぞ！

6/16 9:49

八ヶ岳連峰から蓼科山までが一望だ！！！

6/16 9:50

赤岳頂上山荘も

6/16 9:50

コロナのため、今シーズンは休業です。

6/16 9:53

さあ、いよいよ！

6/16 9:53

赤岳に初登頂の瞬間です！！
スタートして4時間20分、行者小屋からは2時間でした。

6/16 9:58

先代の山頂標識はこのように横たわってました。

6/16 9:59

山頂から眺める富士山は格別です。

6/16 10:01

新しい山頂標識に変わってしまったんですよね。

6/16 10:03

山座同定アプリで北アルプス方面を確認してみる。写真との位置合わせがちょっとずれてしまった。

6/16 10:04

南アルプス方面はこんな感じ。これも位置がずれてしまった〜

6/16 10:28

ずっと眺めていられるわ〜

6/16 10:31

山頂で30分ほどまったりしてしまったのでもう10:30だ。
予定どおり硫黄岳まで縦走するか文三郎尾根ルートで下山するかしばし考えた結果、縦走することにした。

6/16 10:34

キバナシャクナゲ

6/16 10:40

登りで苦労した鎖場だが、下りはわりかし楽でした。
途中でクライムダウンの練習もできてよかった。

6/16 10:50

ここだけ凄い岩の塊が。

6/16 11:04

赤岳展望荘の裏でおにぎりとパンを食べる。
いつものカップヌードルとコーヒーもあるけど時間が押しているので我慢。

6/16 11:04

2名ほど登山者の姿が確認できる。休日ならもっと賑わっているんでしょうねえ。

6/16 11:07

とりあえず腹に入ったので出発。

6/16 11:12

地蔵ノ頭まで戻ってきました。ここで再度コースタイムを計算して、なんとか行けそうと判断のうえまずは横岳に向けてゴー！

6/16 11:17

縦走路もなかなかの雰囲気だ。

6/16 11:24

岩登りの途中でかわいい花に癒やされます。

6/16 11:27

チョウノスケソウ

6/16 11:46

行動食の袋はパンパン。

6/16 12:05

八ヶ岳の稜線はあまりペンキマークを見かけないので一瞬迷う場面も。（ここは左へ）

6/16 12:07

梯子が2つあるということはそれだけ休日はたくさんの登山者が縦走しているから渋滞を避けるためかな？
でも平日だからすれ違うこともなくガラガラでした。

6/16 12:10

ここからは美濃戸口と反対側へのルートがあるようです。

6/16 12:14

ようやく横岳が近づいてきた。

6/16 12:21

横岳周辺では貴重なツクモグサが見れるらしいので目に付いた花は確認するも、なかなか見つからないもんですねえ。
白いのがチョウノスケソウ、紫はオヤマノエンドウ

6/16 12:21

振り返ると赤岳から辿ってきた縦走路が一望だ。

6/16 12:25

横岳への最後の梯子かな？

6/16 12:33

ついに横岳山頂に到着です。赤岳から2時間かかりました。
だいぶ疲れが溜まってきてます。。。

6/16 12:42

前方のなだらかな山容が硫黄岳のようです。まだまだ先は長い。。。

6/16 12:44

疲れすぎて休憩頻度も多くなってきた。それにしても八ヶ岳の地形は凄いなあ〜

6/16 12:48

横岳を出発するとすぐに激下りの鎖場が！

6/16 12:53

激下りが終わったと思ったら次はトラバース鎖場のお出ましだ！

6/16 12:55

ここは梯子で降りるか鎖場でトラバースするかを選べるようなので鎖場を選択した。

6/16 12:58

30分ほどのハードな岩稜帯を抜けると一転してなだらかな縦走路に変化します。

6/16 13:04

振り返ると、これまでの険しい稜線とは対照的です。

6/16 13:04

なんじゃこりゃ！ポッカリ穴の空いたところに雪渓が残ってる。

6/16 13:18

横岳山頂から約30分で硫黄岳山荘まで来ました。ここは営業していて軽食もやっているみたいですけど、後の行程を考えると立ち寄る時間はないのです。。。泣く泣くスルーしました。

6/16 13:25

ようやく硫黄岳が目の前に。2名の先行者が確認できました。

6/16 13:27

最初のケルンまで来ましたが、この先はめちゃめちゃ急登です…
酸素も薄いし、これまでの疲労と空腹でなかなか足があがらない。

6/16 13:41

それでもなんとか力を振り絞り急登を終えるとそこにはご褒美が待っていました。素晴らしい！

6/16 13:53

硫黄岳の山頂は広すぎるぐらい広かった。

6/16 13:43

本日の縦走ラストを飾る硫黄岳に初登頂！縦走できて感無量です！！

6/16 13:50

お約束の爆裂火口。撮影位置にはロープが張られているのでこれ以上は近づけませんが圧倒的破壊力でした。

6/16 13:51

ここからは南八ヶ岳の峰々が一望だ。
今度は右端の阿弥陀岳から縦走してみようかと早くも次を考えてしまう。

6/16 13:54

今日歩いてきたルートをあらためて確認。
会社休んで平日にできる極上の贅沢を味わうことができて最高でした。

6/16 13:59

下山開始時点でもう14時。明るいうちにはゴールできると思うけど大丈夫だろうか。

6/16 14:08

赤石の頭。

6/16 14:03

ここで水分補給しているとソロの登山者の方がこちらへ下りてきました。地元の方で阿弥陀岳から縦走経験もあるとのことで有益な話が聞けてよかったです。

6/16 14:10

これがホントの見納め八ヶ岳。また戻ってくるよ！

6/16 15:07

赤石の頭から1時間で赤岳鉱泉に到着。ここも休業中です。

6/16 15:10

本来なら登山者で賑わっているはずが人の気配はありません。
来年は活気に溢れたところに必ず訪れたいです。

6/16 15:11

水は出ていました。冷たくて美味しかった。

6/16 15:13

八ヶ岳をバックに絵になるなあ

6/16 16:42

赤岳鉱泉からはまるで修行のような1時間半でした。とくに途中からの林道歩きはキツかった〜。そしてあの看板が目に飛び込んできたときはホントにホッとしました。

6/16 16:43

南沢から周回して北沢から無事に戻ってきましたよ！

6/16 16:51

16:51にゴール。駐車場には6台しか残っていなかった。

6/16 18:03

帰りに寄った諏訪湖SAから赤岳を見納めようと思ったけど既に雲に覆われていて残念。

6/16 18:09

今回はいつものカップヌードルといつもの珈琲を味わえなかったのが残念だった。腹ごしらえにそばを食して大阪まで帰ります。

撮影機器：

iPhone XS 64GB SIMフリー Apple

感想

chaos

長かった山行自粛期間も終わり、徐々に近場の山へ登り筋力体力の回復に努めてきたが、そろそろ遠征もしてみようといろいろ考えてみました。
そういえば八ヶ岳はまだ一度も行っていないということで、梅雨の中休みを狙って機会を伺っていると6月16日か17日が絶好の登山日和。
よし！有給休暇を取って行くぞと16日に決行することに。前日夜のうちに車を飛ばして中央道の諏訪湖SAで仮眠を取り、赤岳山荘までの悪路に底を擦りながらも余裕で駐車できたので平日さまさまでした。
八ヶ岳はこれまで登った山とは全く違う感じで、ハードな岩稜帯を鎖場と梯子を使っていい練習にもなったし楽しかったです。
赤岳からの縦走路もずっと絶景を眺めながら満喫することができました。