丹沢/世附川樅ノ木沢右俣
- GPS
- 07:27
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,243m
- 下り
- 1,240m
コースタイム
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 7:26
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道413号線山伏峠トンネルの山中湖側出口からすぐの旧道の路傍に駐車。国道側がやや拡幅されており数台駐車できる。 更に山中湖側に約300m進んだ場所にも余地がある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 ・山伏歩道 山伏歩道は西丸には登らずに東側をトラバースして行く。崩れかけている所はそのまま崩壊が進んでいる。道標は無く、マーキングはごく少ない。 ・甲相国境尾根 道標も多く特に危険箇所も無い。がアップダウンは多いのでそれなりに体力を使う。 ◆登山ポスト 登山ポストは無い。 |
写真
感想
県またぎの自粛が解けたので山梨県からのアプローチで樅ノ木沢を遡行して来た。例によって出逢った登山者はゼロと言う丹沢とは思えない静かな山旅だった。今回は気合がイマイチでゴルジュの連瀑帯は登攀を避けてしまったけれど相変わらずナメの美しい沢を楽しめた。帰路の甲相国境尾根のアップダウンは実に堪えたが。
去年は隣の西沢には行ったが樅ノ木沢は2017年以来だ。3年前は紅葉の時期に来て見事な紅葉の中で台風明けで水量も豊かな沢を楽しんだ記憶がある。方や梅雨の真っ只中なので余りスッキリした天気は元から期待はできないが、曇っていて却って涼しくてちょうど良いかもしれない。湘南から山中湖を経て山伏トンネルの手前の路地に車を停めて出発、トンネルを潜り山伏峠から甲相国境尾根の水ノ木分岐に登り、そこから山伏歩道を降って金山沢林道に出て樅ノ木橋へ。そこで沢支度。
入渓して最初に出合うスダレ滝はやや多めの水量か。水量が多めの方が滝は美しいもんだ。この滝上から760mの西沢との分岐までナメと静かな渓相が続く。樅ノ木沢に進み最初の堰堤は左岸側の踏み跡から越えていくがナメと釜が続く。そんな所で先を行く13KさんとAki-CLさんは魚影に気付いて足を度々停めている。820m位の所の釜で13Kさんが雄鹿の頭部をまたまた発見した。二度あることは三度あるかも?
やがてゴルジュ帯に入って行く。最初の4×6m滝はそれ程困難では無いと見えるがそこに行くには腰まで水に浸からないといけない。Aki-CLさんは構わず進んで行ったが、未だちょっと寒い気がして左岸を巻いた。次のCS7m滝は下段は取り付きやすいが上段が傾斜がキツくなりしかも途中で出っ張った部分があるので水平クラックをアンダークリングが効くまで体を上げるのが結構難しい。しかも水平クラックはカムが入るようなものでは無いので中間ビレイポイントを作りにくい。前回登った感じでは元蕕辰峠蠅澄A芦鵑茲蠅眈緝瑤青々しているのも嫌らしい。まあ無理せず高巻きましょう、と言うことになった。左岸側少し手前から斜面を登るが案の定高巻きも楽じゃ無い。ちょっと際どい斜面を木の幹や根っこに頼りつつトラバースして行くと先頭を行く13Kさんが赤テープを見つけたのでその木の幹からロープを下ろして懸垂下降することにした。ラストで降りて来たAki-CLさんは下降しながら2m程上に踏み跡があることに気付いたそうだ。確かに降りてみると少し先は歩いて降りられそうな感じになっていた。連瀑帯の上に出たのでここでランチ休憩とした。
960mの両門の滝はなかなか見栄えがする。本流には3段3条8×12m滝が懸る。結構ぬめるのが嫌らしいが、楽しい所だ。延々とナメとナメ滝が続き、二俣から右俣に入ってもそれは続く。1100m位で一旦水が涸れたので沢靴を脱ぐことにする。実際にはその後また水が流れ湿ったナメを登ることになったが傾斜は厳しくなって行くので、履き替え時としては良かったのでは。1150m二俣でトポでは左俣に入ることになっているが13Kさんが地形図を見ながら最後に尾根に登る勾配が右俣の方が緩く、また尾根に出る所の標高も20m位低いと指摘し、では右に行きましょうと言うことにした。ただ余り歩く人がいないのかかなり浮石が多かった。先頭を行く13Kさんから少し左に僕は逸れて、Aki-CLさんは更に左側に逸れてもう支尾根への登りに取り付いていた。最終的には油沢ノ頭の東側の1250m地点で尾根に出た。前回の詰めよりは多少安楽だったと思う。
あとは登山道を帰るだけなのだが甲相国境尾根はピークが連なりアップダウンが繰り返されるので思いの外草臥れる。石保土山まで辿り着けずにその手前の無名のピークでたまらず小休止をリクエストした。まあともあれ無事に前回と同程度の時間で出発地点に戻って来ることができた。
いつ来てもこの山域は静かだ。それに美しい溪が多い。また来ましょう。
山中では誰にも会わず静かな山行を楽しめた。
天候は曇りで暑過ぎずちょうど良かった。
今回、沢靴を更新して少し不安があったがグリップ、フィット感共に良好だった。
1100mぐらで再び出て来た水は尾根に逃げるまで涸れず。
詰めは1200mぐらいで支尾根に逃げるともう少し楽に登れたかも知れない。
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