大峰山(柏木道〜大普賢岳〜山上ヶ岳〜表参道〜洞川温泉)
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- GPS
- 14:47
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 2,004m
- 下り
- 1,513m
コースタイム
天候 | 【2012/11/10】曇り(時々晴れ間) 【2012/11/11】雨が降ったり止んだり(山の上は風も強い) |
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過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【下山】洞川温泉から奈良交通の路線バス・大淀センターゆきで下市口駅下車。近鉄吉野線で橿原神宮方面へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・山上ヶ岳(大峰山寺)周辺は今も女人禁制。今回のルートであれば、阿弥陀ヶ森分岐から清浄大橋までの区間。 ・柏木〜山上ヶ岳(大峰山寺)の柏木道は、いわば裏参道。全長116丁(1丁≒100m)あり、2〜5丁毎にマイルストーン(一里塚)が立っている。昔からの道らしく、適度に巻道があってなだらかで歩きやすいが、伯母谷覗の手前の沢筋付近だけはちょっと歩きにくい(といっても通常の登山道)。 ・伯母谷覗、大普賢岳山頂〜水太覗周辺は、すばらしい展望が迎えてくれる。 ・山上ヶ岳(大峰山寺)〜清浄大橋の表参道もとても歩きやすい。約30分毎に茶屋などもあって休憩に適している。 |
写真
感想
・大峰山脈を歩くのは、2年ぶり3回目。大普賢岳〜山上ヶ岳(三百名山)〜稲村ヶ岳を歩くべく、奈良に向かいました。大峰山(山上ヶ岳)の宿坊がすでに閉じられている季節ですので、宿泊は小篠(小笹)宿とし、避難小屋が使えない最悪の場合も想定してテントも持参しました。結果的には、2日目の天候が悪かったため、無理はせず、山上ヶ岳から表参道を下山し、稲村ヶ岳は宿題にとっておくことになりました。
・バスの便が悪いので、柏木にある旅館(朝日館)に前泊。金曜日まで京都に出張でしたので、荷物は宅急便で送っておきました。宿の人は親切でとても気持ちよかったですが、設備が古いのは全く気にはしないものの、温泉でもなく(薪でわかしてくれるとのこと)、食事も普通でしたので、12,600円也はちょっとお高く感じました。
・柏木道の登山口は朝日館からすぐ。道も古くからの(裏)参道らしく、緩やかに歩きやすくコース取りされています。「丁」でふられたマイルストーン(一里塚)も整備されていて、進捗のはかどり具合が良く分かってモチベーションもアップですね。
・谷筋の石がゴロゴロしたところを登りきって少し行けば、「伯母谷覗」。ヤマレコで絶賛している記録を見たことがありましたが、たしかに素晴らしい眺めでした。特に大普賢岳が男性的で立派。大台ヶ原からさらに南の方(熊野方面)に続く山並みの深いこと深いこと。大普賢岳の山頂付近は霧氷で木々が白髪になっていました。
・阿弥陀ヶ森の女人結界にザックをデポしてサブザックで大普賢岳まで足を延ばす。伯母谷覗からみたときはアップダウンの激しい稜線かと思っていましたが、こちらも歴史のある奥駆道。上手にルートが選ばれていて、何の問題も感じることなく、山頂へ。360度の大展望。言葉では表せられません。写真を見て下さい・・・ でも本物は写真以上です!
・水太覗やもう少し先の弥勒岳まで足を延ばしてから、帰路は大普賢岳の北西のトラバース道を使い、さらに経函石にも立寄って、阿弥陀ヶ森分岐(女人結界)へ。
・小篠ノ宿に近づくと、複数の人の声が。しかもかなりの大声。どこかの団体さんがいるのかぁ、避難小屋で同宿だとちょっとうるさくていやだなぁ、などと思っていると小篠ノ宿。声の主はとあたりをみまわしていると、大声がつぎつぎと上るもののどんどんと遠ざかっていく。すこし先に進んで追ってみたものの、背中をみることもできず仕舞い。どうやら、行者さんたちが修行でもしていたようです。
・水場はばっちり。避難小屋も貸切り。でも、避難小屋はプレハブのちゃっちいつくりで、しかも中がガソリンだか灯油だかの臭いで一晩中、臭い思いをしました。こうしてみると、東北の山々の避難小屋のなんと素晴らしいことか!
・翌日はラジオの天気予報通りの雨天。しかも徐々にひどくなってくるとのこと。風も強い。山上ヶ岳(大峰山寺)は、まさに山寺。宿坊もひろそうなのが多数。そんななか、霧に包まれ、しかもまったく無人なのが不気味。人が大勢いるものもちろん困りますがね。(やっぱり私自身は自然の中で遊ぶのが性に合っているようです。)
・表参道も歩きやすくて、できるだけゆっくりとのんびり下山しました。清浄大橋の女人結界まで結局誰一人に会うこともありませんでした。秋の行楽シーズンの土日とは思えない。
・洞川温泉につくころには、リュックを背負った人たちもちらほらいて、温泉センターはそれなりに賑わっていました。下市口駅までの路線バスもなかなかの山道を走ります。日本の山深さは古来のものとは言え、首都圏に長年住んでいると忘れてしまっていますね。
・天気が崩れたお陰で、稲村ヶ岳が宿題に残りました。そうでもなかったら、大峰山脈とも縁が遠のいてしまいそうでしたから、良かったと本心思っています。
コメント
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ずいぶん遠くまで行かれたんですね。出張にからめてのようですね。いつかはこちらにも足を運びたいと思っているんですが、なかなか時間的にも費用的にも難しいようです。でもいつかは。そのときにはこのレコを頼りに行きたいと思います。
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