中央アルプス縦走
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- GPS
- 17:13
- 距離
- 32.9km
- 登り
- 3,422m
- 下り
- 3,886m
コースタイム
- 山行
- 7:41
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 8:37
- 山行
- 8:02
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 8:35
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
その他周辺情報 | ガロは火曜日は休み |
写真
感想
2泊で周回。アルプスでどこか良いところないかなぁ〜と
いろいろ探していた所、中央アルプスがはまりそう。
ただ、普通に菅の台から千畳敷経由で行ったら楽しくないので、今回は北御所谷から入って、伊那前岳を通って
木曽駒ケ岳を目指してみることに。下りは、昨年秋に登った池山尾根を通ると菅の台に戻ることができる素晴らしい周回コースです。
ただ実際のコースタイムを当てはめてしまうとかなり短いので、何とか将棋頭を絡めていこうと計画。結局
菅の台→北御所谷→伊那前岳→宝剣山荘→木曽駒ケ岳→将棋頭→木曽駒ケ岳→宝剣岳→檜尾岳→空木岳→菅の台
とした。
泊まりは頂上山荘と空木岳避難小屋あたりの計画とした。
前日8/2は小川山にいて、いったん東京に戻り自宅に帰り、荷物を持つのは時間的にロスが大きいため、
小川山の装備と今回の装備を2つ作る事に。さすがに2個の計画の装備を準備することは大変で、何をどこまでやったのか?
さっぱりわからなくなり混乱しつつも何とか計画を実行に漕ぎ着けた。
Day1 菅の台→北御所谷→伊那前岳→宝剣山荘→木曽駒ケ岳→将棋頭→木曽駒ケ岳
今回は、下山後の負担を軽くする為、池山尾根の取付きスキー場に車を置きビバークをする。
翌朝バスの時刻に合わせて移動をした。
すでに始発は出ていたためか、バス停には人も少なくすんなりと乗れた。 乗る前に検温をされたが、ここでアウトだったら載せてもらえないのだろうかと
突っ込みが入る(笑)
菅の台は、標高800m程度で、山頂の木曽駒ケ岳は2950を超える山なので、1个任皀丱垢亡萃イ辰禿个辰討發蕕い燭させちを抑えつつ(笑)
北御所谷の登山口に降り立つ。標高1400m 約1600mを上げることになる。まずは登山道を登山口まで林道歩き。
途中まではいい道であったが北御所谷に徒渉手前ポイントからは意外と悪かった。このところの長雨で山が豊水していることもあり、徒渉もギリギリといった感じ。
無事に登山口まで辿りつきまずは清水平を目指す。道は意外と歩きやすくすいすいと高度を稼ぐ。上部はガスで、涼しいことも関係している。
平日だというのに下山者に会い、先行の登山者も現れる。
清水平では冷たくておいしい湧き水でのどを潤し、次なるうどんや峠を目指す。ここまでは意外とあっさり。
うどんや峠に着くとここからは稜線に乗り尾根歩きとなる。小屋場・一丁が池を過ぎ、高度2400mくらいを超えると木々が低くなり空が近くなる。
7合目辺りに来ると、完全に樹林帯を超えてハイマツ帯となる。 先行者が見える。
みると足元にテーピングをしている。靴底がはがれたようだ。それにしてもこの時間帯にここにいるとは一体何時に出発をされたんだろうか…
先行のパーティに道を譲って頂き先頭に立つ。8合目を過ぎると伊那前岳は目の前だ!。
そしてようやく伊那前岳に到着。過去冬期の冬トレで、浄土乗越から来たことがあるがその先に入ったことがなく、今回ようやく繋ぐことが出来た。
汗冷えと南からの強風で体が冷える為、北側の岩陰で一本立てる。 伊那前岳までくれば、浄土乗越・木曽駒ケ岳は目の前だ!
ほんとに目の前って感じで、伊那前岳から15分くらいで浄土乗越についてしまった感じでほんとに、あっという間に着いた。冬に歩いた際には1時間以上かかったような
記憶がある。 浄土乗越も人もほとんどおらずであった。 宝剣山荘が営業していたので中をのぞく事に。初めて入った宝剣山荘であった。
バッヂを購入し、中岳を目指す。中岳もすぐに到着。 2930m。 ここを降りれば頂上山荘のテン場であるが、眼下はガスで見えない。(笑)
途中には数名の登山者が座り込んで休んでいた。言葉通りの五里霧中で頂上山荘に到着。
このまま、将棋頭まで行って泊まるか、ここでデポして将棋頭をピストンするか悩む。
まだ時間が早かったので、後者のピストンを選択することに。 チェックインをする。 料金は1000円であった。
テントもぽつぽつ。30張程度といったところか。良場を選び設営を行う。はじめはガスで見えなかったが、設営中にどんどん天気は回復をしていき
青空も望めるようになった。設営を終え、将棋頭へ。木曽駒ケ岳山頂経由で行くこととした。
15分ほどで山頂に着く。やはりここも人はまばらである。ここから馬の背を経て将棋頭 片道1.5時間程度である。馬の背を下るとサルが。
昨今、中央アルプスの雷鳥の孵化の失敗はこいつらのせいかと、追い払う!!!
とはいえ彼らの生態域を荒らしているのは我々人間なんだから、なんと勝手な振る舞いなんだろうと思う…。
意外と下る馬の背にビビりながら、高度を落としP2661へ。ここからは登り返しとなる。目指す将棋頭はP2721である。手前の小高い丘を巻き気味に超え
ると、眼前に将棋頭山と西駒山荘が見えてくる。 そして、西駒山荘との分岐へ。先に西駒山荘へ。 テント泊している登山者いるかなと思ったが、
意外と誰もおらずで貸し切りだった。次回は泊まりたいなと思いつつ将棋頭山へ。たおやかな稜線が方々に伸びていて天気が良ければ素晴らしい眺望が
望めるだろうと感じた。このころにはガスもだいぶ取れてきて視界が効いていた。さて、帰ろう。
と駒ケ岳を目指す。 途中同じく将棋頭山を目指すパーティ2パーティとすれ違う。完全に貸し切りだった自分はラッキーだ。
天気も再び悪くなりつつある木曽駒ケ岳を見ながら登り返す。山頂直下でまた少し晴れたので、再度山頂を目指すことに。
前回ほどではないが、少しは視界が効いた山頂を楽しむことが出来た。
その後、テン場に戻りビールを購入し一人宴会。ここまでの水不足が祟ったのか、酒が回り過ぎりて一人酔っ払い具合が悪くなる。
が、テン場での飲みなので、いつでも寝れるのが良いところ。高度の影響もあったのだろう。 昼寝をして夕暮れ時に起きて晩飯を食べ、翌朝に向け
再度寝る。テン場ではとにかく寝る!に限る(笑)
寒さもそこまで無く、快適な夜を過ごすことが出来た。
Day2 木曽駒ケ岳→宝剣岳→檜尾岳→空木岳→菅の台
この日は、前日に将棋頭をやっつけたので、時間にも余裕が出来、少し遅めの出発とした。
モルゲンを楽しみ、日が上がってからの出発とした。中岳を巻いて宝剣に行くこともできるがまずは体調チェックとばかりに中岳へ。
その後、宝剣岳を目指す。冬に宝剣岳を登ることを想定して歩くが、どこが難しいのかよくわからず山頂に着いた。山頂には5人のおば様方が騒いでいた。
お互いに写真を取り合って先に行かせて頂くこととなった。 おば様方は今日は三沢岳を目指すとのこと。頑張ってもらいたい。
自分は極楽平→島田娘を経て、濁沢大峰→檜尾岳と進む。遥か先に、空木岳への大登がよく見える(笑)。
意外とそこまでの道もアップダウンがあり苦労を感じさせる。今日も2000m程上げるのかな…
檜尾岳で一本立てる。意外とここまで距離があり地味な高低差があった。ここで一本立てる。先行者は見えない。左手奥には檜尾岳避難小屋が見える。
まずは、熊沢岳を目指す。いくつかのピークを越え熊沢岳に着くと子供連れの4人パーティが居た。この子たちは一体何時に出てきたんだろう…
と思うが子供一人がどこまで行くのか聞かれたので、
空木岳から下山だよ。
と答える。子供は、空木岳の避難小屋に泊まるというので、お化けがでるぞ〜。とビビらせておいた(笑)
その後、別れるときに、おじさんが先に行って退治しておくよ!と話して子供たちとは別れた。
熊沢岳を越えると川東岳。ここから木曽殿乗越に大下りがあり、空木岳への大登がある。
川東岳からのくだりも意外ときつく このころになると太陽も顔をだしてくれ、暑さと戦いながらのくだりとなる。
木曽殿小屋は開店の準備中なのか小屋番が忙しそうに荷物整理をしていた。ここでは南駒のバッヂが売られていたので、昨年秋に購入できなかった
南駒のバッヂを入手。今から始まる空木岳への大登に備えて休憩を念入りにする。
空木岳までの標高差は360m 登り返しの域を越えた数字であるw。
一度止まると苦戦をするだろう事は見えて居たので、足を止めないペースでゆっくりと登り始める。
一歩一歩目の前の岩を越えながら上を目指す。途中意外と悪いところもあり冬にここを越えるのは結構大変かもしれないと思う。
登り始めて焼く1時間 ようやくピークに立てた。今日はもうこれ以上登らなくていいという安堵感
また、この地に戻ってこれたという安心感に包まれる。すぐに下るのは勿体ない為、少し休憩を交える。
池山尾根方面から登山者が上がってくるのが見える。朝に出ればちょうどこの位の時間に着けるはず。
気持ちも落ち着いたので下山をすることに。
前回は避難小屋経由で登ったので、尾根通しで下山することに。まずは駒峰ヒュッテを覗く。ここはやっているかと思いきやここもお休みのようで
昨年秋と変わらない様相であった。駒石までゆるゆるとくだりを楽しむ。花崗岩の稜線とハイマツと青空が美しい。
日帰りの登山者が続々と上がってくる。みんな頑張っているなぁと挨拶を交わし自分はひたすら下る。
避難小屋の分岐を過ぎ、ヨナ沢の頭、子地獄・大地獄・マセナギと順調に高度を落とす。
稜線上は陽射しが強く暑かったが、樹林帯に入るとガスに巻かれ気温が一気に下がり寒さを感じるくらいであった。
まぁそれにしても長い。 さすがに2000mも落とすとなると一筋縄ではいかない。
尻無からの池山小屋も前回とは異なるルートを選択して気を紛らわせる(笑)
残り700mと記載があったが、明らかに1キロ以上歩いてるだろう!と一人突っ込みをして、池山小屋へ。
小屋前では冷たくおいしい水をたらふく飲み、のどと気持ちを潤した。ここまで5キロ。残り5キロ。ここまでの倍か〜とこの先の道のりに霹靂とするが、
ここから先は意外と道が整備されており、歩きやすく距離を稼ぐことが出来た。
旧小屋の水場を過ぎ、長い林道に入ると先行者に出会った。なんと! 歩きタバコをしていた。
臭くて迷惑なので急いで追い抜きをしてやり過ごした。その後も順調に高度を落とし山頂から3時間で何とか下山が出来た!
下山口は真夏のような暑さと陽射しが降り注いでおり、2400mあたりの寒かった場所に戻りたいと感じた。
一生けん命歩いた後は補給!とばかりガロを目指したが生憎定休日。 対面にある明治亭でソースかつ丼を食べて、帰宅の途に着いた。
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