野反湖-白砂山-赤石山-岩菅山-鳥甲山-屋敷
- GPS
- 44:10
- 距離
- 59.9km
- 登り
- 4,994m
- 下り
- 5,727m
コースタイム
- 山行
- 2:16
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 2:22
- 山行
- 10:03
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 10:47
- 山行
- 8:58
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 10:06
- 山行
- 10:06
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 10:45
天候 | 8月1日:晴れ一時曇り 8月2日:晴れ一時曇り 8月3日:曇り後時々晴れ 8月4日:晴れ一時曇り 8月5日:晴れ一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
04:20 自宅 雨の中、徒歩 04:50 町田 04:56 JR横浜線 八王子行 3410円 05:21 八王子 06:08 JR八高線 川越行 06:54 高麗川 6:58 JR八高線 高崎行 08:27 高崎 08:53 JR吾妻線 大前行 10:19 長野原草津口 10:42 ローズクィーン交通 野反湖行 1540円? 11:58 野反湖 復路 08月06日(木) 計7520円 16:00 小赤沢 07:00 森宮交通 600円(前日 17時までに予約) ※通常は見玉で乗り換え、朝一番だけ、津南直通 07:46 津南 07:50 南越後観光バス 十日町行 440円 ※終点が十日町駅でないで注意、本町?丁目で降りる 十日町車庫から駅まで徒歩(北越急行は別料金のはずだが合算で詳細不明) 08:50 十日町 10:21 北越急行ほくほく線 越後湯沢行 4410円(340円か) 10:54 越後湯沢 11:06 JR上越新幹線 Maxとき316号 東京行 1870円 11:33 高崎 11:56 JR八高線 高麗川行 13:25 高麗川 13:30 JR八高線 八王子行 14:12 八王子 14:20 JR横浜線 東神奈川行 14:46 町田 14:50 神奈川中央交通バス つくし野行 200円 15:10 南中学校前 徒歩 0円 15:20 自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
堂岩山分岐から白砂山まで、膝くらいの高さで草が被っている所有り 岩菅山の裏岩菅山から笠法師山付近まで、草刈されてなく、足元が見えず歩き辛い。 鳥甲山はどちらからも草刈されている。 |
その他周辺情報 | 切明温泉の河原にお湯が流れている、熱くて入れない(笑) 屋敷温泉の秀清館はやってない! 民宿『えーのかみ』長野県下水内郡栄村大字堺18239(025-767-2119)※ただいま休業中 http://sakae-akiyamago.com/stay/291/ 南越後観光バス 津南営業所 TEL 025-765-3647 南越後観光バス時刻表 http://www.minamiechigo.co.jp/ ローズクィーン交通、六合村地区路線バス時刻表 http://rosequeen.jp/wp/wp-content/uploads/2018/06/六合地区路線バス時刻表A3.pdf 南越後観光 森宮交通 デマンドバス 025-766-2949 |
写真
感想
感想は後日で!
今年の初めには、南アルプスに行くつもりで、下部温泉の宿を予約したのだが、南アルプスの自粛要請により断念。というかそれ以前に長期登山に行くだけの体力が、外出自粛により付いていないという不安があり、標高差の少ない、2000m級の山で長く歩ける所でいろいろ考えてみた。志賀高原周辺もその候補で、最初はほぼ逆コースで考えていたのだが、鳥甲山のムジナ平側の登山道が、登り一方通行が望ましい、上級者向けとか書いてある事もあって、ちょっとビビってしまった。さらに7月になって、ウィルス感染が再び増えてきた為、山自体が行けなくなるのではないかという不安も出始めて来たので、ここは何としても行って置かないとまた、長く登れなくなるのではという不安でとにかく夏休みの一回は長く歩いておかなければとの思いで、行くことにした。手指消毒用に小瓶に詰めたアルコールを用意したのだが、直前に持って行くのを忘れた。
8月1日(土)
新宿から湘南新宿ラインで高崎に行こうと思っていたが、八高線の各駅停車で行っても、高崎から吾妻線の時間に間に合うことがわかったので、乗車率の少ない(笑)八高線で行くことにした。予想どうり乗車率は少なかった。高崎から吾妻線に乗るのが今回初めてとなるっていうか、吾妻線の存在自体、知らなかった。最初は上越線と同じような所を通るが、途中から山中の集落を抜けていく景色は、自宅からほど近い距離にこの山岳集落?がある事に気が付いていない事にビックリしながら眺めていた。長野原草津口駅では、かなりの人数のお客が降りたのだが、大半の人は、草津温泉方面のバスに吸い込まれて行って、そのバスが行ってしまうと、すっかり静かな駅になった。駅舎は新しくなっているようで都会的で味気ない。周辺にも地元の店のようなところが近くに見当たらず、殺風景だった。野反湖行きのバスは少し小さめのマイクロバス型なのが、少し時間を置いて到着した。お客は4人ほどで終点まで行ったのは3人だった。バスを降りてすかさず、登山道へ歩き始める。入口近くに登山指導員なのかな?仮設テントに誰かいたが、人と話していたので素通りすると、後ろから声を掛けられ、どちらまで〜と訊かれたので、白砂山と答えると、県境トレイル抜けるのか?訊かれたので、いや抜けませんよ、と言うと、じゃあ戻って来るんですねと、確定されたが、いや戻って来ません。野反湖回って、岩菅山へ行くのでと説明するのは面倒なので、そのまま歩いて行く。
歩き始めてすぐの沢を渡る所が日影だったので、休んでパンを食べた。2時間ほどの、水場でまだ、早いがテントを張ってゆっくりした。
8月2日(日)
翌朝は、野反湖や雲海が見えて天気が良さそうだった。堂岩山の少し下の分岐にザックを置いて、白砂山へピストンする。朝露で足元はびしょ濡れになる。途中に金沢レリーフと言うのがある。遭難碑かと思ったら違ったようだ。白砂山から東の群馬県境トレイルも開かれたばかりで、行こうと思っていたが、直前に計画を変更したのでどんな感じだろうかと気になる。次回、機会があれば行ってみようと思う。八間山方面へはアップダウンの少ない道で野反峠まで向かった。峠には車道が通っているので、土産物屋に駐車場には大勢の観光客がいたが、山道に入ると静かになる。小さなピークをいくつか過ぎて高沢山の分岐を過ぎると、登山者にも会わなくなった。カモシカ平の下で水を汲んで戻る。ここでキャンプしても良かったのだが、遠く雷の音が聞こえたような気がして怖いので反対側に見える山の林の見える所まで行くことにする。
8月3日(月)
目覚ましをかけ忘れたのか、いつの間にか明るくなってしまった。ガスがかかっているが、遠くがたまに見えたりして、天気は悪くない。まだ水がたっぷりあるが、この先に水場が無いことから、五三郎小屋の水場へ行く。ガイド地図に書いてあるように、荒廃していて、使用できない。すぐ横に水場がある。家に帰ってから、『静かなる山』を読み返すと、この小屋に泊まった事がかかれている記述があった。この後のオッタテ峠の所にも水場があると書いてあるのだが、それらしき標識も踏み跡も見当たらなかった。湯ノ沢ノ頭はいつの間にか通り過ぎてしまったようで、赤石山の標識が唐突に出てきたビックリした。岩の上に登ると、青い大沼池が見えた。そこから金山沢ノ頭に向かう途中で、団体とすれ違う。金山沢ノ頭で少し休む。岩菅山頂上で泊まるつもりだったが、予定通りには進まず、頂上下の分岐のノッキリで泊まることにする。テントを張って数時間後、少し雨が降ったが、すぐに止んでしまったようだ。
8月4日(火)
翌日起きてみると、多少雲があるものの、青空も見えて晴れている。岩菅山への登りはそれほど急では無かったが、山頂に着いた頃には、ガスに覆われて景色は見えなくなっていく。山頂の横に少し低くなっている所に避難小屋があった。中を覗いてみると、通路の両側にカーペットのようなのが敷いてある板の間、天井が低いかな?少し年季が入っているが、山頂の夜は楽しそうだ。裏岩菅山には、なだらかに少し登って行く。とここまでは普通の道だったのだが、ここから草刈がされてなく、両側から草が被って道が見え辛くなった。笹が、所々ににょきにょきと生えていた。ちょっとした岩のロープを登った先には、稜線の緩やかな道がしばらく続く。このなだらかな山が烏帽子岳?と思いながら歩いて行くと、急な下りに足元が良く見えず、探りながら行く。下の稜線が見えてきて斜面は緩やかになった。突然道が二つに分かれる?あれ、どっちだ?と思ったら、どうやらここが水場の分岐らしい。その先の痩せた鞍部を登り返すと、足場の悪い急な登りが続く。笠法師山を巻く道が長い根曲がり竹の歩き辛いトラバース道、広場を過ぎると普通の登山道を下り発電所の導水管の上から、広い九十九折を切明温泉に出てきた。河原温泉の標識があったので、行ってみると川が温泉だった。足を洗って少しスッキリ。ムジナ平登山口への車道を歩く。登山口には車が一台あったので、まだ、降りて来る人がいるのか?と思いながら、少し歩いた所にある水場の横に泊まる。
8月5日(水)
朝、起きてみると昨夜は雨は降らなかったようだ。初っ端からの急な登りがキツイ。林の中の登りで、ヘッドライトを点けて歩いたのはこの日が初めてかな、根本がL字に曲がった木の所でようやく休んだ。平坦な所が無かったからだ。その先すぐ稜線に出て、景色が見えるようになった。さらに進んだ所に心配していた鎖場が出てきたが、思っていたほど急では無く、足場もしっかりしていたので良かった。鎖に全体重を預けるようなことも無かった。去年の荒沢岳では、鎖の連続が途中に休憩を入れるほど長かったからだ。それでも、天気が良く気温が上がってくるときつくなってきた。白クラの頭に着くと、少しガスっぽく、山頂方面が見えたり、見えなかったりしている。カミソリの刃の所でも、東からガスが上がって来て全体像が見えに無い感じだった。道が突然下りになって、あれ?と思ったところが、例の山頂の分岐だと思い出した。ここでも、ガスが取りきれなくて、景色が見えなかったが、一応5日間の行程のピークを踏んだことで少し安心した。サイドポケットに忍ばせた、行動食を一通り食べたら下りにかかる。分岐を屋敷方面へ進むと、小さな草の斜面にニッコウキスゲがまとまって咲いていた。今回では一番多い群落だった。赤クラの頭が、どこだかわからない辺り、写真を撮ろうと思ったら、唐突にカメラの電池が切れたので、慌ててザックを降ろして、予備の電池を引っ張り出す。日差しが切れ目なく射すようになって、全身汗まみれになって来た。1時間はきつくて歩けない、40分、30分と休む間隔を短くしていくように歩いた。休んだ少し下にコンクリートの雪崩防護壁が見えた。あれか!防護壁を回り込んで、少し林道のような道を歩く、再び山道になって下に登山ポストが見えた。車道に出ると、座り込んでしばし歩く気がしない。近くの沢の水を汲んで再び車道を下り始めた。
屋敷のバス停周辺には、この周辺独特の屋根の形をしている民家が点在している。橋の所で工事をしているようで、大型トラックが行き来していた。温泉に入れるかと思って、看板のあった宿に電話して見たが、反応が無かったので、苗場山の登山口になる、小赤沢まで行ってみることにした。地図にあった楽養館を目指して坂を登って行く途中、民宿の方が声を掛けてきて、今日は温泉やってないよ!と言われたので、引き返して下って行こうとすると、民宿の前でいろいろと話をしているうちに、やっている温泉まで送ってくれるという話になって、送っていってもらった。途中、明日のバスを予約しなければならないと、下にあるお店で、バスの件を訊いてもらったりした。車で、屋敷の先ほど工事している横を通って、電話を掛けた温泉に行ってみたが、やはりやってないようだ。その温泉の隣に、今は営業してないが、温泉があるという、宿のお風呂を使わせてもらうという話になっていたので、着替えだけもってお風呂を借りる。小さな浴槽だったが、熱い湯が出ていた。あまりに熱すぎて、中に入れなかったので、水で薄めるのも何なので、手桶で汲んで、水で薄め身体だけを洗ったら、どこで付いたのかダニが2匹、左の横腹にいたので、ひねって取った。手拭いで身体を洗ってあがった。家の人にお礼を言って、民宿の人に言われたように500円を置いて行こうとすると、知り合いの人なのだから、お金は要らないと言われ、ありがたく。お礼を言って出てきた。再び小赤沢まで歩いて行く。ザックは先ほどの民宿に持って行ってくれていた。車の中に入れておくから勝手にもっていてくれと言われていたので、車の後ろを開けると、ザックの所に、紙が置いてあって、コロナの事があるので住所と名前、電話番号を書いておいてくださいと書いてあったので、そのようにした。家を覗いてみたが、人影が無かったので、バス停まで下って明日のバスを予約し、バスを待った。夕飯を作って、さらにバス待合所の中で休んでいると、『えーのかみ』のご主人が来て、ビールを差し入れてくれた。350mlのそれを飲むあいだ、ご主人と話をした。風呂まで送っていってもらったり、バスの時間を訊いてもらったり、ビールまでいただいてなのもお返しすることが出来ず、恐縮するだけだった。
8月6日(木)
ふと気が付くと明るくなっていた、いつの間にか寝てしまったようだ。
夕方は暑くて寝れなかったのだが、夜中になると寒くなって、シュラフを引っ張り出して、上掛けとして使う。4時過ぎごろだったか、朝食の用意をする。朝一番のバスは7時ちょうどに来るはず、もう少し時間があるので、パッキングをしっかりやり直して、髭も剃った。5分位前になったら、待合室の入口をあけて、すぐ出発できるように構えていたら、ぴったり時間に来た。先客の中学生2人が、マスクをしていたので、思い出してマスクを付ける。いくつかの山間部の集落を抜けると、平坦な道になった。途中の集落もやっぱり、屋根が特徴的な家が多数を占めている。津南の市街地を走ると、通勤通学の時間帯のようで賑わっている。十日町の駅の近くで降りるのを忘れ、終点まで行ってしまった。駅まで1Kmもないのだろうが、暑くて大変だった。駅周辺の散策をする気にはなれなかった。駅の最寄で降りれば、電車の連絡が良くすんなり行くはずだったのだろうが、次の電車まで1時間半位か、待合室で残りのパンを食べながら待った。前の電車の時には、構内放送で電車が来ますとのアナウンスがあったので、私の乗る電車でもあるのかと油断していたら、無くてあわてて3階のホームへ駆けあがる。おかげで電車の写真を撮り損ねた。高架を走るほくほく線はかなりのスピードを出して走って行く。越後湯沢で、新幹線の自動改札を通ろうとしたら、引っかかってしまった。ほくほく線の乗車券を入れたためのようだ。おかげで、乗車券を取られてしまった。新幹線はガラガラで私の乗った車両には、ぱっと見た所4〜5人くらいしかいないのではないかと思われた。一駅の高崎で降りて、八高線のホームへ向かう。十数分待ちで、出発したが、冷房がついているのだが、なぜか車内はものすごく暑い。汗を時々拭いながら高麗川まで行く。高麗川からの電車ではそこそこ効いているので涼しかった。
最寄りの町田駅のバス停に行くと、ちょうどがつくし野駅行のバスが来たのでそれに乗って帰る。
家に帰ってから、2日後ころに、『えーのかみ』の住所を調べて、お礼の絵はがきを自分で撮った鳥甲山の写真で作って書いた。
つづく
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