笹山(黒河内岳)・白河内岳・大籠岳・広河内岳(奈良田より時計回り周回)
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- GPS
- 21:45
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 2,734m
- 下り
- 2,734m
コースタイム
- 山行
- 8:09
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:54
天候 | 1日目:晴れ 2日目:晴れ(ただし稜線上はガス&爆風) |
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過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
奈良田〜笹山南峰:急登となだらかな登りを繰り返します。危険箇所はありませんし、リボンもしっかりつけられているので、一般登山道レベルだと思いました。ただし下りでは道迷いが多いそうなので注意。 笹山南峰〜大門沢下降点:途中樹林帯やハイマツ帯がありますが、メインは岩稜帯の稜線です。今回はガスと強風でルートを探すのが大変でしたが、マーカー・リボン・ケルンはいっぱいつけられてます。 大門沢下降点〜大門沢小屋:長いですが歩きやすい一般登山道。 大門沢小屋〜奈良田:狭いトラバース、水量の多い沢の渡渉、倒木などが多く、今回一番ヒヤヒヤしたゾーンです。新しい橋が作られているダムのところは下り側に一切案内がありませんでしたが、橋の下をくぐってダムの近くまで行き渡渉するのが正解のようです。自分たちは正解が見つけられなかったので、命の危険を感じ、結局進入禁止の橋を渡ってしまいました…。 |
その他周辺情報 | 下山が遅かったので、温泉もお店も終わってました。まっすぐ帰宅。 |
写真
装備
個人装備 |
ダウンコート
ウインドブレーカー
Tシャツ
ドライレイヤー(ミレー)
ハーフパンツ
タイツ
靴下
グローブ
レインウェア
帽子
登山靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
調理器具
ライター
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
|
---|
感想
8月8日〜9日の2日間、南アルプスの笹山(黒河内岳)・白河内岳・大籠岳・広河内岳の4座を妻と2人テント泊で周回してきました。妻は初めてのテン泊登山です。
今回の計画では水場のない稜線上で幕営しないといけないので、必要な水をすべて担ぎ上げなくてはいけません。登りの途中にも水場はあるんですが、水場までの往復にちょっと時間がかかるし、確実に汲めるかどうかも分からなかったので、出発時から1人5Lずつを背負いました。テントや調理器具を含めると約17kg(妻は10kgぐらい)もあるザックを担いで2,000m以上の標高差を登るのですから、いつもよりも遅い歩みになりますし大変です。
「ダイレクト尾根」と呼ばれる急登を登り切ると、笹山南峰山頂にはすでにテントを張っている方が何人も…。笹山、大籠岳、広河内岳は「日本百高山」(百名山ではない)に選ばれているそうで、マイナーと思っていた今回のルートは意外と人気なのでした。特に今年は新型コロナウイルスの影響で南アルプスの日本百名山は登れない山だらけなので、もともと山小屋がなく自由な幕営が容認されている山域に人が集まるのは当然のことです。
テン場難民となった我々は、「白河内岳付近にいい幕営好適地がある」と登りの途中で出会ったご夫婦から聞いたことを思い出し、すでにヘトヘトな妻を応援しながら北上。笹山と白河内岳のちょうど中間地点にあった樹林帯に絶好の場所を発見し、無事に一夜を過ごすことができました。その夜から稜線には強風が吹きまして、眺望の良い笹山付近に幕営した方は寒くて大変だったそうです。自分たちは結果的にいい場所に幕営できてラッキーでした。
2日目は絶景を眺めながら稜線歩き…のはずだったんですが、夜からの強風は止まず、視界はガスで真っ白。晴れた日には「こんなにいっぱい描かなくても…」と思っていたマーカーやケルンが本当にありがたかったです。
大門沢下降点からの下りは、人気の北岳・間ノ岳・農鳥岳縦走ルートでも通る一般登山道なので楽々!…かと思っていたんですが、片側が崖になった狭いトラバースや難しい渡渉箇所が多く、結構ヒヤヒヤしました。むしろバリエーションルート区間(奈良田〜笹山〜大門沢下降点)の方が、道迷いしそうな場所はあっても滑落しそうな場所は皆無だったので楽だと感じました。最後にはダムの手前の橋が通行禁止になっていたため迂回路が分からず、17時を過ぎているのに40分近くロスしてしまうというトラブルまで発生。奈良田の駐車場に着いたのは計画よりも4時間遅い19時でした。
そんな訳で、色々と残念なことも多かった初めての夫婦テン泊登山でしたが、計画したルートを2人で踏破した達成感は最高でした。あんなに大変だったのに、もう次の山行へ行きたいのはなんなんでしょうね?山の魅力は不思議です。
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