注意事項多々あり(><)、日向山〜八丁尾根経由で甲斐駒ヶ岳、黒戸尾根経由で周回
- GPS
- 26:02
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,939m
- 下り
- 2,921m
コースタイム
- 山行
- 13:32
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 14:25
天候 | 8/29 晴れ 8/30 晴れのち一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
*トイレ、登山届BOXあり *午前3時過ぎに到着したが、登山口に近い側は既に満車。手前のスペースはまだ空いており10台くらいが停車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道、水場の状況 ・最近は日帰りで行く人の記録もあるが、1泊2日でも健脚者向けのコース。 岩場・鎖場を自力で歩けることはもちろん、ルートファインディングできない人は八丁尾根には入らない方が良いと思う。 日程をとれる人は2泊3日が八丁尾根ルートをしっかり満喫できるプランになると思う。歩行ペースがコースタイムを切れない人も余裕を持って2泊3日であればチャレンジ可能と思う。(個人的見解の為、事前の下調べは必須) ・駐車場〜日向山は出だしから斜度がきつく汗だくに。飲料水は多めに持っていくことをお勧め ・雁ヶ原〜大岩山も着々とこうどをあげていくが特に危険個所はなし ・大岩山ピーク直後の下りがほぼ垂直に近い下りでロープ、鎖、ハシゴが続く。今回のルート上で最も慎重に行くべきところだった ・八丁尾根はとにかく長い!!烏帽子岳の手前には岩場やハシゴもあるが、すごく危険というほどではない ・六合石室小屋は初めて行くものには日が暮れてしまうと見つけづらい。 ・六合目小屋から下り10分の所に水場があるようだが枯れることがあるということでこの度は担いでいったので確認には行かず、登り20分 ・六合目小屋から甲斐駒ヶ岳山頂までも岩場の連続で、所々針金?あり。ルートの分かりにくいところにはケルンが積んであるので目印になる ・宝剣の岩〜八合目御来迎場辺りは岩場の連続 ・七丈小屋〜五合目小屋跡は鎖やハシゴが連続 ・刃渡〜笹平は笹が多く粘土質で滑りやすいので注意(倒木箇所あり) ・前回6月の黒戸尾根ピストンの際もこの度もコースタイムはなかなかまけず。普段は休憩込みでだいたいコースタイムで歩けているが、このルートは登りも下りも休憩なしでもややオーバーペースだった。 |
その他周辺情報 | ◆温泉 道の駅 信州蔦木宿「つたの湯」(700円) コロナ対策で営業時間短縮中 ※要確認 *この度は立ち寄った時点で営業されていなかったので、帰り道他の所へ *小渕沢、茅野、諏訪などにあり |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
アームカバー
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯2食分
行動食
非常食
アルファ米とフリーズドライのおかずやスープ2食分
飲料4L弱
水筒
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
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感想
8月2回目の信州方面遠征は、何と今シーズン2回目の甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根。
しかも過去の山と高原地図や現在もYAMAP の地図には載っていない、2019年版の山と高原地図から破線ルートで追加されたコース。
前七丈小屋の小屋番さんの時に開拓されてたようで、現在も七丈小屋の花谷さんたちが整備してくれているおかげで破線ルートなのに目印あり、登山道の整備もきちんとされており、ロープや梯子、鎖もしっかりしたものがかかってあった。
ちょうど前回6月に小屋で一緒になった人達が行くと聞いて「どこの話だ?」と思っていたところにお声がかかり、このタイミングは行くしかないと思っての企画。
彼女とは昨年の10月の御嶽山・五の池小屋で知り合って以来共通点で意気投合したのをきっかけにスキーでもお世話になっており、ご縁があるのだろうと思う😊
前回6月に甲斐駒ヶ岳を黒戸尾根でピストンした日記をあげた際に、彼女から「八丁尾根経由で甲斐駒ヶ岳〜黒戸尾根に行きませんか?上の無人小屋にとまり、景色を堪能したいと考えてます。」とお誘いいただいた。
この度は避難小屋を利用で、小屋から下り10分登り20分のところにある水場は枯れているかもしれないとのことで2日分の行動中と自炊用の水を担ぐと、下りの七丈小屋まで給水ポイントがないため私は4L弱、友人は5Lほど担いでたようだが、日向山までの登りでかなり汗をかいて水分補給してしまったので初日の後半は行動予定時間と手持ちの水分の残量とを比べながら思い切って飲めない状況が続き、せめてあと500mlは担いで行くべきだったと何度も思った。
七丈小屋に着いたときの水の美味しかったこと✨
一気に10口程がぶ飲みしちゃった😅
また、スタート地点770mから6合目石室小屋の2545mまでの急な斜面の登りは直射日光がなかったとはいえ13kg程に及んだ荷物を背負ってコースタイム約12時間はなかなかのもので、特に大岩山から烏帽子岳のコースタイム3時間半の遠かったこと💦
初日のお宿となる予定の6合石室小屋にはギリギリ日が沈むまでに着けそうだったのに、小屋を探しているうちにヘッドランプが必要となり、小屋の場所をハッキリと把握してない私達には見つけるのが困難で持参していたツエルトでビバーク決定😅
過去にレスキュー講習を受けてツエルトの張り方を学んではいて、数年前に屋久島でツエルト泊の経験はあったが、ビバークは初めて。
幸い天気は雨も降らず、私は爆睡で気付かなかったが友人曰く「星空と遠い空で光る稲光が綺麗だった」とのことで、無事に一夜を明かせたのも結果的には良い経験となった。
しかしシングルウォールのツエルトは結露が酷く、目覚めると上から水滴が…
とりあえずタオルで簡単に拭いて凌いだが、よくテント泊をする友人に話したところアライのスーパーライトツエルトの形は絶対結露が垂れてくる形のためビバークの際は濡れて低体温症にならないように注意が必要とのこと。
確かにこの度は気温もそこまで低くなかったので濡れてもいいやと割り切って食事や身支度をしてから撤収したが、寒い時期はリスクもある気がする。
積雪時や強風下での休憩時に風除けとして使うのには良い気がするが…
今後の買い替えの際の検討事項としよう😊
そんな中、とりあえず山頂では青空も拝むことができ、前日から締めていると思っていた七丈小屋はちょうど下山前の準備中で、6月にに続き花谷さんにもまた会えた✨
ビバークのことも話したが、ちゃんと無事にできたのなら問題なしと言ってもらってちょっとホッとした😁
前回撮りそびれた記念写真をこの度はしっかり撮ってもらった♬
熊笹のエリアあたりから友人の足の爪が剥がれかけてペースダウンしてしまったが、二人揃って日が暮れ切る前に下山完了✨
中身の濃い充実した2日間でした。
友人が、「私とだったからこの度の山行はやり切ることができた」と自身の日記に書いてくれてるのを見て嬉しくなった✨
自分ではなかなか行けないようなルートや体験をさせてもらって、お声がけいただき感謝😌
また時を見てチャレンジ企画に同行させてもらおうと思う。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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前回、黒戸尾根から登られたときに、すれ違った方たちが八丁尾根経由だったので、絶対こもりんさんは近いうちに八丁尾根経由で甲斐駒に登られると思っていましたが、その通りになって嬉しいです。
しかし、素晴らしいバリエーションルートの山旅になりましたね。記録を読みながら一緒に歩かせていただきました。
トウヤクリンドウ も撮っていただいてありがとうございます。なんと清楚で可愛らしいお花なんでしょう ホトトギスも
マリリンさん、えーっ⁉私が近いうちにこのルートで行くと思ってましたか?
私の行動パターンはお見通しですね!!流石です
いやぁ、貴重な山行となりました
トウヤクリンドウを見つけては、「この度もマリリンさんが喜んでくれるはず 」と思って綺麗に咲いてる子を見つけましたよ
ホトトギスは初日に撮りそびれたと思っていたところ下山の最後の最後にこの2色が現れテンション上がりました
詳細のレコを参考にさせていただき、昨日反対周りで甲斐駒周回を達成しました。
ありがとうございました。
nagunaguさん、初めまして。
コメントありがとうございます
レコが参考になったとのこと、良かったです
私も迷いやすい箇所や危険個所などは他の方々のレコで詳細に書いてあると参考にさせてもらってたので自分のレコでもルートの記録として残すようにしてます。
写真枚数が多すぎて見づらいかもという心配もあるのですが
レコも見させていただきました!!
このルートを1日で周回される方々を本当に尊敬です
お疲れ様でした
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