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Yamareco

記録ID: 2541995
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

立山・剱岳【室堂-立山-剣沢-剱岳-室堂】

2020年08月29日(土) ~ 2020年08月30日(日)
 - 拍手
tomtan その他1人
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
25:58
距離
18.2km
登り
2,056m
下り
2,059m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:49
休憩
0:47
合計
4:36
10:49
38
11:27
11:33
43
12:16
12:23
12
12:35
12:35
5
12:40
13:09
9
13:18
13:21
27
13:48
13:48
42
14:30
14:30
6
14:36
14:38
8
14:46
14:46
39
2日目
山行
7:45
休憩
1:55
合計
9:40
3:11
3:11
19
3:30
3:35
19
3:54
3:57
44
4:41
4:48
15
5:03
5:04
20
5:24
5:26
16
5:42
5:53
3
5:56
5:57
2
5:59
6:12
4
6:16
6:16
6
6:22
6:34
9
6:43
6:50
21
7:11
7:20
4
7:24
7:31
30
8:01
8:10
15
8:25
8:25
14
8:39
8:40
4
8:44
8:44
117
10:41
10:42
40
11:22
11:22
11
11:33
11:33
23
11:56
12:21
14
12:35
12:35
9
12:44
12:45
0
12:45
ゴール地点
天候 晴れのち曇り、時々雨
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
剱岳別山尾根は濡れるとスリップ注意!!
予約できる山小屋
ケーブルカーに乗って、室堂を目指します。
2020年08月29日 09:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 9:40
ケーブルカーに乗って、室堂を目指します。
室堂平に到着しました。
かろうじて雄山は見えていますが、どこまで持つか。
2020年08月29日 10:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 10:44
室堂平に到着しました。
かろうじて雄山は見えていますが、どこまで持つか。
一ノ越を目指して舗装された登山道を登っていきます。
眼下には室堂平から雷鳥沢まで一望です。
2020年08月29日 11:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
8/29 11:18
一ノ越を目指して舗装された登山道を登っていきます。
眼下には室堂平から雷鳥沢まで一望です。
一ノ越まで上がってきました。
雲は低く、景色は望めません。
2020年08月29日 11:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 11:30
一ノ越まで上がってきました。
雲は低く、景色は望めません。
一ノ越からの浄土山と龍王岳です。
2020年08月29日 11:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 11:36
一ノ越からの浄土山と龍王岳です。
雄山に向けて出発します。
頂上はすでに雲に覆われています。
2020年08月29日 11:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 11:36
雄山に向けて出発します。
頂上はすでに雲に覆われています。
東一ノ越方面を望みます。
厚い雲が覆いかぶさっています。
2020年08月29日 11:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 11:39
東一ノ越方面を望みます。
厚い雲が覆いかぶさっています。
もう頂上に着くころです。
雄山頂上の社務所がガスに霞んで見えません。
2020年08月29日 12:10撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 12:10
もう頂上に着くころです。
雄山頂上の社務所がガスに霞んで見えません。
雄山頂上に到着しました。
残念ながら社務所は閉まっています。
2020年08月29日 12:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 12:14
雄山頂上に到着しました。
残念ながら社務所は閉まっています。
峰本社にお参りします。
2020年08月29日 12:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 12:16
峰本社にお参りします。
無事の登頂、ありがとうございます。
明日の剱岳もよろしくお願いします。
2020年08月29日 12:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 12:19
無事の登頂、ありがとうございます。
明日の剱岳もよろしくお願いします。
御前沢氷河を上から望みます。
やっぱり雪が少ないです。
2020年08月29日 12:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
8/29 12:22
御前沢氷河を上から望みます。
やっぱり雪が少ないです。
立山登山マラニックが開催されていて、雄山頂上にはランナーさんがいっぱいいました。
立山最高峰の大汝山に向かいます。
2020年08月29日 12:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 12:22
立山登山マラニックが開催されていて、雄山頂上にはランナーさんがいっぱいいました。
立山最高峰の大汝山に向かいます。
大汝山に到着しました。
こちらもガスの中で何も見えません。
2020年08月29日 12:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 12:40
大汝山に到着しました。
こちらもガスの中で何も見えません。
大汝休憩所です。
こちらの脇で昼食をとります。
2020年08月29日 12:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 12:44
大汝休憩所です。
こちらの脇で昼食をとります。
富士ノ折立に到着です。
2,999メートルは、ちょうど剱岳と同じです。
2020年08月29日 13:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 13:21
富士ノ折立に到着です。
2,999メートルは、ちょうど剱岳と同じです。
立山富士ノ折立から下って、真砂岳への稜線を歩きます。
2020年08月29日 13:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 13:39
立山富士ノ折立から下って、真砂岳への稜線を歩きます。
振り返ると立山は完全に雲の中です。
2020年08月29日 13:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 13:44
振り返ると立山は完全に雲の中です。
真砂岳頂上です。
これから別山に向かいます。
2020年08月29日 13:51撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 13:51
真砂岳頂上です。
これから別山に向かいます。
別山に登りきる最後のところで雷鳥に遭遇!
登山道の砂地で砂浴びをしていました。
2020年08月29日 14:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 14:30
別山に登りきる最後のところで雷鳥に遭遇!
登山道の砂地で砂浴びをしていました。
しばらく一緒に散歩です。
2020年08月29日 14:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 14:33
しばらく一緒に散歩です。
別山南峰頂上です。
ザックをデポして北峰に向かいます。
2020年08月29日 14:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
8/29 14:34
別山南峰頂上です。
ザックをデポして北峰に向かいます。
別山北峰です。
目の前には剱岳がドーンと見えるはずなのですが。
2020年08月29日 14:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 14:40
別山北峰です。
目の前には剱岳がドーンと見えるはずなのですが。
剣沢も見えませんね、当然。
2020年08月29日 14:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/29 14:54
剣沢も見えませんね、当然。
2日目
剱岳に向けて出発します。
右側の大きな光が剣山荘で、左側の小さい光が剣沢から向かってくる方々のヘッドランプです。
2020年08月30日 03:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 3:36
2日目
剱岳に向けて出発します。
右側の大きな光が剣山荘で、左側の小さい光が剣沢から向かってくる方々のヘッドランプです。
ガレ場を登り切って、前剱に到着しました。
まだ真っ暗です。
2020年08月30日 04:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 4:44
ガレ場を登り切って、前剱に到着しました。
まだ真っ暗です。
前剱の門を剣沢側に巻きます。
さぁ、ここからが本番です。
2020年08月30日 04:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 4:57
前剱の門を剣沢側に巻きます。
さぁ、ここからが本番です。
カニのたてばいに取り付きます。
2020年08月30日 05:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
8/30 5:33
カニのたてばいに取り付きます。
カニのたてばいのテラスまで上がってきました。
最後は腕の力で身体を持ち上げないといけません。
2020年08月30日 05:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
8/30 5:39
カニのたてばいのテラスまで上がってきました。
最後は腕の力で身体を持ち上げないといけません。
連れが撮ってくれた勇姿です。
1
連れが撮ってくれた勇姿です。
剱岳頂上に到着しました。
前に登った時(ピーカン)とは真逆の雨です。
2020年08月30日 06:04撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
8/30 6:04
剱岳頂上に到着しました。
前に登った時(ピーカン)とは真逆の雨です。
本当にまったく何も見えません。
2020年08月30日 06:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
8/30 6:08
本当にまったく何も見えません。
下りの最初の難関、カニのよこばい。
2020年08月30日 06:28撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
8/30 6:28
下りの最初の難関、カニのよこばい。
カニのよこばいで、次のステップが見えずに苦労しているところを連れが撮っておいてくれました。
4
カニのよこばいで、次のステップが見えずに苦労しているところを連れが撮っておいてくれました。
カニのよこばいを通過して振り返ってます。
あー、怖かった・・・。
2020年08月30日 06:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
8/30 6:34
カニのよこばいを通過して振り返ってます。
あー、怖かった・・・。
避難小屋です。
2020年08月30日 06:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
8/30 6:40
避難小屋です。
絶壁を登る私。
前剱の手前で、急に空が明るくなって、雲が切れました。
2020年08月30日 06:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
8/30 6:59
前剱の手前で、急に空が明るくなって、雲が切れました。
大日三山も見えてきています。奥には白山も。
2020年08月30日 07:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
8/30 7:00
大日三山も見えてきています。奥には白山も。
早月尾根とその先の馬場島です。
2020年08月30日 07:01撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 7:01
早月尾根とその先の馬場島です。
頂上の雲も取れ始めています。
2020年08月30日 07:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 7:02
頂上の雲も取れ始めています。
ブロッケン登場!!
2020年08月30日 07:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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8/30 7:08
ブロッケン登場!!
前剱の門です。
2020年08月30日 07:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 7:17
前剱の門です。
前剱の門を登り返します。
2020年08月30日 07:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 7:17
前剱の門を登り返します。
剣沢が見え始めました。
2020年08月30日 07:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 7:29
剣沢が見え始めました。
剣沢のテント場もしっかり見えています。
2020年08月30日 07:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 7:29
剣沢のテント場もしっかり見えています。
素晴らしい景色です。
2020年08月30日 07:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
8/30 7:33
素晴らしい景色です。
別山尾根です。
2020年08月30日 07:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
8/30 7:36
別山尾根です。
登っているときは真っ暗だったので何も考えずに登ってましたが、この勾配を登っていたと思うと・・・。
2020年08月30日 08:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
8/30 8:03
登っているときは真っ暗だったので何も考えずに登ってましたが、この勾配を登っていたと思うと・・・。
剣山荘まで戻ってきました。
別山もきれいに見えています。
2020年08月30日 08:28撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 8:28
剣山荘まで戻ってきました。
別山もきれいに見えています。
剣沢の真ん中あたりからの剱岳です。
前剱が大きくて、本峰がみえづらい。
2020年08月30日 08:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 8:40
剣沢の真ん中あたりからの剱岳です。
前剱が大きくて、本峰がみえづらい。
剣沢山荘からだと本峰がしっかり見えて、この角度がいいです。
2020年08月30日 08:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 8:45
剣沢山荘からだと本峰がしっかり見えて、この角度がいいです。
剣沢の上部を望みます。
この青空に向かって登っていきます。
2020年08月30日 09:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 9:48
剣沢の上部を望みます。
この青空に向かって登っていきます。
剱岳方面は見えません。
2020年08月30日 09:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 9:48
剱岳方面は見えません。
別山へのルートとの分岐点で、剱御前小舎が見えました。
2020年08月30日 10:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 10:03
別山へのルートとの分岐点で、剱御前小舎が見えました。
剱御前小舎に到着しました。
ここで少し休憩します。
2020年08月30日 10:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 10:44
剱御前小舎に到着しました。
ここで少し休憩します。
剱御前小舎から室堂平を望みます。
2020年08月30日 10:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 10:44
剱御前小舎から室堂平を望みます。
雷鳥沢に向けて高度を下げていきます。
一時だけ、立山の雲がとれました。
2020年08月30日 11:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 11:12
雷鳥沢に向けて高度を下げていきます。
一時だけ、立山の雲がとれました。
雷鳥沢から登り返します。
2020年08月30日 11:28撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 11:28
雷鳥沢から登り返します。
この階段は苦行です。
2020年08月30日 11:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 11:33
この階段は苦行です。
地獄谷です。
2020年08月30日 11:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 11:39
地獄谷です。
みくりが池です。
2020年08月30日 12:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 12:39
みくりが池です。
室堂ターミナルに到着しました。
2020年08月30日 12:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8/30 12:54
室堂ターミナルに到着しました。

装備

個人装備
AKUクレスタ

感想

友人と、立山、剱岳のゴールデンルートをテント泊1泊で行ってきました。
テントを買った頃の8年前にほぼ同じルートをソロでチャレンジして、いい天気に恵まれ、とても楽しい思い出のコースです。

立山駅に着いてケーブルカー乗り場に向かった際に、すでに駅は登山客であふれかえり、チケットを購入する人の列がだいぶ長くなっていました。
その列に並び、購入したチケットは、1時間30分以上後の発のものでした。
仕方なく、立山駅まで時間をつぶし、予定の1時間30分遅れで、室堂平に到着して歩き出しました。

前回は浄土山を経由したのですが、今回は一ノ越に直接登って行きます。
一ノ越から雄山への登りは短いながらも急登で、登山者の渋滞が起きてしまってました。
そのなかを、マラリックの選手が登っており、大変なことになってました。

雄山からの展望はまったくなく、峰本社にお参りして、早々に大汝山に向かいました。
雄山からいったん下り、登り返して大汝山のピークに到着し、休憩所の近くで昼食をとりました。
ガスってしまって展望はありませんでしたが、風はなく、3,000メートルを超えた場所での食事というだけで、楽しくありました。

昼食後、富士ノ折立から岩場、がれ場を一気に下り、今度は、なだらかな真砂岳に登り返して別山に向かいます。
真砂岳の頂上からは内蔵助カールを楽しみにしていたのですが、こちらもほとんど見ることがかないませんでした。これまでは内蔵助雪渓として望んでいましたが、今回は氷河として見てみようと思っていたので、ちょっと残念でした。

ガスにまかれた別山の登りを淡々と登っていくと、頂上の直前の登山路に2羽の雷鳥が砂浴びをしていました。
これまで雷鳥に遭遇したことは多々あり、今シーズンも中央アルプスで見かけたばかりでしたが、砂浴びをしている姿は初めてでした。
雷鳥の姿を楽しんだ後はすぐに別山の南峰に到着し、ザックをデポして北峰まで行きましたが、当然、剱岳の姿はまったく見えず。

別山南峰から稜線を下って、そこから剣沢に向けて、まっすぐ降りていきました。ガスの中だったので、何も見えないまま、どんどん高度を下げて、キャンプ場に到着しました。

夜に雨が降ったりしていたのですが、出発の3時には星も見えて、期待できそうな夜空の下を剱岳に向かいました。

剣沢を渡り、剣山荘から稜線に向けて斜面を上がっていき、一服剱の手前で稜線に出ましたが、闇夜でもガスの中にいるのがわかる状況でした。
一服剱から前剱までのガレ場の急登を登っているところで雨が降り出したりと、コンディションが悪い中、前剱をパスし、前剱の門の岩場は、濡れている岩のステップがとてもすべり、ひやひやしながらのトラバースでした。
そんな岩場もクリアして、カニのたてばいに到着しました。
カニのたてばいは鎖もあり、それほど難しくはありませんが、テラスに到着する寸前に腕の力で身体を引き上げなければいけないところがあり、滑る岩をつかみながら慎重に登りました。

カニのたてばいを超えたところで、またまた雨が強くなってきてレインパンツを履き、あとはガレ場を登っていき、早月尾根と合流して、頂上に到着しました。
朝早く出発したので、頂上には2パーティしかおらず、とても静かな頂上でしたが、残念ながら何も見えず、眺望を楽しむこともなく、早々に下山を開始しました。
カニのよこばいも、ステップを鎖を掴みながら足で探し、滑ることを想定して足を載せるという、冷や汗がしたたり落ちる作業でなんとかクリアし、前剱の門まで戻ってきて、やっと一安心しました。

前剱の手前で、雲がいっきになくなって、立山方面の視界が開け、剣沢カールや大日三山の姿が目の前に飛び込んできました。
ブロッケンも現れ、周りの登山者と一緒に写真撮影に夢中になって、ガス、濡れた足元、雨、といった苦労も忘れることができました。

前剱の下りを慎重に降りきったところで、やっと安ど感が出てきて、剣沢まで無事に戻りました。

雲に見え隠れする剱岳の姿を見ながら、剣沢のテントを撤収し、剣御前小舎まで登り、そこから雷鳥沢に向けて下山しました。

室堂平の雷鳥荘で温泉をいただき、昼過ぎにバスターミナルに戻ることができました。

天候に恵まれない山行になってしまいましたが、そんなことを感じさせない充実した立山、剱岳登頂でした。

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