新穂高温泉〜南岳〜中岳〜大喰岳〜槍ヶ岳〜双六岳
- GPS
- 55:25
- 距離
- 38.1km
- 登り
- 3,022m
- 下り
- 3,088m
コースタイム
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 9:49
- 山行
- 6:42
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 8:05
- 山行
- 4:59
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 6:00
天候 | 1日目 曇りのち晴れ 2日目 曇り時々雨 3日目 雨のち曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
鍋平から新穂高温泉までは標高で150m程トレイルを下るので、30分程を要す。 10月5日に新穂高温泉まで下山後は、ロープウェイで鍋平高原駅まで上がった。片道乗車賃400円+片道荷物代金100円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回は登りで利用した、槍平小屋から南岳小屋まで続く南岳新道は急登かつ梯子などが壊れている箇所があるため、下りで利用する場合は注意が必要。特に雨の日は避けた方が良いと思われる。 |
その他周辺情報 | 下山後は深山荘で日帰り入浴(600円)。シャンプー類の設置有り。 コロナウイルス感染防止対策で、ひとりずつ(またはひとグループずつ)の利用となっている。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
調理用食材
調味料
飲料
燃料ボトル
ホワイトガソリン用バーナー
コッヘル
食器
調理器具
ライター
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
携帯充電器
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シュラフ
スリーピングマット
ヘルメット
携帯トイレ
マスク
|
---|---|
共同装備 |
地図(地形図)
計画書
ファーストエイドキット
|
備考 | 荷物の軽量化を考え、予備のガス用バーナーとガスカートリッジを削ったのだが、まさかのホワイトガソリン用バーナーの故障で火が使用できないこととなった。 |
感想
休暇を取ることができず、仕事を終えてから帰宅し出発。仲間をそれぞれピックアップしてから、新穂高温泉へ向かった。
着くのは夜中だと分かっていたが、3日(土)の1:00過ぎに到着したころには、深山荘前の無料駐車場は満車。係員に支持された通り、鍋平の駐車場(P9)へ移動した。この鍋平の駐車場は地面がアスファルトで水洗トイレもあるため、快適に車中泊をすることができた。
■1日目
5時頃にそれぞれ目を覚まして準備をし、6時過ぎに出発をした。
駐車場からはロープウェイの鍋平高原駅方面へ向けてしばらく舗装路を10分程登り、そこから新穂高温泉の登山口へ向けてトレイルを20分程下る。
新穂高温泉から白出沢までは比較的緩やかな林道を進む。白出沢を渡ると石の多いトレイルを登ることとなる。いくつかの沢を越えて南沢を越えると槍平小屋が見えてきた。槍平小屋で水を汲み湯を沸かし昼食を摂った。
今シーズンの槍平小屋は、小屋泊を受けておらず完全予約制でテン場だけ利用できるとの事。
再び歩き始めると早いうちに南沢を横切る。そこからは鎖場や梯子のある急登が続く。この南岳新道がなぜ日本三大急登に入らないのか不思議な程きつい登りが続く。そんな時でも雲が晴れ、穂高連峰や槍ヶ岳など周りの山々が見え始めると元気が出てくるのが不思議だ。
息を切らしながら最後の急登を登り切り、南岳小屋に到着。受付を済ませテントを張るが、強風で寒く、外での調理はできないのでテント内で夕食となった。
南岳小屋:テント1張 1,000円
■2日目
早めに目を覚ましたが、テントの外を見ると一面のガス。これでは日の出も期待できない。昨夜の調理でホワイトガソリン用のバーナーを壊してしまったので、朝食は火を使わない食材(パン、野菜)で済ませ撤収準備に取り掛かった。
出発予定時刻をやや過ぎてしまったが、ガスでカメラが濡れないようにカバーをかけて出発した。
10分程登って南岳山頂に到着するも一面ガスで何も見えない。記念写真だけ撮って出発した。その後、中岳、大喰岳とピークを通過するが、いずれも同じ状況。およそ3時間歩いて槍ヶ岳山荘に着いた時も槍ヶ岳の姿は見えなかった。
本来は、槍ヶ岳へ登頂の予定だったがこんな状態のため中止とした。登っても何も見えなければ意味がないという考え方だ。
小屋の中で「どん兵衛」を注文し、やはり温かい食べ物は美味しいと思いながら食べた。ホットココアも飲んだ。
小屋の外へ出て出発の準備をしていると、ほんの短い時間だけガスが晴れて槍ヶ岳が見えた。山頂に立っている人たちの姿も確認できるほどクリアに見えたのだが、カメラを取り出している間にまたガスがかかってしまうという具合だった。
千丈沢乗越までは岩場を下り、その後も西鎌尾根を下る。雨混じりの風は西側から吹いてくるので、尾根の東側を歩くと無風で穏やかな山歩きに変わるのが面白い。
樅沢岳の先では雷鳥の群れに出会えた。
槍ヶ岳山荘から4時間30分程で双六小屋に到着。槍ヶ岳山荘からは標高で550m程下ったことになる。上から見るとテン場は空いていたが、バーナーが壊れてしまったこと、これから天気が崩れることを考えて、小屋泊が可能か聞いてみると5人部屋がひとつ空いているとのことで、4人で利用させてもらうことにした。どこにでも神様は居るものだと思った瞬間だった。
双六小屋:夕食付11,000円+個室代10,000円を人数割り(2,500円)
■3日目
もともと朝から双六岳へピストンの予定だったが、夜中から降り続いている雨のために取りやめた。スタート時間を1時間40分遅らせることとして、各自朝食を食べてから雨に備えた準備をした。
7時40分に小屋を出発。雨はそれほど強くないが風はある。しばらくアップダウンが続き、雨具などを着込んでいる分汗を掻いてしまう。途中、小まめにウエアの調整を行った。
弓折乗越まで来ると、ここからは下り基調。弓折乗越では再び雷鳥を見かけた。
鏡平小屋まで下り、小休止。雨は相変わらず降り続いている。
小池新道を秩父沢辺りまで下る頃には、雨が上がった。下から登ってくる人たちは皆、雨具を着ていない。
左俣谷を流れる川沿いに出ると道は林道になり、ワサビ平小屋までは20分程歩いた。
ワサビ平小屋で昼食を食べた。カレーライスは900円だった。
お腹を満たして出発。1時間程で新穂高温泉の登山口まで下り、ゴールとした。
ここでメンバーと相談し、鍋平の駐車場へはロープウェイを利用することとした。今からあのトレイルを登る気にはなれなかったので、お金で解決。最後は文明の利器を使って駐車場へとたどり着いた。
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