常念岳・三股ルート(日帰り)
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 2,034m
- 下り
- 2,030m
コースタイム
- 山行
- 9:24
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 10:05
天候 | はれ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■アクセス→(車)長野自動車道安曇野ICから約60分(電車)JR大糸線・豊科駅からタクシー約50分 ■駐車台数→第1P約80台(コンクリート)第2Pが約50台(砂利) ■トイレ→水洗トイレあり ■登山ポスト→三股登山口にあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
■第1三股駐車場 蝶ヶ岳と常念岳の登山口として平日でも満車ぎみ。第1駐車場から800m離れて第2駐車場があります。当日も午前4時からほぼ満車になりました。 ■三股登山口ゲート〜三股登山口 駐車場から1〜2分でゲートに到着。三股登山口は第1駐車場から10〜15分で到着。登山ポストあり(登山計画書と筆記用具あり) ■三股・迂回路 登山口から樹林帯に入り、すぐ吊り橋を越える。増水時は蝶ヶ岳方面へ進み迂回路へ回る。 ■2207標準点櫓跡(やぐらあと) 登山道にコンクリート片のみあり、道標もなく気付かず通過してしまう場合があります。 ■石室避難小屋 森林限界を越えて前常念岳直下にある築100年目の小屋で、屋内はソロテントなら4つ張れます。床は板が張られ平らで冬期には快適に過ごせそうです。 岩の隙間にヒカリゴケがあります。 ■前常念岳 三角点のみあり、道標などないので気付かず通過してしまう場合があります。常念岳手前のピークを前常念岳た勘違いしてしまうので、“偽前常念岳”と命名します。 ■常念小屋の巻き道(迂回路) 長らく廃道になっていた前常念岳から常念小屋へ続く1kmの巻き道。10数年ぶりに開通されて今季は7/20〜10/6まで通行可能。水平歩行に見えて前常念岳側(2,670m)から常念小屋側(2,450m)へ高低差200mあります。 ■三股への分岐点 常念岳までのビクトリーロードです。疲労や景色に目を奪われて怪我に注意が必要です。 ■常念岳 好天ならば360度の大パノラマが広がり、蝶ヶ岳から常念岳まで100〜300mの高低差がある急斜面なので注意が必要です。 ■常念小屋・分岐 常念岳から常念小屋まで高低差400mの下降路。常念小屋から常念岳へ登る登山者とのすれ違いが多い場所。浮き石も多く、落石や転倒に注意が必要です。 ■常念小屋(常念乗越・一ノ沢登山口への下降点) 常念小屋は広い平地の常念乗越にある小屋です。悪天候や積雪期は道迷いに注意が必要です。 今季は7/15〜10/24まで営業、小屋泊とテント泊共に事前予約が必要。コロナ禍で収容人数250名を130名で限定して営業。 ■常念小屋の巻き道(迂回路) 堀金登山案内人組合の方が冬期の閉鎖作業をしていたので許可を得て下山路として通過。崩落地3ヶ所、5mの岩登り2ヶ所(ロープ有り)が危険箇所です。この地点は積雪期には1mの積雪があり、岩場やハイマツも雪に埋まり数100m滑落する事故が起きています。組合さんは、巻き道は一般登山道ではなく熊の出没や積雪期から6月の残雪期までの通行は危険だと話していました。 ■前常念岳〜石室避難小屋 登山道で唯一の3mのはしごがあります。常念小屋には三股ルートの下山が危険だと注意書きが多くありました。樹林帯までの約60分の岩稜帯の下りは軍手が必要、 踏み跡も複数あり道迷いや雨天時・積雪期はスリップに注意が必要です。 ■2207標準点櫓跡〜三股登山口 早朝から午前中の樹林帯は朝露で熊笹が濡れて、登山道はぬかるみが多く汚れるのでゲイターは必須。樹木の根がむき出しで転倒にも注意が必要です。 ■三股登山口ゲート〜第1三股駐車場 三股登山口の手前では、沢水が林道を横断しているので渡渉(水深5〜10cm)が必要です。 ★その他の注意点 第1三股駐車場と前常念岳〜常念岳の稜線はスマートフォンの電波あり。樹林帯は電波不通。 ★第1三股駐車場は蝶ヶ岳と常念岳の登山口になり、平日でも駐車場やトイレが混雑します。午前4時には満車になるので駐車場の確保が重要で、第1駐車場が満車の場合は800m離れた第2三股駐車場があります。 ★蝶ヶ岳〜常念岳(100〜300m)、常念岳〜常念小屋(400m)の高低差があり登り返しが多いルートです。蝶ヶ岳〜常念岳は4kmの稜線で縦走には1泊2日がベスト。健脚者は日帰り可能。 ★常念岳〜一ノ沢ルートは5.7km、常念岳〜三股ルート7.1kmあります。距離も長く急登の岩稜帯がある三股ルートより一ノ沢ルートが初心者にはベスト。しかし、一ノ沢の名の通り沢沿いの登山道になり、増水時は川になります。 ★常念小屋の巻き道(迂回路) 『初心者の通行禁止・上級者向け』と看板にありますが登山者のレベルによって異なります。巻き道経由で60分、山頂経由で常念小屋まで120分の差は大きいのですが、『安全第一』を優先しましょう。事故が多発して廃道にした理由を考えると一般登山道ではありません。 今回は常念小屋から前常念岳側への通行で200mの高低差を登り、5mの岩登りが2回ありました。これが逆方向への下りと考えると危なく、積雪期だとロープも雪に埋まり厳しいです。 ★常念岳〜三股ルートは小屋以外に水場がないので十分な水分が必要です(常念岳〜常念小屋は登り60分、下り80分) ★蝶ヶ岳〜常念岳は熊の出没率が高いエリアです。蝶ヶ岳ヒュッテや前常念岳の近くにも出没するので熊鈴は必須、テント泊の場合は食料の管理に注意が必要です。 ★当日は平日でしたが、常念岳には40〜50人前後が登頂していると考えられます。山頂は混雑しているので3密(密閉・密集・密接)を避けて、マスクを着用しましょう。 ★冬期の常念岳登山は一ノ沢ルートの一ノ沢林道と三股ルートの鳥川林道が通行止めに なります。三股ルートはほりでーゆ四季の郷ゲート〜第1三股駐車場まで10km区間の林道歩きが必要です。堀金登山案内人組合さんの話が嘘だと信じたいです。 長く細かい説明になりましたが『安全第一』で常念岳を楽しんでください。 |
写真
装備
個人装備 |
熊鈴
風速計
温度計
コルセット(腰)
現金
マスク
ゼリー飲料4ヶ
おにぎり4ヶ
ビスケット8枚
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感想
【2020年・常念岳・三股ルート(日帰り)】
■2020年10月05日(月)
実家 23:00 9℃ 1,000m はれ
三股駐車場 01:30 6℃ 1,280m
仮眠 01:40〜翌05:00
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■2020年10月06日(火)
※三股ルート・登り
着替え・荷作り 05:00〜05:30 はれ
第1三股駐車場 05:30 6℃ 1,280m
三股登山口ゲート 05:32 6℃
三股登山口 05:40 6℃ 1,350m
三股・迂回路 06:01 9℃
2207標準点櫓跡 07:37 8℃ 2,207m
石室避難小屋 09:05〜09:12 10℃
前常念岳 09:17 10℃ 2,661m
常念小屋巻き道 09:31 10℃
三又への分岐点 10:08 10℃ 2,505m
常念岳 10:22〜10:29 10℃ 2,857m
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■2020年10月06日(火)
※三股ルート・下り
常念岳 10:29 10℃ 2,857m
三又への分岐点 10:34 10℃ 2,505m
常念小屋 11:13〜11:40 12℃ 2,450m
巻き道(小屋側) 11:57 10℃ 2,460m
巻き道(前常念側) 12:47 14℃ 2,670m
前常念岳 13:03 12℃ 2,661m
石室避難小屋 13:05 12℃
2207標準点櫓跡 13:55 12℃ 2,207m
三股・迂回路 15:04 9℃
三股登山口 15:21 9℃ 1,350m
三股登山口ゲート 15:33 9℃
第1三股駐車場 15:35 9℃ 1,280m
着替え・荷作り 15:35〜15:45
実家 15:45〜18:35 14℃ 1,000m
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■ 1日目(1泊2日)
体重64kg 荷物4.0kg
日の出→05:42 日の入り→17:32
移動距離→15,34km(登り7,17km 下り7,17km 巻き道1,0km)
移動時間→09時間24分
(上り→04時間38分、下り→04時間46分)
休憩時間→00時間41分
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