大峯奥駈道（吉野から弥山まで）さぁ修行だ！

2020年10月31日(土) ~ 2020年11月02日(月)

• GPS: 23:37
• 距離: 48.5km
• 登り: 3,616m
• 下り: 3,318m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:20
• 休憩: 0:18
• 合計: 4:38

12:09 吉野山駅
12:16 12:19 金峯山寺
12:51 12:51 上千本口バス停
13:17 13:17 花矢倉展望台
13:20 13:22 吉野水分神社
13:33 13:33 高城山
13:43 13:43 奥千本口バス停
13:50 13:54 金峯神社
14:08 14:09 青根ヶ峰
14:25 14:25 試み茶屋跡
15:24 15:26 四寸岩山
15:39 15:39 足摺の宿跡
16:06 16:06 九十丁石
16:18 16:24 二蔵宿小屋
16:47 二蔵宿小屋

2日目

• 山行: 8:45
• 休憩: 1:07
• 合計: 9:52

6:45 二蔵宿小屋
7:48 7:51 大天井ヶ岳
8:26 8:27 五番関
9:12 9:12 今宿跡
9:56 10:02 洞辻茶屋
10:10 10:11 陀羅尼助茶屋
10:16 10:16 松清店
10:39 10:39 鐘掛岩
10:49 10:49 西の覗岩
11:02 11:13 山上ヶ岳
11:36 11:36 投地蔵辻
11:48 12:20 小笹ノ宿
12:50 12:50 阿弥陀ヶ森
12:57 12:57 脇ノ宿跡
13:56 13:57 大普賢岳
14:13 14:14 水太覗
14:19 14:20 弥勒岳
14:37 14:38 サツマコロビ(薩摩転び)
14:44 14:44 国見岳
14:49 14:49 内侍落し(屏風横駈)
14:54 14:54 稚児泊
15:07 15:12 七つ池
15:28 15:29 七曜岳
15:30 15:30 無双洞・和佐又山分岐
16:09 16:10 みなきケルン碑
16:18 16:19 行者還岳分岐
16:27 16:28 行者の水場
16:37 行者還小屋

3日目

• 山行: 8:16
• 休憩: 0:49
• 合計: 9:05

6:03 行者還小屋
6:04 6:09 天川辻
6:42 6:50 R309 90番分岐
7:07 7:08 しなの木出合
7:24 7:26 一ノ垰
7:29 7:29 一の垰プレート
7:45 7:47 奥駈道出合
8:14 8:14 弁天ノ森
8:46 8:46 聖宝ノ宿跡
9:48 10:07 弥山小屋
10:42 10:45 大峰山
11:33 11:34 日裏山
11:46 11:46 高崎横手
12:03 12:09 ナベの耳
12:33 12:33 カナビキ尾根分岐
12:54 12:54 天女の舞
13:03 13:03 栃尾辻
13:53 13:54 林道出合
14:55 14:56 川合登山口
15:08 ゴール地点

【10月31日】
12:00　　　　　吉野駅
01:20〜01:25　水分神社
03:25　　　　　四寸岩山
04:20　　　　　二蔵宿小屋（テン泊）
【11月 1日】
06:50　　　　　出発
08:25　　　　　五番関
10:55〜11:15　大峰山寺
11:50〜12:15　小笹の宿
04:35　　　　　行者環小屋
【11月 2日】
06:00　　　　　出発
07:45　　　　　奥駆道出合
09:50〜10:05　弥山小屋
10:40　　　　　八経ケ岳
02:55　　　　　川合　下山

天候

31日：晴れ
01日：晴れ〜曇り
02日：曇り〜雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

�‐妥帖禅�都〜上毛高原　往復　34,130円

��京都〜樫原神宮前〜吉野　近鉄　特急片道　2,590円
�５般遒離院璽屮襦淵蹇璽廛ΕДぁ砲脇�本最古のものです、乗らずばなるまい！
　　乗車賃は片道450円 + 大ザックは半人分で230円
�づ契鄒邱隋漸嫉垳�　奈良交通バス　1,130円
�ゲ嫉垳�〜京都　近鉄　急行片道　1,190円

コース状況／危険箇所等

【幕営地】
今回歩いた範囲には幕営適地・可能地は随所にあります。問題は水です。
【小屋と水場】
�‖�摺茶屋：開いていました、水場はありません
��二蔵宿小屋：コロナで早期閉鎖中、水場まで徒歩8分（煮沸しました）
�Ｆ仰埣祺亜Ь�屋ではありませんが軒下は快適そうです、水場の場所は不明です
�ぢ僕綟�助茶屋：小屋ではなく傾斜地の売店です、水場の場所は不明です
�ヂ臺�山寺：宿坊などは季節閉鎖中、水場の場所は不明です
��小笹の宿：小屋は小さいですが幕場は豊富、きれいな沢があり水は潤沢
�Ч埃坿埔�屋：立派な避難小屋、徒歩10分の水場は枯れる事もあるらしいが今回はOK
��弥山小屋：営業小屋、水は販売中（ただし、管理人さんは留守がち）

その他周辺情報

３日間、熊の糞を見ることはなく気配もまったく感じませんでした。

写真

10/31 5:09

おはようございます
05:21の始発で群馬県北部からスタートします

10/31 10:10

京都駅で近鉄の乗車券購入
樫原神宮前で乗り換え
特急＋特急で2,590円でした

10/31 11:59

京都から01:45ほど、ようやく吉野駅に到着
（吉野駅を見返す）
3年前までは電車の乗り方を知らなかったのに、なんとか来られるもんですね♪
帰路では失敗しましたが・・（笑）

10/31 12:01

急いで歩いて徒歩3分のケーブル山麓駅
係りのお兄さんに、大ザックは230円と言われてちょっと複雑な気分です
ちなみに、脇の道を歩いて登っても大差ないでしょう

10/31 12:08

古風な支柱を通過する時には盛大な音がしてちょっと驚きます！
日本最古だけあって小さな箱体です
乗車はわずか3〜4分ですが、
奥駆道の楽しい幕開けになりますよ

10/31 12:15

歩いてすぐに金峯山寺
仁王門は改修工事中です

10/31 12:19

反対側にまわって蔵王堂は風格たっぷり

10/31 12:24

参道には、こんなおもしろいお店が目に付きます

10/31 12:24

歴史を感じさせる参道をきょろきょろしながらテクテク

10/31 12:31

頃合いなので、食堂にはいりました
キツネうどんと柿の葉寿司のセットです
関東人なので熟れ鮨や押し寿司は得意じゃないのですが、無理なくいただきました

10/31 12:56

てくてく歩いて南朝の記憶を発見しました

10/31 12:57

大塔宮護良親王の顕彰石碑です
天皇御親政を目指して大活躍されたのですが最後は殺害されてしまった大塔宮
吉野の地にはこうして祭られていたんですね

10/31 13:01

里歩きのようで楽しいのですが、
吉野駅からずっとけっこうな傾斜が続いています

10/31 13:19

吉野水分神社です
ここに来たかったんですよ

10/31 13:20

一歩入ったとたんに感じる歴史感！

10/31 13:22

異世界に迷い込んだようで、言葉をなくします

10/31 13:22

想像よりもコンパクトでしたが、濃密な空間です
素晴らしいなあ

10/31 13:32

さて、てくてくと歩きます
さすがに吉野、
随所にトイレ完備してました

10/31 13:36

高城山展望台のバス停です
紅葉と緑のグラデーションが何とも言えない♪

10/31 13:51

義経かくれ塔です
吉野は天智天皇や後醍醐天皇、源義経など歴史の香りでいっぱいですね♪

10/31 13:53

登山届はこちらで提出！

10/31 13:55

ここから、いよいよ山歩きが始まります

10/31 14:00

東屋から
はるか彼方に見える山々が、今回たどるルートなんでしょね

10/31 14:13

あらら、舗装林道を歩かされます
右に奥駆道の案内ありますが、面倒なので林道を進みますね

10/31 14:30

四寸岩山かな？
きりっとしています

10/31 14:31

ここで林道を外れます

10/31 14:34

吉野の山道に感動しながら一歩一歩♪

10/31 14:57

いいねぇ、
吉野ですよ！！

10/31 14:58

終盤ですがきれいです

10/31 15:06

手入れをされた吉野杉

10/31 15:23

お初の山域なので良くわかりませんが、3日間で、一番奥のお山まで歩くんだと思いますよ、たぶん

10/31 15:24

四寸岩山
今回、最初のピークです
自撮りですが、悪しからず！

10/31 15:25

晩秋です

10/31 15:39

足摺茶屋は軒下を通過
中に入れますので利用可能と思います

10/31 16:03

法螺貝の音が聞こえます
中辺路でも聞かれましたが、修行の山へ来たなあと、実感します

10/31 16:07

ふたたび林道に出ますが、すぐに山道へ

10/31 16:18

ほどなく二蔵宿小屋
小屋はコロナ対策で閉鎖されています

10/31 16:19

僕の他にはツェルトのお嬢さんと、テントのカップルだけ
水場まで片道8分でした
じょぼじょぼ流れていますが、念のため煮沸しました

10/31 16:45

今回は軽量化でシェルターを持ってきました
一人使いならば文句ありません

10/31 17:09

とりあえず、ウェルカムドリンクはホットウイスキー♪
仕上げには越の景虎、生酒ですよ

10/31 17:36

枕を新装備してきました
とても快適です
では、おやすみなさい

10/31 22:59

ところが、
夜半に覚醒めてお椀どん兵衛食べました
健康です（笑）

11/1 6:44

■2日目
出発前に、ソロのお嬢さんに写真お願いしました

11/1 6:53

陽がのぼります

11/1 7:25

大峰の稜線、いいでしょう♪

11/1 7:37

展望開けましたが、残念ながらどこの景色だかサッパリなんです（笑）

11/1 7:38

これは、昨日歩いてきた稜線だな

11/1 7:48

大天井ケ岳
朝一なのに少し急ぎすぎました
おかげで後で苦しむ事になりました

11/1 8:05

朝陽を浴びててくてく

11/1 8:26

五番関に到着
女人結界です
お勤め中の人が居たのでそっと通り抜けました

11/1 8:47

山道は、広くなったり狭くなったり

11/1 8:50

鍋かつぎ行者
なんで鍋なんだろう？

11/1 9:00

11/1 9:06

楽しくなってくる

11/1 9:13

時たま、とっても綺麗

11/1 9:14

いい気分で小休みしました

11/1 9:27

3日間で何度も鎖場がありましたが、1カ所を除いて不要でした

11/1 9:32

あの平らな山が山上ケ岳と思います

11/1 9:42

それにしても気持ち良い♪

11/1 9:54

突如現れた建築物
洞辻茶屋です

11/1 9:54

振り返れば、
ここにも現天皇の足跡ありました
中辺路でもたくさん見ましたが、立派だと思います

11/1 9:55

茶店は閉店中
ビバーク適地ですね

11/1 10:10

続いて陀羅尼助茶屋

11/1 10:10

こちらも休業中

11/1 10:21

山中いたるところにこんな石柱があります

11/1 10:22

誰もが苦手な階段が現る

11/1 10:33

鐘掛岩の展望台に寄り道しました

11/1 10:35

昨日から歩いてきた山なみが見られます
ちょっと気持ち良いです

11/1 10:42

ここが大峰山の山門のようです

11/1 10:44

沢の対岸にたくさんの建物が見えます
宿坊のようですね

11/1 10:47

これでも普通の道です
修行の山らしいですね

11/1 10:48

覗きを見学中の親子です
僕は行きません
高所恐怖症だからね（笑）

11/1 10:54

宿坊群の中を登ります
シーズンオフで閉鎖されています
ここで使う大量の水はどこに流れてるんでしょうかね？

11/1 10:59

ようやく！

11/1 11:02

春まで閉鎖されていて無人ですが、簡潔な荘厳さを感じます

11/1 11:03

もちろん、現天皇陛下

11/1 11:04

先ほどの親子に撮ってもらいました♪

11/1 11:06

山頂とお花畑に寄り道します
花は無いけれど、空が開けてとても気分がいい場所です

11/1 11:07

これから辿る山々ですが、登山路がわからない！
右往左往していたら、先ほどのパパさんが教えてくれました
助かりました

11/1 11:14

ここから右へゆく薄いトレースが縦走ルートでした

11/1 11:27

ふんふん♪

11/1 11:48

小笹の宿に到着
お昼にしましょう
小屋は小さいですが、幕営はたくさんOKです

11/1 11:49

小屋の近くを沢が流れています
安心して痛飲しました

11/1 12:00

最近気に入っている、マルちゃん天ぷら蕎麦

11/1 12:36

あれ、大普賢岳かな？
登り返しがイヤですね
腰痛が出始めたんですよ

11/1 12:48

おや、門がありますね

11/1 12:50

振り返って、
結界門を抜けました
結界内で女性を二人見たような気もしますが、あれはきっとマボロシだったんだね

11/1 13:52

大普賢岳です、登るか巻くか？
根性ないので巻きました（笑）

11/1 13:55

山々の名前がわからんですがいい雰囲気です

11/1 14:09

水太覗（みずぶとのぞき）からの景観は雄大
うかつに覗き込むと草すべりで滑落しそうです

11/1 14:25

こんどは国見岳への登りが立ちふさがります

11/1 14:41

ところが、国見岳は山腹トラバース
助かりました

11/1 14:49

急降下の鎖
使いました

11/1 14:52

トラバースの鎖
使いました

11/1 14:58

疲れを癒してくれます

11/1 15:05

何でもない風景も吉野です

11/1 15:23

やっと着いたよ七曜岳
展望ありません

11/1 15:58

今の心象風景です
つまり、
疲れてきたね

11/1 16:26

行者の雫
パイプが2本あって、上のパイプはごらんの通りじゃばじゃば
下のパイプは涸れていました

11/1 16:36

水場から10分、
歩くのがイヤになってきましたが、ようやく行者還小屋へ到着
内部は小部屋がひとつとロフト付きの大部屋がひとつ
先着ソロ女性が大部屋に居たので僕は小部屋へ

11/1 17:06

今日もホットウイスキーでお疲れさん♪
仕上げは上善如水でバタンキュー（笑）

11/2 6:02

■3日目
おはようございます
静かで快適な小屋でぐっすり眠れました

11/2 6:42

今日も大峰風景の中をてくてく

11/2 6:42

谷間からガスがわいてきます
天候もって欲しいです

11/2 6:43

きれいなんですよ！

11/2 6:51

ほれほれ、

11/2 7:45

奥駆道出合です
ここから急に人の気配が濃くなります

11/2 7:58

石休ノ宿跡だそうです
小休みしましょう

11/2 8:02

ここで大事件勃発！
メガネが左右に分断しました
昨日からグラグラしてたんですけどね

11/2 8:04

不思議な事に今回は予備メガネを持っていました
虫の知らせってあるんですよ！

11/2 8:17

霧のおかげで幽玄な雰囲気になりました

11/2 8:41

と、
パッとガスが切れて弥山が姿を現しました
ここからコンタ250です、がんばろう

11/2 8:49

ありがとうございます
おかげで元気がでますよ！

11/2 9:13

しかし、この丸太階段で元気がそがれます

11/2 9:22

だめ押しの階段は104段ありました

11/2 9:27

歩いてきたはるかな山なみ

11/2 9:31

こちらは名を知らぬ山々

11/2 9:47

おぉ、やっと弥山小屋が見えました
コーラ買いましょう♪

11/2 9:47

小屋の周囲は素晴らしいコケランドです

11/2 9:49

「コーラください！」

がっちょ〜ん、
管理人さんは3時まで留守でした（涙）

11/2 10:07

雨が本降りの様相なので、雨具フル装備して小屋を出ました

11/2 10:08

八経ケ岳です
100名山です
せっかくだから登っておきましょう

11/2 10:38

付近一の標高なので展望が売りらしのですが、今日はどうもね・・・

11/2 10:38

さっさと下りますよ

11/2 10:57

分岐から左は奥駆道の南部に続きます
僕には縁がないだろうな
右へ曲がり天川村へ下ります

11/2 11:26

せっかくなので、お勉強しながらね

11/2 12:16

さて、下山後のバスに間に合うかどうかが最後の課題です

11/2 12:40

光がないのがちょっと残念

11/2 13:02

小屋がありました

11/2 13:19

標高さげてきたらキレイです

11/2 13:52

ここから、林道を50mほど

11/2 13:53

これじゃあ間違いルートみたいじゃないか、
と思ってロープ踏み越えて進んだら、、、

11/2 13:59

やっぱり間違いでした（笑）

11/2 14:03

ルート修正のために無駄なアルバイトしてます
ひぃはぁ！

11/2 14:05

登山路に復帰

11/2 14:18

ふう、水飲んで落ち着きましょう

11/2 14:38

やっと里が見えました
長い下降路でしたね！

11/2 14:53

下山路は民家の裏手へ

11/2 14:56

川合バス停へは吊り橋を渡って

11/2 14:57

橋の上から
きれいな渓谷ですね

11/2 15:26

天川村の中心三差路にあるおみやげ屋さんですが、200円のコーヒー一杯でずいぶん親切にしてくれました
ヘロヘロ下山後で、嬉しかったです♪

11/2 15:46

奈良交通のマイクロバスに乗ってからようやくコーラ！
下市口駅まで1,130円だったかな

11/2 18:09

近鉄に乗ったとたんにどうやら爆睡
乗り換えの樫原神宮前を遙かに通り過ぎてから目覚めました（笑）
右往左往しながらも最終新幹線で帰宅できました
よかった、良かった♪

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

感想

がんこ屋☺️

■Go To 吉野♪
2泊3日で奈良県の吉野まで出かけても、テント1泊、避難小屋1泊なのでなんのお得もありません。
それでも貴重な秋の連休です（11/2を休んで連休にしました）。
春先に阿部さんから配られた10万円がまだ半分残っているのでこれを使い、Let's Go To 吉野です♪

山歩きだけが目的ならば現地夜着で駅ビバして早朝出発が一番ですが、せっかく吉野まで出かけるのですから観光もしたいですよね。
そこで、群馬の自宅を一番列車出発でプランニングしてみました。
（正直に言うと、駅ビバでオヤジ狩りされるのが恐かったのです（笑））
列車を乗り継いでほぼ正午ころには吉野駅に到着できる事がわかりました。
こうして、観光しながら参道を歩き、おいしい食事も摂れるナイスプランになりました。

■奥駆道（北の方だけですが）
初日は観光を含めても半日行動。
初めて訪れた吉野の地に感動しながらてくてく歩いて二蔵宿小屋着。
天気も良くて、気持ちのいい一夜を過ごしました。

2日目、五番関で結界門を潜った時に「吉野に来たんだ」と改めて実感する。
無人の大峰山寺で感動を味わい、沢水豊富な小笹の宿で休息しました。
この頃から腰痛が出始めて歩くことが少しつらくなってしまった。
ここから行者還小屋までは我慢の歩行になりましたが、自身の心中では一歩一歩を修行のつもりで歩きました。
快適な小屋にたどり着いた時はホッとしました。
山上ケ岳周辺以外は無人で、深山気分いっぱいです。

3日目、風強く、ガスが流れる天候です。
順調に距離は稼ぎますが、3日目になればもう筋力の貯金は乏しい（笑）
途中ルートミスをして90番分岐へ45m登り返した時は泣きたくなったね。
これはなんとか取り返したけれど、弥山への最後のたった250mがけっこう苦しかった。
小屋前でとうとう本降りになってしまい雨具着用するもすぐに小降りになる。
雨具は嫌いなのでまた脱いで時間を消費します。
再び降り出したので今度は上衣だけ着ました。
これじゃ日本海軍のレイテ沖決戦になってしまうぞ！（笑）
今日は、人を見たのは奥駆け出合から弥山の間だけです。

■今回は2本目の熊野古道
今年の3月に中辺路（滝尻〜熊野本宮〜那智大社）を歩いてきました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2244733.html
「山」としては地味なイメージで若い頃には気にもとめなかったのですが、普通の山歩きにはない歴史の匂いに包まれて、すっかり引き込まれてしまいました。

今回は念願の大峰のやまなみを歩くことができました。
3日間だけですが、関東の山とはちょっと違う空気の中で歴史や宗教の片鱗に触れながら山野を歩け、疲れながらも楽しかったですね。
後半は腰痛のせいで修行の一歩一歩になりましたが、その苦しい歩行中でも、「大峰の山に我が身を置けたしあわせ」みたいなものを感じていました。
山ヤってバカですね（笑）

追記■さらに続く
すっかり気に入ってしまった熊野古道。
縁をいただいたようで、3週間後には下記を歩いてきました。

11/21〜11/23　温泉宿をつないで晩秋の小辺路を歩く
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2736872.html

コメント

FRESCHEZZA

また行かれたのですね( ﾟДﾟ)
ganko師匠、おはようございます〜

学生時代、同じように近鉄で吉野に着いた時、これから錬成合宿が始まるとは思えないのどかな観光気分を感じたのを覚えています
関西人のくせに吉野に行ったのはその1回だけですが

多分、今回のganko師匠と同じように歩いたと思うのですが、どこに下山したか記憶が定かでないのですよね
自分が歩いたコースを忘れてしまうなんて、若い頃には信じられませんでした
あ、そうそう、小学校１年以来の担任の先生のお名前も忘れるなんてありえないと思ってましたが、既に・・・

これからも熊野詣は続くのでしょうか
次の旅も楽しみにお待ちしております〜

がんこ屋☺️

Re: フレさん
おはようございます。
相変わらず、修行僧なみに毎日早起きですね。

関西人にはお馴染みでしょうけれど、近鉄の路線は僕らには分かりづらいですね
でも、標高は高くないのに妙に山深さを感じる大峰山脈を満喫してきましたよ

ちなみに若い頃の記憶ですが、ほとんど無くなっていますね。
鉱山道経由で白馬岳に行ったときも、船越ノ頭で石に腰掛けて主稜線を眺めた事以外には登山口も下山口も何〜んにも覚えておりませんでした

ところでフレさん、月2回の呪縛が解けてからの動きは素晴らしいですね
見習わなくっちゃ

ringo-ya

おおぉ〜💦
おはワンコ🐶
いやぁ〜良いですね、観光＋登山😃
やっぱり、場所が変われば、空気感も違うのでしょうね。
私は、このところ、八王子周辺の空気しか吸ってないな。

ところで、テントの中に敷いた、レジャーシートが超可愛いんですが…💦
硬派ながんこさんでも、こんなん、使ってるんだ❗
ニヤリ、としちゃいましたよ〜😎

大遠征、お疲れさまでした〜

がんこ屋☺️

Re: りんごさん
おはようございます。
若い頃とは違って、遠路の旅には観光をセットすべきですね

お目にとまったレジャーシートは子どもたちが小さい頃からの愛用品ですから、20年くらい使っていると思いますです。
毎回、ビバークシートとしてザックの中に入っている常備品なのです。
歳を取ると、手放せなくなるものが増えますね

NYAA

にゃーも行ったことがあるにゃ(^^♪
自分も、GW前半に行ったことがります。

五番関ですが、下れば、水場あります。沢水なので、枯れていたら、下れば、水が出てくるはずです。

有名なモグリのテン場らしいです(；・∀・)

陀羅尼助茶屋ですが、シーズン前でしたが、水がジャバジャバ流れてました。

行者還小屋は、人がごった返しでした。

１１月の連休なんて、紅葉が残って、涼しく歩けて、いいシーズンだと思うのに、もうシーズンオフなんでしょうか？

がんこ屋☺️

Re: にゃーさん
こんばんは。

今回のルートにはずいぶん人が入っていたようなんですが、時間差で静かだったのかな？
行者小屋はコロナの影響で貸し切りだったのかもしれません。
なににしても、涼しくてベストシーズンだったと思います。

五番関はフラットな草地だったので「幕張れるなぁ」と思いました。
でも、雰囲気が明るくないのでどうなんでしょうね。