秩父湖から奥多摩湖へ。無念の撤退、手ごわい和名倉〜東仙波
- GPS
- 70:00
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,835m
- 下り
- 1,835m
コースタイム
10:30秩父湖・埼大山寮−15:00登尾沢ノ頭−17:30造林小屋跡(幕営)
9日
7:00出発−14:40北ノタル−16:00二瀬分岐−水場分岐で夕食17:00出発−20:30テープ探索見つからず幕営。
10日
5:30周辺探索テープ見つからず−6:30磁石を頼りに出発−7:30断念撤収−9:20川又分岐−10:00二瀬下水場・水場確認・昼食11:10出発−12:00北ノタル−15:50造林小屋跡−18:40登尾沢ノ頭(幕営)
11日
7:30出発−9:40埼大山寮下山−10:10秩父湖バス停
天候 | 8日快晴・9日快晴・10日快晴(暴風・雲の加減で雨とミゾレ)・11日快晴(強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
道の駅・大滝温泉600円(木曜定休日) |
コース状況/ 危険箇所等 |
秩父湖〜登尾沢ノ頭の間は、基本植林帯で下山時は突き当たるT字路が2箇所、左へ左へと曲がってください。 入山時は右折、右折で尾根を目指す感じです。 この区間、現在、森林作業中で、間伐と保護ネット設置の目印が木に無数についています。 ピンクテープもありますので、間違わないように注意。 ビニールテープの方が、登山用として信頼性は高い。 登尾沢ノ頭までは、基本尾根を外さないよう。 登尾沢ノ頭の北西方向に踏み跡がありますが、沢ルートからの合流だと思われますので注意。 幕営適地で、秩父の夜景と星が綺麗に見えます。 ドコモ・AU共に電波は良好。 登尾沢ノ頭から造林小屋跡間 積雪期を基本としての情報ですが、難所が3箇所。 2m程の岩場降下があり、フィックスロープ等無し。 横に伸びた木に掴まれますが、少々太いので装備重量によっては厄介。 100〜120cmのスリングがあると重宝します。 栗やミズナラが多く、熊棚が確認できます。 ルンゼ状のトラバース2箇所があり、夏場は気になりませんでしたが、積雪期は非常に怖い場所に変貌していました。 足場をしっかりと確保しつつ、安全の為にピッケルはあった方が良いかもしれません。 造林小屋跡は、幕営適地。 ドコモ電波良好、AUは場所を選べば3本立ちますが少々不安定。 造林小屋から北ノタル間 急登から二瀬尾根への取り付き部は、右手の小岩に短い小さな赤テープが付いているだけなので注意。 スズタケのヤブは、基本無数のテープがあります。 10分もテープが見えないようなら、とりあえずむやみに動き回らないよう。 北ノタル−吹上付近まで 二瀬分岐には、現在分かりやすい新しい木製看板が設置されています。 2万5千図では千代蔵休ン場(尾根)がルートになっていますが、現行は5万図の尾根の南側を進んでいきます(無雪期の記録) 分岐より少し降ると、古い金属のプレートがあり、水場への分岐です。 迷い込まないように見えるところにテープはありませんが、東へ進むと水場への道標のテープが出てきます。 八百平の指標は無し。 広い尾根ですが、若干尾根の西側が登山路になっている印象。 とにかく、テープはしっかり付いていますので、テープを確認しつつ進んでください。 川又分岐付近で、ドコモ電波良好だったような。 |
写真
感想
(編集中)
気がつけばもう3月。
震災以降、ガソリンの高騰もあったけど、すっかり電車&バスの山行が多くなった。
その分、縦走登山も多くなったけど。
雪山デビューも果たし、もう少し冬山の経験をKにという意向もあり、選んだのは奥秩父最深部は和名倉の地。
三条の湯I氏から「待っているよ〜」とメールをもらい、走破は厳しいと思いつつも、その言葉に報いるべく出発。
自分で調べる前に、事前情報がKからメールで頻繁に送られてきたので、ワカン2個とピッケル1本を持った。
終わってみれば、コース時間設定が、随分甘かったなぁと。
西武秩父駅からバスに乗れば、自分たちと他に1名様だけ。
三峰神社まで行き、小屋泊し明日雲取を目指すという登山客。
三峰神社までの料金はかかるが、埼大山寮前で降ろしてもらえると聞いて、予定より30分早い10時半に出発することができた。
秩父湖は一面凍りつき、吊橋の上から意気揚々と眺めた。
3時間ほどで登尾沢ノ頭へ着くと思ったが、4時間半を有した。
幸か不幸か、天気予報はここ4日間は春の陽気。
寸前で半ズボンに変更したが、それは正解だった。
延々と続く急登も、珍しく1月からトレーニングをしてきたせいか、遅いなりに辛くは感じなかった。
所々の凍結や残雪に、集中する場面が少々。
誤算は、Kの転倒と負傷。
手の甲側、中指・薬指の第一関節部分から出血。
幸い傷は浅く、皮一枚めくれる程度だったが、関節ではグローブもしているし、出発矢先だけに、これから痛かろうと思った。
土の斜面が多いといっても、アイゼンを装備するべきだったか・・・。
登尾を過ぎ、以前の記憶では高低差の無いトラバース道。
Kの持参した特大おにぎりを補給しつつ、進んでいく。
造林小屋跡まで、結構歩きやすかったような?と思っていた。
こんな所あったなと思い出した、小岩の降下ポイント。
せり出した木に掴まり、なんとか降りた。
Kは厳しそうなので、ザックを下で受け取り、空荷で無事降下。
ここまで気温が高くなると、雪や氷が溶けて、逆に厄介でならない。
細いトラバース道、腐った雪が足を置くとずれるので怖いったらありゃしない。
少し行くと、今度は小ルンゼ。
天然の滑り台は、距離こそ3m程だが、滑れば障害物も無く数十メートル落ちていく。
ピッケルを持ってきて良かったと、まずは自分が渡り切り、対岸のKへ投げて渡した。
事前のレポートにミニデブリ帯があると聞いていたが、その後それを確認。
まぁ、たしかに雪の流れが頻繁にあるのか、ボコボコした雪が吹き黙っている。
その後にも、ルンゼもどきがあり、慎重に足場を作ってなんとか渡った。
細いトラバースが終わりを告げ、幅広の林道風になれば、造林小屋は近い。
幅は広いが、山側にはスズタケが生えていて、どうしても谷寄りを歩くことを強要される。
ミズナラや栗も多く、多くはないが熊棚も確認できる。
特に太い枝もへし折られており、そうとうデカイ奴がいるのだろうか?
朽ちた森林軌道を確認し、いよいよ造林小屋へ到着かと思った矢先に、下山してくる単独の男性と遭遇。
つぼ足のトレースと手形は確認していたので、日帰りの人だったかと確認。
しかし時間は既に、17時。
二瀬尾根取り付きか、ヤブなのか分からなかったが、少々迷ったらしい。
ヘッドライトを持っていると言うので、とりあえずお互いの安全を祈りつつ分かれた。
そして17時半、明るいうちに造林小屋跡に到着。
丁度良いタライを発見、スコップとタライで整地作業。
非常に良い平らな幕営地が完成し、さっさと設営。
計画ではここまで来る予定ではなかったが、先が見えないだけに明るいうちにつけそうなら言ってしまおうと話はしていた。
綺麗な雪は期待していなかったけど、そこそこ良い雪を集めることができてホッとした。
水場は雪の中だと思い込んでいたが、翌日の出発後に、上流部に流れを確認。
この後、第2のトラブルに見舞われるのだが、この時はまだそれを知らなかった。
今夜の夜食はK担当、冷凍された鶏肉の団子鍋とうどん。
翌朝は、残り汁に餅を入れて綺麗に完食。
少し足りなかったので、アルファ米のえびピラフも追加。
これはあまり好きな味ではなく、もう買わないと思った。
スズタケのヤブもあるので、ここはしっかりと睡眠時間を確保。
予定より少し遅くなったが、7時に出発。
昨日の単独の方がつけたトレースをなぞり、急登を進む。
が、すぐにトレースは3本に分かれる。
ん?と思えば、右手の小岩に親指ほどの赤いテープ。
思うに、気づかず直登して行き「これは違うな」と蛇行しながら引き返してきたと推測。
ゴーロ帯の面影も無く、雪に覆い尽くされた急斜面を尾根上部に向う。
スズタケも顔を出し始るが、トレースとリボンがあるので苦労せず通過できた。
たしか、この尾根は4段登れば終わりだよね?と記憶を辿る。
特徴としては、アセビが多く、石楠花と共に背の高いザックの障害物となる。
幾度もピッケルに引っかかり、悪態をついた。
4段目の最後の広場(鉄の杭とスズタケの注意看板有り)まで待てず、途中で昼食。
かさばる物から食べてしまおうと、中華三昧のスーラータンメンに卵2個投入。
サッポロ一番の坦々麺用の乾燥具材も追加。
狭い尾根歩きも、北ノタルに到着すれば終わり。
すでに時間は15時近く、予定では12時に二瀬分岐と思っていたのだが。
ここからワカンを装着、いつのものか分からないが、トレースはまだついていた。
時折膝上まで踏み抜くが、そこはさすがワカン。
やっぱし持ってきて、良かったと相槌を打ち合った。
二瀬分岐に着いたのは、16時。
2日目に吹上か仙波辺りまで届かないようだったら、撤退すると決めていたのでここで思案。
トレースは和名倉へ向かっており、ここから先のトレースは無い。
少し落ち着ける水場との分岐まで進み、とりあえず夕食に。
遅れは目に見えていたので、ここまでの間にもいくつかの選択肢は話し合っていた。
夕食は簡単に、五目ごはんとパスタにちょい足しカレー。
パスタに関しては、調理するのが面倒でお湯を足しただけで食べた。
このグリコのカレー、チューブ状で量は少ないのだが、看板どおり冷たくても充分美味いのだ。
ここでも第2のトラブルの伏線があるのだが、そのトラブルにはまだ気づいていない。
そして、第3の事体。
食材を取り出す為に、広げていた荷物を片付けてる時に・・・。
あれ?これ、俺の水タンク?
この水使った?との問いに、え?使うから出したんじゃないの?とK。
非常用に持ってきた、水1.5Lでした・・・はい。
第2・3のトラブルと言ったけど、最終的には問題には発展しなかったのだけど。
まぁいいかと思いながら、出発。
結局、三条の湯へたどり着きたいとなり、強行軍を選択した。
反省すべき点ではあるのかもしれないが、体力に問題はないし、いつもの事なので夜間移動にもはや抵抗はなかった。
テープを見失っては、ザックを降ろし手分けしてテープを探す。
確実に歩みを進め、八百平を通過していった。
時間は20時を過ぎ、最大のトラブルと対峙した。
開けた小さな広場に出て、テープが途切れる。
進行方向右側に折れるように誘導するテープ、しかしその先は雪の無いザレた急斜面。
広場にぽつんと立つ木に、なんか看板なかったっけ?と記憶を辿るが、覚えていないとK。
とりあえず、ザックを降ろし二手に分かれて周辺探索。
テープは右側(西側)への下降を指示している様に見えるが、とりあえずKが尾根方向(南)へ直進し、俺は南西へ尾根を巻くように地図のように探していく。
しかしお互いにテープを発見できず。
ここは日の出を待つのが賢明と、行動停止を決めた。
テントを設営し、起きてから食事にすることにした。
念のためにと、最後に1人で西側への下降を試みた。
酷いザレ場と急斜面、こんな場所を通っただろうか?
しかし朽ちた木の根にある太いワイヤーには、見覚えがあった。
Kのアナログ高度計は、1900mちょっと。
歩いた感じからして、吹上ノ頭ピーク手前と判断していた。
立ち木の無いザレ場を、ジグザグに探索しつつ降下していく。
ここで神のいたずらか、ヘッドライトのバッテリーが突如切れた。
弱に切り替え、諦めてテントに戻った。
今現在、sssさんのレコをみて推測するが、この降下の先にテープがあったのでは?と思っている。
これは実際、再度現地で確認するしかないのだが。
このバッテリー切れが、成否をわけたかどうかは、後日絶対に確認したい。
予備の電池に交換したが、再び下降する気にはなれなかった。
いくばくかの仮眠を取り、3時前には寝袋を片付け起床。
出発の準備をし、日の出を待つ。
場所が悪いのか、なかなか光が指してこない。
このままテープが見つからなかったらどうする?自分にはちょっと判断しかねるとKに打診していた。
戻るしかないと思っていても、なかなか口には出せないでいた。
想定した場所とあっていると仮定し、正面の尾根を左手に見ながら、地図のように南進してみようとK。
自分も、それに同意した。
付近のシルエットが明確な景色になり、周囲を確認。
視野が一番広い位置まで、ザレ場を下がる。
ザレ場正面(南西)に見えるのは、おそらく黒エンジュ山と唐松尾山ではないか?
南側に見えるのは、恐らく東か西の仙波。
しかし、障害物に遮られ、進むべき方向の全貌は見えなかった。
尾根上に立つKに、確認してもらおうとザレ場へ誘うが、怖いと降りてこない。
ザレているとはいえ、滑り落ちるような斜面ではないと判断していたので、何を怖いと言っているのかわからなかった。
健脚で、普段、おおい・・・そこは危ないと思うところをヒョイヒョイと越えて来る姿にヒヤヒヤすることがあるので、余計に???だった。
結局無理に来させてしまって、その事に対する批判を受ける形になり、話し合うどころではなくなったのも痛かった。
上に戻ったKに対し、冷静さを取り戻そうとひとり下降をはじめ、またザレ場下の確認に向かうが、結局途中で止めてしまった。
お互いに助け合わなくては、先には進めまい。
これは、自分の対応ミスだと。
引き返そう・・・そう思って、下降をやめてしまった。
その途中、ふと薄い記憶が脳裏をよぎる。
あれ・・・この登っていく感じ。
なんだこのザレ場は?と悪態をついて、登らなかったっけ?
とりあえずKとの仲直りをし、その旨を伝えるが、記憶に無いと・・・。
ザレ場下の探索はしたかったが、前日13時間の行動時間を考えると、撤退を視野に入れればいたずらに時間を消費できないと思った。
また、目の前の尾根を越えてしまえば、東仙波が見えるとも思った。
5時半を過ぎ、Kの案を採用し、尾根のトラバースを決行。
しかし、尾根を進むうちに進路が東へ変わっていた。
尾根をただ、回ってしまったのだ。
戻る道中も南側へ視線をやるが、眺望はまったくない。
降りようと思っても、急斜面だったり、アセビに進路を阻まれ進めず、進む道が見出せないままキャンプ地に戻ってしまった。
となれば、やはり、残るはザレ場の下降しかなかった。
それで違えば、現在地がそもそも違っているということになる。
元々この日は、東仙波から三条まで12時間を見ていた。
すでに時間は、7時。
ルートが見つかったとしても、到着は夜間。
ここまで4時間以上の遅れがあった事を考えれば、それこそ何時になるかわからない。
いや・・・たとえ野営し翌日になったとしても、到着するであろうと思っている三条の湯のスタッフが心配するのではないか?
語らう時間がなくなったとしても、到着できた方が良いのではないか?
しかしだ、下降した先にルートが見つからなければ、戻ることを考えればこれ以上時間を費やすわけには・・・。
ただ、西仙波を過ぎ、蒋監まで行けばエスケープはタクシーも使える。
それに、そこから飛龍までは雪が浅いと予想していたので、思うより時間は短縮できる希望もあった。
どうしたらいいんだ・・・思考の迷路で迷ってしまっていた。
その時、Kが「帰ろう・・・」とポツリ。
正直、この言葉に救われた。
下降ルートの確認に後ろ髪は引かれたものの、撤退に気持ちを切り替える。
北ノタルさえ越えてしまえば、基本下り基調。
懸念があるとすれば、昨夜発覚した第2のトラブル。
ガス缶は2人で2缶ずつ持ってきたのだが、Kのガスがもう殆どない事。
昨日の昼食時、自分のガスを使用していた理由が、やっと判明。
特に積雪期のガス量の管理は、シビアな物なのだが、その旨の話をKにしたことがなかったのは大きな反省点。
この時点で、ガス残量は1缶の3分の1程度だった。
踏まえた上で、道中の水分補給は雪を口に運び溶かし、少しずつ飲んだ。
アルファ米は水で戻す事にして、歩行中に水を加えた状態で出発。
二瀬分岐手前の水場への分岐で、昨日同様に早めの昼食。
雪から水を作ることをやめて、時間のロスもそれほどないので、水場で補給。
嬉しい誤算は、アルファ米って水で戻した方が美味いかも?って。
牛めしの素がベストマッチ+カレーが、予想以上に美味くてほっこり。
テープを探しながら進んだ行きと違い、予想よりは順調に進めているようなのでホッとした。
北ノタルを過ぎ、道の狭い斜面移動になるので、ワカンを外す。
来る時は造林小屋跡から7時間半を要しているが、時間はすでに12時。
日没後も歩くことはすでに考えているし、2日連続の強行軍は厳しいが、登尾沢ノ頭までは移動しておきたかった。
散々悪態をつきながら通過した区間、スコップの装着位置を変更したり、ピッケルは手に持つことで案外引っかかることなく、スズタケのヤブまで行けた。
ここまで来たか・・・もうすぐ造林小屋跡だなと気が緩んだのか。
とにかく、なんか長く感じたし、足に力が入らなくなっており、つまらないところでつまずき転ぶ。
二瀬尾根から外れ、やっと降下かと思ったり。
この降りで、何度も転倒を繰り返し、顔面から前のめりにも転んだ。
それでも16時前に造林小屋跡へ到着し、小休止。
使用した分の水も補給し、この先の厄介な場所も明るいうちに通過できると喜んだ。
温存しておいたゼリー飲料やアミノ酸等、効率の良いエネルギーをしっかりと補給。
ここまできて、事故でも起こしたら元も子もない。
途切れた集中力を、なんとか気合を入れて出発する。
プチルンゼのトラバースの1つは、雪がほとんど溶けた状態で助かった。
足場をしっかりと確保し、慎重にクリア。
帰りは小岩を登ることになるが、自分はなんとかアイゼンを着けたままクリア。
相方はアイゼンを着けての岩場通過が不慣れなので、外した。
お助け紐は、やっぱり偉大です。
180cmのテープスリングはいつも携帯しているが、大変役に立ってくれました。
荷物を上で受け取り、難なくクリア。
夕暮れ間際に薄っすらと見える、横に張り出した尾根。
あれを回り込めば、広い林道と登尾沢ノ頭だったはず。
造林小屋跡から3時間近くかかってしまったが、最後は「あれ?ついた?」といった感じだった。
正面には秩父の夜景、空には星。
なかなか良いロケーションだ。
夕方から急激に気温が下がり始め、すでに氷点下。
朝方には、−7℃まで下がった。
アルファ米で雑炊を作り、残しておいた生卵2個と長ネギを投入。
残った餅も胃袋へ投入。
安心感のある夜に、落ち着いた夕食で心底ホッとした。
翌朝のスタートは予定よりも遅れたが、バス到着の1時間前に下山。
ちょっとした勘違いで、前回ここから35分で降りたよとKの情報に・・・あれ?ほんと?と思って下山開始して焦ったのは内緒です。(笑)
(のんびり降りていて、途中から急ぎました)
ともあれ、こういう登山をするにはまだまだ未熟でしたね。
色々あって大変だったけど、終わってみれば、やっぱり有意義で勉強にもなったし、凄く楽しかったなぁと思っちゃうからいけないのかなぁ?
雪が解けたら、またくるよー。
はじめまして
9日に私が早出してもう少し頑張っていれば、10日にkamasenninさんパーティとトレース繋がったのかもしれないと思うと申し訳ない・・・
南側からはツボ足のトレースですからkameasiさん達でしたら難なく一ノ瀬へ下山できたことと思います
秩父と一ノ瀬に車デポ、山中でカギ交換してなんて出来たら面白そうです
どうも、コメントを頂いたkamasennin です。
レコの写真を拝見しましたが見覚えのある箇所は、やっぱりなかったですねえ
kameasi さんのgpsログと私のものを照らし合わせても、微妙に間があるみたいですし。
おそらくお互い吹上ノ頭手前あたりまでは来てたみたいですね
いや~、おっしゃる通り、もしすれ違ってさえいれば、全然違った旅になってましたね
私も雪が溶けたら今年中に必ず再挑戦しようと思ってます!
では、次こそはお山でお会いしましょう
せめてトレースさえあれば・・・って感じで、悔しさよりも行程の半分を消化しているだけに、戻る苦労を考えるだけで疲れました(笑)
やっぱりGPSがあればなぁとも思いますが、この手探り感も捨てがたいんですよねぇ。
東仙波まで、出られれば間違う場所もなかったのですが。
あと数百メートルが、進めなかったです。
10日にも仙波を越えたPTがあったようで、せめてお互いにすれ違えれば、しっかりとしたトレースもでき、スピードアップの可能性があったかもです。
ヤマレコがなかったら、そんなお互いの存在も知らずに終わることでしょうし、一期一会って大事っすね。
とにかく、無事に帰れば全て笑い話。
思い出深い山行になりました。
レコにもありますが、逆方向から1度走破はしていたんですけどねぇ・・・。
神のいたずらか、ほんの数百メートル進めれば、仙波が遮蔽物がなく視界に入ったのですが。
樹林帯で先の眺望もなく、西か東の仙波ピークだけが見えていました。
1955さんにも書きましたが、ヤマレコがあればこそ、すれ違わなかったPTが情報の共有ができて良いですね。
無雪期に、三条の湯−将監−迷った地点の確認と、ピストンでもしようかな?と思っています。
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