仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 2,348m
- 下り
- 2,330m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 8:10
天候 | 9/8:晴れのち曇り、9:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | 小作・竜王玉川店で夕食。ほったらかし温泉で汗を流す。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
|
感想
9月8日 晴れのち曇り
君津18:55-0:35芦安5:35-6:35広河原6:50-7:15北沢峠
北沢峠7:30(50)8:20三合目8:30(50)9:20六合目9:45(25)10:10小仙丈岳10:30(55)
11:25仙丈ヶ岳12:35(15)12:50仙丈小屋13:00(35)13:35馬ノ背ヒュッテ13:50(65)
14:55 2,240m? 15:05(35)15:40大平山荘 (計5:30)
今回は聖、愛弓ちゃんと3人で仙丈・甲斐駒登山。宿泊は懐かしの大平山荘だ。
18:55君津を出発。中央道はそれほど混んではおらず、順調に走行。
談合坂SAで夕食をとり、甲府昭和ICで降りてコンビニで朝食を買ってから芦安へ。
0:35芦安の市営駐車場に到着。いくつかある駐車場はどこも空いていたが、トイレのある第三 駐車場に駐車した。近くに車が無いので、隣にワンタッチテントを設営し、シュラフに潜って仮 眠する。気温は18℃であまり寒くはない
4:30起床。天気は曇り。テント内で昨夜コンビニで買った朝食を食べる。
第三駐車場となりの温泉ロッジ前が広河原行きバスの発着所。乗合タクシーは満車で乗れない ので、予定通り山梨交通のバスに乗る。5:30の始発バスは4台で発車。
広河原で南アルプス市営バスに乗り換えて北沢峠に向かうが、バス停はすでに長蛇の列だ。
3年前に白峰三山縦走で来た時には工事中だった野呂川広河原インフォメーションセンターの 前がロータリーとバス停になっていた。
15分ほどの待ち合わせで6:52発のマイクロバスに乗る。23人乗りのマイクロが5台で出発。
このころには天気は快晴になっていた。天気予報は今日明日とも曇り一時雨だったが、やはり 愛弓ちゃんは超絶晴れ女のようだ。
約25分で北沢峠に到着。北沢峠は大勢の登山者で賑わっている。夏でもなく紅葉シーズンでもない 中途半端な時期だが、流石に2つの名山の登山基地だ。トイレの温度計は12℃を指しているが、それほど寒く無い。
7:30出発。天気はピーカン。樹間から甲斐駒が良く見える。北沢峠には登山者が大勢いたが、 仙丈の登りにはあまり人がいない。
五合目の大滝ノ頭に着く頃にはすっかりガスに包まれてしまった。森林限界を超えるのを楽し みにしていたが、見晴らしの良い稜線に出ても展望は無く残念。
11:25仙丈ヶ岳に到着。北沢峠から正味3時間。標準タイムは4時間なので、快調なペースだ。
聖と愛弓ちゃんはもちろん初登頂だが、私は18年ぶり4回目の登頂だ。登頂を祝ってビールの ミニ缶で乾杯する。
山頂の気温は13℃。日差しが無いので、やや肌寒い。時々日差しが出るがすぐにガスってしまう。
風がほとんど無いので、昼食は山頂でとることにし、お湯を沸かしてレトルトのクリームシチ ューを暖め、パンと一緒に食べる。続いてマシュマロをバーナーの火で焼いて焼きマシュマロ。 とろっとした食感と甘さが楽しい。デザートは梨。ちょっと甘さが足りないが、山で食べればそ れなりに美味しい。
昼食を食べながら1時間10分ほど山頂に居たが、晴れる見込みが無いので12:35下山開始。
藪沢カールの底に建つ仙丈小屋まで15分。仙丈小屋は55人収容の小さな小屋だが、新しくて綺 麗な小屋で、トイレもすごく綺麗だった。仙丈小屋の水場は夏の間は枯れていて使えない。
仙丈小屋から馬ノ背ヒュッテまで35分。途中に高山植物をシカの食害から守る防護柵が多数見 られた。シカの食害が深刻らしい。
馬ノ背ヒュッテは木造の素朴な小屋だが、形が末広がりで珍しい。小屋の前には水場があり、 冷たくてとても美味しい。その水でアイスコーヒーを作って飲んだ。
馬ノ背ヒュッテから大平山荘への下りは沢沿いの急斜面が続くが、色鮮やかな高山植物が多数 咲いており、目を楽しませてくれる。愛弓ちゃんは前回の槍ヶ岳でカメラが壊れてしまったので 今回は新しいカメラ、ソニーのサイバーショット「DSC-HX10V」だが、なかなかのスグレモノ。特 にマクロ撮影が優秀で、D90よりも花が綺麗に撮れる。
登山道が原生林に入り、傾斜が緩くなるとしばらくして大平山荘に到着。
かつては何度も通ったお気に入りの小屋だが、久しくご無沙汰しており今回は実に18年ぶりに 宿泊する。外観も内部も昔とほとんど変わっていないのが嬉しい。中央に薪ストーブのある土間 があり、その両脇に座敷がある昔ながらの山小屋らしい山小屋だ。
80人収容だが、今夜の泊まり客は23人で比較的ゆったりだ。
夕食は16:30からと早い。フライ、てんぷら、肉、野菜と素朴ながら美味しい。聖はいつも4杯 くらいお代わりするが、今回は最初のお代わりで3杯分くらい山盛りによそってもらった。
小屋のバイトのお嬢さんは信州大学酪農学部の修士1年生だったが、山の趣味は無いそうだ。
夕食後、小屋の人が食卓を片付けて寝床の準備をする間、外で星を見たり小屋の写真を撮った りして過ごす。寝床は1畳に1人布団1枚でそこそこゆったりだ。
19:00消灯。ストーブは消されたが、24:00過ぎまでは暑いくらいだった。Tシャツ1枚で就寝する。
9月9日 晴れ
大平山荘5:05(15)5:20北沢峠5:35(70)6:45仙水峠6:55(40)7:35 2,540m? 7:45(35)
8:20駒津峰8:30(25)8:55六方石9:05(45)9:50甲斐駒ヶ岳10:25(35)11:00摩利支天11:05(25)
11:30六方石11:40(20)12:00駒津峰12:10(25)12:35双児山12:55(50)13:45北沢峠 (計6:25)
北沢峠15:25-15:45広河原16:10-16:50芦安17:00-17:30甲府18:30-19:15ほったらかし温泉20:35-
1:10君津
3:15起床。雲はあるが星空と月明かりがあり、好天が期待できそうだ。
小屋内はTシャツとフリースでも寒くない。昨夜ストーブが消えたあともずっとTシャツで寒 くなかった。起床してからフリースを着た。
まずはお湯を沸かしてコーヒーを飲む。愛弓ちゃんは紅茶だ。
4:00に小屋の照明が点いて布団が片付けられたので、小屋のなかで昨夜受け取った朝食弁当を 食べる。
出発前に小屋のおじさん、おばさんと話をしたが、おばさんは先代の竹沢重幸さんの娘で、お じさんは旦那さんだった。先代は2007年に亡くなっていたが、先代の奥さんの愛子さんはまだお 元気だそうだ。しばし昔話をしてから、一緒に記念撮影をした。とても気さくで家庭的な雰囲気 で、代替わりしてもやはり大平山荘は昔と変わらず居心地が良い。また来よう。
5:05に出発。おじさんとおばさんは小屋の外まで出て見送ってくれた。
まだ薄暗い森の中をヘッ電を点けて10分ほど登ると林道に出る。林道を5分ほど歩くと北沢峠の長衛荘に 到着。小屋の中に客は誰もおらず、皆出発してしまったようだ。
愛弓ちゃんは長衛荘に荷物をデポし、手回り品のみサブザックに入れて出発。
林道から少し下り、峠から5分ほどでテント場のある駒仙小屋に到着。かつては北沢長衛小屋 だったが、今は駒仙小屋に名前が変わっている。小屋は昨年秋から建て替え中で、来春オープン するらしい。
小屋の前を通り、沢沿いの道を25分ほど登ると仙水小屋に到着。小屋のテラスには宿泊者以外 立ち入り禁止になっていた。トイレも使用禁止で、排他的だった。
小屋のたたずまいは18年前と少しも変わらず、太陽光でお湯を沸かす装置もそのままだった。
仙水小屋から樹林帯を5分ほど登ると視界が開け、膨大な数の岩が累々とする岩海が目の前に 広がり、壮観だ。
天気は快晴、素晴らしい天気になった。やはり愛弓ちゃんは超絶晴れ女に間違いない。
岩海を25分ほど登ると仙水峠に到着。甲斐駒ヶ岳と摩利支天が素晴らしい。早川尾根の先には 鳳凰山・地蔵岳のオベリスクが良く見える。
仙水峠から駒津峰までは樹林帯の急登が続く。途中の開けた場所からは甲斐駒、仙丈の眺めが 素晴らしい。北岳や塩見岳も素晴らしく、鳳凰三山の後ろには富士山も綺麗に見える。
駒津峰で写真を撮りながら少し休み、さらに25分下った六方石でも休憩。六方石は巨大な菱形 の岩で、下部に空間があり、ビバークできそうなところだ。愛弓ちゃんは六方石に登りたそうだ が、手がかりが無く断念。
六方石の先で甲斐駒へのルートが巻道と直登ルートに別れるが、我々は直登ルートを行く。
直登ルートは取り付きがちょっと難しいが、その後は比較的容易だ。稜線伝いなので展望もす こぶる良い。
9:50甲斐駒山頂に到着。六方石から45分だった。10年ぶり4回目の登頂だが、聖と愛弓ちゃん はもちろん初登頂。山頂には大勢の登山者が居る。山頂からは360度の展望が素晴らしい。
山頂で写真を撮ったり行動食を食べたりしながら35分ほどのんびりした。
下りは摩利支天経由にする。摩利支天分岐に下る途中、トレイルランナーが凄い勢いで下って 行った。
分岐から10分ほどで摩利支天に到着。4度目の甲斐駒登頂だが、摩利支天には初めて登った。
摩利支天から分岐まで戻り、六方石で直登ルートと合流し、駒津峰へ。
駒津峰からは仙水峠ではなく、双児山経由で北沢峠に下った。
13:45北沢峠着。やはり13:05のバスには間に合わなかった。次のバスは15:30で1時間30分以上 あるので、小屋前のテーブルでランチにする。
まずは甲斐駒山頂で食べ忘れたオレンジを食べ、それからそうめんを茹でる。小屋の前の冷た い水で締めたそうめんはすこぶる旨い。
15:30のバスに乗り、広河原で乗合タクシーに乗り換えて16:50に芦安の駐車場に到着。
甲府市内のほうとう屋「小作・竜王玉川店」でほうとうの夕食。小作のほうとうはかなり量が 多いが、三人ともなんなく完食した。
シメは「ほったらかし温泉」でお風呂。ほったらかし温泉には「あっちの湯」と「こっちの 湯」があり、開店は日の出の1時間前というユニークな温泉だが、今回は「あっちの湯」で入浴 。すっかり日が暮れて、露天風呂からは甲府の夜景が素晴らしい。目が慣れると富士山のシルエ ットが見え、山小屋らしい灯りも見える。
風呂上がりに牛乳とソフトクリームで今回の山行を締めくくった。
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