木曽の御嶽山〜山小屋泊で広大な頂稜を満喫、のはずが雨・・・
- GPS
- 27:33
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,126m
- 下り
- 1,125m
コースタイム
08:15 田ノ原登山口
08:44 大江権現
09:15 金剛童子
09:53 富士見石
10:29 九合目避難小屋
10:38 中央不動
11:00 大滝頂上 11:18
11:48 剣が峰 12:03
(頂上山荘で昼食)
12:57 福仙大菩薩
13:11 二の池 13:15
13:19 二の池新館(泊)
<2日目>
06:45 二の池新館
07:06 36童子の塔
(御鉢巡り)
07:58 剣が峰
08:24 大滝頂上 08:36
09:59 金剛童子
10:32 大江権現
10:39 遥拝所 11:00
11:37 田ノ原登山口
天候 | ⇔ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【交通費】 (車)高尾山→伊那 圏央道→中央道 2100 (車)中津川→横浜町田 中央道→東海環状→東名(新東名) 3950 計:6050 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○田ノ原〜王滝頂上 ・ひたすら上り。 ・八合目から岩が多くなり、九合目から傾斜が増す。 ・道ははっきりしていて、多くの人が歩いているので迷うことはないでしょう。 ○王滝頂上〜剣ヶ峰 ・強風注意 ・八丁ダルミは道が広いのでガスの時は注意。 ○剣ヶ峰〜二ノ池 ・二ノ池の近くも平坦で広いので、ガスの時は道を見失わないように注意が必要。 ・石に印がたくさん付けてある。 ○お鉢めぐり ・鎖などはないが、高度感がありそうな岩だらけの道。足元注意。 温泉:二本木温泉 |
写真
感想
7月の連休は毎年1泊で。
今年は遠くてなかなか行けずにいた木曽の御嶽山に。
広大な頂稜を満喫するため、また満天の星空と3000mからの日の出が見たくて山小屋泊にした。
町田を3時半に出て、[b]田ノ原[/b]の駐車場に着いたのは朝8時少し前。
すでに駐車場は半分以上埋まっていた。
そして肝心の御嶽山は・・・上半分が雲の中。
雨に備えてカッパを着込んでから出発。
登山口の鳥居を潜ると、まっすぐと砂利道が延びている。
でも味気ない砂利道よりも、少しだけ遠回りだが木道の方を行く。
木道沿いにはコバイケイソウがたくさん咲いていた。
木道が砂利道に合流すると、緩やかに登り始める。
[b]大江権現[/b]を過ぎると徐々に傾斜が増していく。
この辺りでポツポツと雨が降り始める。
いくつもの像が並ぶ[b]金剛童子[/b]までくると森林限界。
富士見石を過ぎると雪渓のすぐ脇を通る。
ここでライチョウを見つけた。雪渓をスタスタと登っていた。
[b]九合目避難小屋[/b]の前に奥の院への分岐がある。
この分岐を奥の院の方に進む。
しかし、分岐からすぐの所で雪渓を横断しないといけないが、雪が雨で締まっていて滑りやすそうだったので断念。
分岐に戻って王滝頂上に向かう。
中央不動を過ぎ、しばらく傾斜のきつい岩だらけの道を登ると[b]王滝頂上[/b]に着く。
王滝奥社の立派な社があり、その拝殿で雨やどりしつつしばらく休憩。
王滝頂上からは広い道を少しだけ緩やかに下って、まごころの塔を過ぎると剣ヶ峰への登りが始まる。
ガスに覆われて真っ白な上にかなりの強風。
そのうちに小屋が見えてきて、剣ヶ峰山荘と頂上山荘の間を縫って立派な階段を登ると[b]剣ヶ峰[/b]に到着。
山頂にも立派な社がある。
そして山頂からの展望は・・・白。すっかりガスで何も見えない・・・。
このまま御鉢めぐり、と行きたかったが、景色は全く見えないし、雨も降っているので断念。
頂上山荘で昼食を頂いて、そのまま二ノ池へと下ることにした。
頂上山荘を出た頃には雨は止んでいたが、相変わらず展望は無し。
いくつかの石仏を見送りつつしばらく坂道を下って、広い平坦な道に出ると[b]二ノ池[/b]。
青く澄んだ水と残雪・・・というわけにはいかなかった。向こう岸さえも見えない。
二ノ池本館の脇を通って緩く下るとすぐに[b]二ノ池新館[/b]が見えてくる。
時間はまだ13時過ぎ。少し早いがこの日の歩きはここで終了。この二ノ池新館で一泊する。
小屋に入って一休みしていると、雨が激しく降り出した・・・
深夜になっても激しい風雨。
星も日の出も諦めていたが、午前3時半頃、ふと窓の外を見ると星が見えていた!
急いで外に出て星を撮る。が、風がかなり強く寒い。
一旦小屋に戻って防寒装備を整えてから再び外に出ると、雲に隠れて星は見えなくなっていた・・・
せっかくなので夜の二ノ池まで散歩。向こう岸の残雪も見えた。
月でも出ていれば絵になりそうだが。
下界に雲海が広がり、東の雲はオレンジ色。
これなら日の出も見えそうだ。
小屋に戻って日の出の時間に三度外に出てみると・・・真っ白。
ガスで何も見えない・・・
一応二ノ池まで行ってみるも、やはり何も見えない。しかも雨まで降り始めた。
小屋に戻って朝食を待つ。
朝7時少し前に出発。
外に出てみると雨は止んでいたが、ガスで真っ白。
本来は継子岳まで行く予定だったが、何も見えないし御鉢経由で剣が峰に戻り、そのまま下ることにした。
二ノ池新館の脇から急坂をしばらく登ると[b]36童子の塔[/b]が建つ一ノ池の御鉢の縁に出る。
御鉢の縁は岩だらけのの道。随所に36童子の碑があり、意外に花が多い。
この道からの眺めは絶景なのだろうが・・・真っ白で何も見えない。
1時間かからないうちに剣ヶ峰の山頂に到着。
昨日に続いて2度目の山頂。でも景色は昨日と同じ、白一色。
剣ヶ峰からは登った道と同じ道。王滝頂上を経て、ひたすら下る。
いまいちな天気にもかかわらず、多くの人が登ってくる。
中央不動、九合目避難小屋、富士見石、金剛童子、大江権現などなど通り過ぎ、遥拝所で一休み。
遥拝所からは御嶽山が良く見える。
一瞬だけ、御嶽山が山頂まで姿を現したがすぐに雲に隠れてしまった。
帰りも砂利道を避けてコバイケイソウの咲く木道を行き、田ノ原の登山口に到着。
帰り道には御嶽神社の里見に立ち寄る。
長い階段の先にある社と湧き水がなかなかよい。
温泉は、少し離れて二本木温泉へ。多くの人で混雑していた・・・
帰りは中津川から東名家湯で帰ってみたが、やっぱり遠い。
残念ながら天気に恵まれなかった御嶽山。
それでも、スケール感と信仰厚さを感じることができた。
それから、僅かながらも2900mからの星空を見ることができたのも良かった。
でも、まだ山頂の景色をほとんど見ていないので、要再チャレンジ。
次回は開田高原側からのぼってみようかな。
○コース参考
・昭文社 山と高原地図 「39 御嶽山」(2013年版)
○すべての写真(Googleフォト)
https://goo.gl/photos/9gp6h9rYm9vxGq519
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