尾瀬(鳩待峠〜アヤメ平〜見晴〜至仏山)
- GPS
- 09:05
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 1,276m
- 下り
- 1,282m
コースタイム
- 山行
- 7:59
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 9:04
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
尾瀬第一駐車場〜鳩待峠はバス、乗合タクシー(片道900円) ※タクシー/ジャンボタクシーは人数が揃い次第出発します |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 鳩待峠にあり。 【トイレ】 鳩待峠、富士見小屋、見晴、東電小屋、山ノ鼻にあり。不便しません。 【コース状況】 ●鳩待峠〜富士見峠 鳩待峠からの歩き出しは普通の登りですが、その後は広くゆるやかな尾根道となります。 コースの大部分には木道が敷かれていてます。濡れているときは下りは要注意。 横田代からアヤメ平はこのコースのハイライトです。 アヤメ平から少し下ると富士見小屋に到着。 ●富士見峠〜見晴(八木沢道) 富士見小屋から少し東に進んだところが富士見峠で 尾瀬沼方面と八木沢道の分岐となります。 八木沢道に入ると緩やかに下り、十二曲付近では九十九折ながら進みます。 昼場を過ぎてしばらく歩くと八木沢と合流し、 その後は道も平坦になり30分ほど進むと見晴に到着です。 登山道は全体的に泥濘が多く、避けながら歩く感じとなります。 ●見晴〜東電小屋〜ヨッピ吊橋〜牛首〜山ノ鼻 この行程はすべて木道となります。 また、東電小屋から牛首分岐の手前辺りまでは熊がよく出没するらしく、 人間の存在を知らせる鐘がところどころに設置されていました。 ●山ノ鼻〜至仏山 山ノ鼻を過ぎるとぐっと人も減り、植物見本園を過ぎた辺りから登山道となります。 登山道は木道や木階段となっていますが、水が流れています。 森林限界を越えると有名な蛇紋岩となります。 言うまでもなく濡れている場合は注意が必要です。 ところどころにクサリ場がありますがクサリを使う必要はないでしょう。 ●至仏山〜鳩待峠 至仏山から小至仏山までは、至仏山のイメージに似合わない荒々しい岩場となっています。 オヤマ沢田代を過ぎた辺りから樹林帯に入ります。登山道はとても下りやすかったです。 |
写真
感想
三連休だったせいか、あっという間に週末がやってきましたが、
今週は何だか山に行きたい意欲が低下気味。
でもせっかくの休みだからどこかには出かけたい。
あまり遠出は運転が大変だし…暑いのはイヤだし…、
などとワガママ言いながら天気予報を見ていると尾瀬が曇りの予報。
尾瀬だったら曇りでもOKっていうかむしろ曇ってた方が涼しくていいかも、
ということで向かってみることにします。
ルートは尾瀬ヶ原とまだ未踏の至仏山をセットで回るもの。
至仏山は昨年初秋に目指したのですが、
アヤメ平から富士見峠に向かって下っているときに濡れた木道でスッテンコロリン。
ひどい捻挫をして、痛い足を引きずりながら、
長い時間かけて鳩待峠に戻るということがありました。
鳩待峠からまずは富士見峠に向かって歩きます。こちらのルートは人が少ないです。
眺望は利くけど日差しはないという狙い通りの天気。
横田代を過ぎアヤメ平付近からお花が目立ち始めます。
富士見峠から見晴までの八木沢道は尾瀬の中ではさらにマイナールート。
ほとんど人が歩いていませんが、八木沢のせせらぎなど気持ちのいい道でした。
見晴からの尾瀬ヶ原は人がたくさん。お花もたくさん。
さすがベストシーズンの尾瀬。みんな満足そうでした。
山ノ鼻でお昼ゴハンを食べてから、いよいよ標高差800mの登りにとりかかります。
20kmほど歩いた後なのでちょっと憂鬱です。
この辺りから雲も取れてきました。
樹林帯は猛烈に暑かったですが、森林限界を越えると涼しい風が吹き抜けます。
晴れたおかげで眺望も利き、遠くに名だたる山々が見え、
足元にもたくさんの高山植物が花開いています。そんな景色を楽しみながら山頂に到着。
家を出る前は気乗りしなくても、行ってしまえばそんなことも
すっかり忘れてしまってたくさん歩きたくなるから不思議ですね。
文字通り百花繚乱の尾瀬でしたが、花音痴の自分にとっては、名前を覚えるのは大変です。
尾瀬ケ原は3度目ですが、この夏真っ盛りの時期ははじめて。
「今日はルートが長いから」と先を急ぐも、気になるお花がいっぱいあって、
そのたびにしゃがんでシャッターをパチリ、パチリ。
なかなか前に進めません。
たくさんのお花の中でも、やっぱりニッコウキスゲは見事!
数えきれないほどの群落が一面を黄色に染めていました。
季節外れの水芭蕉も見ることができてラッキーでした。
さて今回は、約20キロ弱歩いたところでようやく至仏山への山登り。
歩きはじめから5時間、平坦な道とはいえやっぱり足は重い…。
天気も良くなって気温がぐんぐんあがってきたので、
登りはじめはちょっとキツかったー。
「暑くない、キツくない」と自分に言い聞かせ、
ときおり道にちょろちょろと流れる水を見て、ムリヤリ「涼」を感じながら(笑)歩きました。
そうしているうちに森林限界に出ました。
風が気持ちいい〜!!!涼しい〜!!!
振り返ると、眼下に広がる尾瀬ケ原。正面には燧ヶ岳。
静かで、気持ちよすぎ!
ここから先もとにかくいっぱいお花が咲いていて、
ちょっと進んでは止まり、ちょっと進んでは止まりの繰り返し。
もうすぐ山頂というあたりで、登山者の姿がチラホラ見え始めした。
登りでは数組しか会なかったから、勝手に静かな山頂を想像していた私。
「山頂は気持ち良さそうだな〜♪」と、山頂のんびりタイムを楽しみにしていたら、
山頂に着いて、すごい人でびっくり!
みなさん素晴らしい景色をバックにランチしたり記念撮影したり、とっても賑やか♪
想像とは違ったけど、みなさんの楽しそうな姿にすっかり元気をもらいました。
今回は30キロ弱という長丁場だったけど、下山後の爽快感といったら!
いつもはぐったりしながら帰ることが多いけど、山でパワーチャージできたみたい。
心地よい山行となりました。
おつかれさまでした♪
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