新雪のアルプス最高峰モンブラン4810m登頂
- GPS
- 13:34
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 2,870m
- 下り
- 2,684m
コースタイム
6:30 シャモニーのホテル
↓ (所要時間 0:20 ガイドの車 )
6:50 〜 7:20 ル・ファイエ駅 休憩 0:30
↓ (所要時間 1:10 トラムウェイ・モンブラン(登山電車) )
8:30 〜 8:35 ニ・デーグル駅(2,372m) 休憩 0:05
↓ (所要時間 0:25 )
9:00 〜 9:10 休憩 0:10
↓ (所要時間 1:33 )
10:43 テット・ルース小屋(3,167m)
行動合計 1:33 (歩行 3:28 休憩 0:45 )
2013/7/29(月) 雪のち霧
14:56 テット・ルース小屋(3,167m)
↓ (所要時間 0:30 )
15:26 大クーロワール手前
↓ (所要時間 0:10 )
15:36 大クーロワール後
↓ (所要時間 0:56 )
16:32 〜 16:35 給水休憩 休憩 0:03
↓ (所要時間 0:19 )
16:54 旧グーテ小屋(3,817m)
↓ (所要時間 0:10 )
17:04 新グーテ小屋(3,835m)
行動合計 17:04 (歩行 2:05 休憩 0:03 )
2013/7/30(火) 朝4000m以下は雲の中、その後快晴だが、強風で山頂のみ雲に包まれる。
3:04 新グーテ小屋(3,835m) 霧-5℃
↓ (所要時間 2:26 )
5:30 〜 5:35 バロ避難小屋(4,362m) 快晴-8℃ 休憩 0:05
↓ (所要時間 1:52 )
7:27 〜 7:31 モンブラン(4,810m) 霧-6℃ 休憩 0:04
↓ (所要時間 0:44 )
8:15 バロ避難小屋(4,362m) 快晴
↓ (所要時間 1:12 )
9:27 〜 10:23 新グーテ小屋(3,835m) 快晴 休憩 0:56
↓ (所要時間 1:00 )
11:23 大クーロワール通過
↓ (所要時間 0:27 )
11:50 〜 12:08 テット・ルース小屋の真下の雪渓にてアイゼン、ザイル、ハーネスを外す 休憩 0:18
↓ (所要時間 0:19 )
12:27 〜 12:30 ビオナセ氷河 休憩 0:03
↓ (所要時間 0:17 )
12:47 ニ・デーグル駅(2,372m)
行動合計 12:47 (歩行 8:17 休憩 1:26 )
天候 | 7/28;晴れ、夜から雷雨 7/29;雪のち霧 7/30;夜明け前は霧-5℃、のち快晴、強風のためモンブラン山頂は笠雲の中=霧-8℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
シャモニー〜ル・ファイエ;現地ガイドの車にて送迎 ル・ファイエ〜ニーデーグル;登山電車トラムウェイモンブラン(TMB) (レズーシュからゴンドラでTMBのベルビュー駅登るのが一般的ですが、今年はゴンドラが運休中。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
.謄奪肇襦璽江屋まで 一般ルートと同等のしっかりした道です。危険箇所はありませんが道標はありません。小屋の手前に大きな雪渓が残っていて、これを横断しますが、斜度が緩く、トレースもしっかりしていましたのでノーアイゼンで問題なしでした。 ▲亜璽鴇屋まで(アイゼン、ピッケル、ハーネス&ザイル、ヘルメット装着、ゴーグルは持って行きましたが使いませんでした) ・雪が50cmくらい積もった直後だったので、通常の状況は分かりません。全体に急斜面の連続で、モンブラン登山の最難関だと思いました。 ・最初は次第に急になる大きな雪渓を登ります。新雪が積もっていたので滑落の心配はありませんでしたが、結構なラッセルでした。アイゼン使用。 ・大クーロアール;いったん小さい尾根の岩場に出た後、隣の急な雪渓にトラバースしますがここが有名な大クーロアールです。前日到着したときに小屋から見上げたときは雪渓とガレ場でしたが、このときは新雪に埋もれていました。落石が頻繁におこるため、ヘルメット必須ですが、このときは気温が低くなかったため新雪がシャーベット状になっていて、雪崩の危険性が極めて高い状態でした。 ・その後、岩の斜面をよじ登りますが、新雪がつもっていたため、ルートは良く分かりませんでしたが、ガイドの先導だたので問題ありませんでした。先行者のトレースが時々ありましたが、消えているところもありました。かなり急で、高度間もあり、手を使わないと登れない場所もあり、手がかり足がかりが雪で埋まっていて分からず難儀することもありました。フィックスワイヤーが張ってある場所も多く、このワイヤにカラビナでスリングをつないで安全確保しながら登っている人のほうが多かったです。 ・頭上に旧グーテ小屋が見えてくると、急斜面は終わりです。 ・旧グーテ小屋からは尾根の雪稜に登り、平坦なルートを新グーテ小屋まで10分弱です。 バロ小屋まで ほとんど広い雪の斜面で、前をいくガイドと客のペアがつけたトレースをひたすらたどりました。ときどき急斜面があり、ジグザグに登りましたが、危険な場所はありませんでした。 ぅ皀鵐屮薀鷸劃困泙 ナイフリッジ状の雪稜部分が多くなります。この区間は大部分を私とガイドのペアが先行したため、ガイドがつけたトレースを忠実にたどりましたが、風が強く、雪の硬いところもあって、滑落には要注意です。下りのときは、大勢歩いた後だったので、トレースがしっかりしていて急斜面でもそれほど危険を感じずに下れました。 ゥ謄奪肇襦璽江屋からニ・デーグルへの下りのコース ガイドの案内で、夏道とは違うルート、テットルース小屋の真下からビオナッセイ氷河よりに雪渓を下りました。最初はトレースも何もない岩がごろごろした上に新雪がつもっている斜面を下り、時々雪渓をトラバースして谷底に下りました。 アイゼン、ザイルを外し雪渓をグリセードで下り、ビオナッセイ氷河が大きく見えるようになるとニ・デーグルから氷河を見に来る観光客が現れ始め、沢から離れて夏道を歩いてニ・デーグルへ戻りました。 |
写真
装備
個人装備 |
アイゼン 1 12本歯
ピッケル 1
手袋、オーバーミトン 3 厚、中厚、薄
ロングスパッツ 1 厚手
ストック 1 カーボン製軽量タイプ
オーバーズボン 1
オーバーヤッケ 1
タイツ 1
予備靴下 1
ハーネス、カラビナ 1
ヘルメット 1
テルモス 1
帽子(ウール)、目出し帽 各1
ゴーグル、サングラス 各1
日焼け止め 1
登山靴(アイゼン装着用) 1
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感想
【記録・感想】
昨年はグーテ小屋の予約が取れずに断念したモンブラン登頂にとうとうやってきました。この日のために、妻とともに雪山訓練や高所順応登山等を富士山他で実施してきて、スカルパのモンブランという冬靴も買いました。
【初日】
登山電車の終点駅ニ・デーグルから、標高差800m弱のテットルース小屋までの登りのみですが、午後から雷雨になるとのことで、早めに登ることにし、朝6:30にガイドの車でホテルを出発、レジュースからヴェルユーへ登るゴンドラが運休中とのことで、登山電車の起点、ル・ファイエへ向かいました。スキー場の中級程度の斜度をゆっくり登る登山電車トラムウェイ・モンブランにて1時間強揺られ、8:30ようやくモンブラン登山口であるニ・デーグルへ到着しました。
ここはすでに森林限界の上で、木が生えていません。今回は1本も木を見ない登山となりました。
初日の宿泊地テットルース小屋までは始めは石の転がる緩やかな登り、雪渓を渡って岩稜に取り付いてからは急な登りで標高差約800mをのぼります。風が強く、岩稜では突風で何度かよろけ、歩けないこともありましたが、この日は特別だったそうです。
小屋が建つ平地に到着すると、崖のような斜面の上にはエギュ・ド・グーテが聳え、その崖の上に新旧のグーテ小屋が建っているのが見えます。旧グーテ小屋の真下に落石の危険で有名な大ク―ロアールがあり、そこを横切って登山道が通っていますが、いきなり大きな落石の音がしたため見上げると、ちょうどそのクーロアールを落石が襲っていて、人よりも大きい石がそこを歩いていた登山者のすぐ横を落下していきました。その登山者はしばらく動けなくなっていました。
小屋に着いてから午後に外に散歩していた時も、ときどき落石があり、明日そこを通過することが憂えました。
【2日目】
1日目の午後からといっていた雷雨は夜中から翌午前にかけてとなり、朝からは本格的な雪になりました。午後には止むとのことで、15時出発となりました。それまで、食堂で山の雑誌を読んだり妻とゲームしたりして暇をつぶしました。
15時、まだ雪が降りしきる中を出発、妻と妻についたガイドのギー氏が先行しましたが、ク―ロワールへ向かう大きな雪渓の登りで私と私に着いたガイドが先行しました。
そして問題のク―ロワールに到着。ク―ロワールは完全に新雪に覆われていました。ここは急峻な雪渓で中央部がガレ場になっていたのですが、そのガレ場部分の新雪がシャーベット状態となっていて、渡ろうとした直前に1〜2m下で亀裂が入って崩れました。ここにはフィックスワイヤーが張ってあり、これにカラビナをかけ、私とガイドを繋ぐザイルを通してガイドが素早く渡りました。ガイドの合図で続けて私も渡りましたが、シャーベット部にはガイドの歩いた足跡が30cm程度の穴になっていて、そこに水がたっぷりたまっていました。一瞬躊躇していると、ガイドが急げ急げと大声で叫び、仕方なくその水溜りに足を突っ込んで渡りましたが、今にも足場からシャーベットが崩れ落ちて雪崩になりそうで、肝を冷やしました。なんとか無事に通り過ぎてその後は急な岩崖をガイドについて登って行きました。夏道は50cm程度の新雪に覆われてほとんど分かりません。ガイドもときどきルートを探しながら登っていました。
途中一度だけ3分程度の給水休憩をとりましたが、その際ガイドからまったく想定外のことを告げられました。てっきり後ろから登ってきていると思っていた妻と妻のガイドは、大クーロワールの横断が危険なので、テットルース小屋へ戻ったから今日は登ってこない、とのことでした。明日の登頂日が別行動になることは知っていたものの、まさか前の日から,しかも予告なく別々になるとは全くの想定外で驚きました。連絡手段もなく(携帯は持って行かなかった)ガイドがつているとは言えども、遠い異国で連絡も取れずに離れ離れになるのは初めてのケースで、最初から単独で来た時と違ってなにか心にぽっかりと穴が空いたような感じでした。
そうは言っても、モンブランに登ることに専念することができたので、気持ちを切り替えて、ひたすら登りました。先行する外国人グループ(フィックスワイヤーにカラビナ&ザイルで安全確保したながら登っていました)を次々と追い越し、いつしか雪も止んで、道が新雪で悪かったにもかかわらず、予定通り2時間で登り切って旧グーテ小屋へ到着しました。
その時一瞬霧が晴れ、登ってきた斜面やテットルース小屋が見えましたが、新グーテ小屋へ着いた時には再び濃い霧の中となりました。
小屋は先月から営業開始しただけあって広くて快適、とても温かく(冬山用の下着類を着ている身には暑すぎ!)、この日は天気が悪かったので合計15人程度しか客がいなくて空いていました。夕食も、テットルースとは違ってボリューム満点できちんとした牛肉料理(パスタソースですが)でした。(ただし夕食時にのみ水がでなかった)
トイレもちゃんと水洗できれい。ただし洗面用の水は無く、PETボトルの水1.5L=5€で買いました。
【3日目】
夜2時に朝食とのことで、19時にはベッドに横になりましたが、窓際だったため22時ころまでは外が明るくて眠れず、その後も暑くて眠れませんでした。窓の外に北斗七星が明るく輝いていて、天気が回復したことが分かり、いよいよモンブラン登頂だ、と考えたりしたら気持ちが高ぶってほとんど一睡できませんでした。0時半ころ、外に出てみたら、町の夜景が綺麗でした。
ところが、2時前に起きてみるとガスっており、ガイドから様子を見て出発を遅らせるとの説明を受けました。私が、0時半ころは星空と夜景がきれいだったことを話すと、霧が晴れるのを待たずに3時い出発することになりました。
霧の中、ヘッドライトをつけて別のガイドと客のペアがラッセルして登る後をゆっくり登ります。何人か抜きながら、急斜面ではジグザグに登る内に明るくなり、バロ小屋付近でランプをしまい、水の飲んで、ここから先頭交代、私のガイドがトレースを作りながらすぐ後ろを忠実に歩きました。この先は風が強く、新雪は余り積もっていません。両側が急斜面のナイフリッジ部分が結構あり、ガイドの踏み跡もほとんど残らないので少し緊張して登りました。
だんだんに明るくなる水平線とそれに伴って広がる足元に広がる大展望、迫力ある雲海は日本の山では体験したことが無く、高度感抜群で、たいへん感動し、その瞬間にそこを歩ける幸福感でいっぱいになり、自然に涙が溢れて来ました。ガイドとザイルで結んでいるので距離を一定に保つ必要があり、歩きながら胸のポケットからカメラを取り出して写真を撮りました。撮影モード等をいじっている余裕は無く、ただただシャッターを押すだけだったので、後から写真を見たら、あまり良く映っていなかったのが残念です(特に朝焼けの色の感じが)。
急斜面を登っているときに、ガイドが足が攣ったのか、固い雪面をつま先でしきりに蹴って穴を掘っていて、しばらく先に進みませんでした。その間に後ろから追いついて来た先ほどのペアが先行しましたが、今度はそのペアが先に進まなくなり、われわれが再びトップに立ってモンブラン山頂へと到着しました。
モンブラン山頂は、山頂を乗り越える強風のため笠雲が沸いていて霧の中で、残念ながら展望は得られませんでした。写真を数枚撮っていると、ガイドが風が強いからすぐに下るとのことで、ゆっくり登頂を味わう間も無く直ちに下山開始となりました。
霧がサングラスやまつげに凍り付いて見え難かったのですが、ゴーグルを装着するヒマも無く、ガイドに早く歩けと押し戻され、サングラス(度付)をおでこに押し上げて左手で抑えながら、裸眼で下降を開始しました。少し下ると雲の下に出て視界が開け、凍りつかなくなって快適にトップで下りました。私たちに続いてすでに10名近くが登頂しているため、トレースもしっかりしてきて急斜面のナイフリッジでも特に問題なくガンガン下ることができました。広い急斜面に出ると、登ってきたジグザグルート一部串刺しするように、直線的に下りました。雪が脛くらいまで潜るため、滑落の心配も無く大股でどんどん下り、あっという間にバロ小屋を通過し、さらに下ってドーム・ド・グーテの緩やかな登り返しを超えてグーテ小屋まで絶景と雪山歩きを堪能しながら戻りました。
その登り返しで、前から妻と同じヤッケの色の人がやってくるのが見え、今日中にテットルースから一気に登頂にチャレンジするのかと思いましたが、近づいてみると人違いでした。妻とは結局、グーテ小屋で再会、翌日登頂を目指すとのことでした。私のこの日の予定は下のテットルース小屋泊まりでしたが、時間的にも体力的にも余裕があったので、一気にシャモニーまで下山することにし、再び妻と別れてニ・デーグル駅を目指しました。
旧グーテ小屋から大クーロワールまでの超急斜面は、相変わらず新雪がついていて、足場が分かりにくく、高度感抜群で結構危険な感じでしたが、ガイドにザイルで後ろから確保されながら、ここもガンガン下りました。この日は天気が良いためか、グーテ小屋を目指す人々が続々と登ってきて、すれ違いに苦労しました。日本では登り優先ですが、私が避けて待とうとすると、ガイドが先に下りろ、右だ左だと指示するので、のぼりの方を待たせて下りました。
前日の登りでは雪崩そうだった大クーロワールもこのときは雪が安定していて難無く通過、テットルース小屋の上の雪の大斜面も直線的に一気に下って、小屋の建っている崖の下に回り込み、ガイドに案内されてニ・デーグルまでバリルートで下りました。
大きなごろごろした石の上に雪が積もったところを通り、雪渓をグリセードで下ってビオナッセイ氷河の近くまで降りると、観光客が現れ始め、ようやく雪も無くなって夏道を歩くとニ・デーグルの駅が見えてきて、大勢の観光客やキャンパーとすれ違って駅に到着しました。
ニ・デーグルからの帰りの登山電車は何とか座ることができたものの、窮屈で椅子も木製で硬く、1時間20分はたいへん苦痛でした。
ル・ファイエからガイドの車でシャモニーへ戻りましたが、ガイドから、グーテ小屋がこの日は予約がいっぱいで、午後五時まで待ってキャンセルがなかったら、妻たちは下のテットルース小屋まで下らなければならない、とのことを教えられました。その場合、モンブラン登頂は極めて厳しく、天気が良くても諦めることになるので、暗澹たる気分になりました。
チップを弾んでガイドと分かれた後、一人でホテルの部屋(登山中もずっと同じ部屋を確保していましたので、1日早く下山しても問題ありませんでした)に戻ったときは、達成感と脱力感でしばらく何もする気になれませんでした。とりあえず、シャワーを浴びて、ほとんど食事をしていなかったので、行動食の残りを食べ、夕食を買いにハンバーガー屋へ行きました。下界用の履物を、妻に付いているガイドの車においてきてしまったため、モンブラン登山用のごつい冬靴しかなく、安いサンダルでもないかと、この靴で街中を歩き回りましたが、一番安くても30€で、買うのをやめました。
この日は前日一睡もしていなかったので、連絡手段がないので妻がどうなったか分からないまま、まだ明るく、外もにぎやかな20時前には寝てしまいました。
翌朝、6時半に起きてみると、雲一つないたいへん良い天気、モンブランも山頂までばっちり見えています。この晩は涼しくてよく寝たので気分も爽快、妻はきっと今頃山頂目指して登っているだろう、夜から天気がよかったから、きっと2時半には出発しているだろうし、トレースもしっかり付いているので歩き易く、ゆっくり登ったとしてもももうかなり山頂に近いところまで行っているだろうなどと、急に楽観的になりました。
すると自分もこの空いた1日をどうしようか、と俄然やる気ができて、前にチラッと考えていたツール・ド・モンブランの未踏部分、赤い針峰群側をバルム峠からフレジュール、プランプラとちょっとロングで歩くことにしました。
(翌日のレコへ続く)
最後に、ジュネーブからウィーンへ向かう帰りのフライトで、ビッグサプライズがありました。
天気がたいへん良かったため、オーストリア航空の機長の粋な計らいで、なんと、モンブランを1週半する遊覧飛行を実施してくれました。しかも私が座った左窓側をモンブランにして飛んでくれましたので、まるで登頂した私を祝福してくれるかのうようで、大変な感動を覚えました。自分が歩いたルート、泊まった小屋、そしてモンブラン山頂もばっちり見ることができ、アルプスの大景観を最後の最後に堪能できて、最高の思い出となりました。
コメント
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モンブラン登頂おめでとうございます。
登頂率20%と言われておりますのでよかったですね。
奥さまも登頂できたのでしょうか。
私も7月の第1週に同じような予定を組んで飛行機、ホテル、ガイド、レンタカーすべて予約して、トレーニングも励んで、さていざという時に母が危篤に。
結局モンブラン行きが葬儀に変わってしまいました。残念!仕方ないですね。
来年再度挑戦します。レポート参考になりました。
流石shigetoshiさん、モンブランでも速かった様で抜きまくりだったんですね 詳細なレコ、とっても面白かったです 写真も綺麗でバッチリ決まっていますね
ただ私も奥様は結局登れたのだろうかと気になりました。どちらとも取れる様な終わり方だったので。。。
bobnakataniさん、はじめまして!
第一回のコメントを私のレコにいただき、光栄です。
モンブランが中止になって、お母上様まで亡くなられたとは、本当にお辛いことでしたね。何とも励ましようがありません。私の拙いレコが参考になって来年ころリベンジしていただければ、幸いです。
私も、昨年登ろうとしましたが、グーテ小屋の工事の関係で宿泊制限があったようで、小屋の予約が取れず、諦めました。今年はそのリベンジでした。
妻はのことは書きにくいのですが、結局登頂できなかったのです。下から見ている限りは絶好の登山日和のように見えたのですが、山頂付近は風が強かったそうで、ガイドの判断で登頂せずに引き返したそうです
Futaroさん、こんばんは。
祝福ありがとうございます。
そういえば、帰ってきてからきちんとおめでとうと言ってもらったのは初めてのような気がします。
私は前日の大雪と、妻と2日間も別行動になったこと以外は順調に登頂できてうまくいきすぎという感じでした。一番心配していた天気(特に風)とその次に心配だった高所順応がうまくいって、ほとんど標高を気にすることなく普通に歩けました。
妻とは、登頂翌日のツール・ド・モンブランルート下山後、暑くて喉が渇いたのでホテルの前のスーパーにコークを買いに直行したところ、そこでばったり再会しました。
登頂していたら時間がかかり、帰ってくるのは早くても夕刻になると思っていたので、ずいぶん早い下山に驚いたのですが、聞くと風が強かったためガイドの判断で山頂まで行かずに引き返したとのことでした。終日雲がわかず今までで一番いい天気だったのですが・・・そういうわけで、自分の登頂も手放しでは喜べず、とても残念な結果となりました。風だけが原因なのか、妻の歩くスピードが遅く、下山できないとガイドが考えたのか、単にガイドの怠慢だったのか(フランス山岳会のガイドといえども、結構ばらつきが大きく当たり外れがあるとは聞いていました)、現場にいなかったので分かりませんが、私が一緒にいたらもう少しちがった結果になったかもしれないと思うと、前日のク―ロワールが運命の分かれ道であったにしても、返す返すも悔やまれます
妻がその気だったら、来年リトライするかもれません
shigetoshiさん、初めまして。
僕は6月下旬にモンブランに登りましたが、そのときのことを思い出しながら、楽しく読ませていただきました。とにかく写真が素晴らしいですね。僕もこんなのを撮りたかったです
一ヶ月違うと随分と山の状態も変わっているようですね。僕のときは最初から最後まで雪がとても深くそれによる苦労もありましたが、逆にメリットも多く、クーロワールはとても穏やかでしたし、グーテ〜テートルース間の岩場以外の下りは非常に楽でした。
一番興味があったのは新グーテ小屋ですが、外観相応の素晴らしい設備ですね。旧グーテ小屋のギュウギュウのベッド、恐ろしいトイレから凄い進化です。
yhr7さん、こんにちは。
あまり事前情報がない中で、6月のyhr7さんのレコを参考にさせていただき、無事に行ってくることができました。ありありがとうございました。
今回も前日に新雪がつもった状態で、yhrさんのときに似ているなあと思いながら登っていました。
新グーテ小屋、快適でした。テットルースもそこそこ快適でしたが、新グーテに泊ってしまうと、またテットルースへ泊る気がしませんでした。トレイは「便座」がちゃんと付いていて、座って用を足すことができました ただ、ベッドルームが暑すぎて、寝ることができなかったのが唯一の不満でした
shigetoshiさん、こんばんわ
手に汗握りながら、わくわくしながら読ませて頂きました
ちょっと残念な部分があったようですが、お二人ともご無事に下山できてよかったですね。
お写真を拝見しただけでも、危険そうな所がいっぱいあったので
クーロワールという所ですが、まず私なら怖気ついて引き返すと思います。
今日は40度近くまで暑い日でしたが、とってもクールな気分になりました
山頂付近でのお写真はどれも素晴らしいですね。
まるで飛行機内からの撮影のようです。
御来光の写真も富士山とは違う雰囲気がありそうですね。
私も見てみたいです
登頂おめでとうございました
shigetoshiさん
モンブランお疲れさまでした。
流石に本場のアルプスは容姿に周りの大展望に
お花、全て凄いですね!
お写真でこれだけ素晴らしいので
実際は素晴らし過ぎるんでしょうね
海外の山には全く縁が無い私には羨まし過ぎる限りです
aottyさん、こんばんは。
ありがとうございます
おっしゃる通り、無事で下山することができてよかったです。そうすればまたチャレンジできますから
ク―ロワールよりは山頂手前のナイフリッジの方が高度感があって緊張しました。でもフランス山岳会のガイドとザイルでむすばれているので、どちらもガイドの指示通りに行けば問題ありません。
でも、次に行く時は天気と雪の状況にもよりますが、ガイドなしでも可能かと思っています。
実際、私の後ろから、ガイドなしの単独でついてきた日本人がいました。
山頂手前からの展望は本当に素晴らしいものでした。周囲の山より突出して高いという点で、確かに富士山からの展望に似ているかもしれません。周りの山も圧倒的な雪と岩の山々なので、雰囲気がまったく違います。
なかなか行くことはできませんが、目的意識を持ってお金をためて行けばaottyさんも登頂は難しく無いと思いいます。yhr7さんのように、現地でガイドを雇って、自分で飛行機やホテル、山小屋(NET予約制らしいです)を手配して行けば結構安く行けそうです
kankotoさん、こんばんは。
ヨーロッパアルプスは被写体には困りません。私の写真では十分に良さが伝わらないのがもどかしい感じです
写真のセンスの良いkankotoさんなら、もっと素晴らしい写真が撮れるのではないかと思います。
ぜひ、海外登山に遠征してみてください!
祝福ありがとうございます
shigetoshiさん、こんばんは。
無事、モンブランの登頂、おめでとうございます!
奥様が引き返したということで、手放しでは喜べない
でしょうか。リベンジですね!
みなさん、コメントされていますが、写真が全て
素晴らしいですね。
特に90枚目の写真が気に入りました
アルプスの山中で別々になる。お互いにガイドが付いて
いるとはいえ、どんな気持ちになるのでしょう。
映画やドラマの中での1シーンのようですね。
youtaroさん、こんにちは
お褒め頂ありがとうございます 。90枚目の写真は雲海の迫力が少しは伝わるものになっていますかね
映画やドラマの1シーン・・・
そう言われると確かにそんな感じの展開ではありましたね。でも実際には自分ではなにもできず成り行き任せで、そんな大げさなことでもなかったですが
来年リベンジするかどうか分かりませんが、妻は結句悔しがっていますので、またいくかもしれません、私自身は別の場所(エルブルースとか)に行きたい気がしていますが。
もしまたモンブランの場合は、勝手が分かっているので、私は次はガイドなしで
shigetoshiさん、こんにちは
念願の登頂おめでとうございます!
まさにTVで見る世界ですね。
特に2日目の天候を見ると、この天候で登頂できるのかというドキドキ感がありますが、
登頂日は強風ではあるものの、素晴らしい写真の映像を見ることができ、良かったです。
バージンスノーを踏みしめ、トップで下山、これも日頃の鍛錬の成果でしょうか
それにしても酷暑の東京にいると、雪山の世界が不思議な感じです。
hirokさん、こんにちは
お祝いのお言葉、ありがとうございます
登頂の確立は3割と聞いていましたので、登頂できて本当に良かったです。でも妻ができなかったのが心残りで、手放しで喜べないですが
2日目の嵐には本当に驚きました。ただ、ガイドは雪が積もったほうが歩き易いと言ってとくに問題にしていませんでしたが。
山頂の気温はー8℃でした(風が強かったので体感温度は-20度以下?)が、シャモニーは昼間は32℃もあって、東京と同じように暑かったです。40℃差なので、山頂は確かに異次元の世界でした
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