神戸港から、4つの谷と3つの池を巡って大展望の摩耶山へ [六甲探索30]平野谷、生田川、石楠花谷、大池地獄谷; 六甲山系の未踏ルート探索

2021年06月26日(土) [日帰り]

• GPS: 10:18
• 距離: 34.1km
• 登り: 1,852m
• 下り: 1,785m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:41
• 休憩: 0:37
• 合計: 10:18

5:10 スタート地点
6:05 6:05 平野谷登山口
7:10 7:10 七三峠
8:22 8:22 二十渉砂防堰堤
8:31 8:31 森林植物園 東門
8:36 8:36 八洲嶺砂防堰堤
8:41 8:41 黄連谷分岐
8:49 8:49 桜谷出合
9:17 9:27 穂高湖
9:29 9:31 杣谷峠
9:51 9:51 三国池手前
9:54 9:54 三国池
10:09 10:09 ダイヤモンドポイント
10:56 10:56 釜滝
11:14 11:14 地獄谷登山口
11:47 11:47 水晶谷第四砂防ダム
11:58 11:58 地獄谷大滝
12:05 12:05 水場と書かれた堰堤
12:11 12:11 地獄谷第二大滝
12:46 12:46 ノースロードと地獄谷の出合
12:58 12:58 六ヶ辻
13:03 13:06 藤原商店
13:10 13:10 丁字ヶ辻
13:22 13:22 三国池手前
13:37 13:37 穂高湖
13:57 13:57 摩耶石舞台
14:02 14:02 掬星台
14:05 14:07 摩耶山
14:10 14:30 摩耶ロープウェー星の駅
14:35 14:35 史跡公園方向（掬星台下 水平道）分岐点
14:58 14:58 山寺尾根 分岐点
15:03 15:03 杣谷入口 / 永峰堰堤
15:13 15:13 護国神社前
15:28 阪急六甲駅

天候

曇りで日中一時雨。風がほとんどなく、湿度高く、とても蒸し暑い。

アクセス

利用交通機関：

電車

コース状況／危険箇所等

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半ば廃道化しています。歩く人はいるようです道はそれなりにしっかりしてますが、笹が覆い被さっているところが多く、道標も朽ちていて、手入れはされてません。
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平野谷と同様ですが、沢中を歩くところも多く、19年の台風の影響か荒れているところもあり、道が分かりにくいところもあり、ルートファインディングが必要です。ても、要所にテープ印があり、これを探して行けば間違えません。
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ほぼ一般道でしたが、半分より上は沢の中を歩くところが多く、流れを何度も渡りますが、印がないところもあり、ルートファインディングが必要です。沢の中は台風の影響か道がはっきりしないところがありますが、道が沢から離れるところは遊歩道並みにいい道があります。そのギャップが大きく、不思議な道でした。昔は沢中にも立派な道があったのか。

写真

6/26 5:14

神戸港の夜明け

6/26 5:29

同じく

6/26 5:29

6/26 5:33

6/26 5:34

静かな神戸港

6/26 5:34

同じく

6/26 5:34

神戸ポートタワーの向こうに摩耶山が聳えます。神戸ならではの眺めです。本日はあの向こう側に一度降り、登り返します。

6/26 5:36

同じく神戸港と摩耶山

6/26 5:38

帆船日本丸とご来光

6/26 5:43

つい先日まで、何度も走った高速道路を潜って六甲山地へ。テレビで見た25年前の震災時に倒れた光景が目に焼き付いています。

6/26 5:58

街中にこんな祠があります

6/26 5:59

坂道に猫2匹

6/26 6:04

どん詰まりまで登ります。でもここは登山口ではありませんでした。

6/26 6:08

回り込んで、ここが本日一つ目の沢、平野谷の登山口。ちょっと暗い雰囲気が入りにくい。

6/26 6:10

6/26 6:10

ポートタワー(左側）を振り返ります

6/26 6:13

地形図では実線の道ですが、実際は荒れた登山道でした。そして平野谷は予想通り六甲によくある廃屋が残されてゴミが散乱するきれいではない谷でした。道が荒れて人が済まなくなったのか、その逆か。

6/26 6:17

これまた六甲によくある大きな堰堤を乗り越えます。

6/26 6:18

その先は笹薮がうるさい手入れされていない道で、夜露に濡れた葉でズボンが濡れました。

6/26 6:21

荒れてます

6/26 6:29

標識はありますが。

6/26 6:30

部分的には昔の面影のある立派な道も

6/26 6:56

その先で天王谷側から尾根を越えてくる林道に合流すると、なんと、とても珍しいホンドキツネとご対面。私自身、長い登山経験の中で2回目です。

6/26 6:57

アップ

6/26 7:00

6/26 7:00

ここから登山道へ

6/26 7:03

この尾根道も笹に覆われています

6/26 7:06

イブキトラノオ

6/26 7:07

草深く緑が濃いです

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左から来ました。以前は右へ行ったことがあります。

6/26 7:14

廃トンネル

6/26 7:21

再び尾根道を登ります

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六甲全縦路を横切りました

6/26 7:30

一度道路に下山

6/26 7:30

アジサイが見ごろです

6/26 7:30

同じく

6/26 7:32

六甲山地では珍しく、大きな無料駐車場。ここを利用すればよかった。今となっては来るまで来ることは無いかな。

6/26 7:33

一つ目の池、修法ヶ原池

6/26 7:34

同じく

6/26 7:48

道路脇にはピンク系の色合いの紫陽花

6/26 7:49

ここにも臨時の無料駐車場。ハイシーズン&日没まで限定との表示で、がらがらなのに開いてました。

6/26 7:50

このトンネルで道路をくぐります

6/26 7:52

見覚えのある立札。ここを通るのは三回目

6/26 8:05

今日は山頂には寄りません

6/26 8:10

前に来たときは立派な階段を整備中で真新しい木段でしたが、今は普通に古い道になってました。

6/26 8:15

本日二つ目の沢、20X(トゥエンティクロス)に合流

6/26 8:17

20X渡渉

6/26 8:19

20X

6/26 8:20

ダブル堰堤

6/26 8:24

緑がきれいな池

6/26 8:32

徳川道とも呼ばれてます

6/26 8:56

微妙な色合いがきれいな額紫陽花

6/26 8:56

快適な歩道

6/26 9:03

同じく

6/26 9:11

6/26 9:13

最後にこの味気無い階段を登ると

6/26 9:13

徳川道の下り口に到着

6/26 9:14

そしてすぐに二つ目の池、穂高湖

6/26 9:15

穂高湖

6/26 9:16

巨大なオタマジャクシがたくさん

6/26 9:16

穂高湖からのシェール槍

6/26 9:18

オタマジャクシたち

6/26 9:29

杣谷峠のトイレ

6/26 9:40

ヤマツツジ

6/26 9:50

案内図。ここから少し六甲全山縦走路を歩きますが、さすがに人が増えました。

6/26 9:53

三つ目の池、三国池

6/26 9:53

ここは深山の池の雰囲気がgood

6/26 9:59

ここからダイヤモンドポイントへ向かいます

6/26 10:08

ダイヤモンドポイントからの北方の展望

6/26 10:08

同じく西方

6/26 10:12

ダイヤモンドポイントから北へ一旦下ります。そしてここから3つ目の谷、石楠花谷へ

6/26 10:14

荒れた沢を下ります。道は不明瞭。

6/26 10:15

枝沢

6/26 10:16

沢床に降りました

6/26 10:19

小さな流れを何度もわたりながら下ります。

6/26 10:22

同じく

6/26 10:22

6/26 10:24

バリルート並みです。初級のルートファインディングが必要

6/26 10:26

倒木多し

6/26 10:27

炭焼き釜跡か

6/26 10:30

堰堤

6/26 10:33

谷名標識と

6/26 10:39

小滝

6/26 10:39

流れの横に踏み跡あります

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巨大な堰堤、しっかり歩道有り

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脇の沢に水場

6/26 10:56

この先で林道跡に出ました

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石楠花谷入口の渡渉点

6/26 11:04

サワガニ

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ここで飲料補給

6/26 11:14

ここで折り返し。大池地獄谷に再入山です。

6/26 11:14

地獄谷の説明

6/26 11:16

さっき買ったccレモン

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地獄谷入口。通行出来ないとの表示。ダメなら引き返すつもり

6/26 11:19

ここにショートカットできたようです

6/26 11:22

さあいよいよ本日のメインで4つ目の谷、大池地獄谷です。

6/26 11:26

少ししか下調べしなかったので、全く予想外に快適な歩道でビックリ

6/26 11:26

6/26 11:32

そういうことか、でも最近の通った記録もあったな、とにかく行けるところまで行ってみよう

6/26 11:43

1つ目の滝

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同じく

6/26 11:45

赤い川床。鉄分が多いのか

6/26 11:46

ジャジャ泣きです。

6/26 11:48

そしてこの堰堤の上側で歩道が完全に水没していました

6/26 11:48

でもすぐ手前に、左へ登るしっかりした高巻き道が作られていました。

6/26 11:50

下り部分にはロープもありました。

6/26 11:53

その後は沢床の流れののすぐ脇を歩きながらプチ沢登りが楽しめました

6/26 11:58

大滝

6/26 11:59

同じく

6/26 12:00

滝の上から

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Z型にながれる赤い沢

6/26 12:03

流れの横を岩壁をへつるところもありますが、お助けロープもあります

6/26 12:05

そしてまた突然立派な歩道が

6/26 12:05

古い標識も

6/26 12:06

小滝が連続。沢登りの用意はしていないので、しゃぶしゃぶ行けず残念

6/26 12:08

3つ目の大きな滝

6/26 12:18

この辺りは道型不明瞭ですが、沢中歩けます

6/26 12:19

この小さな葉っぱたちはなんだろう。ここだけでした。

6/26 12:20

沢の中を歩けます

6/26 12:20

6/26 12:20

6/26 12:23

プチ沢登り堪能

6/26 12:25

6/26 12:35

この堰堤湖の上流側を戻るように尾根に取り付きます。ちゃんと歩道あり。

6/26 12:42

ここでノースロードに出ました

6/26 12:46

地獄谷下降ポイントの標識。こっちは通行できます、の書き込みあり。

6/26 12:49

6/26 12:58

そして六甲全縦の道路に到達。

6/26 12:58

この地図では裏六甲地獄谷と書かれた谷からきました。ここで雨が降って来たので、このままアイスロードで下山も考えましたが、またいつ来れるかわからないので、展望の良い摩耶山によってから、未踏の山寺尾根で下山することにしました。

6/26 13:07

六甲全縦のオアシス、藤原茶屋の自販機で飲料補給

6/26 13:13

戻りは水平な道路沿いの歩道で

6/26 13:37

道路脇の藪っぽい歩道から穂高湖に戻ってきました

6/26 13:37

筏の若者で賑わう穂高湖

6/26 13:38

同じく

6/26 13:50

また道路に戻って、そこからの羽生山塊

6/26 13:52

こんなところに駐車場\500がありました

6/26 13:59

六甲紫陽花園は今が見頃

6/26 13:59

カラフル

6/26 14:02

そして摩耶山掬星台到着

6/26 14:05

でも先に摩耶山山頂へ

6/26 14:06

山頂鳥居

6/26 14:06

本日唯一の山頂です。ここは三角点698.6m

6/26 14:07

そしてここが最高地点702m。(前はこの標識なかった。)ただ、この標高についてはヤマレコの摩耶山にある通り、いろいろ問題あり。

6/26 14:14

掬星台に戻って、神戸の大展望

6/26 14:14

今朝、この港を出発して来ました

6/26 14:30

大阪方面

6/26 14:31

6/26 14:31

さて、ここから山寺尾根急降下

6/26 14:38

山寺尾根

6/26 14:59

紫陽花の手前にきれいな花が咲いてました

6/26 15:04

下山しました

6/26 15:10

阪急六甲駅に向かって坂の街を下ります

6/26 15:29

約35km/10時間=平均時速3.5km/h。お疲れ様。

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR1300 カシオ

装備

個人装備

ゴアレインスーツ 傘 GPS スマホ 帽子 日焼け止め カメラ

感想

shigetoshi

緊急事態宣言が解除され、延期していた出張も解禁で、神戸へ土日を挟んで戻ってきました。
その土日は天気予報はあまり良くありませんでしたが、特に他にすることもないので、六甲の未踏の4つの沢ルート探索に行きました。

その4つは、平野谷、20クロス（徳川道）のある生田川上流部、石楠花谷大池地獄谷で、宿泊した神戸港近くのホテルから全部歩いてつなげ、接続に使う途中の道や下山に使う道もなるべく未踏の道を選んで歩きました。

各谷の詳細はコース状況欄と写真の説明に書いた通りで、沢として純粋に楽しめたのは最後の地獄谷だけでした。

天気がいまいちの割には風がなくてとても蒸し暑くて大汗を掻き、標高の低い谷中ではやぶ蚊も多くてあまり快適とは言えませんでした。

それでも約3か月振りの六甲、懐かしいというほどではありませんでしたが、ここ数年歩き回った山域だけに、古巣に戻ったような安心感がありました。