1967峰(1940m峰) 北戸蔦別岳山頂泊 (チロロ林道から)
- GPS
- 32:49
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 2,020m
- 下り
- 2,034m
コースタイム
- 山行
- 7:53
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 8:31
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 6:55
天候 | 25日 晴れ/曇り 26日 晴れ 27日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
釣り堀いざわ付近までは舗装路約7.5Km 釣り堀いざわへ左折はせずに、直進しダート路1Kmでチロロ林道ゲートに入林BOXあり ゲートから約9Kmのダート路でニ岐沢出合いで右手に駐車場と簡易トイレありました 駐車スペースは10台程度 釣り堀いざわをナビにセットしました |
コース状況/ 危険箇所等 |
チロロ林道ゲートと北戸蔦別岳登山口に入林ポストあり |
その他周辺情報 | 道の駅樹海ロード日高(登山口までは約30km うち林道ダート走行約10km) セイコマート日高道の駅店 5:00〜23:00 沙流川温泉ひだか高原荘 日帰り入浴料金500円 時間は当面縮小営業 定員8名 |
写真
感想
自粛期間中、行きたい山は何処か?と考えていました。北戸蔦別岳からの1967峰へはまだ歩いていなかったので、テントを担いで行ってきました。1967峰は標高が1940mへ改定されています。夏道のついている山ですし、存在感のある山容で名峰だと思います。
北戸蔦別岳で山頂泊をしたのは、2016年7月1日でその時は幌尻岳へ登頂しました。もう5年も経っているとは、早いものです。
1日目
北電の管理道を歩かさせてもらい沢沿いの踏み跡巻き道に数回の渡渉で、1115m付近で尾根に取り付きます。急登を休み休みゆっくりと登っていき、1400m付近で水場トッタの泉へ到着。3L追加の合計5Lの水となります。さらに肩にずっしりとかかる重さは、自粛でかなり鈍った身体には厳しくもありました。途中で観たこともない赤茶系の小鳥がいたのですが、カメラを出している間に飛び立たれてしまわれました...爽やかな鳥の鳴き声と登山道脇や岩場に咲いているお花にも癒されながら一歩一歩足を前に進めていきます。ヌカビラ岳の岩はかんらん岩だったのですね。貴重な固有種カムイコザクラが可愛いかったです。他にもツツジ、サクラ、ハクサンイチゲ、シラネアオイにと沢山のお花が咲いていました。花に詳しくないので名前が間違っているかもしれません…(^^;
ヌカビラ岳から北戸蔦別岳間では雪渓が残っています。雪は緩んでいましたが気は抜けません。雪の上に真新しいクマの足跡は、私の熊鈴に気づいて鉢合わせしないように進路を変えてくれていました。
ヘリが上空を旋回していて、遭難者の捜索をされていたようです。ここの雪渓上からの滑落も念入りに探されていたようですが、どうかご無事でありますように。
北戸蔦別岳の山頂に到着。日没前に夕焼けに染まる日高山脈の景色を見られて大満足です。頑張って担ぎ上げた甲斐があります。2張りほどのスペースしかありませんが、本日は貸し切りです。
あまりにの疲労にパンを食べたらすぐに眠りにつきました。
2日目
すっきりと目覚めました。快晴の日高山脈の景色に心躍ります。温かい食事を摂ると気持ちも元気になり、1967峰を目指して出発です。
長い長い稜線歩きは絶景を堪能しながら、楽しくもあり、いくどものアップダウンとハイマツ漕ぎにトラバース斜面と日高をらしい登山道でした。鳥の鳴き声が聞こえてきますが、姿はなかなか見つけられません。ウグイスの鳴き声だけは分かりました。
快晴の下、2度目の1967峰に登頂しました。(標高が1940mに変更されていますが、1967峰に馴染んでいますので)とても嬉しかったです。これで伏美岳から幌尻岳までの稜線を歩いたことになります。
1967峰はまだ林道崩壊する前の2016年7月16日に伏美岳からピパイロ岳経由で1度登頂していました。こちらから登ると1967峰は険しい印象はなかったのですが、北戸蔦別岳側からの1967峰は岩峰が連なっていてとても格好良い山でだいぶ印象も異なりました。
また伏美岳やピパイロ岳にも登ってみたいなと思いました。1967峰はどちらから行ってもなかなかハードな山ですね。また来たいものです!
私のほかには3名の方が登られていました。
荷物が軽いのに、すっかりくたびれてテン場へ戻ってみるとお向かいに登山者の方が。七ツ沼カールのハクサンイチゲの写真を撮りに来たとのことでした。一眼レフカメラを担いで来られていました。
ツバメがビュンビュンと飛び交っていて感動。通常の荷物でもやっとこさな状態なので、一眼レフを担いでは来くることはできなそうですが...でも鳥を撮ってみたいなぁと思いながら、夕陽に染まる景色を堪能して眠りにつきました。
3日目
カッコウの鳴き声で目が覚めました。なんか清々しい気持ちです。今日もすっきりとした快晴。晴れの幌尻岳には登れていないので、とても行きたかったのですが、体力低下も著しいので、無理をせずに下山するだけとしました。
絶景を眺めがらのコーヒーは最高に美味しかったですね。ここにコーヒーを飲みに来れるのはいくつまでかなと思いながら、定年になるころでも来られていると良いなぁと思いました。
下山途中にハイマツの中から赤い鳥が飛び立っていきました。鳥を探しながら下りていましたが、よいところにいても、カメラをだしている間にやはり飛びたってしまいます。鳥見目的でないと難しいですね。
担いでいる水は減っているから荷物は軽いはずなのに、疲労もあってか逆に重たく感じてしまいました。食料やオヤツはだいぶ持ちすぎていました。
最後の林道歩きが、とても長く感じられましたが、駐車場が見えてきて無事に下山でできて良かったです。好天予報の週末だけあって駐車スペースはほぼいっぱいでした。自宅からのアクセスも3時間と近いので、また訪れたいです。
山でのテン泊はいつまでも出来ないだろうなぁと思うと、山泊もできるだけしていきたいなと思います。山にどっぷりと浸かれるのは最高ですね^ ^加齢に昨年からのコロナ禍での自粛にと体力低下が著しいのですが、今シーズンも無理のない範囲で山での時間を楽しんでいきたいです。
コメント
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こんばんわ。
流石mikuriさんですね。
お一人で日高の山中2泊なんて凄い!
しかも、先日の遭難騒ぎがあった時だったんですね。
私も、今年は戸蔦別岳やチロロ岳方面を狙っていたので、参考になりました。
コロナ情勢がもう少し落ち着いたら挑戦します!
kawahiro45さん、こんばんは。
北戸蔦別岳からの1967峰には、体力をつけて日帰りでとも思っているうちに昨年からの自粛で体力がガタ落ちしたのです…
平地散策だけでは、全く役にたっていませんでした。
いまだに筋肉痛がひどいです。やはり、毎週登っていないとダメですね。
日高はやっぱり最高でした 密とは無縁ですよ
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