悪沢岳・赤石岳 〜お花畑に癒され、1泊で行けました♪〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 2,880m
- 下り
- 2,869m
コースタイム
7:45椹島ロッジー10:34清水平ー12:54千枚小屋(ランチ)13:23ー14:14千枚岳ー15:08丸山ー15:49悪沢岳(東岳)−16:37中岳避難小屋16:41ー16:44中岳ー16:52前岳ー17:29荒川小屋泊4:38ー5:11大聖寺平ー6:22小赤石岳ー6:32赤石岳分岐ー6:51赤石岳6:56ー7:08赤石岳分岐ー8:52富士見平ー9:19赤石小屋(ランチ)9:40ー12:16椹島ロッジ
天候 | 両日とも晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
/慧賁梢契轍IC〜県道27〜県道189〜県道60〜井川〜畑薙第一ダム ⊃慧賁樟轍SAのスマートIC〜R362〜千頭〜井川〜畑薙第一ダム 新東名島田金谷IC〜千頭〜井川〜畑薙第一ダム 行きは△離襦璽箸鯀択。 カーナビに新東名がインプットされておらず、ICを出て、R362へ出るまで、とんでもない道に迷い込んでしまい、30分タイムロスしてしまいましたが、普通に行けば2時間ほどで行けるでしょう。 帰りは、流れに乗って進むと結果,離襦璽箸嚢圓辰討靴泙い泙靴燭、新静岡ICに1時間45分で入れました。 どちらも、道幅のせまいコーナーの連続で、コーナーリングが苦手な方は、かなりキツいと思います。 のルートは距離的には遠くなりますが、運転は他のルートより、しやすそうです。 いずれにしても、アクセスの悪さは、特筆ものです。 •バスの始発は8時となってますが、繁忙期は臨時便が出るようです。 11日は、6時30分にバスがやってきて、43分に発車しました。 バスの料金は往復3000円ですが、 東海フォレスト運営の椹島ロッジ、山小屋、避難小屋に宿泊すると、3000円分を宿泊費から差し引いてもらえます。 上記施設に宿泊し、領収書を提示しないと帰りのバスには乗せてもらえないシステムになっているので、領収書は大切に保管しましょう。 帰りのバスは、椹島ロッジの受付で、領収書とバス券を提示し、番号札をもらいます。 番号順にバスに乗ることになるため、発車時刻まで、ゆったり時間を過ごせます。 ちなみに、私は54番で3台目のバスでした。 http://www.t-forest.com/alps/ •駐車場 巨大な駐車場ですが、6時前に到着するも、すでに満車の状況。 運良く、1台分のスペースを見つけ駐車できましたが、後続の方々はどうなったのでしょう? 駐車場に仮設トイレあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 畑薙第一ダム夏期臨時駐車場のバス乗降場の前にテントが設営されていて、 そこに机、椅子、用紙、鉛筆、ポスト等、完備されてます。 【危険個所】 千枚岳から丸山に向かう岩場の下り。 前向きでは、ザックが引っ掛かり危険です。 後ろ向きで、足場を確認し、3点支持で、慎重に下りましょう。 【利用した水場】 ・清水平 水量もまずまずで、とても甘くておいしい水です。 ・千枚小屋 蛇口から豊富に出ます。 ・荒川小屋 小屋から3分ほど下ったところに豊富な水場があります。 【利用したトイレ】 ・椹島ロッジ(水洗) ・千枚小屋、荒川小屋、赤石小屋(ペーパー備え付けで、山小屋としては、きれいです) 【お花畑】 ・千枚小屋周辺(マルバタケブキ、トリカブトが群生) ・千枚岳から丸山に向かう途中(タカネマツムシソウ、タカネビランジが特に素晴らしく、なかなか前に進めないほど) ・前岳から荒川小屋へ下る途中(荒川小屋へ急いでいたため、堪能できなかったのは残念ですが、広大なお花畑は圧巻) ・赤石岳の稜線分岐から下の急斜面(ミヤマキンポウゲ等の黄色い花を中心に色とりどりのお花が満開です) 【カミサン的にキツかった区間】 ・千枚小屋〜悪沢岳(コースタイムより遅いです) 千枚小屋までの登りが、地味に堪えていたようで、ランチ休憩後、足がばったり止まってしまいました。 ・赤石岳分岐〜富士見平 いきなり急斜面を下ったあとの、富士見平まで続くトラバース区間が、アップダウンの連続で、ここも完璧な牛歩となってしまいました。 【下山後の温泉】 白樺荘(500円) ヌルヌルしたお湯が特徴のきれいな施設。 |
写真
感想
悪沢岳、赤石岳は、予備日を含めると、3連休が必要な山なので、夏休みを利用するしかありません。
そのため、これまで先延ばしになってましたが、ようやく待ちに待ったその日がやってきました。
椹島へのバスの始発は8時となってます。
でも、登山者が多い繁忙期は6時45分に臨時便が出るという情報があり、私たちは
それを期待して6時過ぎに、バス乗降場所のベンチに座り、バスを待ちました。
すると、6時半にバスがやってきました。
6時43分、発車。
(出発後、程なくして、他の東海フォレストのバスとすれ違ったことから、この後も、臨時便が出た模様)
きっちり、1時間で、椹島に到着。
「やったぁ〜! 7時45分にスタートできる!」
千枚小屋は混み合うことが予想されるし、何より13時に小屋に着くのは、時間を持て余しそうです。
「予定通り、荒川小屋まで頑張ろう!」
天気も素晴らしく、意気揚々と椹島ロッジを後にしました。
途中、清水平で水を補給し、千枚小屋へ順調に到着!
と思われましたが、ランチ休憩後、千枚小屋周囲に咲き乱れるお花畑の中を登り始めるやいなや、カミサンに異変が、、、
カミサン恒例の牛歩がいきなり出現(笑)
「呼吸が苦しくて、足が前に進まない」
確かに、のっけから急登でしたが、丸山近くは、緩やかな歩き易い道なのに。
カミサンは、何度も足を止める青息吐息の状態でしたが、稜線を彩るお花たちに元気をもらい
ヘロヘロながら何とか丸山へ到着(汗)
丸山まで登り一辺倒でしたが、丸山からはようやく下る区間が出てきて、カミサンも、
少し持ち直して、何とか悪沢岳に到着しました。
「やった〜!」
百名山90座目、カミサン82座目!
感動に浸る間もなく、先を急がなければなりません。
少し進むと次なるターゲットの中岳の全貌が目の前に飛び込んできました。
「うわぁぁ〜! ものすごい登り返しだぁ〜」(大汗)
確か、中岳避難小屋まで、コースタイム1時間15分じゃなかったっけ?
カミサンの調子を考えると、とてもそのタイムで着けそうにない!
万事休す!
荒川小屋は遠のき、中岳避難小屋が現実味を帯びてきてしまいました(泣)
すると、そこに救世主が現れました。
悪沢岳山頂で出会った70歳(登山歴50年)の達人です。
達人は悪沢岳の急斜面を、何てことないように、すいすい下っていきます(驚)
これは、カミサンも着いて行くしかないでしょ!
達人にくらいついて行くことで、、カミサンも息を吹き返しました(喜)
達人は三伏峠からテン泊装備で、中岳避難小屋に到着した後、荷物をデポし、悪沢岳をピストンしているところでした(驚)
達人とお花にパワーをいただき、中岳避難小屋に勢いを増して、16時37分到着。
中岳避難小屋の管理人さんに
「荒川小屋へは17時半になってしまいそうですが、それでも大丈夫ですか?」と尋ねると、
「大丈夫だよ。 気をつけて行ってね」と快諾。
カミサンは、中岳避難小屋から荒川小屋までの下り区間は、いつものようにテンポよく、
「ビール、ビール!」と心の中で叫んでかっ飛ばしたようで、17時半に荒川小屋へ何とか到着することができました!
遅い時刻に到着したにも関わらず、山小屋の方々もイヤな顔ひとつ見せず迎えていただき、
至福の祝杯をあげることができました。
「うぅ〜、きっくぅ〜! 最高!」
翌日は14時のバスが最終ですが、13時のバスを目標に、4時38分荒川小屋をスタートしました。
まずは、朝焼けに浮かぶ富士山に感動!
次に大聖寺平へ続く美しい稜線にまた感動!
振り返ると、下から稜線を巻き込むように上がってくる雲の上に、荒川三山の全容が浮かびあがるシーンにまたもや感動です!
赤石岳も順調にこなし、いよいよ稜線から椹島へ下っていきます。
この稜線直下の急斜面のお花畑が、素晴らしく、まさに百花繚乱、なかなか前に進めません。
このあと、富士見平まで続くトラバース区間が、キツかったです。
ずっと、下っていくものだとばっかり思っていたら、アップダウンの繰り返しで、カミサンは完璧な牛歩。
14時のバスも危ういと思ったくらいなので、富士見平に着いたときは、二人でほっと胸をなでおろしました。
ここから、椹島までは、下り一辺倒。
しかも、先週の笠新道と比べ、歩きやすい下りで、助かりました。
赤石小屋で、ランチをした後も順調に下り12時13分椹島ロッジに到着。
今回の山行は、6時45分の臨時便に乗れたことで、一泊で、悪沢、赤石岳を周回できました。
中岳避難小屋に泊まっても、14時の最終便に間に合ったかもしれませんが、初日荒川小屋まで行けたことで、二日目の行程を余裕をもって進めてよかったです。
予備日が一日あったのですが、聖岳までの縦走は、私たちにはとても無理です。
正直、いっぱいいっぱいでした。
南アルプスは山塊がでっかいと言われますが、まさにそれを実感した二日間でした。
一泊二日はきつい行程でしたが、お花畑が美しく、本当に癒されました。
ちょうど満開だったようです。
特にあれほど美しいタカネマツムシソウとタカネビランジの群落は、初めて見ました。
お花畑の中を歩けるなんて、幸せですね。
お花にも、天気にも感謝です。
今回、荒川小屋到着が遅くなってしまったことは、反省し、今後の山行につなげたいと思います。
南アルプス南部、でっかくて手ごわいけど、いい山でした!
悪いのはアクセスだけ。
うーん、まだ、聖岳、光岳が残ってるかぁ(汗)
荒川三山を覆ったあの雲は迫力満点だったんじゃないですか
その場に居なければ感じえないあの様な”生きた景色”が見られて感動ものでしたね!
それにしても奥様!頑張りましたね
三日の工程を効率的に二日でクリアされるとは
椹島周辺は以前よく釣りに出向いたところですが、どのルートで向かってもアクセスが厳しいです
運転してても車酔いしそうな道ばかりで
90座の大台に乗りましたね!
おめでとう御座います
sanpoさん、こんにちは。
もののけ姫のダイダラボッチのようでした
天候にもお花にも恵まれ、1泊で何とかいけました
でも、カミサンのCTを上回る牛歩には、手を焼きました
でも、相変わらず、下りになると元気になるので、助かります
アクセスの悪さは群を抜いてますね
そのおかげで、山に入る人数は限られてくるので、いいといえばいいんでしょうが
百は来年に持ち越します。
幌尻で写真撮っていただいたnaga4687です。
実はsatoyamaさんの一週まえに千枚から聖まで行ってきました。初日は中岳も考えていましたが千枚小屋が精一杯でしたよ。荒川小屋なんて意識外でした。もっとも私の方はゆったり酒飲み山行ですが・・・
今回初めて記録投稿してみました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-330597.html
一週間の違いで花の様子もだいぶ異なっているようですね。
お疲れ様でした、satoyamaさん&奥さま
天気もよくて、大きな南アを堪能さえたようで何よりです
初日に荒川小屋までとは、随分頑張りましたね。
確かにここまで行かないと、翌日の最終14時のバスにはキツイですし。
お二人一緒で、ここを一泊で踏破するとは、凄いです
とても、温泉の脱衣所で初めてお会いした方とは思えません
おはようございます。satoyamaご夫婦。
CT的には始発の臨時便で入れば荒川小屋が私も射程距離と考えていましたが。
結構キツかったでしょ!
奥様よく頑張られましたね
千枚小屋から荒川小屋まで超牛歩と仰ってますが、2日目のうちより早いじゃん(笑)
sato家はもう達人の域ですよ
飛越ピストンも考えておられるでしょうが
あんまり じゃ奥様の雷直撃食らいまっせ
南ア南部へ、夏休みに行かれるって仰ってましたが、ちょこっと、日程がずれてしまいましたね
naga4687さんのような、ゆったり酒飲み山行っていうのもあこがれますね
私は荒川小屋で500mlを2本と350mlを1本、カレーをつまみに頂いちゃいました
でも、naga4687はこんなもんじゃなかったようですね
南ア南部、お互い天候にもお花にも恵まれ、よかったですね
URUさん、こんにちは。
URUさんの昨年のレコ、参考にさせていただきました
荒川小屋まで、バスの到着が早ければ、16時半には、余裕で着けると思ったんですが、
そんなに甘くなかったです
カミサンが千枚小屋〜悪沢岳まで、CTより遅くて焦りましたが、よく盛り返したと思います
初顔合わせネタの賞味期限は長いですね
今、思い出しても、笑っちゃいます
satoさん、奥様、こんばんわ
夏の連休は予定通り南アルプス奥地に行かれましたね。
お疲れ様でした
1泊2日で〜 奥様のスピードアップ 凄いですね
satoさんの嬉しそうなお顔が目に浮かびます。
あの凄い雲はなかなか見ることができないですよね。
satoさんの運転テクニックがあれば、コーナーリングの多い山路もスイスイですね
貴重な連休、お天気に恵まれて良かったですね。
お疲れ様でした
くにやん、こんばんは。
カミサンの超牛歩は千枚小屋から悪沢岳までで、この区間はコースタイムより遅いですよ
その先は、下り区間になるので、息を吹き返しただけですよ
登り区間は、モーモーと喘いでいました
飛越から、黒部五郎をピストンなんて、とても無理ですよ
違う手を考えてます
ほんと最高ですね、mipoさん
車だと、飲めないので、小屋泊のこの日は、うれしかったです
ただ、次の日もあるので、押えて飲みました
カミサンのスピードアップっていうのは、まやかしですよ。
コースタイムより遅い区間もあるし、ただ、臨時始発便に乗れ
スタートが早かったおかげです
コーナーリングは好きですが、ブラインドコーナー連発の狭い道は、こりごりです
でも、山自体はすばらしかったです。
mipoさんが行かれた笊ヶ岳もよく見えましたよ
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