飯豊本山に行ってきました。
- GPS
- 23:16
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 2,239m
- 下り
- 2,224m
コースタイム
(2日目)6:10切合小屋-8:02本山小屋-8:17飯豊山山頂8:46-9:05本山小屋-10:44切合小屋11:50-14:33地蔵岳-16:45大日杉小屋
天候 | 11日 晴れ 12日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
小屋手前の駐車場には40台程度駐車可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登り初めのザンゲ坂の急登が厳しい、登り切って約3時間ひたすら高度を上げる登り坂が続く。登山道は刈払いがされていて比較的歩きやすい。 種蒔山直下の沢の源頭付近には雪渓が残っている。 |
写真
感想
当初の計画は川入登山口からの入山予定であったが7月の豪雨により通行不能となり、大日杉小屋からの登山となった。
総勢13名、1泊2日のテント泊飯豊本山往復の行程である。
去年はツアー会社のお任せ登山だったが、今年はテントや食料を分担して背負うことになる。
ザック重量は約15Kgになり、一歩一歩の歩行が太腿に効いてくるのが分かる。
登山口から地蔵岳へは標高900mを一気に登る厳しいコースである、特に出発して20分程でザンゲ坂という鎖のある急坂があり登りきるのに汗だくとなる。
ここから約3時間ひたすら登り坂が続き、体力はもちろん気力勝負となる。
地蔵岳山頂に近づくとほぼ真西に最終目的地の飯豊本山が見えるが、深い沢で遮られ遥か遠くである。
地蔵岳から種蒔山へ尾根筋を何度かアップダウンを繰り返し進むが、地蔵岳までの急登を経験してからなので楽に感じる。
途中に目洗清水があるが、登山道から一旦50m程下った所にあるが急坂で滑りやすいので水筒を持った時には特に注意を要する。
この辺はハクサンコザクラやイチゲなどがが咲く小さなお花畑になっている。
ガイドブックではヒメサユリの群生地になっているが今回は遅かった。
種蒔山の尾根に登る手前で北側の沢の源頭に下り、源流を渡る。
さらに山腹を斜上する途中に雪渓が残っていて滑落に注意して進む。
まもなく三国岳からの登山道と合流し間もなく切合小屋に到着する。
キャンプ場には既に4〜5張のテントが設営されていた。
我々の分テント4張り設営することになるが、17時到着では良い場所があるはずがない若干斜めになるのを我慢して設営完了。
食事中に辺りは暗闇になった。
夕焼けに映える山並みのシルエットは素晴らしく、また南空には上限の月が次に宵の明星金星が輝き出し、時間と共に星が増えていくのが分かる。
就寝前の21時頃にはまさに満天の空、天の川が南から北に流れているのがハッキリ分かる。今日の8時間の山行の苦労が吹っ飛ぶほどの絶景に酔いしれる。
2日目朝、4時50分頃雲海の向こうから静かにご来光が輝き出す。
この景観も登山ならではの味わいである。
朝食後、不要な荷物をテントにデポして本山に向かって出発。
大日岳等、周辺に雲がかかっているが幸い本山付近は今のところ確認できる。
草履塚へややきつい登りとなるが、昨日の登りとは比にならない、これが飯豊の魅力の一つだろう。一旦本山筋の尾根に登ってしまえば、青空の下どこまでも歩けそうな気がするほど爽快感のある登山路である。
切合小屋から約2時間で本山到着、北側、西側の飯豊の峰々は雲の中であったがしばしダイグラ尾根の稜線や通って来た稜線の絶景を堪能しながら約30分程のコーヒータイム。
同じ道を戻る。
1泊2日、行動時間約18時間の山行は楽なものではなかったが、全員無事でしかもほぼ計画通りの時間で終えることが出来た事、同行した仲間全員に感謝である。
なんだか、季節がいつか分からないようなお花たちですね
ノウゴウイチゴの観察日記はほほえましいです
高い山での満点の星空。いいですねぇ!!
コメントありがとうございます。
未だ残雪のある高山は頭の中では理解できない世界です
ノウゴウイチゴは年下だけど登山歴30年以上の先輩が「昨日と色が違う」と教えてくれました。
観察力が違う
登り下りに必死で、まだまだそんな余裕がない
満天の星空、いつかは一眼でと思うが・・・・
将来は、目で見たモノを眼帯のようなものでパソコンと繋いで出力できるようにならないものかな
お天気も良く、お花もまだいっぱいで、素晴らしい山行でしたね。
私も10数年前に、同じルートで登りました。
泊まったのは、本山小屋でした。その時、数日前に強風があり小屋の屋根が一部剥れていました。到着した時は、その剥れた屋根の部分の下だけが空いていて、やむなくそこで星空を見ながら、雨の降らないことを念じながら一夜を過ごした経験があります。
加えて、その山行でカメラが故障して、山頂の記念写真を見ず知らずの方に郵送して頂いた思い出があります。
行きたいと思いつつ、荷の多さを考えると、やっぱり
近場がいいですね。
よろしく
いつもありがとうございます。
既にhope55さんは東北の主な峰々に登頂されているから
初心舎の私としては羨ましい限りです。
でもまさか、飯豊本山に2年続けて登るとは思いませんでした。
あのような山に登ると体力不足が身に滲みます。
これからもよろしくお願いします。
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