奥穂-ジャンダルム(穂高岳山荘・テン泊)


- GPS
- 30:33
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 2,403m
- 下り
- 1,758m
コースタイム
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 7:23
- 山行
- 4:43
- 休憩
- 3:19
- 合計
- 8:02
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
あかんだな駐車場からバスで上高地まで。 下山後は新穂高ロープウェイで新穂高温泉まで降りる。 新穂高温泉からあかんだな駐車場までバスあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆上高地〜涸沢ヒュッテ ・完全夏道。危険個所なし。 ◆涸沢ヒュッテ〜穂高岳山荘 ・カールには残雪があるのでパノラマコースより涸沢小屋経由で登った方が楽。 ・ザイテングラートも夏道だが山荘手前だけ雪渓歩きアリ。完璧なステップができてるのでアイゼンは不要。 ・穂高岳山荘はテント1人2000円。弁当は1200円で購入できる。水とトイレはテント利用者は無料。 ・今の時期は完全予約制。到着した人から好きな場所を選んでいくシステムなので良い場所を取りたかったら早めに到着した方が良い。 ◆穂高岳山荘〜奥穂高岳 ・最初のハシゴ〜しばらくは少し緊張の登攀となるがあとは一般ルート。 ・特にわかりにくい場所もない。 ◆奥穂高岳〜ジャンダルム ・馬の背が核心。足を置く場所はあるので落ち着いていけば問題ないと思う。 ・ジャンダルムは一旦西穂側へ向かって巻いて登った方が楽。(直登する方もいるけど) ・トイレ・水場はない。 ◆ジャンダルム〜西穂高岳 ・マーキングや要所の鎖はあるもののわかりにくい箇所もあるので注意。 ・しっかりマーキングを探しながら進んだ方が良い。 ・視界不良や雨の時はお勧めしない。岩も滑りそう。 ・そこそこアップダウンもあるので体力をつけてから臨むべし。 ・トイレ・水場はない。 ◆西穂高岳〜西穂山荘 ・丸山手前までは岩場歩きが続くがまあ一般ルート。それほど難しい場所はない。 ・昼時の西穂山荘は混んでいた。 ◆西穂山荘〜新穂高ロープウェイ山頂駅 ・安全な一般ルート。迷う場所もない。 |
写真
感想
さあ梅雨が明けた。
雨のシーズンはお茶濁しで標高が低い二百名山を中心に歩いていたがいよいよアルプスのシーズンだ。
週末は土日とも好天が予想されたので久しぶりにテント泊でアルプスを楽しもう。
どこへ行くか?
最近ご無沙汰の穂高周辺でも行ってみようか。
久しぶりつながりで上高地〜涸沢〜奥穂高岳〜ジャンダルムなんてどうだろう?
ジャンダルムは2015年以来2度目となるので6年ぶり。いいんじゃないか。
本当なら白出沢から穂高岳山荘向かいテント泊、翌日西穂までガツンと歩くのが周回ルートとしては美しいが地震の影響で白出沢は通行止めとなっている。
ならば上高地から涸沢へ向かう超オーソドックスなルートでアプローチしてみよう。
あかんだな駐車場からバスで上高地へ。
さすがに梅雨明け最初の週末だけあって登山者さんがいっぱい。
普通の登山を楽しんでいる感覚が湧き上がってくる。
6時過ぎに上高地に到着したら10kmほどの横尾までの林道歩きが始まる。
はっきり言ってこの歩きは好きじゃないが行くしかないので仕方ない。
まあ朝のうちは涼しくて景色も良いので楽しみながら歩くことができた。
横尾から登山道へ入っていく。
この道も過去2回くらいしか歩いたことがないのである意味新鮮だ。
さすがに日が上がってくると暑くなってくる。夏の登山だ。
久しぶりのテン泊装備も体にずっしりと効いてくる。
涸沢ヒュッテに到着したら昼食タイム。牛丼をいただく。
夏は小屋で食事や飲み物を買えるし水ももらえるのでありがたい、イージーモードだ。
一休みしたら涸沢小屋経由でザイテングラートへ。ここを登るのも2回目くらいかな…いつも積雪期に小豆沢を直登ばかりしてるので。
13時半に穂高岳山荘に到着してテント受付へ。
今の時期はテントも完全予約制だが場所は早い者勝ちなのでいい場所を取るなら早めの到着が望ましい。
この時間はほとんど先行者はいなかったのでヘリポート横の笠ヶ岳がドン!と見える一等地をゲット。
しかし今の時期の日中は暑くてテントの中にはいられない。
涼しくなるまで日陰で涼むことにした。
午後になると西側からガスが上がってきて笠ヶ岳も一切見えなくなった。
だが夕方になれば気温が下がって夕日が楽しめるはず、そう信じて軽く昼寝。
夕方には狙い通りの素晴らしい夕焼けタイムを楽しむことができた。
景色を楽しんでいるといきなり地面が揺れた!地震だ!
飛騨地方で震度3だったとか・・・ジャン歩いてるときにこんなのが来たらひとたまりもないな。
それ以外にも白出沢で大きい落石も発生していた。ほんと油断ならない。あんなのが落ちてきたらメット被っていても意味ないな・・・なんて思った。
翌朝は3時前に起床して星空撮影タイム。
曇っていたら二度寝しようと思っていたが予想以上の素晴らしい星空が広がっていた。
天の川が真上にあったのでシャッター開放で撮影しまくり。コンデジの割にはまあまあの出来栄えだったかな。
御来光タイムに合わせてテントを撤収してまずは奥穂を目指す。
山頂御来光が目当ての先行者さんは既に下山中、奥穂山頂は割と空いていた。
さあいよいよ西穂へ向かって歩いていこう。
テン泊装備は重いが6年前にもやってるので大丈夫、自信はある。
暑かったらいやだな・・・と思っていたが割とそよ風が吹いていて歩きやすいコンディションだった。
何より快晴で360度の景色が楽しめるのが最高。遠く富士山や妙高、立山、白山まですべて見渡せた、
二度目のジャンダルムも順調に登って写真を撮ったら西穂へ進んでいく。
相変わらずわかりにくい箇所はあったが淡々とこなす。
西穂のピークが見えてからが長い、何度もアップダウンを繰り返しながら少しずつ距離を縮めていく。
そして西穂ゴール。西穂もかなり久しぶり・・・たぶんここも6年ぶりか。今度スキーで来なければ。
後は一般ルートなのでサクサクと歩いて少し西穂山荘へ寄り道しつつロープウェイまで歩き通した。
貴重な晴れの2連休をフルに楽しむことができてよかった。
Sanchanさんお久しぶり。
珍しくテン泊ですか、イイですね〜。
えっ、穂高!!!
思いっきりスライドしてるんですけど(汗
通過時刻で見るとザイテングラード辺りです、こちらは涸沢に下りてました。
その衣装を見逃すはずは無いのですが・・、一生の不覚です(>_<)
こちらは夫婦登山だったので妻に会わせたかったなぁ。(存在は知っているので)
地震はこちらもビックリでした!と言うか涸沢に居たので穂高側から大きな落石でも落ちて来たのかと思い焦りました。
横尾までの林道歩きはme tooです。自然保護は分かるけど電気自動車とか交通機関通して欲しい!
でもそうすると涸沢とかが激混みになってしまい荒れるのかな?
いやーまさかまさかのニアミスですか。
というかザイテンでスライドしてて気づかないなんてほんと不思議ですよね。
ちょっと怪しいところ登ってた瞬間もあったかもしれませんが(笑
久しぶりのテン泊でどっぷりアルプスの世界に浸ることができたのはいいんですが地震には驚きましたね。翌日奥西縦走するのに勘弁してよ〜って感じで。
それとは別に白出沢でも目の前でそこそこの規模の落石があって登山道が閉鎖されててよかったと胸をなでおろしました。
白山ならちょいちょいお会いできそうなもんですが、あまり奥様と二人で白山ってのはないんですかね・・・まあ時間の問題だと思うのでその節はよろしくお願いします。
横尾までのアプローチについてはkabukiyaさんのご心配の通り、あれがあるから今の人出で済んでいるのでは?と考えています。あれでトロッコ電車でも走らせたら涸沢が立山や乗鞍状態になってしまうんでしょうね・・・苦労して歩いた人だけが味わえる世界、そう理解しようと思っています。
岳沢にエスケープしようとした時、止めて下さって有難うございました。
西穂山荘までのルートは疲れましたけど、とても綺麗で最高でした。
西穂踏破できて良かったですね!
決して岳沢を止めたわけではありませんが笑
天気も良くて最高のコンディションでしたね。またどこかでお会いしたらよろしくお願いします。
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