占冠ICから約14kmで「樹海ロード日高」。
「樹海ロード日高」はトイレ、セイコーマートがあります。
「樹海ロード日高」から「つり掘いざわ」(北海道沙流郡日高町千栄270−2)
まで約16km。
「つり堀」の道を真っすぐに、未舗装・一車線幅の林道を約10km。所々で退避場所はあります。底を擦るような凸凹はありません。目立つ石は極力踏まないように注意して走りました。
まだか、まだかの果てに、駐車数十台が置かれたエリアに達したときは、沢山のお仲間さんがいてホッとしました。
「樹海ロード日高」から1時間弱見ておけばよいでしょう。
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占冠ICから約14kmで「樹海ロード日高」。
「樹海ロード日高」はトイレ、セイコーマートがあります。
「樹海ロード日高」から「つり掘いざわ」(北海道沙流郡日高町千栄270−2)
まで約16km。
「つり堀」の道を真っすぐに、未舗装・一車線幅の林道を約10km。所々で退避場所はあります。底を擦るような凸凹はありません。目立つ石は極力踏まないように注意して走りました。
まだか、まだかの果てに、駐車数十台が置かれたエリアに達したときは、沢山のお仲間さんがいてホッとしました。
「樹海ロード日高」から1時間弱見ておけばよいでしょう。
「取水施設から明るくなる」のが日帰り派にはベストタイミング。
私は7月下旬のこの日、3:48スタートしましたが、最初からライトなしで歩けました。
取水施設に4:24着。もう少し早い3:30スタートぐらいがベストかも。
「北トッタベツ岳登山道入口」の道標あり。
未舗装林道歩きは終わって、ここから山道です。
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「取水施設から明るくなる」のが日帰り派にはベストタイミング。
私は7月下旬のこの日、3:48スタートしましたが、最初からライトなしで歩けました。
取水施設に4:24着。もう少し早い3:30スタートぐらいがベストかも。
「北トッタベツ岳登山道入口」の道標あり。
未舗装林道歩きは終わって、ここから山道です。
登山口にヒグマ注意の看板あり。「追いかけられた」とのこと。
保存版「福岡大ワンゲル部ヒグマ襲撃事件報告書」
https://yamahack.com/4450
は読んでました。
あのヒグマは特別に執拗な個体だった、という見方もできる、
という解釈にすがってるんですけど。
……「追いかけられた」ですか。
リュックにぶら下げていた鈴を、ストックの握りに移しました。
このほうが常時派手に鳴るから。
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登山口にヒグマ注意の看板あり。「追いかけられた」とのこと。
保存版「福岡大ワンゲル部ヒグマ襲撃事件報告書」
https://yamahack.com/4450は読んでました。
あのヒグマは特別に執拗な個体だった、という見方もできる、
という解釈にすがってるんですけど。
……「追いかけられた」ですか。
リュックにぶら下げていた鈴を、ストックの握りに移しました。
このほうが常時派手に鳴るから。
四連休の最終日。この一週間ぐらいずっと晴れ続きで、万一ビバークしても明日も晴れ。
渡渉は楽させてもらえるな、と思ってました。
そして、シューズを浸水させることなく、渡渉ゾーンを通過。
「よしっ!」
濡らすとそのあとの長時間歩きで、ふやけて皮がめくれて、とかあるから心配でした。
帰りならジャブジャブ濡らしても平気。ゴール近いから。
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四連休の最終日。この一週間ぐらいずっと晴れ続きで、万一ビバークしても明日も晴れ。
渡渉は楽させてもらえるな、と思ってました。
そして、シューズを浸水させることなく、渡渉ゾーンを通過。
「よしっ!」
濡らすとそのあとの長時間歩きで、ふやけて皮がめくれて、とかあるから心配でした。
帰りならジャブジャブ濡らしても平気。ゴール近いから。
どれぐらいの幅の沢なのかな?と思うもこれといった写真をみつけられませんでした。
なので1枚あげときます。広めのところでこれぐらい。
この沢沿いを登りつつ、右へ渡ったり左へ渡ったりを7回ほど繰り返したかな。
所々では増水時用のまきみちがテープ道でした。
水流少な目で特に苦労する箇所もなく。
金剛山で言えば「カトラ谷」よりも楽でした。
それとシングルストックでしたので、こういう飛び石伝いではストック1本あれば大助かりですよね。
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どれぐらいの幅の沢なのかな?と思うもこれといった写真をみつけられませんでした。
なので1枚あげときます。広めのところでこれぐらい。
この沢沿いを登りつつ、右へ渡ったり左へ渡ったりを7回ほど繰り返したかな。
所々では増水時用のまきみちがテープ道でした。
水流少な目で特に苦労する箇所もなく。
金剛山で言えば「カトラ谷」よりも楽でした。
それとシングルストックでしたので、こういう飛び石伝いではストック1本あれば大助かりですよね。
でも所々では沢筋がテープ道なので、増水時は困りそう。
対策として、私はインソールと靴下の予備を持ってきてました。
濡れるときはもうジャブジャブいって、沢筋離れたらインソールと靴下は替えて、グジュグジュのままでは歩かない、という程度のものですが。
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でも所々では沢筋がテープ道なので、増水時は困りそう。
対策として、私はインソールと靴下の予備を持ってきてました。
濡れるときはもうジャブジャブいって、沢筋離れたらインソールと靴下は替えて、グジュグジュのままでは歩かない、という程度のものですが。
沢の音が遠くなり、どうやらヌカピラ岳の稜線へと登り詰める段階にはいったようです。
登りはゆるむことなく続き、所々では粘土質な斜面が現れ、滑ったシューズ跡がついています。
もっともこのレベルの登山道になると、下りで靴セードというか、なかば滑り降りてくる技の使い手もいるでしょうから、滑ったシューズ跡ぐらい、だから何?ですわ。
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沢の音が遠くなり、どうやらヌカピラ岳の稜線へと登り詰める段階にはいったようです。
登りはゆるむことなく続き、所々では粘土質な斜面が現れ、滑ったシューズ跡がついています。
もっともこのレベルの登山道になると、下りで靴セードというか、なかば滑り降りてくる技の使い手もいるでしょうから、滑ったシューズ跡ぐらい、だから何?ですわ。
水場「トッタの泉」に到着。登山道にあってわかりやすい。
水音たってますので夜でも気づくでしょう。
持参した水分は、麦茶650x2、スポドリ1L+500、パウチ300で、水分3リットル。
エキノコックス症の可能性はゼロにしたいので、基本、水は持参の分でまかなうつもりでした。
まず大丈夫なようですが、Wikiをみますと
「無症状の潜伏期間が10年以上」で「肝臓などに寄生」「放置した場合の5年後の生存率は30%」とおそろしい。
北海道民は5年に一度、「エキノコックス症検診」を受けているようです。そういう自治体制に属さない道外人なので慎重に。
なので通過。(しかし、これは誤まりだった)
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水場「トッタの泉」に到着。登山道にあってわかりやすい。
水音たってますので夜でも気づくでしょう。
持参した水分は、麦茶650x2、スポドリ1L+500、パウチ300で、水分3リットル。
エキノコックス症の可能性はゼロにしたいので、基本、水は持参の分でまかなうつもりでした。
まず大丈夫なようですが、Wikiをみますと
「無症状の潜伏期間が10年以上」で「肝臓などに寄生」「放置した場合の5年後の生存率は30%」とおそろしい。
北海道民は5年に一度、「エキノコックス症検診」を受けているようです。そういう自治体制に属さない道外人なので慎重に。
なので通過。(しかし、これは誤まりだった)
森林限界が近づいてきたのか、周りの樹々の背丈が低くなってきました。
振り返ると日高の山並み、「山深い」という言葉、おそろしいと感じます。
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森林限界が近づいてきたのか、周りの樹々の背丈が低くなってきました。
振り返ると日高の山並み、「山深い」という言葉、おそろしいと感じます。
峩々たる巌のはだかる所、アルミの梯子2つが架けられた岩の斜面あり。
あとからみますと、私の場合、時間的にここが中間地点でした。駐車場から幌尻山頂のあいだの。
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峩々たる巌のはだかる所、アルミの梯子2つが架けられた岩の斜面あり。
あとからみますと、私の場合、時間的にここが中間地点でした。駐車場から幌尻山頂のあいだの。
そしてついに。稜線にとりつきました。
『わぁー、山々が見える♪』と喜んで撮った一枚。
撮ったときは何もわかってなかったけど、いま見ると、ここに全て写ってます。
肩への登り、前山の盛り上がり、戻りのトッタベツのエグい登り返し、門番のように構えている北トッタベツ。
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そしてついに。稜線にとりつきました。
『わぁー、山々が見える♪』と喜んで撮った一枚。
撮ったときは何もわかってなかったけど、いま見ると、ここに全て写ってます。
肩への登り、前山の盛り上がり、戻りのトッタベツのエグい登り返し、門番のように構えている北トッタベツ。
ヌカビラ岳。地面に三角点の柱と山名の木札。目立たない道標。しかしココは、行きも帰りも歓びの場所。
『ここまできたら――!♪!♪』
実際は、ここまで来ても
まだまだ先は長いんですけどね。(^^;
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ヌカビラ岳。地面に三角点の柱と山名の木札。目立たない道標。しかしココは、行きも帰りも歓びの場所。
『ここまできたら――!♪!♪』
実際は、ここまで来ても
まだまだ先は長いんですけどね。(^^;
少し踏み込めば雪渓に届くところもあり。広い谷間にお花畑がひろがり、チングルマは風に泳いでいる。
「このコースには花も展望も、いうなれば山のよさの全てがあった。唯一なかったのは、それらをゆっくり愉しむ自分の余裕だけだ」(名言風 ^^;)
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少し踏み込めば雪渓に届くところもあり。広い谷間にお花畑がひろがり、チングルマは風に泳いでいる。
「このコースには花も展望も、いうなれば山のよさの全てがあった。唯一なかったのは、それらをゆっくり愉しむ自分の余裕だけだ」(名言風 ^^;)
北トッタベツ山頂。
ほんの一月前、この近くで遭難されたかたがいたそうです。
「日高山中の遺体、大阪の男性と確認」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/560399
【日高】日高管内日高町の北戸蔦別(きたとったべつ)岳(1912メートル)山頂近くで26日に見つかった男性の遺体は27日、門別署の調べで、〇〇〇〇〇〇と分かった。死因は低体温症。〇〇さんは同岳に隣接する幌尻岳(2052メートル)に登るため21日に入山し、行方不明になっていた。
ご冥福をお祈りします。
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北トッタベツ山頂。
ほんの一月前、この近くで遭難されたかたがいたそうです。
「日高山中の遺体、大阪の男性と確認」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/560399【日高】日高管内日高町の北戸蔦別(きたとったべつ)岳(1912メートル)山頂近くで26日に見つかった男性の遺体は27日、門別署の調べで、〇〇〇〇〇〇と分かった。死因は低体温症。〇〇さんは同岳に隣接する幌尻岳(2052メートル)に登るため21日に入山し、行方不明になっていた。
ご冥福をお祈りします。
戸蔦別へと向かいます。フラットなシングルトラックも一部にありましたが、ほとんどは小刻みなアップダウンのくり返し。岩エリアでは巻くために段差ある道を上へ下へ。ハイマツのトンネルもあり、決して楽な稜線ではありません。でも道が続いているだけでありがたいことです。
幌尻(右奥)、あれは遠いのか、それとも近いのか。
稜線での距離感がピンとこないので、問いをいつまでもくり返して、ひたすら歩を進めます。
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戸蔦別へと向かいます。フラットなシングルトラックも一部にありましたが、ほとんどは小刻みなアップダウンのくり返し。岩エリアでは巻くために段差ある道を上へ下へ。ハイマツのトンネルもあり、決して楽な稜線ではありません。でも道が続いているだけでありがたいことです。
幌尻(右奥)、あれは遠いのか、それとも近いのか。
稜線での距離感がピンとこないので、問いをいつまでもくり返して、ひたすら歩を進めます。
北戸蔦別と戸蔦別間の1881ピーク過ぎた所で振り返って。
本登山道に復帰した感じだったので、いつのまにか、どこかで逸れていたよう。ピークを巻く道が本道だったようです。
幌尻山荘へ降りる道との合流点は復路で初めて踏む。
小さいピークの巻き道が何か所かであり、復路で初めてその存在に気づくところいくつかありました。
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北戸蔦別と戸蔦別間の1881ピーク過ぎた所で振り返って。
本登山道に復帰した感じだったので、いつのまにか、どこかで逸れていたよう。ピークを巻く道が本道だったようです。
幌尻山荘へ降りる道との合流点は復路で初めて踏む。
小さいピークの巻き道が何か所かであり、復路で初めてその存在に気づくところいくつかありました。
戸蔦別山頂を降りていよいよ幌尻へと向かいます。この日、チロロ林道日帰りで歩いてた感じのパーティは8組12名ぐらいでしたかね。アバウトですけど。
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戸蔦別山頂を降りていよいよ幌尻へと向かいます。この日、チロロ林道日帰りで歩いてた感じのパーティは8組12名ぐらいでしたかね。アバウトですけど。
戸蔦別を越すと、七つ沼のカール地形を左側にみての稜線歩きになりました。七つ沼。下調べで最初そこはヒグマのワンダーランドだと学びました。しかしわざわざそこでテント泊するっていうのも多い。『ええっー』と思ったけど。
分県登山ガイド 00 北海道の山 伊藤健次著
https://www.yamakei.co.jp/products/2815020300.html
の表紙写真は幌尻へ向かうこの道。この本には七つ沼に降りてみるのもいいだろう、みたいに書いてあったので、余力があれば降りてみたいなぁ、という考えも浮かんできました。でも、どのみちそれは復路のこと。
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戸蔦別を越すと、七つ沼のカール地形を左側にみての稜線歩きになりました。七つ沼。下調べで最初そこはヒグマのワンダーランドだと学びました。しかしわざわざそこでテント泊するっていうのも多い。『ええっー』と思ったけど。
分県登山ガイド 00 北海道の山 伊藤健次著
https://www.yamakei.co.jp/products/2815020300.htmlの表紙写真は幌尻へ向かうこの道。この本には七つ沼に降りてみるのもいいだろう、みたいに書いてあったので、余力があれば降りてみたいなぁ、という考えも浮かんできました。でも、どのみちそれは復路のこと。
ハイマツが登山道をふさいで、ところどころでやっかいなんです。強引に突破してたら、折れた枝のササクレがタイツにひっかかってて穴あきました。まだ3回ぐらいしか使ってないのに。ワークマンの1000円タイツだけど。
穴あきのまま使おうか。「あっ、穴あいてるよ」と言われたら「そうやねん。これ、幌尻で苦労して」とさりげなく自慢できるし。(^^)
さぁ、肩への登り、頂、近いぞ。
ガスがくる前に、いざ!
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ハイマツが登山道をふさいで、ところどころでやっかいなんです。強引に突破してたら、折れた枝のササクレがタイツにひっかかってて穴あきました。まだ3回ぐらいしか使ってないのに。ワークマンの1000円タイツだけど。
穴あきのまま使おうか。「あっ、穴あいてるよ」と言われたら「そうやねん。これ、幌尻で苦労して」とさりげなく自慢できるし。(^^)
さぁ、肩への登り、頂、近いぞ。
ガスがくる前に、いざ!
肩の上から七つ沼を振り返る。どれが7つなのか、何度か数えたけどよくわからない。
ガスがなく展望すばらしいのはよいのですが、この辺りから日差しが段々とキツくなってきました。
ハイマツ帯に日影はありません。ツバの広い帽子をかぶり、首にタオルをまいて、長袖長タイツで肌の直射をさけてはいますが、動かし続ける体と、水分補給を最低限にしているため、熱が体にこもってきてるのが感じられました。
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肩の上から七つ沼を振り返る。どれが7つなのか、何度か数えたけどよくわからない。
ガスがなく展望すばらしいのはよいのですが、この辺りから日差しが段々とキツくなってきました。
ハイマツ帯に日影はありません。ツバの広い帽子をかぶり、首にタオルをまいて、長袖長タイツで肌の直射をさけてはいますが、動かし続ける体と、水分補給を最低限にしているため、熱が体にこもってきてるのが感じられました。
ひとつ前に偽ピークあり、は下調べできていたので、地図ロイドで、これは偽ピークと確認して通過。そして、ついに! 斜めパイプ2本が支える幌尻岳の山頂看板が登場。先客は、新冠からの2組3名と、チロロ日帰りの1名と私。
ガスる前で展望良好。
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ひとつ前に偽ピークあり、は下調べできていたので、地図ロイドで、これは偽ピークと確認して通過。そして、ついに! 斜めパイプ2本が支える幌尻岳の山頂看板が登場。先客は、新冠からの2組3名と、チロロ日帰りの1名と私。
ガスる前で展望良好。
前夜セイコーマートで買っていたおにぎり2個を食べました。しばし休憩。
四方に拡がる山岳重畳の展望。
眼ではなく心で眺めて、頭も思考停止。
この地点に至るまで気を抜くことなくフル回転させてきた自身の全活動を停めて、うたがいなき事実ひとつを満身で享けとめます。
『私はいま、私の世界の中心、日高の頂にいます』
あぁ、シンプルな、そのことに酔いました。
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前夜セイコーマートで買っていたおにぎり2個を食べました。しばし休憩。
四方に拡がる山岳重畳の展望。
眼ではなく心で眺めて、頭も思考停止。
この地点に至るまで気を抜くことなくフル回転させてきた自身の全活動を停めて、うたがいなき事実ひとつを満身で享けとめます。
『私はいま、私の世界の中心、日高の頂にいます』
あぁ、シンプルな、そのことに酔いました。
もう山頂に立てただけで満足。長居は無用。さっそく下山にかかります。下山開始時刻は10時ジャストでした。
なにもかも順調でしたが、ここから少しピンチが。
スポドリ1Lを飲んでいたので、塩分は足りていたようです。そこにおにぎり2個食べて、塩分過多気味。喉が渇く。くわえて気温がグッとあがってきて太陽が照り付ける。干されて水分摂取を何度もするようになって、水、足りるかなと心配になってきました。
『余裕があったら七つ沼へ』なんていう考えは吹き飛んで、もう1ミリも踏み込む気持ちはなくなっていました。
戸蔦別岳への登り返しで振り返ると、山頂辺りにガスが流れてきて、よいタイミングだったようです。
トッタの泉までがんばろう。
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もう山頂に立てただけで満足。長居は無用。さっそく下山にかかります。下山開始時刻は10時ジャストでした。
なにもかも順調でしたが、ここから少しピンチが。
スポドリ1Lを飲んでいたので、塩分は足りていたようです。そこにおにぎり2個食べて、塩分過多気味。喉が渇く。くわえて気温がグッとあがってきて太陽が照り付ける。干されて水分摂取を何度もするようになって、水、足りるかなと心配になってきました。
『余裕があったら七つ沼へ』なんていう考えは吹き飛んで、もう1ミリも踏み込む気持ちはなくなっていました。
戸蔦別岳への登り返しで振り返ると、山頂辺りにガスが流れてきて、よいタイミングだったようです。
トッタの泉までがんばろう。
往路は岩場のほうを踏んだので、通らなかった幌尻山荘からの合流点。稜線伝いも地図では一本だけど、現地での踏み跡は、時期によって雪渓の具合とかあるのかな、いくつかのルートが読めるので注意。ピンクテープがあるのも稜線にあがるまでで、稜線にあがったら、岩に書かれた赤ペンキの矢印が要所要所だけなので、薄闇や濃霧だと難しくなると思われます。
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往路は岩場のほうを踏んだので、通らなかった幌尻山荘からの合流点。稜線伝いも地図では一本だけど、現地での踏み跡は、時期によって雪渓の具合とかあるのかな、いくつかのルートが読めるので注意。ピンクテープがあるのも稜線にあがるまでで、稜線にあがったら、岩に書かれた赤ペンキの矢印が要所要所だけなので、薄闇や濃霧だと難しくなると思われます。
「笹の陰に足ひっかけ木の根あり」大峰の道で転倒して以来のマイ教訓です。今回もハイマツやササの陰に隠れている木の根には注意しました。「やっぱりあった!」というケースもあり。
ヒグマもこわいけど、それ以上にこわいのは転倒しての行動不能です。水分ピンチのため下山を急ぎつつも、注意すべきところは慎重に行きました。
そしてトッタの泉に無事到着。
ボトルを介して頭から清水をかぶり、ほてった体を冷やすことができました。熱中症度30%ってところでした。
今思うと、往路で素通りしたとき、空のボトル650ml1本に汲んでおくべきでした。飲まないとしても、ほぼ飲める水ではあるのですから。清涼な水が稜線でどれほど役に立つか。多少重くても、です。それを重いと厭う程度の体力なら、自分の力がまだまだ足りてないのだとわきまえて。
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「笹の陰に足ひっかけ木の根あり」大峰の道で転倒して以来のマイ教訓です。今回もハイマツやササの陰に隠れている木の根には注意しました。「やっぱりあった!」というケースもあり。
ヒグマもこわいけど、それ以上にこわいのは転倒しての行動不能です。水分ピンチのため下山を急ぎつつも、注意すべきところは慎重に行きました。
そしてトッタの泉に無事到着。
ボトルを介して頭から清水をかぶり、ほてった体を冷やすことができました。熱中症度30%ってところでした。
今思うと、往路で素通りしたとき、空のボトル650ml1本に汲んでおくべきでした。飲まないとしても、ほぼ飲める水ではあるのですから。清涼な水が稜線でどれほど役に立つか。多少重くても、です。それを重いと厭う程度の体力なら、自分の力がまだまだ足りてないのだとわきまえて。
非常用パウチ300mlを飲んで復活。1Lペットに予備も汲んでバッチリ。1Lペットを洗う時に生で少し飲みました。トッタの泉は標高が高くて、岩間の伏流水だから、これでエキノコックスは多分雷に打たれるより確率低いでしょう。でもエキノコックスのこと、あとで勉強しとこう。
手袋はめて、シングルストックと片手補助をフル活用して、安全第一で下山。15時前、取水施設に無事戻ってこれました。このあとブヨ攻撃にあって、たまらんかったのですが、まぁ虫の多さは、7月の日照時間の長さとのトレードオフでしょうか、払って逃げ切るしかりません。
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非常用パウチ300mlを飲んで復活。1Lペットに予備も汲んでバッチリ。1Lペットを洗う時に生で少し飲みました。トッタの泉は標高が高くて、岩間の伏流水だから、これでエキノコックスは多分雷に打たれるより確率低いでしょう。でもエキノコックスのこと、あとで勉強しとこう。
手袋はめて、シングルストックと片手補助をフル活用して、安全第一で下山。15時前、取水施設に無事戻ってこれました。このあとブヨ攻撃にあって、たまらんかったのですが、まぁ虫の多さは、7月の日照時間の長さとのトレードオフでしょうか、払って逃げ切るしかりません。
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