奥穂高〜西穂高(初めてのジャンダルム)
- GPS
- 21:17
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 2,484m
- 下り
- 1,846m
コースタイム
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 8:52
- 山行
- 8:21
- 休憩
- 3:53
- 合計
- 12:14
天候 | 基本晴れ☀&激しい夕立と雷 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
あたりまえだけど濡れた岩は滑る。 間の岳過ぎたガレ&ザレ場は崩れやすく、落とさないようかなり気を付けて足を運びました。 |
その他周辺情報 | 平湯の森温泉(\600)で冷え冷えのからだを温めて、疲れと汗を流しました。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
ヘルメット
|
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感想
去年、8日間北アルプス縦走(自分史上一番長い)、大キレット、剱岳にチャレンジしました。そしていつかはジャンダルムへと、憧れを募らせていました。
すると、リダサンに声をかけていただいて、こんなに早く、いきなりチャンス到来!!不安はありましたが、この機会逃したら今度はいつ?と思い参加させていただくことに。
朴の木平で前泊して、朝起きるといきなりお腹こわして、ヤバい、緊張してるのかなぁ?!とりあえず胃腸薬飲んどきます。
あかんだな駐車場で運よく5人乗りタクシーに乗ることができて順調なスタート^^
運転手さんが「ここんとこ毎日3時頃かな、夕立が来るから気を付けて」とアドバイスをいただきました。
大正池から朝霧があがっていく。バスターミナルで身支度を整えて、いざ出発!
青空。梓川沿道はステキに花盛り。写真撮影を楽しみながら夏山満喫^^
雪渓を眺めながら涸沢で休憩。あー去年もお腹こわしてヒュッテまでの道を急いだな、小梨の熊におびえながら・・・
カラフルなテントに彩られた涸沢、でもまだまだ少ないかな。
雪渓を跨いでいくとハクサンイチゲ、チングルマ、ミヤマダイコンソウ、コバイケイソウ、ステキなお花畑になってました。
ナナカマドの木立が揺れて、見るとおさるの軍団、次から次へ10匹を超えるほど現れて上手に雪渓を下っていきました。
ザイデングラード。岩稜帯序章。深呼吸して気を引き締めて、岩を落とさないよう足運びを慎重に。ここでは結構、下りてくるパーティとすれ違いました。
穂高岳山荘到着。おつかれさまでした。
寝床はひとりひとり木の衝立で仕切られており、ベッドの方はロールスクリーン、と工夫がなされていました。花束を巻く不織布のようなインナーシーツをクリップで止めて感染対策。
落ち着いてからの小屋飲みタイム。するといきなりあたりが暗くなってお約束の激しい夕立が!!雷鳴ともに。タクシーのおじさんの言ってたとおりやわ。
ひとしきり降って地面を潤すと、うそのように雨はあがり、空はうっすらピンクにそまりました。
外がなんだか賑わしくなり、撮影がてら小屋から出ると、今帰ってきたばかりらしいパーティが!!かなり疲れた様子で女の子は泣いていました。19時はなんとか明るいけれど、雷雨は危険。滑る岩は危険。
充実の夕食をいただくと、この時はまだ自分がジャンに登れるか自信がなかったのですがとりあえずバッジを買いましたw
不安とわくわくで眠れない夜。体は疲れているのにな。隣の寝息をうらやましく思いながら目を閉じて朝を迎えました。
2日目。今日はSLさん先頭。私は最後尾のCLさんの前を行かせてただきました。
ヘルメット、ヘッテンで4時半前出発。風が冷たい。手に触れる岩は湿っている。滑るかも、慎重に。奥穂は3回目。なんか知らんけど海の神様だったかな、無事を祈って。
間違えて、ひとり吊り尾根の方に行きそうになる。ビビッてワザとじゃないですw
青空の馬の背は下まで素晴らしく見通せて、高度感半端ないです。
濡れたコケで滑りかけて、一瞬ヒヤッとしました。あかん。もっと慎重に。
岩幅は同じでも、ハイマツが植わっているとなんか安心感ありますね。
ロバの耳。ガバなのでしっかり持てます。ここも3点支持で慎重に。
ジャンが目の前にせまってきて、頂上に天使らしき姿が!!直登のルートの途中に干からびたスリングが見えました。ここをいくひと、凄いねぇー!!
左に巻いて、飛騨側から登りました。(ここにきても分岐で待っとけと言われると思ってた)
無事、青空の下、天使に逢えました^^ドキドキして景色を覚えてないww
でもここから先もしばらく難道。気を引き締めて。
天狗のコルで休憩。気持ち良い心落ち着く風景。ここは唯一のトイレ場だそうです。まー倒壊した小屋の石積がちょうどよい壁になってますけど。ここでテントを張るひとがいるらしいけど、いつ岩が落ちてくるか怖いわ。
天狗の頭を越え、長ーい鎖で有名な逆層スラブへ。乾いていてよかった。結構、靴裏のフリクションが効いて止まります。下りてから振り返ると、CLさんは立ったまま何事もないかのように普通に下りてました。凄いわ。
間の岳を越えてからの下りが浮き石が多くて、落とさないよう一番気を使いながら行かなければならない箇所と前々から言われてました。疲れてくると歩きが雑になりがちなので一層神経集中しなければ。
前後の距離も空きすぎると石の落下の加速度が増すので止めれる間隔で行くとのことです。
正直、ここがいちばん大変でした!!でも去年ここを通ったCLさんは、「地震後で去年の方が崩れが酷かった。その後、登山者が通って、崩れるとこはひと通り崩れてある程度締まったんだろう」と言ってはりました。
西穂まで行けたら、もう滑落とかの心配はない、あるとしたら落雷かな、とか言われ
真っ白になってきた西穂到着でひと安心。
怪しげな重そうな雲。実はレインパンツを新調したんだけど、ここで13時前。
夕立には早いかな。昨日のも16時半ごろだったし。
ますますガスに包まれた西穂独標を過ぎたころ、ついに降り出しました。レインとザックカバーを付け急ぎます。雨は激しかったけど、正味5分くらい。雷は遠い気がしました。陽は射してきましたが西穂山荘までレインのまま行きました。
予定時間よりかなり遅れてしまいました。暑さと緊張による疲労でピッチが落ちたようです。レインを脱いで、ロープウエー最終便への時間が迫っているので急ぎます。
すると、しばらくしてまさかの降雨!!今、脱いだとこだっちゅうねん。夕立、2回目あるのか!!
しかしレインを羽織る時間もないので濡れながら下りました。
寒くて冷たいけれど、幸い風はない。途中、何度も大きな雷鳴が轟きました。
若くて元気なSLさんがみんなのチケットを買いに先に走ってくれ、なんとか間に合いました。
下山後、駅のトイレで適当に身支度を整え、予め電話予約していた行と同じタクシー運転手さんに来ていただいて無事駐車場まで帰ることが出来ました。
いろいろ盛りだくさん!!無事、行けて帰ってこれてよかったです!!
本当にパーティのみなさまのおかげです。
ありがとうございました。
後で知ったのですがこの雷雨で上高地は停電、松本電鉄は運休(代替バスが出たそうです)
備忘録:食べ物持っていきすぎ。
1日目:朝〇昼〇夜(小屋食)
2日目:朝〇昼〇
持って行ったもの:あんぱん5個入り・バターレーズンパン6個・ドーナッツ6個・ソーセージパン・ピザパン・おにぎり2個・魚肉ソーセージ・ナッツドライフルーツ・羊羹・ラムネ
残ったもの:あんぱん5個・バターレーズンパン2個・ドーナッツ4個・魚肉ソーセージ・ナッツドライフルーツ・羊羹・ラムネ
占めて300グラム
飲料水&ジュース類:1日目 750/1500ml
2日目 600/1500ml
いらない装備が300g
水も1Lで足りるのだけど心配でもっていくんだなぁ。
絞ればあと1・2kgは減らせるのに。
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