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Yamareco

記録ID: 3420964
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

遥かなるトムラウシ 歩いても歩いても 本峰は遠く

2021年08月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:56
距離
19.6km
登り
1,557m
下り
1,539m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:34
休憩
1:21
合計
12:55
4:20
20
4:40
4:40
61
5:41
5:43
97
7:20
7:37
75
8:52
9:01
48
9:49
9:49
61
10:50
10:58
49
11:47
11:52
21
12:13
12:16
48
13:04
13:12
40
13:52
13:55
10
14:05
14:30
23
大きな木の下で雨宿り
14:53
14:53
80
16:13
16:13
43
16:56
16:57
18
17:15
17:15
0
17:15
ゴール地点
天候 晴れのち豪雨・雷
過去天気図(気象庁) 2021年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
トムラウシ山短縮登山口
新得町から65kmほど運転、3分の1はダート
カーナビに従うと、途中で細い右の林道を選択されるがそれは間違い。そこには「登山口は左」という看板を信じよう。
短縮登山口はドコモのアンテナがあるのでバリバリ4本立った。
その他周辺情報 とにかく一番近い道の駅を検索して20時には寝てしまった。
 今日は長いです。短縮登山口を4時台にスタートします。
2021年08月07日 04:17撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 4:17
 今日は長いです。短縮登山口を4時台にスタートします。
 トムラウシ山まで9km以上。往復で18km以上あります。コースタイムは12時間ほど。
2021年08月07日 04:18撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
8/7 4:18
 トムラウシ山まで9km以上。往復で18km以上あります。コースタイムは12時間ほど。
 20分でトムラウシ温泉からの登山道と合流します。短縮登山口までバスなどは入れなさそうなので、こちらから登ってくるのかな?
2021年08月07日 04:38撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
8/7 4:38
 20分でトムラウシ温泉からの登山道と合流します。短縮登山口までバスなどは入れなさそうなので、こちらから登ってくるのかな?
 半分以上は岩ごろごろの道でしょうか。今はまだ乾いていてグリップが効くが・・・。
2021年08月07日 05:22撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
8/7 5:22
 半分以上は岩ごろごろの道でしょうか。今はまだ乾いていてグリップが効くが・・・。
 カムイ天上、今日は湿度が高く汗が絞り出されます。何度タオルを絞ったことでしょう。
2021年08月07日 05:35撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
8/7 5:35
 カムイ天上、今日は湿度が高く汗が絞り出されます。何度タオルを絞ったことでしょう。
 ここから見える、あれがトムラウシか?昔の人はここから見晴らすことで山頂到着と同じと判断したのか?
2021年08月07日 05:40撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
4
8/7 5:40
 ここから見える、あれがトムラウシか?昔の人はここから見晴らすことで山頂到着と同じと判断したのか?
 これは、どの山だろうか?オプタテシテ山?十勝岳?
2021年08月07日 05:59撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 5:59
 これは、どの山だろうか?オプタテシテ山?十勝岳?
 ここで朝食、子供の頃良く食べたなあ。ミルクカステーラ。水分で溶けてくれるので喉の奥に入ってくれます。
2021年08月07日 06:46撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
4
8/7 6:46
 ここで朝食、子供の頃良く食べたなあ。ミルクカステーラ。水分で溶けてくれるので喉の奥に入ってくれます。
 そう、ここから140mほど標高を落とします。ということは、帰りは?
2021年08月07日 06:53撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 6:53
 そう、ここから140mほど標高を落とします。ということは、帰りは?
 コマドリ沢出会い。沢に水は流れていませんでした。
2021年08月07日 07:18撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
8/7 7:18
 コマドリ沢出会い。沢に水は流れていませんでした。
 さあ、ここから沢沿いを登っていきます。花撮影はここから始めましょうか。
2021年08月07日 07:37撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 7:37
 さあ、ここから沢沿いを登っていきます。花撮影はここから始めましょうか。
 ハクサンチドリ、これが本日の初花。
2021年08月07日 07:40撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
8/7 7:40
 ハクサンチドリ、これが本日の初花。
 トカチフウロ、チシマフウロの変種で紫色を感じないのが特徴。
2021年08月07日 07:41撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
4
8/7 7:41
 トカチフウロ、チシマフウロの変種で紫色を感じないのが特徴。
 エゾコザクラの群生、北海道固有種の宝庫ですね。
2021年08月07日 07:46撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
8/7 7:46
 エゾコザクラの群生、北海道固有種の宝庫ですね。
 こんな雪渓の横を通る時は、涼しい風が吹く。爽やかな風だ。
2021年08月07日 07:48撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 7:48
 こんな雪渓の横を通る時は、涼しい風が吹く。爽やかな風だ。
 エゾウツギ、これも北海道固有種なのだろうか?
2021年08月07日 07:54撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
8/7 7:54
 エゾウツギ、これも北海道固有種なのだろうか?
 ここからまた、岩の道になります。ピュー、ピュウと鳴き声がしますがナキウサギですね。撮影はできませんでした。(とても時間的に余裕はない)
2021年08月07日 08:02撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
3
8/7 8:02
 ここからまた、岩の道になります。ピュー、ピュウと鳴き声がしますがナキウサギですね。撮影はできませんでした。(とても時間的に余裕はない)
 エゾツツジ、10cm程にしかならないが立派な樹木です。北海道、岩手山、早池峰、秋田駒ケ岳にしかないそうです。
2021年08月07日 08:07撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
4
8/7 8:07
 エゾツツジ、10cm程にしかならないが立派な樹木です。北海道、岩手山、早池峰、秋田駒ケ岳にしかないそうです。
 ミヤマリンドウ、これは本州の山にもあるなあ。でも、可愛い。凛としています。
2021年08月07日 08:09撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
8/7 8:09
 ミヤマリンドウ、これは本州の山にもあるなあ。でも、可愛い。凛としています。
 ハイオトギリ、これはおしべの長さが素晴らしいね。
2021年08月07日 08:10撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 8:10
 ハイオトギリ、これはおしべの長さが素晴らしいね。
 こんな道、転ばないように非常に気を遣う。
2021年08月07日 08:14撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
8/7 8:14
 こんな道、転ばないように非常に気を遣う。
 遠くに見える山、ああ、この時はまだ晴れていたのね。
2021年08月07日 08:21撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
3
8/7 8:21
 遠くに見える山、ああ、この時はまだ晴れていたのね。
 イワブクロ、北海道と東北の山にある。
2021年08月07日 08:25撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
4
8/7 8:25
 イワブクロ、北海道と東北の山にある。
 タカネヨモギ、地味に咲いていますよ。
2021年08月07日 08:47撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
8/7 8:47
 タカネヨモギ、地味に咲いていますよ。
 前トム平。ここでも給水。あと2.6kmかぁ。それにしてもここは強者揃いの山だなあ。どんどん抜かされていく。
2021年08月07日 08:50撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
8/7 8:50
 前トム平。ここでも給水。あと2.6kmかぁ。それにしてもここは強者揃いの山だなあ。どんどん抜かされていく。
 ここから先も岩場です、下りはきっと膝にくるよなあ。
2021年08月07日 08:59撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
8/7 8:59
 ここから先も岩場です、下りはきっと膝にくるよなあ。
 ウメバチソウ、これはよく本州の山にもあるやつだ。高山植物メジャー級ですね。
2021年08月07日 09:07撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
8/7 9:07
 ウメバチソウ、これはよく本州の山にもあるやつだ。高山植物メジャー級ですね。
 ひたすらの岩岩、ロープ沿いがコースです。
2021年08月07日 09:13撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 9:13
 ひたすらの岩岩、ロープ沿いがコースです。
 大砲岩、勝手に名付ける。本当に名前がついているかどうかは確かではない。
2021年08月07日 09:18撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 9:18
 大砲岩、勝手に名付ける。本当に名前がついているかどうかは確かではない。
 上から眺めるトムラウシ公園。コースはそこまで約50mの下りだ。ということは帰りは登りだということだ。
2021年08月07日 09:21撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 9:21
 上から眺めるトムラウシ公園。コースはそこまで約50mの下りだ。ということは帰りは登りだということだ。
 トムラウシ公園、ここはお花畑。季節もいいね。
2021年08月07日 09:40撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
8/7 9:40
 トムラウシ公園、ここはお花畑。季節もいいね。
 久しぶりの平な道、この後の鬼登りを見据えて気は抜けない。
2021年08月07日 09:40撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
8/7 9:40
 久しぶりの平な道、この後の鬼登りを見据えて気は抜けない。
 イワイチョウ、この花も高山植物メジャー級ですね。
2021年08月07日 09:41撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 9:41
 イワイチョウ、この花も高山植物メジャー級ですね。
 ここで、本日初ちょう。エルタテハですね。
2021年08月07日 09:44撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
8/7 9:44
 ここで、本日初ちょう。エルタテハですね。
 今年はバイケイソウの当たり年、見事な群落。ここから一気に登りになる。
2021年08月07日 09:47撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
8/7 9:47
 今年はバイケイソウの当たり年、見事な群落。ここから一気に登りになる。
 ここで、サカハチチョウと思われるチョウを撮影。開いてはくれなかったなあ。
2021年08月07日 09:48撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 9:48
 ここで、サカハチチョウと思われるチョウを撮影。開いてはくれなかったなあ。
 エゾヒメクワガタ。クワガタソウの一種。北海道の高山帯にのみ分布。絶滅危惧粁燹
2021年08月07日 09:50撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 9:50
 エゾヒメクワガタ。クワガタソウの一種。北海道の高山帯にのみ分布。絶滅危惧粁燹
 いちめんのなのはな、違う!これは、いちめんのアオノツガザクラ。大群落です。
2021年08月07日 09:53撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
8/7 9:53
 いちめんのなのはな、違う!これは、いちめんのアオノツガザクラ。大群落です。
 アップにするとこんな感じですね。
2021年08月07日 09:54撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
8/7 9:54
 アップにするとこんな感じですね。
 イワギキョウ、毛があればチシマギキョウ。毛が無い、怪我ない。いい響きだ。
2021年08月07日 10:16撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
3
8/7 10:16
 イワギキョウ、毛があればチシマギキョウ。毛が無い、怪我ない。いい響きだ。
 エゾノツガザクラ、アオノツガザクラと似ているところに咲き、雑種になることもあると言う。
2021年08月07日 10:25撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
8/7 10:25
 エゾノツガザクラ、アオノツガザクラと似ているところに咲き、雑種になることもあると言う。
 まだまだ登りが続く。
2021年08月07日 10:28撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
8/7 10:28
 まだまだ登りが続く。
 エゾイワツメクサ、本当に北海道は固有種が多い。
2021年08月07日 10:34撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
8/7 10:34
 エゾイワツメクサ、本当に北海道は固有種が多い。
 キャンプ指定地とトムラウシ山頂との分岐、ここからコースタイム40分で山頂です。
2021年08月07日 10:49撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
8/7 10:49
 キャンプ指定地とトムラウシ山頂との分岐、ここからコースタイム40分で山頂です。
 まだまだ登らされる。分岐から170m標高を上げるのだ。
2021年08月07日 10:49撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 10:49
 まだまだ登らされる。分岐から170m標高を上げるのだ。
 途中から見えたキャンプ指定地。午後の豪雨と雷は大丈夫だったでしょうか?
2021年08月07日 10:49撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
3
8/7 10:49
 途中から見えたキャンプ指定地。午後の豪雨と雷は大丈夫だったでしょうか?
 ナガハノキタアザミ、完全開花。みんな写真を撮影していた。
2021年08月07日 11:10撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
3
8/7 11:10
 ナガハノキタアザミ、完全開花。みんな写真を撮影していた。
 チシマツガザクラ、撮影が難しくピントが合いにくい。これは4枚目の撮影。これも、東北と北海道のお花。
2021年08月07日 11:10撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 11:10
 チシマツガザクラ、撮影が難しくピントが合いにくい。これは4枚目の撮影。これも、東北と北海道のお花。
 雪解け水が沼になっている。そのブルーが深い。
2021年08月07日 11:11撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
6
8/7 11:11
 雪解け水が沼になっている。そのブルーが深い。
 トムラウシブルー(勝手に名付け)、丹沢のユーシンブルーと同じぐらいブルーだ。
2021年08月07日 11:11撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 11:11
 トムラウシブルー(勝手に名付け)、丹沢のユーシンブルーと同じぐらいブルーだ。
 やっと見えた、あれが遥かなるトムラウシだ。(今まで見えていたものは殆どが前衛峰のようです。)
2021年08月07日 11:13撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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8/7 11:13
 やっと見えた、あれが遥かなるトムラウシだ。(今まで見えていたものは殆どが前衛峰のようです。)
 休みながら登る。10歩歩いて10呼吸。
2021年08月07日 11:23撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 11:23
 休みながら登る。10歩歩いて10呼吸。
 やっとこさ登頂しました。7時間以上かかりました。
2021年08月07日 11:34撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
12
8/7 11:34
 やっとこさ登頂しました。7時間以上かかりました。
 百名山なので19Bを乗せましょうか。上手い具合に目線はさらに先を見ている。次はどこに登れっていうのだ?
2021年08月07日 11:35撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
8
8/7 11:35
 百名山なので19Bを乗せましょうか。上手い具合に目線はさらに先を見ている。次はどこに登れっていうのだ?
 19Bアップ。まあ、他の人にはどうでも良い1枚だが。
「日本百名山」「一等三角点百名山」などに選定されている。
2021年08月07日 11:36撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
3
8/7 11:36
 19Bアップ。まあ、他の人にはどうでも良い1枚だが。
「日本百名山」「一等三角点百名山」などに選定されている。
 山頂で食べるのは「月寒あんぱん」。明治時代に道路を作る作業員に配られたアンパンが元になっている。その道路は「アンパン道路」と呼ばれています。
 やはり自分の根っこは北海道だと思いました。
2021年08月07日 11:36撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 11:36
 山頂で食べるのは「月寒あんぱん」。明治時代に道路を作る作業員に配られたアンパンが元になっている。その道路は「アンパン道路」と呼ばれています。
 やはり自分の根っこは北海道だと思いました。
 ここで撮影したのはヒオドシチョウですね。下バネの下に青い点があるのでエルタテハではありません。
2021年08月07日 12:07撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 12:07
 ここで撮影したのはヒオドシチョウですね。下バネの下に青い点があるのでエルタテハではありません。
 さあ、下山しましょうか。下山は何時になるのだろうか。
2021年08月07日 12:09撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
8/7 12:09
 さあ、下山しましょうか。下山は何時になるのだろうか。
 コマクサ、登りの時に撮影した写真は大ボケ、ここでも撮影しておいてよかった。
2021年08月07日 12:24撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
5
8/7 12:24
 コマクサ、登りの時に撮影した写真は大ボケ、ここでも撮影しておいてよかった。
 チングルマ、ここが一番きれいでした。もう花穂になっているものが多かったです。
2021年08月07日 12:31撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
2
8/7 12:31
 チングルマ、ここが一番きれいでした。もう花穂になっているものが多かったです。
 ミヤマキンバイ、これは本州にもある。
2021年08月07日 12:31撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
8/7 12:31
 ミヤマキンバイ、これは本州にもある。
 ヒグマのフィールドサイン、でも結構古め。確実に奴はいる。
2021年08月07日 12:33撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
8/7 12:33
 ヒグマのフィールドサイン、でも結構古め。確実に奴はいる。
 トムラウシ公園に向かって下る、その後その後ろの峰まで50mほど登る。登り返しはきついなあ。
2021年08月07日 12:45撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
1
8/7 12:45
 トムラウシ公園に向かって下る、その後その後ろの峰まで50mほど登る。登り返しはきついなあ。
 キタテハ、トムラウシ、花も多けりゃチョウもいる。
2021年08月07日 12:50撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
8/7 12:50
 キタテハ、トムラウシ、花も多けりゃチョウもいる。
 イワシモツケ、小さなアブが吸蜜中。
2021年08月07日 12:55撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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8/7 12:55
 イワシモツケ、小さなアブが吸蜜中。
 大きな雪渓、スキーなどもできそう?
2021年08月07日 13:16撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
8/7 13:16
 大きな雪渓、スキーなどもできそう?
 さあ、デジカメでの写真撮影はこれで終わります。急な豪雨、雷でデジカメをザックの奥にしまいました。雨具を着てザックカバーをつけ、下山しますが、詳しくは感想で。
2021年08月07日 13:32撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
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8/7 13:32
 さあ、デジカメでの写真撮影はこれで終わります。急な豪雨、雷でデジカメをザックの奥にしまいました。雨具を着てザックカバーをつけ、下山しますが、詳しくは感想で。
 下山口にて、携帯で撮影。17時を超えています。ヘッデン下山にはなりませんでした。ああ、疲れた。
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 下山口にて、携帯で撮影。17時を超えています。ヘッデン下山にはなりませんでした。ああ、疲れた。
撮影機器:

感想

 この夏はトムラウシ山に行こうと決めていた。コースタイム12時間、今年の北海道での挑戦です。今回の北海道遠征を決めたのはいいが天気が持ちそうなのはこの日だけ、それ以外の日には雨が降るという事前の予報をもとに、遠征すぐにトムラウシに行ってしまおうというのだ。そう、メインディッシュを早速食べてしまおうとしたのだ。
 トムラウシとは「緑色の苔があるところ」という意味のアイヌ語で、山もそうだが、そこを源流とする「トムラウシ川」の様子を示していると思われる。「大雪山の奥座敷」「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」とも言われており、どこから登っても遠い山だ。
 また、気象条件が厳しく、夏季であっても天候が悪化すれば凍死してしまうこともある。2009年の7月にツアー客などが低温により8名が凍死した「トムラウシ山遭難事故」は記憶に新しい。
 昔は、大雪山から入山しトムラウシ温泉までを2泊3日で縦走するコースで登られることが多かったということだが、短縮登山口ができてからは、ここからピストンで日帰りを目指すハイカーも多くなっている。

 そんな中、短縮登山口からのピストンであったが、それにしても長かった。午前中は湿度が高く身体中の水分が搾り取られるようだ、タオルを何回も絞り、荒い呼吸を繰り返しての登りだった。「ここでやめたら楽だろうな」「もう、帰ろっか」「これ以上登ったら絶対熱中症になるわ」と思いながらよたよたと登って行った。

 コマドリ沢出会で大休憩、ここを下ってきた人から「雪渓の所からは涼しい風が吹いているよ」という言葉で、「せっかく来たんだから登ってこよう」とモチベーションが再び上がった。
 確かに風は吹いていた、そして森林限界を越えると爽やかな風が吹いていた。花もたくさん咲いていた、自分のやる気スイッチが再び入っていく。岩場ではナキウサギの声を聞きながら登る。ナキウサギの姿を撮影することはできなかったが鳴き声を聞いただけでもテンションが上がる。

 トムラウシ公園までいったん下ってからゲキ上りが待っている。尾根沿いに行けば楽そうなコースがあるようにも見えるが、まあ国立公園だし。その下りも、上りも基本的に岩場である。
 トムラウシ公園の先にある小ピークで、必要ようなものをサブザックに入れて大きいザックはデポした。前を行く5人組もそのようにして登っている。ここでペースを上げないと日没までに下山ができないと踏んだのだ。
 ここからはペースが2割ほど上がったような気がする。しかし、山頂分岐からはまた呼吸が乱れ、足が上がらない、10分位登っては岩に座って呼吸をとることを繰り返して少しずつ標高を上げていく。下りの登山者がこう言う「あと◯分だから頑張って」「山頂は人が多いからもう少し休んで入れ替わりを待ったほうがいい」「いやあ、本当に人が多いなあ。」
 そんなことを聞きながら着実に標高を上げていき、登り始めから7時間を超えて山頂に到達した。達成感と虚脱感と「ああ、また帰るのか」「登り返しが2箇所あるなあ、大変だなあ」と言う複雑な思い、「多分ここにこのコースで来ることはないだろうなあ。」という気持ち。
 山頂写真を撮影し、昨日に引き続き19Bも出してやり、近くの女性に「可愛い!」と叫ばれ、「よかったな19B、この旅の中で洗濯してやろうな。」と思った。月寒あんぱんを食べ、私は山頂を辞することにした。

 下はもちろん上りよりも楽である、呼吸が乱れることもなく淡々と下っていく。トムラウシ公園からの登り返しも休憩することなく登り切った。そして、前トム平で給水、さらに下ったところで雨が降り出した、雷が鳴り出した。とりあえず森林限界から樹林帯に入りたく、樹林帯に入ってから雨ガッパとザックカバーを装着した。デジカメはザックの奥底に仕舞う、過去に同じ機種を濡らして買い直したことがあるからだ。
 樹林帯を下りながらも雷が次々と鳴っている、そして近くに落雷が次々と。光が見えてから1秒で山を切り裂くような音が響く、思わず両耳を押さえる。コマドリ沢の増水も始まる。コマドリ沢横の登山道は樹林がない、木の下で静岡から来た方と雨宿りをする。時々雹も降ってくる、頭に当たると雹って痛いのね。
 雷も危険だが、増水したコマドリ沢を渡らなければ駐車場には辿り着けない。相当な増水の中、岩伝いに移動したりするがどうしても移動がままならず右足をポチャしてなんとか対岸に2人たどり着いた。これからくる下山者はさらに水が増えたのであればどうなるのかわからないが、とりあえず即席ペアは安全地帯に逃げ込めたと言えよう。

 ここで、150mの登り返し、「ゆっくり行くから追い越して行っていいからね」と一言伝え先行する。しかし、後からは追い越されることはなかった。微妙にこちらの方がペースが早かったと思われる。
 150mを登り切って仕舞えばあとは基本的に下りになる。雷の音はするがもう遠いと思った。雨も降ったり止んだり、あとは岩の登山道が濡れていることに注意をして下っていく。だんだん暗くなってくる、ここは北海道だ日没時刻も本州よりも早いはずだ、いつヘッドランプを取り出すか考えているうちに、短縮登山口分岐となった。
 どうやらヘッドランプを使わずに済みそうだ、5時代早々に登山口に到着。明日登るとに詳しく聞かれる、「4時半ごろに出発してこの時間ですか?」「いやあ、私遅いですから」「3時ごろにヘッドランプで出発している人もいましたよ。」「でも、雨が降ったあとだし滑るかもなあ?」
 後でヤマレコに記録を見てみると、0.9〜1.0とのこと。どれだけ快速な人が集まっているのだと思う。

 さて、車に戻ってからも大変だ。一番近い新得町の市街まで60km以上ある。その林道も数台とすれ違う、きっと次の日に登る人たちなのだろう。新得市街に来てももう食べ物屋さんはやっていない。「寶龍」と言うサッポロラーメンのチェーン店が20時までやっているだけだ。でも、小学生の時家の近くに支店がありあまりおいしいと言うイメージがなくパスした。でも、どうしても時間がなかったら食べていたかもしれない。
 結局、一番近い道の駅に向かい、セイコーマートのパスタを購入し食べ、ビール1本で轟沈した。侍ジャパンの野球の決勝戦の結果も気になったが、8時ごろに寝てしまった。

 短縮登山口からのトムラウシ往復、楽しさと辛さ、どちらが大きかったのだろうか。無事に戻って来れた今となっては楽しさや喜びがおおきいが、もう一度来年に行きたいか?と言われると考え込んでしまう。
 深田久弥は、大雪山からテントなどで泊まりながら縦走して楽しんだという。きっとそのコースの方が楽しみが大きいと思われる。大雪山連峰の風景が凄すぎると思うのだ。それは、テント泊・避難小屋泊のスキルを身につけないと行くことができないコースだ。自分が行くことができるかどうかは難しいなあと思った。

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コメント

aiさん トムラウシ登頂おめでとうございます。
朝から雨でなくてよかったです。
私もaiさん同様、もう一度行きたいかと問われたら未だに考えてしまうお山です。5年前に辛い思いして下山したからです。
なにわともあれ無事下山ホッとしました。
次なるお山は?
北海道のお天気あまりよろしく無いようなのでお気をつけてね
tanamari
2021/8/8 19:13
 tanamariさん、コメントありがとうございます。
トムラウシ、なんとか登りましたが、午前中は猛暑、午後の雷雨とタフな1日でした。
確かに風景はきれいだし、固有種などお花もきれいだし、蝶もたくさんいるし。
それでもキツかったなあ。
でも、短縮登山口ができてから日帰りでもこの山を楽しむことができるようになった。十分に恩恵はいただいたなあと思いました。
今はもう雨が降っています。数日間は雨模様の予定、どこか歩けないか考えながら過ごすことにします。
 aideiei(北海道)でした。
2021/8/9 5:17
トムラウシ ゲットおめでとうございます
結構岩々のお山なんですね〜
トレランシューズで行こうかと思ってましたが
しっかりしたヤツの方がいいのかもしれませんね〜
でもスピード重視だとな〜、などと色々考えさせられました
2021/8/9 10:32
 cyberdocさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
 今回の北海道は、トムラウシを目的にしていました。無事に登り、戻ってくることができてホッとしています。
 コマドリ沢出会いから上は基本岩ゴーロの登山道で、蓼科山とか金峰山とかの岩ゴーロがずっと続く道です。岩から岩に移っていく道もたくさんありました。
 ダブルストックが私の場合は役に立ちました、ストックが便利なところと手をつかったほうがいいところを使い分けていくのが良いと思います。
 そして、やはり交通機関で行く人にとっては登山口まで到達するのが大変だと思います。そこをどうするか考えないといけないと思います。
 今回はしばらく北海道は雨が続くこともあり、トムラウシに登れたことで花丸としたいと思います。
 コロナが終わりましたら、みんなでまた会ってお話ししたいですね。
 aideiei@北海道でした。
2021/8/9 14:06
aiさんこんにちは🎵
最短トム行ったのですね??登頂おめでとうございます🎊
これで百名山92ですか素晴らしいです😆最短とか言いつつ日帰りではなかなかに手強い😫雷、雹そして沢の増水など💦難関突破しての無事帰還何よりです😂

私の回りでもこの夏この「最短」でトムラウシ行った方がいます
「木妻隊」のechinaceaさんは旦那さん、百名山挑戦中の娘さんと3人で🎶
雨飾山頂で出会った御仁は北海道百名山9座一気獲りを目論んで?(いずれもYAMAPフォロワーさん)みんな凄いなー😂
行っても行っても山頂が近づかない😫という印象は同じだったようです😅それだけ遥かな、雄大な山域なのでしょうね、ここは…
いつか、行く山…体力があるうちに行っておきたい?レコありがとございました😹

いつぞやの北海道キャラメルロシアンルーレット(笑)@A食堂、楽しかったですね😆
ちりめん隊だれも実弾(ジンギスカン味)当たりませんでしたよね😁
いつかまたあんな風にみんなで集ったり飲んだりお喋りしたりできますように〜😹
お疲れ様でした🍛
2021/8/10 16:09
 andy846さん、こんにちは。コメントありがとうございました。
 最近、岩手山とか百名山をよく登っておられるなあと思って記録を見ておりました。一体今年は何座登られるのでしょうか。
 北海道は、オリンピックが終わったら急に冷え込み今は13度しかありません。汗を搾り取られたトムラウシがもう昔のようになっています。
 また、昨日は特に南部で大雨で大変でしたが、今いるところはまあ何とかです。
 ヤマレコでは私と同じ日にトムラウシに登った記録が2件出てきましたが、YAMAPを見ると10数件出てきましたね。やはり、内部の人口が違うのでしょうね。本当に強者揃いのトムラウシという感じで自分がこの日では一番速度が遅かったのではないかと思われます。

 半分以上は岩の登山道でタフです。手足使って上り下りしなければならないところも多数です。ぜひ、体力があるううちに行ってみてください。
 最短で行ける登山口から登ったが記録は長いaideieiでした。
2021/8/11 6:00
同じ日に登りました。短縮登山口で仮眠。暑くてよく眠れず3:50に懐電で出発しました。この日はおっしゃる通り蒸し暑くて65歳の体力と水分を容赦なく奪いました。水2,5リットルでギリギリでした。バテバテで11時少し前にやっと山頂。ふくらはぎ痛でよたよた下山していました。山頂手前ですれ違ったと思います。さて下りでコマドリ沢手前での雷と豪雨。ピカッ、すぐ雷鳴。怖かったですね。登り返し途中で3人グループの方と一時避難しました。雷と沢の増水で、あとから下山している人は大丈夫かなと思っていました。私は5時ちょうど、登山口駐車場でした。皆さん無事下山よかったです。とにかく長いコースでした。
2021/8/30 23:39
 sakurayuuziさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
 そうですか、あの日、あの道を歩いていたのですね。そして、3人組は私のすぐ前を歩いていた方です。私が雨具を装着する間に一気に下っていかれました。
 水は2リットル+濾過した1リットル使いましたね。何と言ってもエキノコックスが、。
 本当に丸一日かけて登る山、いや、テント泊で登る山なのでしょうか。あの、雷雨の中どうしたのか気にはなっていました。
 でも、まあ、登って帰ってこられたのでもいい思い出です。また、いい山に登りたいですね。
 aideieiでした。
2021/8/31 16:55
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