大雪山系テン泊縦走(姿見~白金温泉)


- GPS
- 32:20
- 距離
- 60.1km
- 登り
- 3,350m
- 下り
- 4,329m
コースタイム
- 山行
- 11:02
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 12:01
- 山行
- 10:41
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 11:47
- 山行
- 4:19
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 4:43
- 山行
- 3:06
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:06
天候 | 6:晴,7:晴後雷雨,8:稜線上暴風雨(台風の影響が出始める),9:霧雨後曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
8/5[移動日:関空⇒新千歳](旭岳キャンプ場) 6(ヒサゴ沼避難小屋) 7(双子池キャンプ場) 8(美瑛避難小屋) 9(浦幌キャンプ場) 10[停滞日](浦幌キャンプ場) 11[移動日:釧路⇒関空] 往路(8/5): 大阪(新阪急ホテル)5:50-(リムジンバス,1600円)-6:51関空8:15-(ピーチ,10590円)-10:15新千歳空港10:45-(JR,1150円)-11:32札幌12:40-(高速旭川号,2300円)-14:45旭川15:11ー(バス66番いで湯号[旭川市内→旭岳],1450円)ー16:45旭岳キャンプ場 ※リムジンバス https://www.nankaibus.jp/airport/ ※高速旭川号 https://www.chuo-bus.co.jp/highway/?ope=det&n=8&o=1&t=170 移動(8/6): 山麓駅6:40-(旭岳ロープウェイ,2000円)-6:50山頂(姿見)駅 ※旭岳ロープウェイ http://asahidake.hokkaido.jp/ja/ 第1便6:30発、積み残しの場合は臨時便が10分後に出発 移動(8/9): 白金温泉7:35-(道北バス [39]白金線,660円)-8:08美瑛8:59-(高速バス・ノースライナー号・帯広行,3100円)-12:10帯広14:53-(JR,1290円)-16:06浦幌 ※ノースライナー号 https://www.dohokubus.com/files/north.pdf 復路(8/11): 浦幌11:27-(JR,1680円)-13:16釧路13:50-(バス,950円)-14:35釧路空港16:40-(peach,11640円)-19:10関空19:52-(バス、1600円)-21:10尼崎 ※リムジンバス https://www.akanbus.co.jp/airport/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
※要注意箇所 ・ヤブコギ箇所(三川台〜双子池) 昨年(2020年)に下草刈りされ、道筋は明瞭で迷うことはない。 ただし、ハイマツの低木がうるさい箇所があり、デカザックでの通行注意。 天気が良い日は、暑いです。途中、水の補給場所はないので、 十分に積んでいくこと。 |
その他周辺情報 | ※小屋:(◯は今回利用) ・白雲岳避難小屋 25名、テント80張(コロナで半分くらいか)、水場有(雪渓) 宿泊2000円、登山協力金1000円、テント泊500円 (有人小屋はここと黒岳石室のみ) ・忠別岳避難小屋 30名 、テント15張、水場有(雪渓) ◯ヒサゴ沼避難小屋 30名、テント30張、水場有(雪渓) ・南沼テント場 水場有(雪渓) ◯双子池テント場 水場有(雪渓) ◯美瑛富士避難小屋 25名、幕営可、水場:美瑛富士麓の雪渓(約30分) ・カミホロ避難小屋 幕営可、水場有(雪渓) ※どこも水場は雪渓頼み(十勝連峰まで行く場合は、事前に要確認のこと) ※(前泊・後泊)キャンプ場 ・旭岳キャンプ場(8/5前泊) 料金500円 RW乗り場まで、徒歩850m(12min) 水道、水洗トイレ完備 小動物(いたずら好き)がいるので、食料はフードボックスへ保管のこと ・浦幌キャンプ場(8/9,10後泊) http://www.lers.co.jp/parks/10access.html 料金500円 駅徒歩19分 銭湯、スーパー有 ・公衆浴場「健康湯」370円、14:00〜22:00(月・木曜休) ・スーパー「ふくはら」、10:00〜20:00 ※現地問合せ先 ・北海道 上川総合振興局 0166-46-5922(平日8:45~17:30) ・北海道地方環境事務所 東川管理官事務所 01668-2-2527 ※ここが一番、情報を持っていました 大雪山国立公園管理事務所 01658-2-2574 ・層雲峡ビジターセンター 01658-9-4400 ※その他、情報源 【旭岳〜富良野岳】大雪山・十勝連峰縦走マニュアル【水場・テント場情報】 https://nebukurou.com/through-hiker-manual/ ※燃料アルコール調達(事前に取置依頼,500cc x 2本) お店:ツルハドラッグ/旭川駅前店 電話: 0166-21-3268 営業時間:07:00〜21:00 定休日:無 |
写真
感想
いざ、憧れの大雪山系へ。ワクワク感を胸に秘め、北海道へと旅立ちます。
以下、道中記録です。
◇0日目 移動日:関空〜新千歳空港〜旭岳キャンプ場(テン泊)
新千歳で、北海道の地に下り立つ。しかし、暑い。気温32℃って、なんじゃこりゃ。ここは北海道ではなかったか?(テントで寝れるのか?気になった)
JRとバスを乗り継ぎ、旭川に移動。駅前薬局で、燃料アルコールを調達して、旭岳山麓にあるキャンプ場にバスで移動。標高を上げると涼しくなり、これなら寝れそうと安心した。
キャンプ場で、お会いしたご夫婦は車で山を回っている、と伺った。今日は十勝岳を登ったが山頂は爆風で即撤退したとのこと。南は風が強いんだなぁ。明日は、旭岳に登るとのことでした。(この時点では十勝岳まで歩くつもり満々だったので、楽しみにしていました)
キャンプ場には、バイクのおっちゃんもいた。オフロードバイク乗りの方でした。「このテン場には、いたずら好きの狐がいて、ビニール袋を持っていかれるから気を付けて」とのこと。忠告に従い、持参した食料はフードボックスに収めた。
明日、晴れることを期待して、早めに就寝。
◆1日目 姿見〜旭岳〜忠別岳〜ヒサゴ沼避難小屋(小屋泊)
6:30始発のロープウェイに乗るつもりで、移動するも、改札には既に長蛇の列。人気あるんですね。コロナで乗車人数を制限をしており、1便には乗れず。でも、10分後の臨時便に乗れたので、一安心。(今日は、行程が長い。出だしは肝心!)
ロープウェイ山頂駅から歩き始める。いきなりのお花畑がお出迎え。流石、ここいいわぁ。
次第にガスが晴れ、周囲の景色が見える様になった。脇の谷からは、噴気が上がる。荒々しい岩肌は、火山そのものでした。旭岳への登りで馬力を出して、人の追い越しにかかる。旭岳山頂まで詰めて、そこで大の字になった。
山頂からの景色は最高でした。360度のパノラマが広がる。南方には、トムラウシも顔を覗かせる。憧れの東大雪も見えた。
ここからは雪渓を下って、縦走路を歩く。お鉢までくると、またすごい景色が目の前に展開。お花も愛でながら、気分良く歩いた。
白雲岳避難小屋で、ランチ休憩。小屋の日陰に入り、湯を沸かし、コーヒーとパンを頂く。(早い時間だったので、まだまだテントはまばらでした)
まずは、忠別岳を目指す。行けども行けども、一向に近づかない忠別岳。どんだけ歩かせんねん。忠別沼を越え、ようやく忠別岳本体に取り付いた。ようやく山頂にたどり着き、そこで大の字になった。ここまで、長かった。
少し進んで、忠別避難小屋分岐。この時点で16時。このペースならまだ行けそうと、更にヒサゴ沼を目指した。(天気予報は、翌日午後から崩れることを伝えていた。できれば、この間に核心部[三川台〜双子池キャンプ場]は抜けておきたい、と考えていた)
必死のパッチで歩いて、日没までにヒサゴ沼避難小屋に滑り込んだ。あー、疲れた。そこには、二人組パーティ(お一人は地元のガイドさんでした)がもう夕食を終えて、就寝準備中でした。水場の場所を伺い、速攻で水を作りに行く。暗くなって小屋に戻り、夕食後、就寝。なんとか、長い行程を歩き切ったことに安堵して、眠りに就いた。(夜中に枕元でガサゴソと動き回っている小動物有り。ヘッデンを点けると、小屋に住み着いたネズミさんとご対面。こんなこともあろうかと、食料は壁に吊っておいたので、イタズラされずに済みました)
◆2日目 ヒサゴ沼避難小屋〜トムラウシ山〜三川台〜双子池キャンプ地(テン泊)
3時起床で、4時に小屋を出発。明るくなると同時に歩き始めた。天気の良い午前中にどれだけ進めるかが勝負だ。気合を入れて歩き始めた。
いきなり雪渓で手こずる。カッチンコッチンに凍っており、まるでスケートリンク。キックステップが効かない。恐る恐る歩を進めた。(事前に東川管理官事務所に問い合わせして、チェーンスパイクは不要って聞いていたのに、いるやん(;_;))
なんとか、突破して胸を撫で下ろす。次に見えた大きな雪渓は絶対登れない。(ここは、脇のイワイワで迂回した)。
予想外に時間がかかったが、なんとか縦走路に乗る。ここからは、トムラウシが顔を出す。景色も最高!気分アゲアゲで進んだ。
美しい北沼を越え、トムラウシに取り付く。イワイワを登ると山頂に到着!ここで大休止。湯を沸かし、パンとコーヒーを頂いた。
人がどんどん上がってくる。皆で最高の景色を楽しんだ。皆さん、午後から天候が崩れることを警戒し、早めに下山すると聞いた。どうやら、双子池に進む人はいなさそうでした。(実は、ここで出会ったご夫婦が、双子池を目指していた。後に双子池で再会することになる)
南沼分岐まで下りて、いよいよ南の縦走路を目指す。三川台には10時に到着。ここで最終判断。ここが最終水場。更に進めば、エスケープルートはなく、双子池まで抜けるしか選択肢はない。双子池まで約4時間の行程。天気の持つ午前中に、半分くらいは進んでおきたい。気合を入れ直して、険しいヤブコギ登山道に、分け入った。
しかし、蒸し暑い。ハイマツ帯の中では、風が抜けず、すぐに汗だくになる。熱中症になりそうで、水を大量に飲んで、風が通る場所では、休憩を繰り返した。
ハイマツヤブコギの途中で、ソロのおばちゃんとスライド。なんと、ヒサゴ沼から双子池をピストンだそうだ。「今日は暑くって、たまらないね」と笑っていたが、こんな険しい道を2度も歩くなんて、おばちゃんも相当な物好き。すっごい人がいるものだと、感心した。
前日にガイドさんからと「昨年、北海道のガイドさん達で整備に入ったから歩けるよ。でも双子池は熊が多い場所だから、16時には行動を終えること。」とアドバイスを受けていた。下草は刈られていたが、ハイマツアタックがすごい。低いハイマツが生い茂る場所では、ときにメガネを飛ばされ、デカザックを持っていかれながらも、少しづつ進んだ。
コマヌプリの肩まで進んで、大休止していると、遠くでゴロゴロ雷が鳴り出した。トムラウシは真っ黒の雷雲で覆われている。すぐにカッパにテムレスの雨装備に着替えた。しばらく、雷雨を警戒して、ハイマツの陰に身を潜めていたが、まだしばらくは持ちそうだ。高度を下げることを優先して、先を急ぐ。(ここから先は休憩を取らず、最後のピークの美真岳を踏み、双子池まで一気に下りた)
なんとか、鞍部まで下りた所で、休憩中のおっちゃんに出会う。(おっちゃんの出で立ちは、パンツいっちょで驚いた)
聞けば、水が無くなり、稜線上(カブト岩付近)でビバークしたとのこと。「おっちゃん、大変やったね。双子池は、もうすぐ(標高にして30m登ったところ)だから頑張ろう」といって進んだ。
無事、双子池キャンプ地に到着し、テントを設営。張り終わった途端に、大雨となり、テントに逃げ込んだ。(間一髪で、間に合った。神様、ありがとう)
雨をやり過ごした後も、疲れたので、しばらくテントで横になっていた。その後、水を汲みに行く。幸いにして、雨で沢ができており、すぐ脇で水が取れた。浄水器を通して水を作っていると、二人組パーティが下りてきた。トムラウシ山頂でお会いしたご夫婦でした。
奥さんは、開口一番、「あー、人に会えた。生きてて、よかった〜。」だって。
なんでも、稜線上で雷雲に捕まったらしく、雷が近くに落ちたそうだ。なんと、体にビリビリ電気が走るの何度か感じて、生きた心地がしなかった、とのこと。雷雲に捕まったら、そんなことになるのか!あな、恐ろしや〜。
ご夫婦も、暗くなる直前に、テントを設営。大変な経験をされて、お疲れのことでしょう。今日はゆっくり休んでくださいね。
この日も、明日に備えて、早めに就寝。
◆3日目 双子池キャンプ地〜オプタテシケ山〜美瑛富士避難小屋(小屋泊)
3時半起床で、5時にテン場を出発。オプタテシケに向けて歩き始めた。直後に、ご夫婦も追ってくる。(この日は、抜きつ抜かれつで進みました。)
テン場から見上げたときは、晴れていたのに、天気が良かったのは朝一だけでした。高度を上げると、雨とともに次第に強風が吹き始める。標高差600mを登り詰め、ご夫婦と共にオプタテシケ山頂を踏むも、ここでカッパにテムレスを身に付け、完全雨装備で足早で先へと進む。ここからがキツかった。
稜線上は、止むことのない強風が吹き荒れる。時折、風を避けられる大きな岩や、ケルンを見つけて、一息ついた。あ〜、今日は厳しい。でも、避難小屋まではあと2時間足らず、もう少し頑張ろう。嵐で木道に飛び出してきたナキウサギが、大慌てで走り去っていった。可愛い。(岩場から鳴き声が聞こえていたが、姿を見せることはなかった)。張り詰めた空気が、ちょっと和む。
避難小屋近くまで進んで、高度を下げると風はようやく収まった。危険地帯は脱したようだ。小屋に入ると、ご夫婦が先に休んでいた。
今日は、ここまで。濡れた装備の一切合切を小屋で干して乾かした。疲れたのでシュラフに入って、一寝入りする。
しばらくすると、途中でスライドしたソロのおっちゃんが戻ってきた。昨日はテント(1張りだけだったらしい)で泊まり、オプタテまでピストンして来た。もうビシャビシャなので、今日はこれから下山するとのこと。
更に、もうひとりおっちゃんが入ってくる。双子池でテント泊の方で、この方も下山とのこと。結局、ご夫婦も下山を決めて白金温泉に下りていった。この日は私1人が小屋に残った。
小屋前では、Docomoの電波が入る。天気図の情報を取ると、TY(台風)2つが接近していることを知る。2つ玉台風のお出ましとあっては、退散するより他はない。後半日あれば、上ホロ避難小屋まで逃げ込めたのに、と思うもしょうがない。(食料は豊富にあるので、小屋で停滞はできた)。ここは潔く夜明けを待って、下山することに決めた。
◆4日目 美瑛富士避難小屋〜白金温泉 [〜(移動)〜浦幌キャンプ場(テン泊)]
明るくなってから、歩き始める。予報では、午後から雨風が強くなる。カッパにテムレスで歩き始めたが、暑くてすぐに脱いだ。(この日の午前中は、雨に降られることは無かった)
白金温泉野営場のバス停まで下りると、一足先に下りたおっちゃんがバスを待っていた。昨日は下(白金温泉キャンプ場)に泊まったそうだ。こっちは温泉もあって良いなぁと思った。おっちゃんは山形から車で来たそうだ。これから登山口の旭岳ロープウェイ下まで、車を取りに行くと伺いました。台風接近に伴い、フェリーで家に帰れるのか、心配されていました。
始発のバスにて美瑛駅に移動。さすがは美瑛、街がオシャレだ。汗まみれの登山者はちょっと場違いか?早く、風呂に入らねば...。
そこから都市間連絡バスで帯広へ。帯広名物インディアンカレーを食し、待望のお風呂「アサヒ湯」さんへGo!
小さなお風呂だが、泉質は最高!炭酸シュワシュワのモール泉は、気持ち良かったです。受付のおばちゃんと少しお話させて頂く。ここは元旦のみ休みだって、すごー。おばちゃん、めちゃ元気!ここを利用する地元の人も多かった。地元の方に愛されるお風呂、おばちゃん頑張ってね。また、帯広に来る時は、また寄るよ。
JRで浦幌に移動し、スーパーで食料を買い出しの上、街外れにあるキャンプ場までトボトボ歩く。テントの受付すると、今日は雨がひどくなるから、屋外ステージを使っていいよ、だって。おっちゃん、ありがとー。
貸し切り屋外ステージは快適そのものでした。
◇5日目 停滞日:浦幌キャンプ場(テン泊)
JR始発で、釧路に移動。空港連絡バスに乗ろうとして、ピーチが欠航だと知る。「え〜っ、まじ!」と青ざめる。昨日は飛ぶって言ってたのに〜。ピーチひどい。
さぁ、どうするか?バスの待合室で、スマホ片手に思案する。結局、浦幌キャンプ場に戻ることにした。
燃料アルコール(飛行機に持込禁止)は捨ててしまったので、薬局で再度購入して、またJRで浦幌にもどる。またまた、受付して事情を話すと、今日はコンテナが空いているから泊まっていいよ、だって。この日は雨は降っていたが、快適なコンテナで1日をゆるりと過ごした。
◇6日目 移動日:浦幌〜釧路空港〜関空
今日は移動だけ、ゆっくりと起きた。運休していたJRが午前中に動き出したのを確認後、駅まで移動。その後、電車・バスを乗り継ぎ、無事ピーチに乗った。夕方、窓から見える夕焼けを見た。飛行機の上から見る夕焼けは、まじで絶景でした。(見とれていると、すぐに関空への着陸態勢に入ってしまい、写真は撮れず。残念)
旭岳から十勝連峰(富良野岳)までの完全縦走、更には憧れのニペソツ山も登る当初の計画は、悪天に阻まれ実現はならず。相手が台風なら、仕方が無い。また、出直そうと思います。
それにしても大雪山系は素晴らしかった。いかにも北海道らしい光景、登山道脇のお花畑、果てしなく続く縦走路。どれをとっても素晴らしい!またいつか歩きたいと思います。
今日も良い山でした。
(1日の消費量 水3.0L、燃料80ml(夜30ml+朝30ml+昼20ml)
荷重17.5kg、アルファ米 10/14食、行動食 500ml×0.1本)
大雪から十勝岳への長旅お疲れさまでした。
7日以降、雷警報が出る中、良く歩かれましたね。
完全走破は出来なかったので残念かもしれませんが、
楽しく拝見させていただきました。
僕は足が痛くて腫れたので、2回に分けて歩きました。
三川台からの途中すれ違ったおばさんは、僕も双子池キャンプ地で一緒でした。
元気な方で、ヒサゴで泊まって次の日降りると言ってましたね。
あの方、2週間前のヒサゴ池のキャンプ地でもご一緒した方です。
それと今回登れなかったですが、ニペソツは良いですよ。
本当にお勧めの山です。北海道でもう一つお勧めはやっぱり利尻です。
いつの日か挑戦してください。
レコがアップされるのを楽しみにしています。
稜線歩きが大好きで、お花を愛でながら、もっとゆっくりとコマを進めたかったのですが、後半は、天候が崩れる予報だったため、だいぶすっ飛ばして先を急ぎました。
雷雲はギリギリの所でかわし、双子池ではテントを張ったとたんに土砂降りの雨になるなど、上手く行き過ぎの感じがあったので、ここで調子に乗ってはいけないな、と山を下りることを決めました。
おばさんと双子池キャンプ地で一緒だったんですね。ヤブの中から現れたおばさんは、「こう暑いと、どうしょうもないね。双子池までだったら、後少しだから頑張ってね。(実際には、まだ距離を残しているのだけれど)」とおっしゃってました。あっけらかんとして明るい人でした。あんな所をしょっちゅう、うろうろしているとは、根っからの山好きなんでしょうね〜。
次回はよく晴れた日に、十勝岳の稜線を歩いてみたいと思います。そして今回、稜線から見えた、憧れの東大雪の山々も是非登ってみたい。ニペもウペペも石狩岳も、登りたい山は増える一方です。そして、利尻もお勧めなんですね。はたして、実現はいつになることやら。
コメントありがとうございました。
去年に続けての大雪山系大縦走ですね。
相変わらずすごいペースで驚きます。自分も昨年トムラウシまでは同じルートで縦走しましたが、最初の二日分の工程(ヒサゴ沼まで)を一日で歩き切るんですもの。。。。大きなザックを背負ってと考えるとホントに頭が下がります。
途中雷雨にも遭遇したようですが、全体として良い天気で本当に良かった。。おかげで昨年私が見ることのできなかった景色を全て見せていただけました。ありがとうございました
今年は変な夏で雨が多くなっていますが、次の遠征も期待していますよ。
本当は、昨年計画していた大雪山系縦走ですが、コロナの余波で延期せざるを得なくなり、今回、ようやく実現の運びとなりました。
当初の計画では、1泊目は忠別岳小屋、2泊目は南沼キャンプ地、3泊目で双子池キャンプ地の予定でした。でも、予報では前半の1日半だけしか、天気が持たず、後半は崩れる見込みとのこと。前半の大雪山のハイライト部分をゆっくりと進みたかったのですが、核心部(三川台〜双子池)を早めに抜けることを優先して、もったいないおばけがでるほど、全力で進みました。
初日は、ザックも重く(1週間分の食料と水3.5Lで荷重18kg、蓋が閉まらない状態で歩き始めた)、本当にたどり着けるのかいまいち確信が持てませんでしたが、夕暮れギリギリでヒサゴ沼に滑り込むことができました。(ヒサゴ沼避難小屋で出会ったガイドさんからは「北海道ではヒグマとの接触事故を避けるため、16時までには歩き終えた方が良い」と忠告を受けた)。
後半は、予報通り天気が崩れたため、早めに下山しました。北海道は夏山でも、ヒグマや悪天候など、危険な香りがプンプンしていますね。雄大な景色の中を歩く大雪山北部縦走は、本当に気持ち良い。次は赤・白・緑・黒岳のカラフルシリーズも歩いてみたいと思います。
ごめんなさい。勘違いしていました。大雪縦走されるとの話をお聞きしていたので。。。てっきりそんなレコを見たような気がしていました。そうでした北根室ランチウェイ(KIRAWAY)を歩かれたんでしたね。
予定では、忠別小屋でしたか。それでも初日としては長いと思いますが、天候を勘案してより厳しい選択をされるところがkickeyさんらしいと言えばそうですね。でも、くれぐれも無理をなさらないでくださいね。
> 次は赤・白・緑・黒岳のカラフルシリーズも歩いてみたいと思います。
自分も、昨年歩いてみて周りにいろんな色の山があるのを知って、行ってみたいと思っていました。どれもお花がたくさんで美しい山だそうです。
Kumainkobeさんと3人で六甲を歩いた時、大雪山の縦走を楽しみにしているって話してましたからねぇ。
去年は往復のピーチの予約まで取って、補給食料を旭川郵便局留めで送ったり準備を進めて、行く気まんまんだったのですが、出発直前で延期を決めました。(急遽、南アルプスの鋸岳に転進)
それだけに、歩ける喜びは人一倍。せっかくゲットしたチャンスを逃さず、一生懸命歩きましたよ。
北海道は、縦走路脇のお花畑もスケールが大きい。次は、先を急がずゆるりと巡ってみたい。また機会を見つけて、歩きたいと思います。
初めての大雪山系縦走。天気の良い日に、雄大な景色の中を歩くのは最高でした。
三川台〜双子池の難路部分は、自分以外に歩く人いるのかなぁ、と思っていましたが、物好きな人は多くいました。(^^)
ここで出会う人達は、ナイトハイクで富良野岳から歩いてきた若者やトレランの集団。とっても元気で底抜けに明るいおばちゃん。途中で、水が切れて熱中症気味で半裸でパンツ一丁のおっちゃんなど(ちょっと心配しましたが、双子池で停滞して、なんとか持ち直した様で安心しました)、とっても個性的な人ばかり。山好きを魅了する何かがここにはあるんでしょうねぇ。
当面、北海道通いが続きそうです。
レコを拝見しました。junjpapaさんは、お二人で歩かれたのですね。核心部の長いハイマツコギ区間でビバーク。(三川台より先は)、水場が無いので、貴重な水をシェアして突破。苦しみも楽しみも分かち合って、歩いた充実感もひとしおですね。
稜線の縦走路歩きは、晴れた日は気持ち良いのですが、強風の日は要注意。特に見晴らしの良い十勝岳の様な稜線では、吹きさらしの強風から逃げ場が無くなる。強風時は早めの撤退が吉かと思います。ヒグマを警戒し、晴れた日は熱中症を、天気が崩れた日は雷や低体温症を、ケアしながら進む縦走路は、なるほど難易度が高いと実感しました。
初めて歩いた大雪山。表大雪ならではの雄大な稜線に魅了されました。稜線から眺めた東大雪や、今回はたどり着けなかった十勝連峰も、いつか再訪したいと思います。
憧れの田中陽希さんの様に、壮大な三百名山踏破計画、やり遂げてくださいね。
コメントありがとうございました。
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