前穂高岳〜奥穂高岳〜ジャンダルム〜西穂高岳
- GPS
- 19:35
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 3,019m
- 下り
- 3,009m
コースタイム
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 4:14
- 合計
- 10:00
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 2:46
- 合計
- 8:30
05:55上高地バスターミナル〜06:12岳沢登山口06:12〜06:37風穴06:37〜07:35岳沢小屋07:42〜09:36紀美子平09:38〜10:03前穂高岳10:14〜10:32紀美子平10:38〜11:51南稜の頭11:51〜12:00奥穂高岳12:05〜12:28穂高岳山荘(テント設営・昼食・昼寝)
15:13穂高岳山荘〜15:28涸沢岳15:44〜15:55穂高岳山荘(幕営)
●9月22日(日)
05:38穂高岳山荘〜06:14奥穂高岳06:14〜06:57ジャンダルム07:02〜07:57天狗のコル08:01〜08:20天狗の頭08:23〜09:04間ノ岳09:06〜10:12西穂高岳10:14〜10:50ピラミッドピーク10:50〜11:11西穂独標11:11〜11:51西穂丸山11:51〜12:03西穂山荘(昼食・休憩)12:31〜12:38焼岳分岐12:38〜13:09宝水13:09〜13:56西穂高岳登山口13:56〜14:19上高地バスターミナル
※穂高岳山荘〜西穂高山荘間はしばしば渋滞が発生したため、コースタイムはあまり参考になりません
天候 | 9月21日(土):快晴 9月22日(日):晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
タクシー:沢渡〜上高地バスターミナル(4000円/相乗りで1人1000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 上高地バスターミナルにあり。 【コース状況】 ●上高地バスターミナル〜岳沢小屋 上高地バスターミナルから河童橋を渡り梓川の右岸の遊歩道を進み穂高・岳沢登山口へ。 登山口からは緩やかな石段や整備された木道となり、ほどなく風穴に到着。 風穴を過ぎると岳沢の左岸のガレ場を登っていき、岳沢小屋直前でガレ場を横切り右岸に渡ります。 ●岳沢小屋〜紀美子平〜前穂高岳 岳沢小屋からは重太郎新道に入り、登山道は一気に斜度を増します。 九十九折のガレ場を登っていくとやがて岩場となり、1つ目の長いハシゴが現れます。 このハシゴ以降、クサリ場やハシゴ、手を使う必要がある岩場の連続となります。 登りの場合、クサリ場のクサリは使う必要なく登れます。 紀美子平直下には3連のクサリがあり、ここをクリアすると紀美子平に到着です。 岳沢小屋から紀美子平まで標高差およそ800mありますが、直線的に登っていくので ぐんぐん高度を上げていくことができます。 紀美子平から前穂高岳までは、ガレ場と岩場になります。ガレ場では浮石に注意。 前穂高の山頂は意外と広いです。 ●前穂高岳〜(吊り尾根)〜奥穂高岳〜穂高岳山荘 紀美子平から最低コル付近までは基本的に吊り尾根の南側斜面をトラバースしていきます。 最低コルを過ぎたあたりから時折、稜線の上に乗り涸沢側の眺望を得ることもできます。 最低コルからは緩やかな登りが続き、やがて急登のクサリ場となり、 ここを登り切ると南陵の頭に到着。 南陵の頭から奥穂高山頂までは再び緩やかな登りとなります。 奥穂高山頂から穂高岳山荘までのルートでは、 山荘直前の急斜面のハシゴとクサリ場の落石に注意。 今回も翌日早朝に落石事故が発生していました。 ハイシーズンはこの付近で渋滞が発生します。 ●奥穂高岳〜西穂高岳 奥穂高岳山頂を過ぎるとほどなく馬の背に到着。 ナイフリッジになっていて高度感たっぷり。 馬の背を過ぎ、一度大きく下りロバの耳との鞍部に到着。 ロバの耳からの登り返しからクサリあり。 ジャンダルムの直登ルートは残置ロープ&ピトンがあるところだけが少し難しいですが、 このピトンを足がかりにすると登れます。 ジャンダルムを下るとほどなくコブ尾根の頭に到着。 ここから天狗のコルまでおよそ300m下ります。 コルから天狗の頭への取り付きからしばらくは、垂直に近い急斜面となりますが、 ホールドできる場所は豊富にあるのでしっかり三点確保すれば問題ありません。 天狗の頭から岐阜側をしばらく下ると逆層スラブが現れます。 滑りやすいので注意が必要。奥穂側からだと1つ目のクサリに 「クサリ使えません。支点が抜けているので体重かけるな」の看板あり。 逆層スラブはクサリをしっかり頼った方が安全かと思います。 逆層スラブを通過するとほどなく間天のコルに到着。 ここから再び間ノ岳までクサリ場を登り返します。 間ノ岳から西穂高岳までは、P1など細かいアップダウンの繰り返しとなります。 この日はこの付近で滑落があり、救助ヘリが飛んでいました。 西穂高岳を過ぎると登山者の数が一気に膨れ上がり、 スムーズに進むことができませんでした。特に独標から西穂山荘までは、 数珠つなぎの様相を呈していました。 ※クサリ場付近はすれ違いの渋滞が発生します。 ※ルートを外すと途端に浮石が多くなります。 ※一見安定していそうなホールドも手で動かすとグラグラするものが結構あります。 ※テント泊装備の場合は、ザックの重さでバランスを崩さないように。 ※激しいアップダウンの繰り返しとなりますので、技術というよりも体力を要します。 ●西穂高岳〜上高地 よく整備された登山道でとても歩きやすいです。 |
写真
感想
ようやく天気の良い連休が来そうです。
今回は単独となるので、単独じゃないと行けない山に登っておこう、
ということで奥穂〜西穂縦走をすることにしました。
さらに、気がつくと前穂と涸沢岳を登っちゃえば3000m峰21座完登となるので、
1日目の奥穂まではまだ行ったことのない岳沢〜重太郎新道から上がり、
前穂に立ち寄り、その後穂高岳山荘でテントを張って涸沢岳にも登っておくプランに。
上高地バスターミナルに到着すると、
これまで見たことのないような人混みが目の前に飛び込んできました。
「早めに穂高岳山荘に到着しないとテント張るのも危ういなぁ」と先を急ぎました。
岳沢小屋まではあっという間という印象でした。
岳沢小屋を過ぎると穂高らしく直登に近い感じでグイグイ高度を上げていき、
紀美子平に到着。たくさんの人が休憩していました。
空身で前穂を往復。テン泊装備から開放されると羽が生えたようにカラダが軽く感じます。
前穂の山頂は意外と広く、槍はもちろん富士山、南ア、八ツ、後立山、立山連峰、黒部の山々、
常念山脈を見渡せました。良い天気です。
紀美子平まで戻り、再び重い荷物を背負って吊り尾根から奥穂に向かいます。
奥穂にはたくさんの人がいたので休憩もそこそこに穂高岳山荘へ。
最後のハシゴのところで渋滞していて中々降りられませんでしたが、12:30頃に到着。
笠と夕日が見渡せるなかなか良い場所にテントを張ることができました。
設営を終えビールを飲んでウトウトして、ふと気付くとテン場がスゴいことになっていました。
文字通り立錐の余地もない感じで、山荘入口前の石畳や
白出沢側の外来のトイレまでテントで埋め尽くされる有様に。
夕焼け前に涸沢岳を往復。
この山、存在が軽んじられがちですが山頂からの眺望は超一級品です。
ゆっくり眺望を楽しんだ後、テン場に戻り夜ゴハン。
食べ終えると同時に夕焼けのショータイムが始まりました。
2日目。
5:30過ぎに出発。山荘からの取り付きでまたも渋滞。
奥穂の山頂はパスしてすぐに馬の背方面に向かいます。
馬の背やロバの耳はまったく恐怖感を感じませんでした。
以前登った時は結構コワいなぁと感じましたが、自分でもなぜなのか良く分かりません。
でもコワさを感じないことで、ミスを起こすかも知れないという思いが沸き、
気を引き締めて進むことができました。
西穂までは、向こうからやってくるパーティーとのクサリ場のすれ違いなどで時間を要します。
さらに、西穂からは人でごった返していました。特に独標からは人・人・人!!!
渋滞のため、予定よりも時間がかかりましたが、12時に西穂山荘に到着。
ジュースを飲み干し、お昼を簡単に食べてから上高地に向けて出発。
こちらのルートは打って変わって静かでした。
人気の時期に、人気のルートで人は多かったけど、充実感を味わえる山行となりました。
今年はあと何回北アに行けるのかなぁ。
何とこの週末は穂高でしたか!
先週に比べずいぶん人が多かったようですが、やはりこのコースは北アの王道ですよね。
何度見ても飽きない景色ばかりです。また行きたくなりました。
それにしても、同じ山を撮っても私とはずいぶん違いますね、素人とプロの違いを見た気がしました。改めて写真を勉強しなければ・・・、と思いました。
山や写真のレベルは違いすぎますが、同じ山を狙っているようで大変うれしく思います。
いつかどこかで会えたら楽しいですね。
また次のレコ楽しみにしています。
私は次は剱かな〜?
今回komemameさんが居なくて少し残念でした。
yamaya1127さん
こんばんは。
コメントありがとうございます!
今回はkomemameがおらずスミマセン…(笑)
でも一人だからこそ行けるところへ、と考えると、
奥穂〜西穂の縦走かなぁ、ということで行って来ました。
この三連休は天気が良かった分、人出もスゴかったです。
山の写真はホントに天気次第ですね。
天気が良ければ、いい写真になりますよね。
単独の場合はどうしても風景写真が中心となりますが、
自分は単焦点レンズを使っているせいもあり、
風景のみの撮影に限界を感じています…。
個人的にはどちらかというと人物入りで
スナップ的に撮る方が性に合っているようです。
おおっ、yamaya1127さんの次のお山は剱ですかっ!
次、自分たちが泊まりで山に行けるのは
10月の三連休となりますのが(仕事の都合で実はとても危うい)、
裏剱を見たいねと話していたところでした。
私は「月1山屋」なので次回の剱は10月の連休の予定です。
同じ山域同じ時期、ドンピシャリですね。
ただ残念ながら私の技術と体力では別山尾根からの往復になってしまいそうです。
danyamaさんは北方稜線から小窓、池の平のコースでしょうか?
う〜ん楽しそうなコースですね・・・。
勝手に決めてすみません
この時期は雪の心配も有るので、私は安全コースで行くつもりです。
裏剱の写真楽しみに待ってま〜す。
yamaya1127さん
いえいえ。
2人だと下の廊下から阿曽原経由で仙人池方面に向かい、
温泉と紅葉の裏剱を眺めてを楽しむ感じかなぁと考えています。
昨年の同じ時期に剱に登ってるのですが、
雪がちらついていましたし、剱沢のテン泊はけっこう寒かったです。
お互い安全に楽しみましょう!
コメントありがとうございます。
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