ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 352800
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

憧れの剱岳・北方稜線を2泊で歩く!

2013年09月29日(日) ~ 2013年10月03日(木)
 - 拍手
aymiy その他1人
GPS
55:59
距離
23.2km
登り
2,639m
下り
2,637m

コースタイム

【day1】 2240東京=(車中泊)
【day2】 0600富山-電鉄富山0626=0729立山0740=0747美女平0820=0910室堂-0920みくりが池温泉1020-1100雷鳥沢-1400剱御前小屋-1500剣山荘(泊)
【day3】 0600剣山荘-0725前剱-0850剱岳0930-1002長次郎のコル1022-1112長次郎の頭-1206池ノ谷ガリー-1328三の窓-1554小窓のコル-1640鉱山道入口-1720池の平小屋1730-1805仙人池(泊)
【day4】 0610仙人池-0730二股0740-0910真砂沢ロッジ0920-1000長次郎谷出合1030-1225剱沢小屋1255-1350剱御前1355-1500雷鳥沢1505-1555みくりが池温泉1635-1645室堂1700=1750美女平1800=1807立山1812=1912富山2306=(車中泊)
【day5】 0618東京
天候 day1 晴れ時々くもり
day2 快晴
day3 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
東京〜富山夜行バス往復 13210円(ドリーム金沢号)
電鉄富山〜室堂往復 6530円(アルペンルート)
コース状況/
危険箇所等
■危険箇所
剱沢雪渓は去年より雪が多いが、長次郎谷出合から真砂沢方面は一部雪渓が崩壊している、とは聞いていましたが、下から上がってくる場合に具体的にどこで雪渓に降りるか見極めるポイントがわかりにくいです。真砂小屋より上の滝になっているところの先でそろそろかな、と降りてみましたが、目の前で大きな音を立てて対岸の雪渓が崩れていったので、恐ろしくなり夏道に登り返しました。長次郎谷にほど近いあたりで振り返ると、降りようとしていたところはスノーブリッジで雪がかなり薄くなっており、登ってくる分にはそれが全く見えないので、長次郎出合までは大人しく夏道を歩いた方が賢明です。

■小屋閉め
真砂小屋は9/28で閉めたそうです。小屋の主人と登山道で会ったので早閉めの理由を聞いたら、「8月末から小屋の修理をしていて、荷揚げした食料がなくなった」と言ってました。水場もトイレも使えないので要注意です。

■温泉
みくりが池温泉の日帰り入浴は16時まで。入浴料600円で、石鹸シャンプー使えます。
予約できる山小屋
剱澤小屋
アルペンルート3回目にしてはじめて、室堂降りてすぐの景色にガスがかかっていませんでした
2013年10月04日 08:13撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/4 8:13
アルペンルート3回目にしてはじめて、室堂降りてすぐの景色にガスがかかっていませんでした
秋ですなあ
2013年10月04日 08:14撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/4 8:14
秋ですなあ
先週は台風の後、雪が降ったとのことですが、今週は熱帯低気圧が運んでくる温かい風のせいか、Tシャツで歩けます
2013年10月04日 08:16撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/4 8:16
先週は台風の後、雪が降ったとのことですが、今週は熱帯低気圧が運んでくる温かい風のせいか、Tシャツで歩けます
平日は人が少なくて歩きやすい
2013年09月30日 10:37撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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9/30 10:37
平日は人が少なくて歩きやすい
かっこいいー!
2013年10月04日 08:17撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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かっこいいー!
立山はやっぱり特別なところだ。。。
2013年10月04日 08:18撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/4 8:18
立山はやっぱり特別なところだ。。。
日本一素晴らしいキャンプ場が眼下に
2013年09月30日 11:01撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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9/30 11:01
日本一素晴らしいキャンプ場が眼下に
地獄谷はまだ立ち入り禁止
2013年09月30日 11:05撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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9/30 11:05
地獄谷はまだ立ち入り禁止
なだらかな歩きやすい道です
2013年10月04日 07:56撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/4 7:56
なだらかな歩きやすい道です
大日連山の稜線を眺めながら行くコースをとる
2013年10月04日 07:55撮影 by  iPod touch, Apple
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10/4 7:55
大日連山の稜線を眺めながら行くコースをとる
ちょっと東北の縦走路を思わせますね
2013年10月04日 07:55撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/4 7:55
ちょっと東北の縦走路を思わせますね
ガスが通り抜けるのもまた風情なり
2013年10月04日 07:56撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/4 7:56
ガスが通り抜けるのもまた風情なり
四方八方どこみても素敵
2013年09月30日 11:52撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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四方八方どこみても素敵
下界は厚い雲で覆われています
2013年10月04日 07:58撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
10/4 7:58
下界は厚い雲で覆われています
絶景の休憩を楽しんでおられますな
2013年10月04日 07:59撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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絶景の休憩を楽しんでおられますな
ほわっほわのチングルマ
2013年09月30日 12:13撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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ほわっほわのチングルマ
見事な草紅葉
2013年10月04日 08:00撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/4 8:00
見事な草紅葉
ランチは富山駅近くのコンビニでゲットした押し寿司とかまぼこに熱いお茶
2013年10月03日 13:35撮影 by  iPod touch, Apple
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10/3 13:35
ランチは富山駅近くのコンビニでゲットした押し寿司とかまぼこに熱いお茶
剣沢のむこうにゴタテのイケメンたちが勢揃いです
2013年10月04日 08:02撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/4 8:02
剣沢のむこうにゴタテのイケメンたちが勢揃いです
美しい表剱
2013年10月04日 08:03撮影 by  iPod touch, Apple
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美しい表剱
見るとつい撮りたくなってしまう
2013年10月04日 08:05撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/4 8:05
見るとつい撮りたくなってしまう
こっちからみると、端正なんだよな〜
2013年09月30日 14:36撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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9/30 14:36
こっちからみると、端正なんだよな〜
剣山荘の前の庭
2013年09月30日 15:07撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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9/30 15:07
剣山荘の前の庭
草の色と空の青の対比がスキ
2013年10月04日 08:06撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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草の色と空の青の対比がスキ
おはようございます
2013年10月01日 06:58撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 6:58
おはようございます
いい空だ!
2013年10月01日 06:58撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 6:58
いい空だ!
まだ眠たげな別山
2013年10月04日 08:07撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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まだ眠たげな別山
それでは行って参ります
2013年10月01日 07:00撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 7:00
それでは行って参ります
天気良さそうじゃない?
2013年10月01日 07:28撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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天気良さそうじゃない?
一服剱から見た前剱、遠い〜
2013年10月03日 10:36撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/3 10:36
一服剱から見た前剱、遠い〜
前剱到着、やはり登り応えありました
2013年10月01日 08:28撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 8:28
前剱到着、やはり登り応えありました
はい、カニノタテバイ。クサリなければ相当な難所ですな
2013年10月03日 10:36撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/3 10:36
はい、カニノタテバイ。クサリなければ相当な難所ですな
とりあえず本峰到着
2013年10月01日 10:12撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 10:12
とりあえず本峰到着
八ツ峰がお行儀よく並んでいますが、見下ろすと迫力ねーなー
2013年10月01日 10:17撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 10:17
八ツ峰がお行儀よく並んでいますが、見下ろすと迫力ねーなー
装備を整えて、「この先キケン」へ行ってきます
2013年10月01日 10:30撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 10:30
装備を整えて、「この先キケン」へ行ってきます
とりあえずロープ出してみたけど、ここはなくても平気でしたね
2013年10月03日 10:36撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/3 10:36
とりあえずロープ出してみたけど、ここはなくても平気でしたね
長次郎の頭?
2013年10月01日 11:02撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 11:02
長次郎の頭?
次々立ちはだかってくる岩、岩、岩
2013年10月01日 11:09撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 11:09
次々立ちはだかってくる岩、岩、岩
長次郎の頭を巻いたところ。
2013年10月01日 11:19撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
10/1 11:19
長次郎の頭を巻いたところ。
長次郎のコル
2013年10月03日 10:36撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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長次郎のコル
出すかどうか見極めちう
2013年10月03日 10:36撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/3 10:36
出すかどうか見極めちう
八ツ峰とモアイ像
2013年10月01日 11:34撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 11:34
八ツ峰とモアイ像
モアイ近影
2013年10月01日 11:52撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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モアイ近影
たまーに安心して歩ける
2013年10月01日 12:00撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 12:00
たまーに安心して歩ける
さて、ここはどうする。
2013年10月01日 12:12撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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さて、ここはどうする。
上から行くのが正解?
2013年10月01日 12:12撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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上から行くのが正解?
岩棚に来ました
2013年10月03日 10:37撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/3 10:37
岩棚に来ました
ここのトラバースは慎重に行くため、私は荷物を置いて行き、相方が回収に戻ってくれました
2013年10月03日 10:37撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/3 10:37
ここのトラバースは慎重に行くため、私は荷物を置いて行き、相方が回収に戻ってくれました
ゾクゾクします
2013年10月03日 10:37撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/3 10:37
ゾクゾクします
コースに全く印がないわけじゃないけど、全部池の平から来る人のためにあるような?
2013年10月03日 13:35撮影 by  iPod touch, Apple
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10/3 13:35
コースに全く印がないわけじゃないけど、全部池の平から来る人のためにあるような?
2枚岩のテントサイト、絶景すぎる
2013年10月03日 10:37撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/3 10:37
2枚岩のテントサイト、絶景すぎる
池ノ谷側は雲海がすごい
2013年10月01日 12:27撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 12:27
池ノ谷側は雲海がすごい
やっと池ノ谷乗越、すでにかなりタイムオーバーしているのに、そんなことに気づかず能天気にポーズを取る自分
2013年10月01日 12:31撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 12:31
やっと池ノ谷乗越、すでにかなりタイムオーバーしているのに、そんなことに気づかず能天気にポーズを取る自分
しかし屏風ですな〜
2013年10月01日 12:32撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
10/1 12:32
しかし屏風ですな〜
向こうの稜線も筋肉質です
2013年10月01日 12:33撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 12:33
向こうの稜線も筋肉質です
飛びたくなる谷
2013年10月01日 12:33撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
10/1 12:33
飛びたくなる谷
歩いて来た道を振り返る、別山遠し
2013年10月01日 12:34撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 12:34
歩いて来た道を振り返る、別山遠し
ハイ、どんどん次の課題がきます
2013年10月01日 12:34撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 12:34
ハイ、どんどん次の課題がきます
さて、チンネが見えて核心部が近づいて来たようです、さかんにルート確認に動く相方
2013年10月01日 12:55撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 12:55
さて、チンネが見えて核心部が近づいて来たようです、さかんにルート確認に動く相方
うーん、スリングがあったラッキー、これ使って降りよう
2013年10月03日 10:37撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/3 10:37
うーん、スリングがあったラッキー、これ使って降りよう
では先に行きまーす(このあと宙ぶらりんになる)
2013年10月01日 13:10撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 13:10
では先に行きまーす(このあと宙ぶらりんになる)
50mロープをめいいっぱい使いクライムダウンしました、楽しかった
2013年10月03日 13:35撮影 by  iPod touch, Apple
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10/3 13:35
50mロープをめいいっぱい使いクライムダウンしました、楽しかった
振り返ると、ここどうやって降りたんだ?って思う
2013年10月03日 13:35撮影 by  iPod touch, Apple
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10/3 13:35
振り返ると、ここどうやって降りたんだ?って思う
池ノ谷ガリー、足元ほんっと怖くて、なかなか落ち着いて写真も撮れないよ
2013年10月03日 10:37撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/3 10:37
池ノ谷ガリー、足元ほんっと怖くて、なかなか落ち着いて写真も撮れないよ
小窓の王?ジャンダルム?
2013年10月01日 13:52撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
1
10/1 13:52
小窓の王?ジャンダルム?
あのちっちゃいスキマから何か見えると?
2013年10月03日 10:37撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
1
10/3 10:37
あのちっちゃいスキマから何か見えると?
鹿島槍と五竜が見えました
2013年10月03日 10:37撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/3 10:37
鹿島槍と五竜が見えました
雲海びっしり
2013年10月01日 14:28撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 14:28
雲海びっしり
三の窓
2013年10月01日 14:28撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
10/1 14:28
三の窓
三の窓からのチンネ
2013年10月01日 14:28撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 14:28
三の窓からのチンネ
小窓の王
2013年10月01日 14:28撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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小窓の王
絶壁ですな
2013年10月03日 10:37撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
1
10/3 10:37
絶壁ですな
あの恐ろしいザレザレを歩いたんだな。。。
2013年10月03日 10:37撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/3 10:37
あの恐ろしいザレザレを歩いたんだな。。。
池の平山だ、小屋はまだずっと下だ、、、
2013年10月01日 15:11撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
1
10/1 15:11
池の平山だ、小屋はまだずっと下だ、、、
45度の雪渓、登りで良かった
2013年10月01日 15:45撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
3
10/1 15:45
45度の雪渓、登りで良かった
池の平山と小窓雪渓が見えて来た
2013年10月01日 16:06撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
1
10/1 16:06
池の平山と小窓雪渓が見えて来た
コケモモとシラタマノキですかね
2013年10月01日 16:52撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
1
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コケモモとシラタマノキですかね
やっと小窓のコルについた、三の窓から長かった〜
2013年10月01日 16:53撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
1
10/1 16:53
やっと小窓のコルについた、三の窓から長かった〜
あとは小窓雪渓を降りるだけ
2013年10月01日 16:54撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
2
10/1 16:54
あとは小窓雪渓を降りるだけ
夏だと午後はガスが立ちこめて迷いやすいらしいです
2013年10月04日 08:34撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
1
10/4 8:34
夏だと午後はガスが立ちこめて迷いやすいらしいです
なんとかガスに巻かれずに鉱山道入口に辿り着きました
2013年10月03日 10:37撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
1
10/3 10:37
なんとかガスに巻かれずに鉱山道入口に辿り着きました
歩いて来た雪渓を振り返ってみる
2013年10月04日 08:34撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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歩いて来た雪渓を振り返ってみる
鉱山道入口の目印になっている滝
2013年10月04日 08:35撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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鉱山道入口の目印になっている滝
第2次大戦までは活躍していた、モリブデンらしいです
2013年10月01日 18:11撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/1 18:11
第2次大戦までは活躍していた、モリブデンらしいです
池の平小屋の露天風呂
2013年10月04日 08:35撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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池の平小屋の露天風呂
湯船から見える池の平湿原
2013年10月04日 08:36撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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湯船から見える池の平湿原
仙人池から朝映えの裏剱
2013年10月04日 08:37撮影 by  iPod touch, Apple
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10/4 8:37
仙人池から朝映えの裏剱
紅葉もなかなかです
2013年10月04日 08:38撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
2
10/4 8:38
紅葉もなかなかです
風もなくまるで鏡のような池
2013年10月04日 08:39撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/4 8:39
風もなくまるで鏡のような池
今日もお天気なんとかもちそうだ☆
2013年10月04日 08:40撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
8
10/4 8:40
今日もお天気なんとかもちそうだ☆
仙人池ヒュッテの皆様、大変お世話になりました〜
2013年10月02日 07:01撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/2 7:01
仙人池ヒュッテの皆様、大変お世話になりました〜
仙人山の紅葉きれいです
2013年10月02日 07:04撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/2 7:04
仙人山の紅葉きれいです
ここにもチングルマ
2013年10月02日 07:05撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/2 7:05
ここにもチングルマ
一部燃えてます
2013年10月02日 07:14撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
2
10/2 7:14
一部燃えてます
そろそろ君たちもおしまいだね
2013年10月02日 07:18撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/2 7:18
そろそろ君たちもおしまいだね
なんとおだやかな表情
2013年10月04日 08:41撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/4 8:41
なんとおだやかな表情
池の平山って牧歌的で好きです
2013年10月04日 08:42撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/4 8:42
池の平山って牧歌的で好きです
三の窓雪渓、見納めかな
2013年10月02日 08:03撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
2
10/2 8:03
三の窓雪渓、見納めかな
オオカメノキもよく色づいています
2013年10月02日 08:10撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/2 8:10
オオカメノキもよく色づいています
ハシゴ段乗越方面に渡る橋とそれを架けた真砂沢ヒュッテの主人。今年はもう小屋を締めたそうです
2013年10月03日 13:35撮影 by  iPod touch, Apple
10/3 13:35
ハシゴ段乗越方面に渡る橋とそれを架けた真砂沢ヒュッテの主人。今年はもう小屋を締めたそうです
真砂沢のキャンプ場から。
2013年10月02日 09:14撮影 by  iPod touch, Apple
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10/2 9:14
真砂沢のキャンプ場から。
崩れてます
2013年10月03日 13:35撮影 by  iPod touch, Apple
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10/3 13:35
崩れてます
ここは下からだとブリッジに見えなくて、危うく渡りそうになりました
2013年10月02日 09:58撮影 by  iPod touch, Apple
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10/2 9:58
ここは下からだとブリッジに見えなくて、危うく渡りそうになりました
長次郎出合にてランチタイム。富山名産のこんぶおにぎりと焼き鮭
2013年10月04日 08:43撮影 by  iPod touch, Apple
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長次郎出合にてランチタイム。富山名産のこんぶおにぎりと焼き鮭
この雪渓を登り切れば剱沢小屋まですぐなんだけど、、、眠い
2013年10月04日 08:43撮影 by  iPod touch, Apple
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この雪渓を登り切れば剱沢小屋まですぐなんだけど、、、眠い
平蔵谷あたりの紅葉すごいです
2013年10月04日 08:44撮影 by  iPod touch, Apple
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平蔵谷あたりの紅葉すごいです
紅葉を撮るフリをして休憩
2013年10月04日 08:44撮影 by  iPod touch, Apple
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紅葉を撮るフリをして休憩
剱沢小屋のあたりまで上がってくるとだいぶ赤い
2013年10月04日 08:44撮影 by  iPod touch, Apple
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剱沢小屋のあたりまで上がってくるとだいぶ赤い
絵になりますなあ
2013年10月04日 08:44撮影 by  iPod touch, Apple
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絵になりますなあ
やっとの思いで辿り着いた、剣沢小屋。ここから先はガスに追いつかれてしまいました
2013年10月02日 12:32撮影 by  iPod touch, Apple
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やっとの思いで辿り着いた、剣沢小屋。ここから先はガスに追いつかれてしまいました

装備

個人装備
ヘルメット アイゼン ピッケル ハーネス ヘッドランプ ストック カメラ iPod (地図) 携帯電話 GORETEXジャケット フリースorダウン ゲイター ニット帽 インナーグローブ レッグウォーマー サポートタイツ 着替え 吸水タオル ボトル 洗面用具 救急セット 保険証 リップクリーム 日焼け止め サングラス
共同装備
ロープ バーナー クッカー ガスカートリッジ

感想

3年前、お盆中に起きた遭難事故で初めて知った、北方稜線というバリエーションルート。その年、自分は登山を始めてまだ2年目で、カエラズノケンや大キレットなどのスリルある岩稜帯を歩くのが楽しくてしょうがなく、事故の起きる2週間ほど前にちょうど剱岳ピストンを含む10日間の縦走を終えたばかり。ニュースを見て、不謹慎ながら、そんな難しいところならいつか挑戦してみたい、という漠然とした憧れが生まれた。

その翌年(おととし)、知り合いの岩ヤさんに頼み込んで、「絶対にひとりでは行ってはいけない」西穂〜奥穂高間(ジャンダルム)の縦走に連れて行ってもらうことができた。そして「次は北方稜線へ行きたい」と熱望したものの、なんとなくお茶を濁され、次の年(昨年)は裏剱の下見山行にとどまったのでした。ところが下見の後、逆に相方のほうが熱心にルート研究に没頭しはじめ、検証の末イケルと判断したのか、条件つきながら今年は連れて行ってもらえることに。

その条件というのが、
1。アルペンルートでアクセスし、小屋泊まりにすること
2。ヘルメット、ハーネス、前爪のあるアイゼンを必ず揃えること
3。荷物は極力小さくまとめること
4。時期は最も雪の少ない9月末の晴天日に限ること
ということだった。

そりゃ金がかかる山行になるな、、、ってことで、8月中は山行を控えてバイトに明け暮れ、手にしたお金で装備を揃え、相方とあらゆるアプローチを検討し、時刻表とにらめっこしながら、一番小屋代と交通費がかからない行程を考えた。自分の力でできることはここまでで、あとは天気次第。どう転んでも行けるように、お彼岸明けから体育の日の連休までの平日は予定を入れず、固唾をのんで天気予報を見つめる毎日。最初にプランしたお彼岸明けの週は、出発前日に台風が2つ発生したため、キャンセル。案の定、立山では初雪が降った。そして翌週に順延。しかし次に計画した日程だと本番の中日が雨マークだったため、出発を1日早め、仕事の後そのまま夜行バスで出発という強行軍に。しかしながらフィリピンあたりを2つの熱帯低気圧がウロウロしており秋雨前線が山陰と朝鮮半島の間ぐらいにびろんと伸びているという嫌な天気図を横目にしつつ、小屋で停滞覚悟の出発だった。

早朝富山に着いてみると、とても綺麗な朝焼け。電鉄に乗り換えてアルペンルートの立山駅でチェックしたライブカメラ映像は室堂の爽快な青空を映し出しており、小躍りしたくなる!しかもバスの中から見る弥陀が原は見事な紅葉で、降りたった室堂は3回目にして初めてガスがかかっていなかった!そのまま夢のような立山パノラマを堪能しつつ美しく色づいた雷鳥沢へ降り、時間がたっぷりあるので、景観を楽しみつつ、わざわざ大日岳への縦走路へ遠回りしつつ剱御前に上がる。すると今度は剱沢方面にズラリと後立山のイケメン達が勢揃いで、しかも左手にはどっしりと聳える剱岳。。。実は今シーズンの山行は雨にふられてばかりで、こんな豪華な眺望は久々。予報は雨だけど、何とか明日もこの天気が続いてほしいと祈るばかりで剣山荘にチェックイン。そして夜のNHKの天気予報では、翌日の傘マークが消えていた。キター!

アタック当日は相方がネットで調べた情報から行動時間は約10時間だろうと読んでいたので、小屋でしっかり朝食を食べて6時出発。朝日が別山尾根を照らしながら顔を出すのを見とれながら歩き始める。前剱までの苦しい登りをやってしまったら、あとはスリルを楽しみながら山頂を目指す。縦走荷物が重いのか、前回よりも少しタイムオーバーながらも9時前に到着。見事に晴れ渡った360度の眺望を前にすると、この先が本番だとわかっていながらも30分も休憩をとってしまった。そしていざ、装備を整え「この先キケン」の北方稜線を長次郎の頭へ向けて出発。正直、今回はルートファインディングを相方に丸投げしており、自分はついていくだけのツーリスト状態だったので、どこが難しくてどう対応すべきなのか全く予備知識なし(相方は事前に一生懸命説明してくれたのに)。せめて記録だけは残そうと、絶景ごとに、だけじゃなく、なるべくルート上の要所でカメラを出すのでせいいっぱい、行動中に地図など取り出して見る余裕全然なし。覚えている危険箇所で印象に残っていることといえば、長次郎の頭をトラバースするのに大きな地球儀に張り付くみたいな体勢になることから、自分のザックを置いて行くように相方から指示されたこと、池ノ谷乗越への垂壁(に見えた)をルンゼを通って降りて行くのに、ロープで確保されつつクライムダウンするのだけど、最初の数mがツルツルで思わずぶらーんと吊られてしまってヒヤッとしたこと、あとはなんといっても池ノ谷ガリーの浮き石地獄をザレッザレと落石しまくりながらアイベックスになった気持ちで1歩ずつ歩いたこと。とにかく三の窓に着くまでに圧倒的な迫力の壁と高度感の連続で絶景ではあるものの、1歩1歩に集中力と体力をすり減らしまくったため消耗しきってしまい、その後の小窓までの2時間半あまりのことをよく覚えていない。キケンと言われていた斜度45度の小さな雪渓トラバースも登りだったしアイゼン装着したのでなんてことはなく渡れたし、牧歌的に見えた草付きの斜面が案外急で再びアイペックスをイメージしながら歩いたことぐらいか。。。とにかく小窓雪渓でアイゼンつけて下り始めた時には安堵感でいっぱいだったことを覚えている。ガスが出ると迷いやすいと言われているらしい鉱山道への入口も、なんとか晴れているうちに逃げ切り、事故が多いという鉱山道も、あー仕事道は水平でいいな〜なんて安心して歩けた。しかし、池の平小屋に着く頃には日没時間になってしまい、そこから仙人峠までのやや登りは足が上がらず非常に長く感じ、またヘッドランプをつけて歩いた仙人池ヒュッテまでの下りは何度もよろめいてしまった。小屋の若い人が到着の遅くなった私たちを心配してずっと窓の外を見張っていてくださったらしく、ランプの光を見てわざわざ迎えに来てくれたこと、玄関に到着するなり、小屋の主人に怒られるのかと覚悟したら、玄関先にチェアを出してお茶を入れてくれて、「まずはゆっくり座って、、、お風呂にしますか?食事を先にしますか?」と奥さんみたいな優しい言葉をかけてくださったことに感激するも、「じゃあビールください」と私たち(苦笑)。ちなみに、お風呂は絶妙な湯加減でたっぷり気持ちよく入れたし、食事も地の物をたくさん使って陶器によそって「サービス」してくれるし、小屋自体は2階を人が歩くたびに床が抜けるんじゃないかと本気で心配になるほどボロいけど、おもてなしを感じました。とはいえ食後は棒のような体を引きずり早々に布団に入って爆睡。

そして最終日。今日こそは雨かなと覚悟していたものの、朝の天気予報では午後3時まで曇り。にもかかわらず日の出とともに仙人池に映る紅葉と裏剱の麗しい姿を、カメラマンたちに混じってばっちり拝むことができた。去年同じ時期に下見で来た時はまだ真っ青だったので、どうやら今年はこのエリアの紅葉が早めの模様。そうはいっても道中長いためゆっくりもしていられず、小屋の人全員に見送られつつ6時には室堂へ向けて出発。北方稜線の下りで酷使した足には二股までの仙人新道がきついことといったら、まるで70代の老人になったかのように段差に弱く足元フラフラで、非常に疲れた。そして真砂沢ヒュッテまでの沢沿いの登りがまた、何度も高巻きさせられたりするので、お日様がかんかん照らす中、蒸し暑くてさらに体力消耗。なんとか長次郎谷出合までがんばってランチ休憩を取り、そこからアイゼン&ストックに切り替えてようやく雪渓の上を快適にサクサク歩いて登れるかと思いきや、なぜか睡魔に襲われて、なかなか足が上がらず前に進まない。それでもなんとか歯を食いしばって気合いで剣沢小屋についたものの、体がカフェインを強く要求するため、小屋のお姉さんにお願いしてコーヒーを淹れてもらった。そこから剱御前までの登りは足元はそれまでの道のりに比べれば歩きやすいながらも累積疲労?でしんどく、雷鳥沢に着く頃には15時をまわって霧雨につかまってしまった。相方の方は雷鳥沢からの登り返しで大分やられていてぐっとペースが遅くなり、私は私でみくりが池温泉まで階段の段数を数えて(ちなみに510段ぐらいあった)気を紛らわそうとしたが、雷鳥荘を通過した時点で例の素敵な暖炉のあるラウンジと絶景温泉を思い出し、このままここに泊まれたらどんなにいいか、とケチな自分を恨んだ。しかし、みくりが池温泉の泉質も負けず劣らず素晴らしく、まさに薬湯。一気に筋肉がやわらかくほぐれていくのを感じた。富山行きの最終バスには滑り込みでセーフ。なんとか予定通り下界に下りることができ、東京行きの夜行バスに乗り継いで爆睡。

そんなわけで、総括すると、皆さんおっしゃられるとおり、北方稜線は何しろ体力一番ですね。そして登攀技術云々というより、とにかく徹底的にルートファインディング能力を試される。下調べなしには歩けない。ヤリホあたりの切れ落ちたナイフリッジを歩くような怖さはないけれど、どこを通ったら良いのか途方に暮れるような怖さというのかな?滑りやすくもろいザレ場、アリ地獄を歩くような怖さ?悪天候だったとしたら1歩も動けないかな。できることならもう一度、逆回りで核心部のかっこいい岩峰たちを愛で楽しむ余裕を持って歩きたいですね。余談ながら、個人的な経験から見た、北アの岩稜歩きの疲労度および難易度は、

欅平〜内蔵助谷出合(下の廊下/曇天)<鹿島槍〜五竜岳(八峰キレット/雨天)<唐松岳〜白馬岳(不帰の嶮/雨天)<奥穂〜槍ヶ岳(大キレット/晴天)<<西穂〜奥穂高岳(ジャンダルム/曇天)<<<剱岳〜池の平(北方稜線/晴天)

のように思います。相方は、「次は八ツ峰」と言ってるけど、その前にまだすることがいっぱいあるような。。。(>_<)

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