雨乞岳(武平峠〜コクイ谷〜杉峠〜雨乞〜東雨乞〜郡界尾根周回) 鈴鹿深部に少しだけ触れた?
- GPS
- 06:22
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 869m
- 下り
- 883m
コースタイム
杉峠11:07-11:42雨乞岳-11:57東雨乞岳(お昼休憩)12:17-(郡界尾根・一ぷく峠)-13:45雨乞岳登山口(茨谷)
鈴鹿スカイラインを歩いて駐車場13:55
※ルートは手打ちです。実際に歩いたルートとは若干ズレがあります。
天候 | 曇 (天気予報では「気持ちの良いお天気・晴れるでしょう!」だったのに…) |
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過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【駐車場】武平トンネルを越えてすぐの左右にあり(滋賀県側) 両側で15〜20台くらい駐車可能 トイレはなし(トンネルをくぐる前の三重県側にはあり) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【危険箇所・難所】 ・コクイ谷に入ってしばらくしてからの滝の高巻き。 結び目のコブがいくつか作ってある青いロープが目に留まったら、それをつかんで登ってください。 下り側にはアイボリー?グレー?のロープが下がっているのでそれを使います。 コクイ谷はルート・ファインディングが難しいと言われますが、 赤ペンキや赤テープ、石を積んだケルンの目印はそこそこあります。 それらを見逃さずに慎重に進めば行けるかと思います。 但し、暗い時間帯は避ける方が無難です。 また、全くの初心者の方にはお勧めしません。 渡渉が幾度となくあり、濡れた岩が滑りやすいので注意。 周回ルートの下りでコクイ谷を使うよりも、体力のある登りで使う方がお勧め。 ・杉峠〜東雨乞岳の間は風が強く、気温も低くなります。 防寒・防風対策は万全に。 ・郡界尾根 当初、ここを歩く予定はなかったのですが、 この日同じルートを歩いていらっしゃったとても詳しい方にお勧め頂いて その方の後をついて歩かせて頂きました。 尾根筋をずっと歩くので、下りとは言え、なかなかアップダウンのあるルート。 後半、登り返しがきつく感じられる箇所もあります。 東雨乞の直下&茨谷登山口付近はかなりの急斜面を転がるように下ります。 目印が少なく、ルートがわかりにくい箇所もあるので注意。 ふかふか落ち葉に足を取られたり、その中に岩や木の根が隠れていたりもします。 【登山ポスト】武平峠登山口にはあり。用紙・紙はなし。茨谷登山口にはなし。 【トイレ】武平トンネル滋賀県側駐車場にはなし。三重県側にあり。 山に入ってからはなし。 【温泉】希望荘の展望の良いお風呂は◎!入浴料も500円と良心的。 かわいらしいケーブルカーにも乗れます。 |
写真
感想
先々週に御在所→武平峠→鎌ヶ岳で周回した際に、武平峠で雨乞岳への道標を目にして
「あー、ここから雨乞に行けるのかぁ。雨乞って素敵な名前だなぁ」
と、ぼんやり思ってから気になっていた雨乞岳。
2週間もの間、雨乞、雨乞…と胸の中でつぶやき続けて、皆さんのレコを読ませて頂き、
念願叶って、お天気の良さそうだった土曜日に雨乞行きが実現しました。
6時半くらいには歩き始めようと思っていたのに、家を出る前にバタバタして、
結局駐車場に到着して、身支度をして歩き始めたのは7時半過ぎ。
出遅れたなと思いましたが、谷底までそんなに陽が射し込まないコクイ谷を歩くには
むしろこれくらいの時間でちょうど良かったかもしれません。
行く前から「コクイ谷は道迷いの遭難が多い」と覚悟を決めて気を引き締めていたのですが
幸いにもこの日のこの時間帯には、私の他にも2、3人(組)の登山者がいて
その方たちに「コクイ谷に入られますか?ついて行ってもいいですか?」などと図々しくお声をかけて
後をついて歩かせて頂きました(後になり、先になり、でしたが)
中でも一人、鈴鹿山脈を知り尽くしておられて、
コクイ谷にも毎年入られているという女性がいらっしゃって、とても頼りになりました。
(かなり足の速い方だったので、ついていけませんでしたが…東雨乞で再会しました)
自分でも、誰とも会わず、私一人だった場合でも大丈夫な様に、
念入りに下調べをして地図とコンパスも持って行きましたが、実際には使いませんでした。
基本的に、沢沿いに下流に向かって歩いて行けば迷う可能性は低いと思います。
岩場は苦手な割に、渡渉は好きなので(変なの)、谷歩きは苦になりませんでしたが、
それでも注意を払って気を遣うので、神経が疲れます。
コクイ谷出会に到着した時には、心底ほっとしました。
この後はそんなに難しいところもない道なのですが、コクイ谷で集中し過ぎたせいか、
その後なんだか気が抜けてしまい、杉峠から雨乞への登りは少しきつく感じました。
雨乞、東雨乞、と順当に進んだところで前述の女性と再会。
お互いにびゅうびゅう風が吹き荒ぶ山頂の熊笹の中にしゃがんで昼食を食べながらお話させて頂き、
下りは郡界尾根がいいよ、鎌ヶ岳が間近に見えるよ、と教えて頂きました。
事前に調べたルート(七人山の方)とは別ルートだったため、道迷いが不安でしたが、
その女性が私の後についてくればいいよ、と言って先に立って歩いて下さいました。
またまたかなりの速足でなかなかついて行けなかったのですが、
その方が鳴らす鈴の音が聞こえるので、進行方向がわかり、助かりました。
郡界尾根は、そうでなくとも、コクイ谷のような難しさはなく、
基本的に尾根筋に沿って歩くルートなので、山慣れしている方なら行けると思います。
教えて頂いた通り、目前に鎌ヶ岳が迫ってきて、眺望の楽しいルートでした。
一ぷく峠から茨谷の登山口までは激下りです。
かなりの急斜面を、鈴鹿スカイラインまで一気に駆け下ります。
予定外の周回ルートでしたが、結果から言えば大満足の尾根歩きでした。
前述の女性にお礼を言って別れましたが、後から考えるとなんだか彼女は
鈴鹿の深部にいる山の精か何かだったような気までしてきました(笑)
山での出会いは、有難いものですね。
下山後はヤマレコユーザーさんに人気の希望荘で温泉に入りました。
評判通り、温泉から四日市や伊勢湾が見下ろせる展望のお風呂でした。
次は、前述の山の精に教えて頂いた佐目峠、イブネ、クラシ方面を歩きたいなぁ。
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今回は他の方が登る時&自分が今後登る時の道筋の参考になるかと思い、写真を多めにupしました。
ここ2週間以内にコクイ谷を通るルートで雨乞岳に行かれた方たちの記録をつぶさに見て
とても参考にさせて頂きました。
また、当日、同じ時間帯にコクイ谷を歩かれていた方たちの存在も心強く感じました。
お世話になった方たちに、深く深く感謝します。
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