大菩薩連嶺縦走 富士山を背に好展望の稜線歩き♪

2021年11月28日(日) [日帰り]

• GPS: 10:15
• 距離: 27.2km
• 登り: 2,451m
• 下り: 1,558m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:51
• 休憩: 1:22
• 合計: 10:13

距離 27.2km 登り 2,451m 下り 1,573m

5:28 景徳院入口バス停
6:38 大鹿山・景徳院分岐
6:44 6:45 オッ立
6:49 6:50 曲り沢峠
7:36 滝子山・笹子駅分岐
7:39 7:40 鎮西ヶ池
7:47 7:59 滝子山
8:02 8:03 滝子山・三角点峰
8:07 鎮西ヶ池
8:16 アモウ沢乗越
8:47 8:58 大谷ヶ丸
9:07 9:08 米背負峠
9:19 天下石
9:51 9:55 ハマイバ丸
10:14 10:21 大蔵高丸
10:41 10:43 湯ノ沢峠
11:14 11:22 白谷ノ丸
11:34 11:41 黒岳
12:00 12:01 川胡桃沢ノ頭
12:25 12:26 牛奥ノ雁ヶ腹摺山
12:51 12:58 小金沢山
13:25 狼平
13:37 13:38 天狗棚山
13:47 石丸峠
13:56 熊沢山
14:12 14:20 大菩薩峠
14:27 14:29 親不知ノ頭
14:32 賽ノ河原
14:43 14:44 神部岩
14:51 14:52 雷岩
14:57 15:01 大菩薩嶺
15:07 雷岩
15:31 福ちゃん荘
15:40 上日川峠
15:41 ゴール地点

天候

ド・快晴☀

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

コース状況／危険箇所等

コース上の広葉樹はほとんど落葉していて落ち葉でフカフカなところがある。
（景徳院から滝子山までの登山道、滝子山〜米背負峠辺りまで）
フカフカで足には優しい反面、石や根っこなどが隠れているので注意が必要。
また広い尾根上の道ではトレースも落葉で覆われてわかりにくい所もある。その辺は木の幹などについている赤布を探せばなんとかなる。

コース上には霜がけっこう降りていて、気温があがると日向の霜が融けてその部分がやたら滑る。上りでは足がとられて進みにくいし、下手すると転倒します。
（今回、私は2回 (膝コケと尻もち) コケました。）

熊沢山から大菩薩峠までの道は方向としては尾根をまっすぐ下るだけなのだが踏み跡は不明瞭でよくわからない。進む方向を注意して見ると赤布があるのでそれをチェックしながら進んだが倒木も多く注意が必要。

その他周辺情報

下山後の温泉は　やまと天木目温泉　＠520円
露天風呂はクローズされていました。

写真

11/13 12:26

先々週の雲取山から見た大菩薩連嶺。今回はこの稜線を縦走してみようと思います。

11/28 5:10

前夜は甲州市営景徳院駐車場（無料）で車中泊。すごくきれいな温水便座トイレありがとうございます。この日は山麓でも氷点下。今回はふだんちゃんまが使っている雪山対応シュラフを使ったのでぐっすり眠れました。

11/28 5:29

登山道のとりつきがよくわからず適当に進んでみたが・・

11/28 5:32

ヤマレコアプリにルートロスを指摘されしばらく景徳院周辺をさまよってしまった・・（汗）

11/28 5:38

結局お寺の中を通りこの車道に出た

11/28 5:41

ここが登山口です。

11/28 5:59

落ち葉フカフカすぎ・・。下に地雷が隠されているような気がして落ちか着かない。

11/28 6:14

6時をだいぶ過ぎてようやく白んできた

11/28 6:37

景徳院から滝子山への登山道の様子はこんな感じです。

11/28 6:46

チェックポイント曲り沢峠

11/28 6:48

ここは笹子駅方面へ。分岐が多いんだけど滝子山の表示がなかなかで出てこなくて分岐のたびに方向確認しました。

11/28 6:51

杉の林になると落ち葉がなくて歩きやすい

11/28 7:02

少し歩くとせせらぎが聞こえてきて沢沿いを歩く

11/28 7:16

気温はー4℃くらいか。風はないけど動いてないと寒いです。

11/28 7:19

しばらく沢沿いを歩きます。

11/28 7:26

ここでやっと滝子山の表示が出た！

11/28 7:29

広い尾根道を進みます。

11/28 7:36

スタートして2時間以上経過。やっと登山道にも陽が当たり始めた。

11/28 7:39

滝子山頂上直下に小さな祠があったので山行の安全を祈念しました。

11/28 7:46

スタートから2時間20分で滝子山にとうちゃく

11/28 7:47

素晴らしい富士山。今回は最後まできれいな姿を見せてくれました。手前に見えるのは二百名山・三ツ峠山。ここもそのうち登ってみよう。

11/28 7:49

今回はじめてTG-6カメラオプションのテレコンバーターを使用して拡大してみた。それほどの劣化は感じずなかなかきれいで満足です。

11/28 7:48

八ヶ岳も稜線は白いですね〜。
南アルプスは木が邪魔してよく見えないのでこの先での眺望を期待しよう。

11/28 7:53

東京都心方面に目を向ければスカイツリーも見えた(^^♪

11/28 7:47

富士山を背にこれから縦走する大菩薩連嶺の峰々。

11/28 8:19

連峰最高峰の大菩薩嶺に向けて北進します。次のピーク大谷ヶ丸をめざす

11/28 8:21

いい天気。広葉樹はすっかり落葉している。もう冬ですね。
たぶんこの時間帯も稜線上は氷点下だったと思うが風はなかったので動いている分には寒さは感じなかった。

11/28 8:27

新緑や紅葉も素晴らしいと思うけど落葉した樹林帯も葉がない分明るいのできらいじゃないです。

11/28 8:41

この坂を登れば大谷ヶ丸。
この辺で今回はじめてカップルのハイカーとすれ違った。

11/28 8:47

大谷ヶ丸とうちゃく。ここはあまり眺望はありませんでした。

11/28 8:48

唯一、小枝の隙間から南アルプス白根三山が見えた。

11/28 9:03

次のピーク、ハマイバ丸へ。ルート上にはこんな霜柱が随所にあります。霜柱状態ならいいんだけどこれが融けると・・大苦戦。

11/28 9:15

気持ちがいい初冬の縦走路

11/28 9:22

開けたところに出た

11/28 9:24

ここまで歩いてきた縦走路を振り返ると最奥にはいつも富士山

11/28 9:28

奥秩父の国師ヶ岳・金峰山あたりを見ながら進む

11/28 9:29

南アルプス方面の眺望が開けた♪

11/28 9:30

白根三山。こうしてみると “しらね” とよばれる意味がよくわかります。甲府盆地から壁のようにそびえる姿は、富山湾からそびえる立山連峰を思い出させてくれます。
北岳〜間ノ岳〜農鳥岳。今年縦走しました。またいつか歩きたいなぁ

11/28 9:31

こっちは聖岳〜赤石岳〜悪沢岳でしょうか。
行けるのはさ来年になるかな。

11/28 9:31

白根三山と聖〜悪沢の間に白くチョコンと塩見岳ですね。
ここは来年行きたいところ。

11/28 9:43

開けた道を進む

11/28 9:45

振り返ると富士山

11/28 9:46

甲斐駒と鳳凰山も見え始めた

11/28 9:50

ハマイバ丸とうちゃく

11/28 9:50

ハマイバ丸からの富士山

11/28 9:56

先へ進む

11/28 9:59

八ヶ岳。
編〜権現〜阿弥〜赤〜横〜硫黄〜天狗まででしょうか。
来年はこの稜線を繋げて縦走したいですね。

11/28 10:00

この先の稜線。奥に見えるピークは黒岳かな

11/28 10:03

フェンスに囲まれた植生保護エリアを進む

11/28 10:15

大蔵高丸とうちゃく。

11/28 10:16

南アルプスが素晴らしい〜(^^♪
今まで見えていた峰々に甲斐駒、仙丈、鳳凰が加わり南アルプスオールスターズ完成。
南アルプスの連なる峰々をここまで揃えて一望したのははじめてかも。

11/28 10:19

この先のピークは黒岳〜小金沢岳・・と続く

11/28 10:19

その前にいったん湯ノ沢峠まで下る。
南アルプスと甲府盆地を見ながらの素敵な道

11/28 10:37

白く冠雪した八ヶ岳と金峰山、国師ヶ岳などの奥秩父の主峰群。
奥秩父の峰々は稜線まで樹林帯だからか冠雪しているようには見えないですね。

11/28 10:42

湯ノ沢峠を通過

11/28 10:57

湯ノ沢峠から黒岳までは標高差300m強の登り返し。登山道周辺の植生が少し変わって笹が出てきた。

11/28 11:15

黒岳の前に小ピーク？？の白谷ノ丸がありました。

11/28 11:17

白谷ノ丸は今回歩いた縦走路の主ピークではないようだが、すこぶる眺望の良い山でした(^^♪
何度もすみません。南アルプスオールスターズ(^^♪

11/28 11:19

南部のほうからズームしてみよう
聖〜赤石〜悪沢・・

11/28 11:19

塩見岳〜農鳥岳・・

11/28 11:19

農鳥岳〜間ノ岳〜北岳の白根三山

11/28 11:19

鳳凰山と甲斐駒。その後ろは仙丈だな。

11/28 11:20

甲斐駒の右奥に冠雪しているのは中央アルプスでしょうか?
いや御嶽山と乗鞍岳かも。

11/28 11:17

歩いてきた縦走路と富士山(^^♪
いや〜、ホント今日ここに来れてよかったです。

11/28 11:29

白谷ノ丸で眺望を堪能して先へ進む

11/28 11:34

黒岳とうちゃく。2000m近くまで標高を上げてきました。

11/28 11:51

黒岳をすぎていったんガツンと下ると笹原の縦走路

11/28 11:59

いい雰囲気です。

11/28 12:02

次のピークは日本一のお山

11/28 12:09

開けた所に出て右を見ると奥多摩の峰々

11/28 12:09

左を見ると南アルプス北部のスター峰
農鳥〜間ノ〜北〜仙丈〜甲斐駒で手前に鳳凰って感じかこの辺はほぼ完ぺきに同定できるようになったな。

11/28 12:09

日本一の山への登り・・

11/28 12:22

空が青い・・ピークは近いぞ

11/28 12:24

牛奥ノ鴈ヶ腹摺山（うしおくのがんがはらすりやま）到着！
日本一、名前が長い山です。

11/28 12:25

牛奥ノ・・山から振り返ると大菩薩連嶺の超えてきた峰々と富士山

11/28 12:29

日本一名前が長いお山はサクっと通過して先を急ぐ
フラットで歩きやすい笹原の道

11/28 12:42

振り返ると富士山と南アルプスがフレーム内に収まった

11/28 12:51

小金沢山とうちゃく

11/28 12:52

午後になり逆光気味になってきたけど富士山しっかり望めます。

11/28 12:52

東の方の見てみよう丹沢方面。センターが蛭ヶ岳かな？

11/28 12:54

東京都心の高層ビル群や目を凝らすとスカイツリーも見えた

11/28 12:54

富士山をズーム。
小金沢山からの景色でした。

11/28 13:08

小金沢山を過ぎると道の様子がまた変わって岩や根っこがむき出しの道になる

11/28 13:15

この辺は注意して進みました。

11/28 13:22

また笹原が広がる。

11/28 13:24

この辺が狼平というらしい

11/28 13:25

気持ちよく歩ける所です。

11/28 13:29

右をみれば中央に先週歩いた大岳山を含む奥多摩三山。
今日はホントによく見えるなぁ

11/28 13:33

眼下に大菩薩湖が見えてきた

11/28 13:36

先々週歩いた雲取山と石尾根。右にチラッと奥多摩湖も見える。
関東平野越しにうっすら見えるのは筑波山だね

11/28 13:37

天狗棚を過ぎると次のピークは熊沢山

11/28 13:48

熊沢山への登り。
昼前頃からこんな土の道に降りた霜が融けてホント滑るんです・・。

11/28 14:01

熊沢山から大菩薩峠への下り道が不明瞭でわかりにくかった。
倒木が道を塞ぎ進むのにちょっと難儀しました。

11/28 14:04

木の幹についている赤布をたよりに進む

11/28 14:08

熊沢山〜大菩薩峠。短い区間ですが今回の縦走でいちばん歩きにくかった所でした。

11/28 14:10

大菩薩峠の介山荘が見えてひと安心・・

11/28 14:12

大菩薩峠。介山荘でバッジを買い雷岩・大菩薩嶺へ

11/28 14:21

このエリアはたぶんお昼頃は人が多かったと思うが、この時間になると人もまばらでした。

11/28 14:27

振り返って介山荘のある大菩薩峠と下りで難儀した熊沢山

11/28 14:30

さぁ雷岩・大菩薩嶺まで最後の登り

11/28 14:50

雷岩から富士山と大菩薩湖

11/28 14:52

雷岩

11/28 14:57

雷岩から樹林帯の中を少し歩くと標柱が見えた

11/28 14:58

今回縦走の最終ピークで最高峰の大菩薩嶺とうちゃく！
周囲は木に囲まれ眺望はないので青空を入れてパシャ

11/28 15:06

山頂には長居せず下山します。
雷岩に戻り唐松尾根で上日川峠へ

11/28 15:09

富士山を見納め。今回は最後まできれいなお姿を拝ませていただきありがとうございます。

11/28 15:17

唐松尾根を下山中に鹿に遭遇

11/28 15:31

福ちゃん荘を過ぎると舗装された道に

11/28 15:40

上日川峠について終了〜
まだ15時台だけど黄昏感がいっぱい。

11/28 15:41

トイレ横にデポしたチャリで景徳院に戻ります。

11/28 16:03

上日川峠から景徳院までのライドの途中で。
下り基調で体力的には楽ちんライドだったのですが、あまりの寒さに難儀しました。特にハンドル・ブレーキを握る指先がチャリンコグローブだと全然保温効果がなくて最後は指先が冷え切って感覚がなくなるほど・・。とにかく無事に戻れてよかったです。

11/30 19:41

今回の縦走は楽しかったので、百名山・大菩薩嶺のほかに小金沢山と牛奥の鴈ヶ原摺山も買っちゃいました。

撮影機器：

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

感想

ほやん

先々週に行った雲取山で石尾根を歩いていて富士山の手前に見えた大菩薩連嶺のたおやかな稜線。大菩薩嶺は百名山だが自分の中での優先度はそれほど高くなく “まぁそのうちちゃんまとユルく行ければ・・”　程度に思っていた。しかし雲取山から見て　“あの稜線を繋いで歩けたら楽しいかも・・” という思いが高まった。大菩薩嶺は2000m以上あり決して低山ではないと思うが高山でもない。山では初冬となる11月末でも雪はなく普通に歩けるのでこの機会に行ってみることにしました。

順調に来れれば家から1時間半程度でスタート地点に行けるが、チャリをゴール地点にデポするのと早朝スタートもあり前夜移動の車中泊しました。4時半に起床すると外気温は麓の景徳院でもー2℃。サクっと湯を沸かして赤いきつねとカレーメシをお腹に流し込み準備をしてスタートする。

景徳院から登山道の取りつきがよくわからずお寺の周りをウロウロして時間をつぶしたがお寺の中を通り道路に出たところで登山道入口をみつけて登山開始。未明の登山道をヘッデン灯して進む。足元は落ち葉が足首辺りまで堆積していてフカフカ状態。こういう状態ってフカフカでいいんだけど、下に地雷がありそうで落ち着かないんだよな。今回のルートも奥多摩の時と同様に分岐が多く次から次にある。滝子山の表示が道標になかなか出てこないので分岐のたびに進行方向を確認して進む。沢沿いを歩いている時に温度計を見たら−3〜4℃だった。氷点下だけど風がないので動いていれば気温ほどの寒さは感じなかった。沢沿いの道から尾根にあがるとようやく登山道にも陽があたりはじめた。予報どおり今日はいい天気になりそうだ♪

陽が当たったところはもう滝子山の頂上直下で祠をすぎて少し歩くと滝子山山頂に着いた。期待通りの富士山の雄姿が拝めて感動。冠雪した八ヶ岳もきれいに見えた。南アルプスは木々に隠れてよく見えなかったが、これも縦走していればきれいに見えるだろう。

・・・ここまでの感想長すぎ。滝子山から大菩薩嶺までの縦走路は期待通りの大展望の景色を拝みながらの楽しいものでした。細かい感想は写真のコメントどおりですが、南アルプスオールスターズをこれほどきれいに見られたのは初めてかも。あらためて来年以降の南アルプス踏破の意欲を掻き立ててくれました。山だけじゃなく東京都心方面もきれいに見えて高層ビル群やスカイツリーも見えるほどの大展望にホントに来てよかったと思いました。

大菩薩嶺まで縦走して上日川峠に下山。デポしておいたチャリで景徳院駐車場に戻る。ほとんど下り基調の楽ちんライドのはずでしたが試練は最後の最後に待っていた。もう激寒なんです。いや身体は着込んでいたので耐えられるけどハンドル・ブレーキを握る手の指先がチャリンコグローブだと全然防寒できない。寒さ冷たさのあまり指先の感覚がなくなっていくようでブレーキ操作ができなくなるんじゃないかとの恐怖感すら感じました。途中一度停車して指先を温めてなんとか景徳院に戻ったときはホントに安堵しました。冬のダウンヒルはもっと温いグローブにしなきゃ・・と痛感しました。

今回は眺望の良さから写真撮りまくりで300枚近く撮りました。富士山やアルプスは似たような写真ばかりですが、そこはそれだけ良かったって事で・・・
似たような写真ばかりの拙いレコですが見ていただきありがとうございました。(^^