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Yamareco

記録ID: 4309356
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

〈南アルプス〉秘峰 離山

2022年05月18日(水) ~ 2022年05月19日(木)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
32:03
距離
20.0km
登り
2,811m
下り
2,806m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:22
休憩
3:17
合計
12:39
4:43
91
スタート地点
6:14
6:15
26
6:41
6:49
113
8:42
8:53
117
10:50
11:05
149
13:34
14:41
25
15:06
15:13
3
15:16
15:17
7
15:24
15:32
2
15:34
16:35
4
16:39
16:43
1
16:44
16:45
12
16:57
17:10
12
17:22
2日目
山行
6:30
休憩
1:24
合計
7:54
4:52
6
4:58
5:04
142
7:26
7:41
36
8:17
9:08
38
9:46
9:55
78
11:13
11:14
13
11:27
11:28
74
12:42
12:43
3
12:46
ゴール地点
天候 両日共に晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
甲府駅~御座石駐車場 車
コース状況/
危険箇所等
▼精進ヶ滝林道~石空川渓谷
廃道の林道で荒れている。崩落箇所を何度か越えて終点に着くとゲートを潜る。そのまま行き止まりまで進み、精進ヶ滝を間近で見たいならガードレールの矢印とトラロープに従うべし。
適当な尾根から右手(西)の谷を高巻いて下降路は尾根筋を選択。急斜面で藪を掴みながら降ると崖になり一箇所ロープを使った。

▼石空川渓谷~熊小屋
石空川から左岸を遡行。小さな滝や滑りやすい場所を通る。北沢と南沢の出合から尾根に取付いた。
尾根は地形図通りの斜度だが表記されていない岩がゴロゴロある。急ではあるが技術的に厳しくはない。
斜度が緩い笹尾根を登れば三角点のある熊小屋ピークへ。

▼熊小屋~離山(第5高点~第1高点)
不安定な痩せ尾根のアップダウンが続く。基礎的な登攀力と歩行技術が必要。藪が薄く登攀可能な弱点を見つけるルーファイ技術も必要。下降やトラバースが大変嫌らしく何度も懸垂下降を要した。
第5高点へは左手をトラバースして巻く。
大きく目立つ第4高点は直登し、下降は緊張するトラバースをして懸垂下降。
第3高点へは右手の巨大スラブを無視して左手をハイステップで越える。第2.3のコル側から登れそう。
第2高点へは右手を懸垂下降して巻いてから、目の前の壁のガバを掴み直登。
第1高点(離山本峰)へは特になし。頂上にある目印は見付けられず。ただし鹿の角を残置してしまった。

▼離山~2,700m台地~オベリスク
離山を下降するとミツクチ沢の20m滝があり、巻けば水は汲めそう。尾根へ進むとシャクナゲの藪漕ぎが大変。西側斜面が藪薄くオススメだが、尾根が広く藪漕ぎのせいで分かりづらい。
2,700mの台地は奇岩とハイマツの海。西側の岩伝いにハイマツを超えていくのが楽だった。
残雪は2,250m付近から。適度に緩んでいてツボ足可能。

▼オベリスク~鳳凰小屋~御座石鉱泉駐車場
良く整備されていてピンクテープやロープが張ってあり親切。とても気持ちいい登山路。残雪ありますがツボ足で事足りました。
その他周辺情報 ▼御座石鉱泉
バス停(運休)、トイレ、水場、無料駐車場、テント場がある。大きな旅館?は営業しておらず。
▼オベリスク
付近に地蔵や社が沢山あり。神聖な雰囲気を醸し出していて気持ちよく登れたものではない。クラック技術が必要で頂上からのクライムダウンは困難を極める。
▼鳳凰小屋
冬季小屋解放中。水は引かれている。管理人は不在中だった。
ザレトラバースが苦手なわかさん。
わ「ここ以上に悪い所は出てこないでしょ…」
あ「絶対そんな事ない😆」
2022年05月18日 06:06撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 6:06
ザレトラバースが苦手なわかさん。
わ「ここ以上に悪い所は出てこないでしょ…」
あ「絶対そんな事ない😆」
林道終点から矢印に従うと、
2022年05月18日 06:34撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 6:34
林道終点から矢印に従うと、
落差120mの精進ヶ滝がお出ます
2022年05月18日 06:42撮影 by  iPhone XR, Apple
1
5/18 6:42
落差120mの精進ヶ滝がお出ます
上にあるのが離山か〜
2022年05月18日 06:44撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 6:44
上にあるのが離山か〜
傾斜の緩い尾根を選んで滝を巻き巻き
2022年05月18日 07:00撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 7:00
傾斜の緩い尾根を選んで滝を巻き巻き
離山がチラリと。
緩めのふさふさ山に見えるが反対側は崖地形である。
2022年05月18日 07:21撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 7:21
離山がチラリと。
緩めのふさふさ山に見えるが反対側は崖地形である。
カタバミ。三つ葉で下向きに咲いてて可愛い
2022年05月18日 07:34撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 7:34
カタバミ。三つ葉で下向きに咲いてて可愛い
急峻な尾根でも藪を掴めるから安全と考えた
2022年05月18日 07:47撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 7:47
急峻な尾根でも藪を掴めるから安全と考えた
崖になってしまったので、懸垂する。
崖になってしまったので、懸垂する。
石空川渓谷に降り立った
2022年05月18日 08:51撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 8:51
石空川渓谷に降り立った
沢靴のわかさん本領発揮
2022年05月18日 08:53撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 8:53
沢靴のわかさん本領発揮
先ほど見た精進ヶ滝を上から見て立ちすくむ。
カエルでも登れないだろう。
2022年05月18日 08:45撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 8:45
先ほど見た精進ヶ滝を上から見て立ちすくむ。
カエルでも登れないだろう。
こんなツルツルなの登れる訳がないと思ったが、
わ「靴あればイケるっしょ〜」
2022年05月18日 09:06撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 9:06
こんなツルツルなの登れる訳がないと思ったが、
わ「靴あればイケるっしょ〜」
登れそうな尾根を探し出す
2022年05月18日 09:32撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 9:32
登れそうな尾根を探し出す
“尾根”に行く手筈が小さな谷が魅力的だった。
よじ登っていく(楽しんだもん勝ち)
2022年05月18日 09:36撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 9:36
“尾根”に行く手筈が小さな谷が魅力的だった。
よじ登っていく(楽しんだもん勝ち)
空荷で登ったりして、アスレチック。
2022年05月18日 09:46撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 9:46
空荷で登ったりして、アスレチック。
平地に出ると大量の空き瓶が。。
昔の人は何の為にこんな場所に来たのだろうか。
それにしても酒飲む為に瓶を担ぐのは重くて大変そうだ(持ち帰らないのは謎)
2022年05月18日 10:02撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 10:02
平地に出ると大量の空き瓶が。。
昔の人は何の為にこんな場所に来たのだろうか。
それにしても酒飲む為に瓶を担ぐのは重くて大変そうだ(持ち帰らないのは謎)
鹿の角ゲット〜
(離山の山頂に忘れてしまったので、シンボル化希望)
鹿の角ゲット〜
(離山の山頂に忘れてしまったので、シンボル化希望)
熊小屋というピーク。
熊笹が沢山あるからだろうか
2022年05月18日 10:50撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 10:50
熊小屋というピーク。
熊笹が沢山あるからだろうか
甲斐駒ヶ岳がとってもカッコいい!
2022年05月18日 11:15撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 11:15
甲斐駒ヶ岳がとってもカッコいい!
悪路をアクロバティックに、
2022年05月18日 11:28撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 11:28
悪路をアクロバティックに、
一時休戦で平和な世界へ
2022年05月18日 11:44撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 11:44
一時休戦で平和な世界へ
コミヤカタバミ
花って本物を見るより写真の方が綺麗に見える
2022年05月18日 11:52撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 11:52
コミヤカタバミ
花って本物を見るより写真の方が綺麗に見える
地形図ではザレ表記が北沢まで続いている場所。
北沢を遡行した場合、ここなら上がりやすいかも?
2022年05月18日 12:00撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 12:00
地形図ではザレ表記が北沢まで続いている場所。
北沢を遡行した場合、ここなら上がりやすいかも?
雪渓があると危険だからもっと遅い時期に遡行するのが賢明だとか
2022年05月18日 12:46撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 12:46
雪渓があると危険だからもっと遅い時期に遡行するのが賢明だとか
藪漕ぎ開始。
初めてのちゃんとした藪漕ぎは、辛くてすぐ飽きた。
2022年05月18日 12:48撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 12:48
藪漕ぎ開始。
初めてのちゃんとした藪漕ぎは、辛くてすぐ飽きた。
オウレン(たぶん)
Googleレンズ様々です。
2022年05月18日 13:20撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 13:20
オウレン(たぶん)
Googleレンズ様々です。
熊小屋が遠くに!
てか熊小屋ってピークの名前ややこしいんだわ!
2022年05月18日 13:29撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 13:29
熊小屋が遠くに!
てか熊小屋ってピークの名前ややこしいんだわ!
キュンキュンだわ❣️
赤石沢の壁が見れただけでも大収穫。
2022年05月18日 13:44撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 13:44
キュンキュンだわ❣️
赤石沢の壁が見れただけでも大収穫。
危険だけどジャンプすれば多分下りれる場所だったので、あんぱいに懸垂下降。
2022年05月18日 13:55撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 13:55
危険だけどジャンプすれば多分下りれる場所だったので、あんぱいに懸垂下降。
懸垂の準備をして貰っている中、キューティな唐松の新芽を撮る。
2022年05月18日 13:49撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 13:49
懸垂の準備をして貰っている中、キューティな唐松の新芽を撮る。
壁で「どうする?」と迷ったが、
2022年05月18日 14:14撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 14:14
壁で「どうする?」と迷ったが、
左手の嫌らしいトラバースで突破
左手の嫌らしいトラバースで突破
切れ落ちてる凄い所にいるわかさん
2022年05月18日 14:18撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 14:18
切れ落ちてる凄い所にいるわかさん
左の無名峰(2700m)の台地と右にある高嶺(2779m)
2022年05月18日 15:08撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 15:08
左の無名峰(2700m)の台地と右にある高嶺(2779m)
嫌らしいトラバースで、赤丸の木で懸垂下降
2022年05月18日 15:14撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 15:14
嫌らしいトラバースで、赤丸の木で懸垂下降
第4.5コル。
「もしかして詰んだ?」と恐る恐る近づいてみると左から行けた。
2022年05月18日 15:39撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 15:39
第4.5コル。
「もしかして詰んだ?」と恐る恐る近づいてみると左から行けた。
第3高点は裏から登るのが楽そう。
わかさんは登る気ゼロ!w
2022年05月18日 16:17撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 16:17
第3高点は裏から登るのが楽そう。
わかさんは登る気ゼロ!w
第3.4のコル。
目の前の花崗岩が脆く、自分らにはムリ。
2022年05月18日 16:22撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 16:22
第3.4のコル。
目の前の花崗岩が脆く、自分らにはムリ。
あ「ここ懸垂する?」
わ「当たり前でしょ💢」
あ「ここ懸垂する?」
わ「当たり前でしょ💢」
かなり下まで続いている穴。
スッポリと滑っていきたい願望が芽生える。
2022年05月18日 16:26撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 16:26
かなり下まで続いている穴。
スッポリと滑っていきたい願望が芽生える。
落ちたら大怪我
2022年05月18日 16:44撮影 by  iPhone XR, Apple
1
5/18 16:44
落ちたら大怪我
ここもガバだけど落ちれない
2022年05月18日 16:48撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 16:48
ここもガバだけど落ちれない
藪と岩登りに「もうよくね?」と感じたころ、
2022年05月18日 16:55撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 16:55
藪と岩登りに「もうよくね?」と感じたころ、
やっと綺麗な映える場所に出れてわかさんメンタル回復。
2022年05月18日 17:02撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 17:02
やっと綺麗な映える場所に出れてわかさんメンタル回復。
時間が遅いので先を急ぐ。
2022年05月18日 17:03撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 17:03
時間が遅いので先を急ぐ。
第2高点は花崗岩の開けた場所でとても綺麗
2022年05月18日 17:05撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 17:05
第2高点は花崗岩の開けた場所でとても綺麗
奇抜なオブジェとセット
2022年05月18日 17:11撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 17:11
奇抜なオブジェとセット
離山の山頂が寝床。
山頂でテント張るのは初めてだ
2022年05月18日 18:53撮影 by  iPhone XR, Apple
5/18 18:53
離山の山頂が寝床。
山頂でテント張るのは初めてだ
翌朝、赤面の甲斐駒さん
2022年05月19日 04:56撮影 by  iPhone XR, Apple
5/19 4:56
翌朝、赤面の甲斐駒さん
神々しく聳り立つ岩峰。
何故こんな地形が突如生成されているのだろう。
2022年05月19日 05:11撮影 by  iPhone XR, Apple
5/19 5:11
神々しく聳り立つ岩峰。
何故こんな地形が突如生成されているのだろう。
近くの滝も威圧感パない。
巻けば水は汲めそうだ。
2022年05月19日 05:18撮影 by  iPhone XR, Apple
1
5/19 5:18
近くの滝も威圧感パない。
巻けば水は汲めそうだ。
高い場所で腰が引けるわかさん。
周りをウロチョロすると怒られてしまう。
2022年05月19日 05:21撮影 by  iPhone XR, Apple
5/19 5:21
高い場所で腰が引けるわかさん。
周りをウロチョロすると怒られてしまう。
残雪。
藪か残雪か選んで進む
2022年05月19日 05:29撮影 by  iPhone XR, Apple
5/19 5:29
残雪。
藪か残雪か選んで進む
おお、仙丈!
2022年05月19日 06:27撮影 by  iPhone XR, Apple
5/19 6:27
おお、仙丈!
岩とハイマツで埋め尽くされている台地。
ハイマツクッションがあるのでボルダリングし放題だ。
2022年05月19日 07:25撮影 by  iPhone XR, Apple
5/19 7:25
岩とハイマツで埋め尽くされている台地。
ハイマツクッションがあるのでボルダリングし放題だ。
オベリスクと撮ってもらった
オベリスクと撮ってもらった
ここのハイマツは深いので岩をピョンピョン
2022年05月19日 07:14撮影 by  iPhone XR, Apple
5/19 7:14
ここのハイマツは深いので岩をピョンピョン
ただし、わか先生は無駄なジャンプとかしない冷静さを兼ね備えている。
2022年05月19日 07:16撮影 by  iPhone XR, Apple
5/19 7:16
ただし、わか先生は無駄なジャンプとかしない冷静さを兼ね備えている。
映える景色で晴れてくれて良かった。
2022年05月19日 07:17撮影 by  iPhone XR, Apple
5/19 7:17
映える景色で晴れてくれて良かった。
オベリスク。
登るつもりだ。
2022年05月19日 07:42撮影 by  iPhone XR, Apple
5/19 7:42
オベリスク。
登るつもりだ。
その前にここ登ります。とても暑いんだ。
2022年05月19日 07:49撮影 by  iPhone XR, Apple
5/19 7:49
その前にここ登ります。とても暑いんだ。
ボルダリング台地からオベリスクへと伸びる稜線
2022年05月19日 08:20撮影 by  iPhone XR, Apple
5/19 8:20
ボルダリング台地からオベリスクへと伸びる稜線
オベリスクの反対側。クラック。
2022年05月19日 08:18撮影 by  iPhone XR, Apple
5/19 8:18
オベリスクの反対側。クラック。
かっちょいい北岳さんをバックに
かっちょいい北岳さんをバックに
仙丈ヶ岳→アサヨ峰→甲斐駒ヶ岳
2022年05月19日 08:21撮影 by  iPhone XR, Apple
5/19 8:21
仙丈ヶ岳→アサヨ峰→甲斐駒ヶ岳
オベリスク(カム持参)は日和ってやめた。
オベリスク(カム持参)は日和ってやめた。
ワイドクラックを教えてくれるわかさん。
でも膝めっちゃ痛いよ?って感じ。
2022年05月19日 08:40撮影 by  iPhone XR, Apple
5/19 8:40
ワイドクラックを教えてくれるわかさん。
でも膝めっちゃ痛いよ?って感じ。
お地蔵さんが沢山いる。
わかさん「オベリスクってお地蔵さんの元締めっぽいから登らない方が良いよ!」
2022年05月19日 09:09撮影 by  iPhone XR, Apple
5/19 9:09
お地蔵さんが沢山いる。
わかさん「オベリスクってお地蔵さんの元締めっぽいから登らない方が良いよ!」
撮ってもらった
あそこの尾根も凄い楽しそうだ!(取付ヤバめ)
New Word→柱状節理
2022年05月19日 09:33撮影 by  iPhone XR, Apple
5/19 9:33
あそこの尾根も凄い楽しそうだ!(取付ヤバめ)
New Word→柱状節理
石空川中尾根(勝手に命名)の藪や取付も大変そう
2022年05月19日 11:01撮影 by  iPhone XR, Apple
5/19 11:01
石空川中尾根(勝手に命名)の藪や取付も大変そう

装備

個人装備
アイゼン(軽アイゼンで良さげ) 泥斜面用ピッケル(使わず) ザイル(30m) 登攀具

感想

あさりと一緒に1泊2日で南アルプスの離山へ。
長く険しい道のりだったけど山頂はとても美しい場所でした😍

詳細記録↓
https://bigislandyamaguide.com/2022/05/18/hanareyama/

どこに行こうか悩んでいると、わかさんから離山の提案が。聞いた事もない山だが、地形図を眺めてみると「なんだこれ」である。記録を見ても数件ヒットするのみで登山大系にさえ載っていない。とても気になる。今回は頼りになるパートナーがいるので行くっきゃない!

■ Day 1
しばらく林道を歩く。綺麗な花(ツツジしか分からない)や鳥の囀りが騒がしい。鳥は朝食タイムに良く鳴くらしいやら、食べれそうな野草や花などを教えて貰う。わかさんは何でも答えてくれるので調子に乗って浅い事を沢山聞いてしまう。
林道終点から滝を見に行く。精進ヶ滝の迫力はさる事ながら、登っている人がいるって事が驚きだ。未知の世界過ぎて、“怖い”と感じて、登りたい欲は出ない。
登れそうな適当な尾根を詰めて滝を巻く。今回は滝や渓相を近くで見てみたいと考えて石空川渓谷に寄り道するルートにした。他の人のレポでは谷を下っているのを見かけたが、やっぱり尾根でしょ!って事で藪を掴んでずんずん下る。崖にぶち当たり懸垂下降で石空川渓谷へ。白くて明るい渓谷とブルーとナメ、新緑のフルコンボ。登山靴でツルツル滑りながら精進ヶ滝の落ち口を覗き込むと足がすくんだ。やっぱりこれを登るやつはぶっ飛んでいる。是非酒を飲んで何度死ぬ思いをしたか聞いてみたい。
裸足になる覚悟だったが、登山靴のまま渡渉し、適当な尾根を詰める。地形図のイメージとは遠いゴツゴツした斜面を登るが、谷地形の大岩ゾーンが楽しそうで誘われた。空荷で登ったり浮石を押さえ付けてよじ登っていると、すぐに緩やかな地形へ。以降熊小屋(1898m)まで藪のない緩やかな尾根が続いた。
熊小屋から悪路の小ピークを越えると、平和な熊笹ゾーンでハイキングを楽しんでいると道は痩せていき藪に絡まれた。サクサク進むわかさんに藪漕ぎのコツを聞いた気がするが忘れた。それと単独だと踏み跡(獣道)を信じすぎる所以があるが、わか先生から「踏み跡は信用するな」と有難い言葉を貰った。なので迷ったら直登だ。
離山に近づくにつれ険しくなり、魔境みが増していく。壁が立ちはだかると「そっちは行けるか」と弱点を探して先に進む。クライムダウンが厳しいと感じたら素直に懸垂下降をした。途中ポッカリと口を開けている穴に夢中になりクライムダウンしようとしたら「いやいやここは懸垂でしょ!」と叱られた。
第2高点は展望が良く花崗岩の白い斜面と芸術的なオブジェクトが多数あり、綺麗な景色不足だったわかさんのメンタルが回復し、そのまま離山へ。頂上もロケーションぐっどで楽園そのもの。明日歩く稜線を眼下に、赤く染まる山々に囲まれて飯食ってビール飲んで寝た。

■Day 2
足の指が痛い。表面を見て触っても何もないので無視する。下山してから指の間に圧死したマダニを発見。死しても齧り付く根性はとても漢気に溢れている。生きていれば塩漬けの刑だが…。医者から“切開”を言い渡され登山禁止を宣告されたのは後日談。
赤く焼けた甲斐駒ヶ岳を右手に、振り返れば離山の岩峰群が美しい。ミツクチ沢の源頭部に突如現れる白い50mはある禍々しい岩峰と30mほどの滝。この辺り一帯は特に別世界だ。また来たい。
標高を上げるにつれシャクナゲが濃くなる。わかさんは藪の弱点を探すのが上手く華麗に避けていく。それが2,700mの台地まで続く。自分には藪と戯れるメンタルが必要だ。
オベリスクを登る気満々だったのでカムを借りて持ってきていた。しかし近づくにつれて(あんなの登れないだろう!)と萎縮。カムもクラックも初めて触れるので、教えて貰うが出来る気がこれっぽっちもないので諦めた。オベリスク基部でゆっくりして鳳凰小屋から駐車場へ帰還。

登山者とは誰一人会わず、目印等ほぼなく獣道に感謝する山行は新鮮で楽しかった。余韻が長く残る良い経験になりました。


【最後に】
『離山』はなんて読むのかイマイチ分かっていません。
自分は“はなれやま”派です。

https://bigislandyamaguide.com/2022/05/18/hanareyama/
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