常念岳 大天井岳 燕岳
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- GPS
- 22:17
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 2,990m
- 下り
- 2,393m
コースタイム
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 3:13
- 合計
- 9:49
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 7:51
- 山行
- 3:00
- 休憩
- 4:16
- 合計
- 7:16
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪は殆ど無し通常状態 |
その他周辺情報 | 登山後 ファインビュー室山にて入浴 |
写真
感想
待望の北アルプス縦走。といっても玄関口ですがとても良い経験になりました。いつものように三脚、一眼、テント装備とバルトロ75がパンパンで重たいです。自覚するのが怖いので重さは計っていません(笑)
今回のコースは一ノ沢から常念岳に向かい、常念小屋でテン泊。大天井岳を経て燕岳の燕山荘でテン泊、中房温泉に下山。車2台で行き、それぞれの登山口に置いておくという方法をとりました。2泊3日の日程。ここでもう既に反省点ですが、三股から蝶ヶ岳、常念岳という行程にしておけばよかったと大天井岳へ行く途中歩きながら考えていました。
<一ノ沢から常念岳まで>
一ノ沢登山口から胸突八丁まではそれほどきつい登りではありませんが、そこから先は急登で、第二ベンチの休憩でウダウダ状態になり休憩時間を2度も延期する事態となりました。この日は天気予報では曇りでしたが、山の天気は変わりやすいという言葉を信じて少しでも晴れ間がでればいいという気持ちで挑みました。やはり時々は晴れ間が出た時に、すかさず撮影を行っています。写真を見られる方は言う程に天気が悪くないじゃんと思うかもしれませんが、晴れ間に積極的に撮影をしているからであります。
ようやく常念乗越に到着した時には一部青空が出迎えてくれました。テントを張り昼食後に頂上アタックです。我々は、手前にみえるピークが頂上だと思い急登に耐えていましたが本当の頂上はさらにその上にあり、そんなに甘くないということを実感しました。頂上の祠は写真で見る限り石造だと思っていたのですが、実物を見てビックリ木造でした。
私の本来の目的である星の写真は、残念ながら夜間の曇り空で撮影することはできませんでした。もしかしたらチャンスがあったかも知れなかったのですが私が確認したときには曇り空でダメでした。翌日は早朝、雲間からのご来光と雲海、槍ヶ岳が朝日に染まる風景をみることがてきました。これだけでもここにテン泊してよかったと思えます。
<常念岳から大天井岳まで>
2日目。楽しみにしていた稜線歩きで大天井岳から燕岳へと向かいます。大天井岳への途中に横通岳があり、名前のとおり素通りするものと思っていましたが、ちゃんと頂上があるようです。だったら行くしかないでしょう。弟も行きたいとのことなので登頂。
ところで、横通岳もそうですが大天井岳への道もアップダウンがあり思っていたほど平坦ではありません。もう少し行けば理想の稜線歩きができるのでしょうか?そう思い大天井岳へ。大天井岳は標高2922メートルあと少して3000メートルなんですね。ただ、大天荘からわずかな時間で登頂できることから安易に頂上へたどり着けると思い込んでおり近くにみえるピークを山頂だと勘違いすること5回位。何度騙されたことでしょう。(高度を見ればまだまだ登らなくてはならないのは明白ですね。悪いのはのは我々ですが・・・。)
ようやく大天荘に到着し、最初の計画では重いザックをデポして大天井岳へ登頂する予定でしたが、地図を見ると頂上から燕岳方面へ行けそうです。弟と相談しデポせず登頂することに。頂上から燕岳方面への踏み跡はあるようですが、とても急斜面で滑り落ちそうだし、その先もみえないことから諦めて大天荘へ戻りました。大天荘では私が無性にコーラを飲みたくなりゲット。これが後々、我々に素晴らしい効果をもたらしてくれることになります。
<大天井岳から燕岳へ>
いよいよ燕岳へ向けてスタート。長い下りを降りて行きます。これが大天井岳手前の急登のことかと反対側から登ってくる人の苦しそうな表情で良く分かります。昨年燕岳へ登った時には気軽に大天井岳まで行ってみようと思った自分が怖くなりました。あの時は夜間に星の写真を撮ることを優先して体力の温存に努めたのが功を奏し間違いをおかさずに済みましたね。
それから切り通し岩にある喜作レリーフを見て蛙岩を経由し燕山荘へ。この辺りは私の理想としていた稜線歩きに近く思いザックの肩パッドが肩に食い込む痛さも忘れるくらい(忘れませんけどね)良い気分で歩くことができました。時折ある急登も大天荘でのコーラパワー(この時に命名)で一気に登ることができました。「コーラパワーが切れたかも」と弱気な発言をする弟に「切れたと思ったら負けだ、まだまだ切れていない」と半ば自分に言い聞かせながら叱咤激励し乗り切りました。
燕山荘に到着し2泊目のテント設営の時にはコーラパワーも切れ何をするにも息切れを起こすほど消耗しきっていました。もしかすると、コーラパワーが切れたあとは、廃人のようになってしまうのかも。使いどころを間違えないようにしないといけませんね。
<テント撤収と帰路>
3日目早朝は霧でご来光はお預け。ただ、だんだんと霧が解消する場面もあり、半分雲がかかったお馴染みの燕岳を見ることができました。
燕岳と昨年8月にはパスした北燕岳にも足を延ばしてみました。北燕岳の山頂はとても控えめな標識なので見逃して行き過ぎてしまいました。登山道が途切れて前進できなくなり戻ってみると足元に可愛らしい標識がありました。
のんびり朝食を取り、ゆっくりテントを撤収し下山前に燕山荘でケーキセットをいただきました。一度やってみたかったんですよね。
合戦小屋では名物のスイカの販売が始まっており、下りですが頂くこととしました。よく冷えており甘くてジューシーでした。
今回の山行ではこれまで利用していなかった山小屋での物販を自分としては積極的に利用してみました。今後も上手に活用できればより充実した登山ができるものと思います。特にコーラなどは、怪しい効能がありロールプレイングゲームのお店でアイテムをゲットするのに似ているようにも思えます。
最終日の朝食時には既に次の山行の作戦会議を行いました。次は8月の予定、今から楽しみです。
特にお天気に恵まれた常念から大天井岳の縦走は羨ましかったです。
私も槍や穂高の大展望見に行きたくなりました。
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