農鳥岳〜笹山周回


- GPS
- 20:58
- 距離
- 31.9km
- 登り
- 3,587m
- 下り
- 3,601m
コースタイム
- 山行
- 9:24
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 11:41
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 9:06
天候 | 雨だったり曇りだったり。たまに晴れたかも。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜大門沢小屋 大門沢下部の渡渉点や沢沿いの登山道は意外とわかりにくい。暗いとロストするかも。もともと沢の水量は多そうだが、増水時は注意。 大門沢小屋〜下降点 急登。 下降点〜農鳥小屋 この時期はお花畑。道はわかりやすいがガスってるときは注意。農鳥岳〜西農鳥岳のトラバース道はバランス崩すと危ないよ。 農鳥小屋 トイレットペーパーは持参してね。 下降点〜広河内岳 一般登山道。 広河内岳〜白河内岳 登山道明瞭だが、ペンキマークが薄くなっているので濃霧時は注意。特にゴーロ帯はペンキマークを見落とさないように。 白河内岳〜笹山 ペンキマークが新しく、数も多い。樹林帯も一般登山道並。 笹山〜奈良田湖 急坂。笹山直下は道幅も狭く、ストックが邪魔なくらいだったが、登山道明瞭、ピンクテープ多数、間違えそうなところにはトラロープと、迷うような要素はほぼない。水場へのトラバース道も途中踏み跡薄いがピンクテープが豊富なので、現状迷うことはない。 |
写真
感想
二度とやらない、と。テン泊装備で奈良田湖から大門沢〜農鳥小屋を一気に登るとか。
4年前に白峰三山縦走で行って、もう一度訪れたいと思っていた農鳥岳。農鳥小屋テント場のロケーションも良く、テント泊したいなぁ、と。地図見たら、あれまぁ、奈良田湖から周回できるでないの。調べたら、大門沢下降点〜笹山〜奈良田湖は破線ルートだが、登山道はかなりしっかり整備されているらしい。そんなわけで行ってきた。
しかし、大門沢の登り。なんだろう、このコース。以前下った時も相当疲れたが、登りも過酷。まず舗装路歩きが長い。んで、雨上がりということもあり、渡渉点が増水中〜。少し上流で渡り、登山道に復帰するために下る。標高差でほんの5〜10mほどなのだが、こーゆーのは意外と疲れる。そして沢に沿う登山道は緩やかに登っていくのだが、この緩やかな登りの距離が長く、エンジンがかかる前に疲れてしまった。そして大門沢小屋から上は急登。地獄でした。物凄く時間が掛かった気がする。
下降点からは稜線に上がったこともあり、ガスってはいたが少しテンションが上がる。この時期は稜線上あちこちお花畑で、景色は見えなくとも楽しめる。農鳥岳〜西農鳥岳のトラバース道は意外と気を使う。岩をよじ登って乗り越そうとしたときに、ヘロヘロだったためかバランスを崩し後ろでんぐり返しで一回転してしまったが、ザックがクッションになったのと、上手いこと登山道上で転がったため特に怪我もなく無事でよかった。もし登山道から外れてたら崖ではないけど、ガレたかなりの急斜面だったので、どこまで転がっていたことか。直後に反対側から二人組がきたが、濃霧で見えなかったみたいだし、赤っ恥かかずに済んだ。いやまあ、もし斜面に転がってたら見られてた方が良いのか。
テント場は最終的に20張くらいだったか。小屋もなかなか賑わっていたようだ。農鳥小屋のオヤジも小屋泊の人達に囲まれて機嫌良さそうだった。
翌朝、2:30頃で気温5℃くらい。思ってたより冷えたかな。どんどん風が強くなり、出発〜広河内岳をすぎたあたりまで濃霧で暴風。レインウェアの上着を着てザックカバーをしないと結構濡れるほど。気温も相変わらず5℃くらいだったので、レインウェアを着てて丁度良いくらいだった。広河内岳を過ぎるとガスが取れていき、高曇りで相変わらず強風だが景色が見えるようになりテンションアップ。富士山も見えた。広河内岳〜笹山の稜線は素晴らしく、度々立ち止まって写真撮りまくり。アップダウンも少なめ。いや、あるけどね。比較的ね。笹山へは一旦樹林帯へ大きく下り、急登を登り返して再び森林限界を越えると笹山北峰(黒河内岳)、展望が良い。周りの山の山頂はガスってたけど。また下って樹林帯に入り、またまた急登を登り返すと、今度は森林限界を越える前に笹山南峰。こちらの山頂部は広く、ビバーク跡多数。展望はあまりない。
笹山からは激下りだが、大門沢コースより歩きやすい気がした。ちゃんと整備されている登山道。途中の水場は結構アテにできそう。そのまま飲めそうだけど、ゴミが入りそうだから浄水器とかあるといいかもね。
下り終盤は植林帯を激下り。手摺があるのだが、それが永遠とも思えるほど下の方までずーーーーっと続いてる。永遠が永遠ではないと悟った頃にやっと手摺区間終了、程なく奈良田湖。
今回は初日がとにかくキツかったが、高山のお花畑が見られたのと、4年前に行きたいと思った大門沢下降点の先の稜線を歩け、更に天気的に諦めていた稜線の展望も拝めたので満足のいく山行となった。
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