御嶽山トレッキング(チャオ御岳スノーリゾートin/濁河温泉out)
- GPS
- 08:54
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,618m
- 下り
- 1,666m
コースタイム
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 4:51
- 合計
- 12:43
天候 | 小雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
当日朝、ヤマトモと車2台を活かし、岐阜県下呂市の濁河温泉へ2台で乗りつけ、1台で長野県王滝町のチャオ御岳スノーリゾートへ向かい、登山開始。下山後は濁河温泉からチャオ御岳スノーリゾートまで乗りつけて、車を回収♪ |
コース状況/ 危険箇所等 |
【チャオ御岳スノーリゾート駐車場〜ゴンドラフライングチャオの山頂駅】 旧ゲレンデ沿いの緩斜面。山と高原地図(ヤマプラ)のルートはいい加減で、ヤマレコMapのみんなの足跡が正確。(ヤマプラで作ったルートを取り込んだヤマレコMapから頻繁にルート外れ案内が出てしまう) 【山頂駅〜継子岳〜五の池小屋】 急勾配が多い本格的な登山道。道中一箇所雪渓があるが、高巻きで通過可能。継子岳山頂部は尖った岩が天を衝くようにたくさんあり、ガレているため通行注意。 【五の池小屋〜二ノ池〜御嶽山(剣ヶ峰)】 アップダウンが多い。摩利支天乗越を経由する場合は急勾配の登り下りがある。 【五の池小屋〜濁河温泉】 勾配は急だが、一般的な登山道。登山口(下山口)に近づくにつれ、濡れた木道があるため、転倒注意。 |
その他周辺情報 | 下山後、19時半札止め、20時終了のけやきの湯に、ギリギリ間に合って入浴できました。 |
写真
感想
3年前(2019年)の夏、百名山完登を間近に控えた北アルプスのソロ大縦走の際、太郎平小屋で意気投合したヤマトモと、96座目となる黒部五郎岳を一緒に登頂しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1985923.html
その後、そのヤマトモはタイに赴任してしまい、Facebookつながりだけでしたが、今春に帰国。そして3年越しでの同伴登山が実現しました!なんとまぁ、ミラクル。
当初は甲斐駒を目指していましたが、甲斐駒は天候が思わしくなく、直前で晴れそうな御嶽山へ行き先変更!金曜に私は終日年休、ヤマトモは午後休を取り、満を持して東京を離れ、木曽路へ!
ヤマトモとは中央道双葉SAで待合せし、まずは3年ぶりの再会(笑)。今回は車が2台あるので、私が先導し、伊那ICで下りて、まずは伊那谷越しの南アルプス絶景が見渡せる「みはらしの湯」へ立ち寄り。甲斐駒や鋸岳などが一望できました。あと露天風呂からは端正な形の蓼科山もスッキリ!その代わり、露天風呂はアブだかブヨだかがブンブン飛んでて、入山前から見事に刺されました(涙)。
そのまま伊那谷を進み、車中泊拠点となる道の駅 日義木曽駒高原へ!到着するや否や、歓迎されるかのように花火が打ち上がります!そう、たまたま地元の花火大会(水無神社例大祭 みこしまくり・花火大会)だったようで、なんとも幸先よいスタートです。
一晩明け、最後のコンビニでお茶漬けを食し、一路、岐阜県側の濁河温泉登山口へ。ここに車1台をデポし、もう1台で引き返す形で長野県側のチャオ御岳スノーリゾート(廃業)の登山口へ。青空も見えてて、誰もいない中で、満を持して登山開始!
スキー場ゲレンデ越しにハイクアップしていくと、早速ヤナギランやオトギリソウなど、色とりどりの花が咲いています。45分ほどでゴンドラフライングチャオの山頂駅に到達すると、ソロハイカーが猛スピードで追い抜いて行かれました。彼とはこの後、五の池小屋で2度もお会いすることになります(笑)。
予報では午前中は曇り、午後から晴れでしたが、進めば進むほど雲が多くなり、2450m付近の雪渓が現れる頃には、ついに小雨が降り始めます・・・。継子岳山頂直下で、(レインウェアを忘れたため)防水ではない防寒着を着込み、雨の中で元気をくれるコマクサを横目に、先を進みます。
入山から3時間半で、五の池小屋へ到達し、まずはここで暖を取ります。暖炉もあり、10時からはホット飲料の提供も始まり、すっかり根付きます(笑)。皆さん、ここで雨宿りをしており、ここで色々な方々と色々な話をしました。先程高速で私達を追い抜いていったソロ男性は、あまり長く滞在せず、小雨の中でも御嶽山頂へ旅立って行きました。逆に、岐阜から来られた男性2名は、2時間近く滞在しつつも、結局失意の中、濁河温泉へ下山していきました。悲喜こもごも、色々なハイカーがいる中、私どもは天候回復を信じて待つこと3時間15分。幾分小降りになり、リスタートを決意。で、外に出ると、例の高速ソロ男性がはや下山してきました。「山頂は晴れてて半袖でも暑かった。ここ(五の池小屋)に来たら、再び天気が悪くなった」と。そのセリフを聞き、私どもも遅ればせながら晴れている御嶽山へ向かう決意が整いました〜♪。
リスタート直後は視界が利きませんでしたが、早々に霧が晴れ、暑くなってきて、上着を脱ぎます。ミヤマキンバイやイワギキョウも咲き始め、登山道は彩り豊かに。そして、二ノ池ヒュッテ辺りで、ついに雲を突き抜け、上空に青空が!待ってましたぁ〜!
その後、再び曇ってきましたが、リスタートから1時間、入山から4時間半で、御嶽山へ登頂を果たします。2018年以来、自身2度目となります。前回は、噴火後4年ぶりに登山道が2週間だけ解禁されたその最終日に訪れており、快晴無風・紅葉絶好調のThe Dayでした。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1612060.html
晴れ予報を信じ、山頂へ1時間ほど滞在するうちに、遠望こそないものの、青空が見え隠れし、なんとか眼下の一ノ池、二ノ池が見渡せました〜!また、山頂では先月100度目の登頂をされたという山伏さんの話を聞くこともでき、木曽アンパンを含め、思い出深い登頂となりました。
下山は五の池小屋までは往路を辿ります。二ノ池ヒュッテの辺りだけ、往路と違うルートで下りると、なんとライチョウが!御嶽山のライチョウは個体数がものすごく少ないと目され、とってもラッキー!しかも子連れで5,6羽いましたね。
サイノ河原経由で、サイノ河原避難小屋(白竜教会)まで達すると、眼下には三ノ池がドーンと出現!その奥にはたまに雲から見え隠れする乗鞍岳も!そして、摩利支天乗越まで進むと色々とミラクルが!
まずは遠望!これまでほとんど望めなかった光景が見え始めます。雲海の先に乗鞍岳、笠ヶ岳、白山。高峰だけが雲から飛び抜けてます。四ノ池、五ノ池(&五の池小屋)に加え、雨天時に越えてきた継子岳もスッキリと!これから下る濁河温泉までの登山道も!そして溢れんばかりの雲海。圧巻という表現が一番だと思います。
そしてブロッケン現象!私は5,6度目だと思いますが、ヤマトモは初めてだったようで、興奮してました!(私も初めて白馬の杓子岳で見た時は、興奮しました!)
その後、五の池小屋まで下り、登頂報告を済ませ、濁河温泉まで下山します!摩利支天乗越から見えていた雲海の下に突っ込む形となるため、樹林帯は幻想的な霧掛かった光景が続きます。ちょうど暑さ対策ともなり、下山時のこうした気候は大歓迎ですね〜♪。
五の池小屋滞在3時間15分、山頂滞在1時間を経て得られた青空の御嶽山、そしてライチョウやブロッケン現象。終わってみれば、楽しみ要素盛りだくさんの山行となりました。首掛け扇風機を一度も使えなかったことが、唯一の心残りとなりました〜(笑)。
Day2:小秀山へ続く)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4515402.html
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