立山三山・奥大日岳

2022年08月10日(水) ~ 2022年08月12日(金)

• GPS: 18:25
• 距離: 37.2km
• 登り: 2,477m
• 下り: 2,503m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:09
• 休憩: 0:46
• 合計: 6:55

距離 12.7km 登り 462m 下り 632m

9:03 室堂
9:05 ホテル立山
9:12 9:14 みくりが池
9:16 9:18 みくりが池温泉
9:32 雷鳥荘
9:37 雷鳥沢ヒュッテ
12:00 12:01 雷鳥沢キャンプ場
12:07 12:08 浄土橋
13:15 13:36 立山室堂山荘
13:51 13:59 室堂
13:59 14:00 ホテル立山
14:28 14:31 天狗平山荘
15:09 ホテル立山
15:19 立山室堂山荘
15:30 みくりが池温泉
15:40 15:41 雷鳥荘
15:45 15:50 雷鳥沢ヒュッテ
15:52 15:53 ロッジ立山連峰
15:58 雷鳥沢キャンプ場

2日目

• 山行: 7:18
• 休憩: 2:09
• 合計: 9:27

距離 14.9km 登り 1,376m 下り 1,372m

5:08 雷鳥沢キャンプ場
5:11 5:18 浄土橋
6:46 7:08 剱御前小舎
7:38 7:42 剱御前小舎
8:15 8:16 別山南峰
8:28 8:36 別山北峰
8:44 8:47 別山南峰
9:30 9:31 真砂岳
10:04 10:19 富士ノ折立
10:31 大汝休憩所
10:34 10:51 立山
10:51 大汝休憩所
10:53 立山
11:08 11:36 雄山
12:08 12:11 一の越山荘
12:35 12:43 浄土山南峰
12:51 12:52 浄土山
13:48 立山室堂山荘
14:00 みくりが池
14:03 14:14 みくりが池温泉
14:25 雷鳥荘
14:30 雷鳥沢ヒュッテ
14:35 雷鳥沢キャンプ場

3日目

• 山行: 5:46
• 休憩: 1:13
• 合計: 6:59

距離 9.7km 登り 731m 下り 566m

5:27 雷鳥沢キャンプ場
5:52 新室堂乗越
6:06 6:07 室堂乗越
6:42 6:44 ２５１１ｍピーク
6:51 カガミ谷乗越
7:05 奥大日岳
7:19 奥大日岳三角点
8:06 8:07 奥大日岳
8:24 カガミ谷乗越
8:31 ２５１１ｍピーク
8:56 室堂乗越
9:08 新室堂乗越
9:24 浄土橋
10:43 10:44 雷鳥沢ヒュッテ
10:52 雷鳥荘
11:05 12:11 みくりが池温泉
12:14 みくりが池
12:24 12:26 ホテル立山
12:26 ゴール地点

天候

8/10 曇り・風(雷鳥平・室堂平・天狗平)
8/11 曇り・雨(雷鳥坂〜別山乗越)→曇り・風(別山乗越〜別山〜真砂岳)→晴れ(真砂岳〜立山〜浄土山〜雷鳥平)
8/12 曇り(雷鳥沢〜奥大日岳 )→雨(奥大日岳〜雷鳥平)→曇り(雷鳥平〜室堂平)

アクセス

利用交通機関：

バス

往路 前日21:50発の夜行バス(阪急バス)で富山駅まで、当日6:30に富山駅から室堂への直行バス(富山地鉄)に乗車、9:00前に室堂バスターミナルに到着
※直行バスは往復割引ありで、アルペンルート(地鉄＋ケーブル＋高原バス)よりも安価でした。
復路 富山地鉄の直行バス（室堂14:30→富山駅17:00）で富山駅へ、富山駅からJR新幹線・特急

コース状況／危険箇所等

8/10 室堂散策・天狗平散策
・概ね遊歩道整備コース、玉殿岩屋まではやや歩きにくい箇所あり

8/11　立山三山縦走（別山→立山→浄土山）
・別山乗越・剱御前小屋まで 雷鳥坂は上部が急登で当日は雨に降られて難儀したところ
・別山からの下降路は九折りのガレた急坂
・富士の折立に向かう急な登り返し以降の立山雄山までの縦走路は道も狭くなり岩がちの道ですれ違いに注意です
・雄山から一ノ越への下りはガレ、ザレの急坂。下りコースは黄色いペンキでマーキングされています。時期的に小さな子供もたくさんおられるので焦らずゆっくり景色を眺めつつ下るのが吉です
・浄土山への登り返しは歩きやすい路面であるものの傾斜が急でしんどい登り。
・浄土山から室堂への下りは、大きな岩のゴーロの急坂で歩きづらい

8/12 奥大日岳
・雷鳥平〜新室堂乗越〜カガミ谷乗越は概ね歩きやすい道
・カガミ谷乗越以降は岩場の登り、岩場の崩壊地をトラバースする箇所もあり注意です。

その他周辺情報

最終日、室堂からの帰路に着く前にみくりが池温泉で温泉に入り、食堂でランチをとった
温泉800円、カツカレー1,100円

写真

8/10 6:04

大坂梅田からの夜行バスで富山駅に到着。
6:30発の室堂行き直行バス（所要2時間半）を待ちます。

8/10 9:01

室堂バスターミナルに到着
あいにくの曇空
目の前に玉殿の湧水があり、とりあえずペットボトルに給水

8/10 9:03

バスターミナル前の風景
「立山」の石碑前に行列あり

8/10 9:06

ガスに覆われる室堂平

8/10 9:14

有名なミクリガ池です
池越しの立山の姿は望めず

8/10 9:17

山の上の方はガスに包まれている

8/10 9:19

地獄谷
亜硫酸ガスのにおいが西風にのって流れてきています

8/10 9:22

血の池

8/10 9:27

地獄谷のリンドウ池

8/10 9:34

雷鳥平を見下ろせる場所までやってきました。
眼下にキャンプ場

8/10 9:43

雷鳥沢キャンプ場に到着しました。
室堂から休みなしに歩いて40分。

8/10 10:28

とりあえず良さげな場所にテントを設営しました。

8/10 10:35

キャンプ場の管理所は改修工事中
画面右手に仮設トイレブースが並びます

8/10 11:33

テントで軽くランチをとって、今日の行動プランを考えます
曇空は晴れそうにないので、とりあえず室堂平を一周散策することにしました。時間があれば天狗平にも。

8/10 12:07

浄土沢に降り立つと右手に雪渓

8/10 12:09

浄土沢からまずは大走り方面に

8/10 12:12

チングルマの穂がたくさん

8/10 12:16

チングルマの白い花もたくさん
立山の麓の道を室堂方面に歩いて行きます。遊歩道と違って歩く人ほとんどいなさそう。

8/10 12:27

正面に山崎カールの下部分が見えています

8/10 12:31

両脇はチングルマやコイワカガミの咲き乱れる道
ゆっくりと登っていきます

8/10 12:55

雷鳥平からだいぶ歩いてきました

8/10 13:13

室堂に到着

8/10 13:19

立山室堂（国指定重要文化財）
我が国最古の現存する山小屋だそうです

8/10 13:20

立山開山伝説の地、玉殿の岩屋に向かいます
室堂からまずは雪渓を渡ります

8/10 13:25

岩山では普通の登山道となります
崖地をトラバースするように少しくだって行きます

8/10 13:28

玉殿の岩屋に到着

8/10 13:28

岩屋内部

8/10 14:02

続いて天狗平に向かって遊歩道を進みます

8/10 14:02

大日岳方面です

8/10 14:08

画面中央の雪渓のあたりが、かの有名な「雪の大谷」の場所だそうです。今年は18mの雪壁であったとか。バスの運転手さんに教えてもらいました。

8/10 14:25

高原バスが走る立山道路です。

8/10 14:30

天狗平にある天狗平山荘

8/10 14:31

山荘裏から弥陀ヶ原方面を見下ろしています

8/10 14:32

室堂に帰ります。この道も人が少なくて静かに歩くには良いです。高山植物もたくさん咲いていました。

8/10 14:37

立山道路をアルペンルートの高原バスが下ってきました。

8/10 15:08

室堂に戻って、剱岳方面を見るとガスが少し晴れてその稜線（早月尾根？）が見えました。

8/10 15:23

室堂のミドリガ池です。

8/10 15:44

地獄谷からの大日三山方面

8/10 16:45

キャンプ場に戻ってきました

8/10 17:39

夕方になって少しずつガスが晴れてきました

8/10 18:01

別山方向です

8/10 18:02

完全に立山の三峰が見えました。
明日は晴れてくれることを願って1日目の行動を終えました。

2日目のスタートです。
午前5時
あいにく今日も曇空

8/11 5:13

別山、立山、浄土山の三山縦走を目指して、浄土沢を渡ります

8/11 5:14

今日はまずは雷鳥坂から別山乗越の剱御前小屋を目指します

8/11 5:16

大日岳方面との分岐
右へ

8/11 5:24

登り始めは緩やか
キャンプ場を振り返ります
心なしか晴れてきた？

8/11 5:30

遠くの空が明るみを帯びてきたよ

8/11 6:02

と思ったのも束の間、雷鳥坂をじっくりじっくり登っていくにつれて雲に包まれだした

8/11 6:02

完全に曇り
この後、本格的な雨になりました。。。
レインウェアと防水グローブの完全装備で再出発

8/11 6:39

雨が上がりました。行く手の空が晴間を見せた！
山の天気は変わりやすい
しかし、またこの後本格的に雨になりました。。。

8/11 7:05

強い風で吹き付ける雨に煙る剱御前小屋
いったん下山を決意して下りはじめます

8/11 7:19

しかし、またしてもこんな空模様になって、

8/11 7:27

なんかはれてきたんとちゃうか？
降りるのやめようかな

8/11 7:29

北の方は青空が！

8/11 7:29

立山も姿を見せ始めたよ

8/11 7:29

降りるの止めよう
再び別山乗越へ登り返し

8/11 7:39

ですが、またしてもガスに覆われる登山道。。。

8/11 7:40

別山へ向かう

8/11 8:07

雷鳥さん現る！2羽いました！

8/11 8:16

ガスの中、別山登頂

8/11 8:24

別山北峰へ
またしても雷鳥さん現る！今回はソロ

8/11 8:28

別山北峰登頂
ガスがなければ多分剱岳の雄姿が眼前にあったのでしょうが。

8/11 8:52

強い風にガスが流れてくる

8/11 9:05

真砂岳に向かっています
黒部側の雪渓

8/11 9:24

真砂岳に登頂したところで空が晴れて、見たかった景色が！
富士の折立、大汝山、雄山の立山三峰への縦走路！

8/11 9:27

雲の色が乾いた白い色になった。
これからどんどん晴れてきそう
良い景色です

8/11 9:27

振り返って歩いてきた別山方向
右手に剱岳の八ツ峰が見えています

8/11 9:27

奥大日岳、地獄谷、天狗平が一望

8/11 9:27

後立山方面も見えてきました

8/11 9:27

黒部側の山肌には大きなカールと雪渓

8/11 9:31

雷鳥平に下る大走りルートの分岐手前

8/11 9:40

内蔵助カールの雪渓=氷河
山岳部の合宿かな、雪渓上で訓練をしてはりました

8/11 9:42

真砂岳と富士の折立の鞍部から富士の折立への登り返しを見上げる

8/11 10:09

もうすぐ立山最初の峰、富士の折立です

8/11 10:15

富士の折立に登頂！
標高2,999m
ちょっとした岩登りでした

8/11 10:16

富士の折立から見下ろした黒部湖と後立山連峰の針ノ木岳です

8/11 10:32

15分ほど歩いて次は大汝山です

8/11 10:35

立山三峰の最高峰、大汝山登頂！
標高3,015m
日本で一番北に位置する3,000m峰となります

8/11 10:35

大汝山から立山の主峰雄山へはもうすぐ

8/11 10:41

その前に大汝山休憩所前にランチです

8/11 10:59

雄山に向かいます

8/11 11:10

立山主峰、雄山に着きました

8/11 11:12

雄山神社峰本社に登拝します

8/11 11:15

御祈祷料700円納めます

8/11 11:15

登拝、御祈祷を待つ間に周囲を撮影
針ノ木岳

8/11 11:17

遠くに槍ヶ岳

8/11 11:21

来し方、大汝山を振り返る

8/11 11:23

順番が来ました。
雄山頂上に登頂！
標高3,003m

8/11 11:29

御祈祷後、雄山神社社務所とその向こうに黒部源流の山々を遠望。
今日は山の日。社務所前はものすごい人の多さ。

8/11 11:35

立山を終えて、次は浄土山です。

8/11 11:48

一ノ越へ下る途中で、雷鳥平、室堂平、大日岳方面を一望する

8/11 11:49

ドーム状の龍王岳
その向こうに大きな山容の薬師岳、その向こうには黒部五郎岳

8/11 11:50

午前中に見ることができなかった剱岳が！

8/11 12:14

ザレた急な坂道を下り、一ノ越まで無事に降りてきました。
次は、立山三山の最後、浄土山です。

8/11 12:35

いつでもそうですが、登り返しはきついものです。
浄土山南峰に登頂
富山大学の研究所があります

8/11 12:36

南峰から振り返った今日の縦走路です
別山〜真砂岳〜立山
晴れててよかった

8/11 12:37

南峰から龍王岳

8/11 12:38

南峰から南方、五色ヶ原がきれいに望めました

8/11 12:46

浄土山南峰から北峰の中間で
今日の縦走路を一望する。

8/11 12:48

立山カルデラ

8/11 12:58

浄土山北峰に登頂！
標高2,831m
立山の堂々たる姿

8/11 13:01

浄土山から大日岳方面
明日登る予定の奥大日岳もくっきりと

8/11 13:02

遠くに富山平野と富山湾も見えています。

8/11 13:24

歩きづらい大岩のゴーロ帯の急坂を降りてきました

8/11 13:26

浄土山を見上げる

8/11 13:59

室堂平に降りてきてミクリガ池からの立山と浄土山
晴れてると絵になる景色です

8/11 14:27

雷鳥沢キャンプ場が見えてきました
今日の活動開始から9時間半になりました

8/11 15:26

テント場から立山を仰ぎ見る

8/11 15:26

別山の上は真っ青な空

8/11 16:03

立山の景色を前にして夕飯前ののど越しを楽しむ

8/11 18:12

大日岳の向こうに夕日が落ちていきます

8/11 18:12

夕日を正面から受ける立山
テントの数が昨日より格段に増えてます

8/11 18:12

別山は陰影がついて美しさが際立つ

8/11 18:21

目まぐるしく変わった天気でしたが後半晴れて気持ちのよい縦走の一日となりました
感謝！

8/12 5:04

3日目　立山遠征の最終日
午前5時には空は明るさがありました

8/12 5:04

今日向かう奥大日岳には雲がかかっています

8/12 5:21

5時半スタートの直前に奥大日岳からも雲がはけた

8/12 5:31

別山乗越方面（雷鳥坂）との分岐
今日は左へ

8/12 5:36

新室堂乗越への最初の緩やかな登り
木道になっていました

8/12 5:38

地獄谷からはゴォーッという音とともに今日も噴煙があがっています

8/12 5:53

新室堂乗越
雷鳥平を遠く見下ろせるところまで登ってきました

8/12 5:53

行く手の奥大日岳方面へはしばらく水平道

8/12 5:53

雷鳥平を囲む立山と浄土山

8/12 5:57

剱岳の姿が見えてきました。

8/12 5:59

奥大日岳の東面の岩壁も迫力あり

8/12 6:00

左下には浄土沢がV字谷を作って流れていく
これがやがて称名滝に続く

8/12 6:02

進むにつれ剱岳の見える範囲が徐々に大きくなってきた

8/12 6:03

奥大日岳

8/12 6:05

剱岳を眺めることができてよかった

8/12 6:07

何枚も撮ってしまう

8/12 6:08

室堂乗越から別山と剱岳を望む

8/12 6:08

室堂乗越から立山を望む

8/12 6:11

室堂乗越から剱岳の雄姿

8/12 6:16

さらに奥大日岳に向かって進む

8/12 6:23

毛勝山もはっきりと見えています

8/12 6:30

カガミ谷乗越から眺めた剱岳

8/12 6:30

剱岳の雄姿
これがこのルートで目にした最後の姿になりました

8/12 6:34

黒い雲が迫ってきた

8/12 6:41

奥大日岳方面が雲に隠れだした

8/12 7:01

岩場の崩壊地をトラバースしながら進むところ
トレイルは分かりやすいが足元注意

8/12 7:10

奥大日岳最高点を巻く道から稜線に出てきました
奥大日岳は完全にガスの中

8/12 7:14

奥大日岳手前の池

8/12 7:19

奥大日岳に登頂！

8/12 7:19

楽しみにしていた山頂からの剱岳の眺望はゼロ

8/12 7:36

暖かいお茶を飲みながらしばらく粘っていましたが晴れません

8/12 7:36

歩いてきた道

8/12 7:45

弥陀ヶ原とうねうねと走る立山道路
上はガスだが下は見える

8/12 7:47

富山湾が見下ろせました

8/12 8:01

毛勝山と富山湾

8/12 8:02

剱岳
もうちょっとやねんけどなぁ
見えません

8/12 8:04

浄土山

8/12 8:29

下山することにしました。
下山中に立山がうっすらと見えました

8/12 8:31

お、晴れるのか？

8/12 8:33

下山途中に見た最後の剱岳です。
この後、またしても雨が降りだすことになります。

8/12 10:36

雨の中雷鳥沢キャンプ場まで無事に戻りました。
雨があがった隙にテント撤収しました。

8/12 10:51

ある意味最後の修行
キャンプ場から室堂へと向かう階段の急坂

8/12 11:42

みくりが池温泉で温泉に浸かり、湯上りに食堂でカツカレーをいただきました

8/12 12:12

みくりが池温泉の外観です。
あいにくの天候の中、雨と風を避けるように観光のお客さんもたくさん来ておられました

8/12 12:22

ニッコウキスゲの黄色い花

8/12 12:38

室堂バスターミナルのはるか彼方に青空の下の富山市街

8/10 12:50

今回の山行で出会ったお花たち��
名前を知っているものも、知らないものも

8/12 12:22

今回の山行で出会ったお花たち��

8/10 15:11

今回の山行で出会ったお花たち��
ダブりもあるかもしれませんがご容赦

撮影機器：

SOV35 Sony

感想

たかちゃん

今年の夏山登山の目玉、2泊3日・ソロ・テント泊で立山三山(別山・立山・浄土山)縦走と奥大日岳登山をしました。立山エリアへの入山は初めての経験です。行ってみたかった雷鳥沢キャンプ場でのテント泊も実現できました。

お天気は、3日間のうち安定して青空を望めたのは2日目の午後だけという様子でしたが、ちょうど別山・立山・浄土山の三山縦走のタイミングで晴れ間に出会えたことは神佑天助の想いでした。
別山からの劔岳の雄姿を楽しみにしていましたが残念ながら雨と濃いガスに阻まれて叶いませんでした。しかしそれだけに真砂岳山頂にちょうど着いたときにさあーっとガスが晴れて行く手に立山〜浄土山に続く縦走路が一望できたときの感激は、思わずワーッと声が出たほどです。

今回3日間のうち2日目と3日目の二度、雨に降られました。特に2日目の雨は結構強い雨で風も伴っていましたので、剱御前小屋で15分ほど待避しながら一旦下山して様子を見て昼からでも立山にだけでも登り直そうと考え、実際下りかけました。20分ほど降りたところで天気が持ち直してきた感じがあったので再び登り返したのでした。
結果的には縦走を継続したことが吉と出ました。

雷鳥には2日目に5羽と出会いました。
剱御前小屋〜別山でつがいの2羽、別山北峰への途中で1羽、浄土山北峰手前で1羽、浄土山から降りてきた室堂平手前で1羽です。

雷鳥沢キャンプ場は、別山・真砂岳・立山・浄土山に囲まれた広くて平な明るい野営場でした。1,000円／人・泊でした。
地面は砂地に小石が少し混じった感じ。ペグは半分くらいまでは刺さりました。西よりの風が結構強く吹き付けてくるときがあったのでしっかりと固定しておいて良かったです。
管理所は現在改修工事中で、トイレは仮設でした。男性用は小2基、大洋式3基、大和式1基、手洗い1基でした。水洗式でペーパーも流せました。
管理所には売店はなく、近くの雷鳥沢ヒュッテかロッジ立山連峰を利用します。缶ビール500mlが600円です。ロッジでは温泉も使えます。(ヒュッテは宿泊専用)
キャンプ場の難点は風向きによるのでしょうが、僕が滞在している間中は終始地獄谷からの硫黄ガスガス漂ってきたこと。服に染み付きます。

曇りや雨のときは地面をよく見て歩いたせいかたくさんの種類の高山植物を目にすることができました。情況に応じていろんな楽しみかたができる場所だと思いました。

最終日、麓への下山バスの時間(14:30)までにもう一山ということで奥大日岳に登りました。念願の劔岳を間近に見ることができて想い出に残りました。