海抜0mから富士山に登る-村山古道-


- GPS
- 19:56
- 距離
- 45.4km
- 登り
- 3,836m
- 下り
- 1,467m
コースタイム
- 山行
- 0:48
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 0:51
- 山行
- 17:09
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 18:51
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
帰りは富士宮5合目からタクシーで吉原駅まで 13,500円-6,075円(補助分45%※)=7,425円 ※国の補助金が適用されました(申請等の手続きは不要であった)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・序盤、約21kmは、走れなくもない傾斜の緩いロードを進みます。ここは夜間に通過しないと日中は大変そうです。1日で行こうとする場合、夜にスタートするのは理にかなっています。 ・天照教社付近にはクマ出没注意や有害鳥獣捕獲実施中の注意喚起の看板があることから天照教社参道を迂回して進みました。 ・村山古道全ルートに渡って数多くの赤テープ(白などもあり)が付けられています。赤テープが途切れたと思ったら、直ちに赤テープを見失った場所まで戻ってください。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉 湯らぎの里 〒416-0931 静岡県富士市蓼原227−1 営業時間: 9:00〜23:00 電話: 0545-63-2641 下山後の食事 大阪王将 富士店 〒417-0056 静岡県富士市日乃出町37 電話番号 0545-57-1504 営業時間 11:00〜24:00(LO.23:30) 定休日 なし |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
装備
MYアイテム |
重量:-kg
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備考 | 村山浅間神社から村山古道で富士宮口六合目 東海道から村山古道の拠点となる村山浅間神社(富士山興法寺)へは、大宮の富士山本宮浅間大社に参拝し、同所の湧玉池で水垢離を行った後で、村山浅間神社へ向かうのが一般的でした。現在、大宮と村山間のルートがどこにあったかはっきりとした事は分かっていません。 東海道から大宮に入る道は、岩本から高原、黒田を経由するルートと吉原から伝法、久沢、天間、小泉を経由する二つのルートがありました。 一方で、吉原から富士山本宮浅間大社を経由せず、直接村山浅間神社へ向かう道もあり、現在でも道路沿いに「村山道」と石に刻まれた道標が7基残っています。 今回紹介するのは、村山浅間神社から大宮口新道と合流する新六合目までの区間です。 富士山が世界遺産として登録された理由として、富士山信仰があります。まさにこの村山は富士山信仰の発祥の地とも言える場所で、平安時代末期に山岳修行をした末代上人の流れをくむ人々が富士山興法寺を建立し、村山修験の拠点となり、富士山における修験道が発展したと言う点において、富士山世界文化遺産としての核心部と言っていい場所です。 しかし、江戸時代になると富士講の発展と共に北側の登山口である吉田口に人々が集まるようになります。更に宝永噴火によって壊滅的な被害を受け、次第に衰退していきます。決定的となったのは明治元年の神仏分離令に伴う廃仏毀釈運動です。それにより富士山興法寺は廃寺となり、村山浅間神社となります。それ以降、村山古道を登る人はほとんどいなくなり、荒廃していきます。境内に村山修験の歴史をとどめる大日堂が残っているのは不幸中の幸いと言えるでしょう。 平成に入り、富士宮市によって村山口登山道の調査が行われ、村山浅間神社(富士山興法寺)を登山口とする村山古道は、地元の富士山村山口登山道保存会によって復活し、歩けるようになっています。とは言え、多くの登山者が行き交う一般道とは違い、整備が不十分な場所もところ所に見受けられます。特に、富士裾野林道から北井久保林道へ至る区間は、大きく崩壊した所を登山道が付け替えられています。それまで付いていた赤札が残っているため、それに導かれてルートを外す危険があります。特に、下山で使う場合には更にルート間違いの危険が高まります。 札打場を超えた辺りから植林の作業道が数多く交差するため、目印となるテープを注意深く確認しながら進む必要があります。この場所も、下山時では極めルート間違いが起こりやすいと感じました。 そして吉原林道を超え、富士山麓山の村の直前で分りにくい場所があります。その後、森林限界を超える五合目まで大変分りやすいルートになっています。 村山古道は、富士宮口六合目で雲海荘の左手に登り上げています。しかし、ここから下山に使う場合には、村山古道下山口を示す指導標がありません。登山道入口が分らない場合には雲海荘のスタッフに聞いてください。親切に教えてくれるはずです。 村山古道全ルートに渡って数多くの赤テープが付けられています。しかし、今までに述べた様に、よく整備された一般道とは違います。赤テープが途切れたと思ったら、直ちに赤テープを見失った場所まで戻ってください。 出典:日本アルプス登山ルートガイド > 富士山と周辺の山々 > 富士山 > 村山古道 http://www.japanesealps.net/fuji/fujisan/murayama_kodo.html |
感想
初めての海抜0mから富士山(通称ゼロ富士)。古来の人が通った村山古道から登るという今回のコース。富士山のさまざまな景色を見れて、充実した約20時間の旅でした。
これで9月の信越五岳トレイルランニングレース(100mile)は完走できそうです。
今回くまさん企画のゼロ富士、同道していただいた方々には感謝しかありません。ありがとうございました。
---以下は備忘録----
序盤、約21kmは、走れなくもない傾斜の緩いロードを進みます。
くまさんが先導してくれたので、問題なく進めました。ここは夜間に通過しないと日中は大変そうです。夜スタートは理にかなっている。
村山道のトレイルに入ると、行先を示すリボンとたどりながら、3人みんなで協力して進みました。リボンが約50mなかったら、道に迷った証拠。何回か元の場所に戻りましたが、大事に至らず進むことができました。1人だと危険なエリアでした。
くまさんは、村山古道に初めて1人で行った時に、謎の3人と協力し突破したが、その3人は最後まで正体を明かさなかった。6合目で別れたらしいが、本当に人だったのか、不思議な話でした。
個人的には、朝方4時から5時くらいが、疲労と眠気のピークで歩きながら、一瞬目をつぶったりしながら、乗り切りました。
富士宮6合目 距離37km 標高2500m 10:30到着(11時間23分経過)
残り1276m、頂上(41km)まであと4km。ここからまだ金時山くらい登ります。
5合目手前で同時刻に富士山に登頂していたNさんが、下山して合流してくれました。とても心強かったです。そこから4人パックで進みました。
ここからは、高度を急激に上げるのでなかなか距離が進まず忍耐の時間。9合目を過ぎ、富士山の山頂が見えた時はテンションMAXでした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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お陰様で3年ぶりの満行ができました!
こちらで非常に詳細に記録記載して頂いて本当に感謝です!
あっ!のりさん、満行おめでとうございます!
長時間に渡り、お疲れ様でした。
とにかく、天気も良く、無事下山できたことが何よりです。ありがとうございました。
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