記録ID: 4673867
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無雪期ピークハント/縦走
甲信越
越後三山時計回り 中ノ岳避難小屋泊
2022年09月10日(土) ~
2022年09月11日(日)
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体力度
9
2~3泊以上が適当
- GPS
- 17:37
- 距離
- 33.3km
- 登り
- 3,205m
- 下り
- 3,217m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 8:30
距離 19.5km
登り 2,463m
下り 652m
6:53
28分
坂本神社駐車場
15:23
2日目
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 9:06
距離 13.8km
登り 756m
下り 2,579m
14:27
坂本神社駐車場
天候 | 1日目曇りガス、2日目晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
GPSデータは自転車移動含む。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<雪渓について> 十二平登山口近くブナツルネ沢出合下に残っている雪渓は右岸側にスノーブリッジと深いシュルンドを作っている。右岸側のシュルンドとスノーブリッジは1週間ほどで崩壊するのではないだろうか。写真では写っていないが、左岸側は緩やかにつながっている。 雪渓前後の水量も今日なら容易に渡渉可能(裸足もしくはサンダルなど)に見えた。 コース取りとして  ̄Υ澆料霽佞の壁を高巻く、▲轡絅襯鵐匹涼罎鯤發(壁との間に50cmほど隙間がある、上には雪壁)、スノーブリッジの下を歩く(左岸側は河原が見えている)、ず鹸澆寮齋名紊鯤發 が考えられる。 渡渉を厭わなければい一番安全だろうと思われる。 にもかかわらず右岸の壁の草付きをトラバースした(正常性バイアス)。草付きはしっかりしていたが地盤がゆるく危険だった。 山行中に2回スライドした方に、上記の情報を伝えた。2度目にスライドした時にい容易であったと情報をいただいた。彼は小屋泊用にサンダルを持っていた。 <十二平登山口−滝沢尾根> すごい急登は。周囲の藪がかぶさってきてびしょ濡れに。 <極楽尾根> 森林限界上になると緩やかになり高原の雰囲気。歩きやすい。 <中ノ岳分岐−中ノ岳避難小屋> 主に奥只見側を歩く。アスレチックな部分もあるが概ね歩きやすい尾根。 <中ノ岳避難小屋> コロナ対策で衝立が用意されている。1階に7−8人就寝可能。2階は見ていないので不明。天水は豊富、煮沸して使用した。 寸志を残してきた。代わりに御札をもらう。 <中ノ岳避難小屋−五龍岳> 小ピークを繰り返し大きく700m落とし500m登る。 通常の登山道ならば階段やはしごが設置されているような部分に鎖が垂らしてあるだけなので登下降しにくいが、しっかりホールドスタンスを探せば鎖は不要なことが多い。 オカメノゾキまでは笹刈りも枝打ちも入っている。整備されていないわけではない。刈られた笹は滑るので注意。 オカメノゾキから五龍岳までは草刈りがなく藪が濃い。場所によっては背丈ほどもある。しかしかき分ければ下には必ずトレースがあるので、トレースのない藪漕ぎとは意味が異なる。 <水場> 十二平登山口から中ノ岳避難小屋まで水場なし。駒の小屋に降りると水場あり(越後駒ヶ岳から往復1時間)。 中之岳側の祓川は水が細い。登山道より下側は太くなる。今回は汲んでいない。 千本檜は営業小屋。水を売っている。 薬師岳との間に右に折れる登山道あり。分岐に記載ないが、山と高原地図に記載のある水場への分岐だろう(未確認)。 女人堂近くの祓川は水量豊富。 分岐から大倉口への途中に水場なし。 |
その他周辺情報 | 見晴らしの湯 こまみ 600円。 小出駅前の富貴亭食堂の岩魚定食1700円。刺身に一尾、焼きに一尾。これで1700円⁈ 大満足。 |
写真
撮影機器:
感想
まずは出だしの雪渓について。
雪渓を目の前にして一番安全なのは渡渉して左岸雪上歩きと思いつつも、右岸高巻きしてしまった。小屋で会った先行者もそうしたよう。
しかし危ない選択だった。
急登の最中もずっとそのことを考えていたら、スライド者一名。
そのことを伝えた。
かれは雪渓をどうしたろうかと思っていたら、翌日のオカメノゾキ上でまた出会った。なぜ2回も会ったのか?
何でも最初に出会ったときは銀山平に駐車し荒沢岳−中ノ岳−越後駒ヶ岳で降りてきたらしい(中ノ岳避難小屋泊かな)。下山後、ロードを抜けて坂本神社から千本檜小屋に登り返して宿泊。八海山経由で中ノ岳に向かう途中でまた出会ったということらしい。これから荒沢岳経由で銀山平に降りるらしい。まぁなかなかの変態さんです。
雪渓はサンダルで渡渉して左岸を超えたとのことだった。特に問題なく行けたらしい。
検証できてよかった。やはりちゃんとあそこで渡渉するべきだったと反省した。
なにはともあれかねてからの懸案の三山周回ができた。
修験道にふさわしい苦行だったが、素晴らしい景色を眺めることができた。
記録を書きながら、この山行ってもう数週間あとの紅葉の時期の方がよかったんじゃないかと思い始めた。
このあたりには他にも踏んでいない山々があるし、意外と尾瀬や平ヶ岳なども近い。
アクセスは遠いが、価値のある山域と再認識した。
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