2014南アルプス 聖岳/赤石岳縦走


- GPS
- 56:00
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 3,589m
- 下り
- 3,606m
コースタイム
聖岳登山口(08:15)・・・聖沢吊橋(09:10)・・・滝見台・・・聖平小屋(14:00)
【2日目】
聖平小屋(04:15)・・・薊畑分岐(04:40)・・・小聖岳・・・聖岳(06:55)・・・兎岳避難小屋(08:55)・・・中盛丸山(11:00)・・・百間洞山の家(11:45−12:40)・・・百間平・・・赤石岳(16:00)
【3日目】
赤石岳(05:00)・・・赤石小屋分岐・・・北沢源頭(06:00)・・・富士見平・・・赤石小屋・・・カンバ段・・・椹島ロッヂ(10:05)
天候 | 曇り時々雨(中日は雷雨)、最終日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
臨時駐車場前バス停より東海フォレストバス臨時便(06:50頃発)にて聖沢登山口(07:50頃着)へ。 ※井川観光協会バスも利用可能(要予約) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:畑薙第一ダム臨時駐車場前のバス停前 登山口の水場:バス停から井川方面に60m下ったところ 聖沢登山口からは急登も、しばらくすれば緩やかに高度を稼ぐような道に。聖沢吊橋に一度下るが、このくだりが「もったいない」と思うほど。 何度か登下降を繰り返し、沢を渡り沢沿いの緩やかな登りを行けば間もなく聖平のテント場。テント場を過ぎれば聖平小屋。 聖平小屋の脇から薊畑に向かい、便ヶ島からの道を合わせればいよいよ聖岳への上りへ。小聖のピークからは聖岳の雄大な山容が良く見えます。 ザレた斜面を黙々と登りつめれば日本最南端の3000m峰の聖岳山頂へ。 これから縦走する兎・小兎・中盛丸山・百間洞山の家・赤石岳が良く見渡せます。 聖岳山頂から兎岳を目指すがいきなりの400m超の大下降。 登山道、道標はしっかりしているため、ガレ場・ザレ場も問題はありませんが、中盛丸山への登りは堪えました。 大沢岳との鞍部から百間洞に下降し、山の家の水取場の沢を超えれば百間洞山の家。 小屋の前には綺麗な沢水が流れています。 小屋からは少し上げるとテント場を過ぎ、左から大沢岳から下った道と合流します。 ここから百間平までは再び急登。 ひと踏ん張りすれば広々とした百間平。 休憩するにももってこいの場所です。 百間平を過ぎればいよいよ赤石岳への登り。山腹を巻くようにガレ場・ザレ場をひたすら登り、残雪を横切れば間もなく赤石避難小屋。 赤石岳山頂は避難小屋から直ぐ。 赤石岳山頂も景色は申し分なし。 しばらく下ると赤石小屋への分岐に。 この分岐から一気に下降していきます。途中、北沢源頭の雪渓を横切りますが、大きく切れている部分や薄い部分があるため、ここは要注意。 再び下降し少し返せば富士見平。360度の大展望です。 赤石小屋までくればあとは樹林帯の急斜面をガンガン下ります。 間もなく沢の音が聞こえてくれば椹島に近く、間もなく梯子を下りて林道に出ます。 林道から5分も歩けば椹島。 _______ 下山後の温泉は、畑薙第一ダム臨時駐車場より少し下ったとこにある『白樺荘』もありますが、小生は車で40分ほど走って『接阻峡温泉』(入浴400円)に。 |
写真
感想
2泊3日の行程で、予てよりの目標、南アルプスは聖岳〜赤石岳をやって来ました。
初日は聖沢を上がり聖平まで、2日目は百間洞を通過して赤石避難小屋まで。
で、最終日は赤石岳から椹島まで2,000辰魄豕い鵬嫉海靴突茲泙靴拭
お天気は初日はなんとか持ちました。
連休前の聖平小屋は宿泊者20人程度。快適でした。
ウエルカムフルーツポンチもとっても美味しかったですし、おつとめ品というか訳ありの缶ビールと缶チューハイ、2本で500円は嬉しい限り。
2日目は雨風に加えて雷まで。
雷雲が後ろから追ってくる…そんな状況でして、近くに落ちる雷に初めて怖いっ!と思いました。
雷を避けるために逃げ込んだ百間洞山の家では雷雲が行き過ぎるまでの時間潰しをし、その時に戴いたコーヒー(インスタントですけど…)が美味しかったこと♪
百間洞山の家、小屋評判の夕飯『揚げたて豚カツ』に後ろ髪も引かれもしましたが、雷雲が過ぎ去ったため予定通り赤石避難小屋へ。
ところが、結局は途中から雨がザーザーで視界はゼロ!
こんなことなら素直に百間洞に泊まっておけば…と思いましたが、やっぱり到着して良かったです赤石避難小屋。
先ずは至れり尽くせりの待遇。
普通、山小屋ではあり得ないお湯はご自由に〜、加えてお酒のアテが次々に出てきたり…小屋主のおじちゃんからは芋焼酎が振る舞われ楽しい宴会に(もちろん宿泊者もそれぞれ持ち寄りましたけど♪)。
宿泊者は僅かに8人でしたが皆意気投合しての酒盛りに加え、小屋主のおじちゃんとちえこさんのハーモニカの生演奏会。
とっても居心地の良い清潔な小屋でした。
最終日は打って変わって綺麗な青空。
赤石からの大下降の途中からは昨日登ってきた聖岳も綺麗に見えました。
が、2000mの大下降はさすがに足に堪えました。
実は今回、初日に右足脹ら脛が何度かツッてしまうというこれまでに無いハプニング。
それでもだましだまし登って2日目はトータル約12時間(休憩入ってます)の縦走。そして最終日の2,000mの大下降など久しぶりにハードな山だったと思います。
ハードではあるけど、遠くて深くて、そして大きな南アルプスの南部、日本最南端の3,000段でした。
コメント
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こんばんは。
赤石避難小屋でご一緒した3人組の1人です。
お互い、頑張って避難小屋まで来た甲斐がありましたね。
聖→赤石の辛さ。昨年、私も時間しました。
かわいい名前の山々の上げ下げが地味に効きますよね・・・
翌日はなんとか目標のAM勝負は達成できましたがテン場ではテントが水没でした。
千枚小屋からのご来光は最高でしたよ。
宜しければ、今後も情報交換宜しくお願いします。
コメント、ありがとうございます。
赤石避難小屋ではお世話になりました。本当に楽しかったですね。
悪沢までの縦走、お天気も良くて最高だったのではないですか?
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。
akambeさん
はじめまして。18日の同じバスに乗っておりました。(2枚目の写真にわたくしも写っております)
2日目のはやさにビックリしました。赤石避難小屋にも憧れますが
『揚げたて豚カツ』は最高でしたヨ
yonoshikoさん。
コメントありがとうございます。
あの雷雨は堪えましたね〜。
こちらも百間洞に逃げ込みました。そしてとんかつの誘惑に負けそうにもなりました。
(次回はとんかつ目指そうかな…。)
悪沢岳まで足を延ばしたかったのですが、家内から帰ってこい!という制約がありまして(笑)
これからもよろしくお願いいたします。
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