ロープウェイを使わず中央アルプス縦走(木曽駒・宝剣・空木)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 2,746m
- 下り
- 3,278m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 3:10
- 合計
- 9:10
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 8:00
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:00
天候 | 8/2:晴れのちガス 8/3:曇りのちガス&雨&強風 8/4:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
バスに乗車し北御所登山口まで。登山口で降りる客は優先して前方に乗せてもらえました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
8/2 北御所登山口は学校登山で使われているらしくとても整備されています。 それでも木曽駒山頂まで標高差1500mを一気に登るのでシンドイ。 8/3 宝剣岳 極楽平までの下りはちょっと緊張するところもありますが足場はしっかりしており問題なし。 極楽平〜木曽殿山荘 不明瞭箇所なし。細かいアップダウンが何度も続き、ペース配分を間違えると体力を奪われます。 木曽殿山荘〜空木岳 めちゃキツイ!間違いなく今回の縦走で一番しんどかった。思った以上にイワイワしています。 8/4 池山尾根 とても整備されており、大地獄・小地獄も鎖でしっかり。ただ菅の台までは標高差1900mを一気に下りるので最後は足ガクガク。 |
その他周辺情報 | 8/2・・・頂上山荘テント場 900円。水・トイレ代込み。トイレは簡易水洗できれい。各サイトは整地されており、手ごろな石も豊富。ただ良いサイトには限りがあるので、遅く来た人は石の上に張っていました。 8/3・・・駒峰ヒュッテ 3,500円(素泊まり)。管理人さんがいればビール、水なども良心的な値段で購入できます。小屋はとてもきれいで快適。 8/4 下山後の温泉はこまくさの湯。泉質イマイチ。 名物ソースカツ丼は明治亭登山口店。テラス席で優雅に肉を貪れます。 |
写真
感想
山岳写真でひと目みてから、歩きたいと思っていた木曽駒から空木岳への縦走路。
せっかくならロープウェイを使わずに縦走してみよう!ということで、晴れ予報の中、2泊3日の縦走にチャレンジしました。
8/2
初日のバスで中ア山岳救助隊の女性隊員の方と乗り合わせ、色々とアドバイスをいただきました。北御所登山口で下りてから気づいたのですが「にっぽん百名山」の空木岳でガイドしてた人でした。
ちなみに北御所登山口は私入れてソロ3名、家族連れ1名でとっても静かな山行。道も整備されており、学校登山に使われるらしいがシンドイものはシンドイ。伊那前岳あたりでバテバテ。やるなー木曽の子供たち・・・。
思ったより早くテント場に着いたのでビール飲んだり山頂ぶらぶらしてのんびり。
8/3
いよいよ今回のメイン!八ヶ岳から上る御来光を拝みつつ出発。この時はまだ散々な道中になると思いもよらず・・・。
宝剣岳を慎重に越え、極楽平へ。むむ、なんだか雲が多くなってきましたな・・・と思っているうちにあれよあれよとガス一色。あれ?太平洋高気圧はどこへ?と思いながら進むが、稜線上は南からの強風にさらされ、あげくに熊沢岳では雨も本格化してき、こりゃヤバイと思ってレインウェアを着るがめちゃ寒い!もしかしてこのまま空木まで数時間も歩くと低体温症になるんでないか?と思いウールシャツとニット帽を投入して一息つく。
しょぼーんとしつつ風雨と戦いながら歩いているうちに、気づいたら木曽殿山荘に到着。安全策で一瞬ここで泊まろうかと思いましたが、余力があったので予定通り駒峰ヒュッテまで進む。と思ったら上りはメチャきついわ風はびゅんびゅん吹くわ何度も岩場を乗り越えるわで、ホントつらかった!
山頂で写真だけ撮り、ほうほうのていで駒峰ヒュッテに逃げ込む。優しい山岳会の管理人さん、きれいな施設、縦走路を越えてきた人たちと穏やかな時間を過ごし、さっきまでの悪戦苦闘がウソのよう。みなで寒かったねーと話しているうちに「あれ?そういえば去年、韓国人登山者の大量遭難があったよね?」と、まさにさっきの稜線上での出来事だったことに気づく。山の装備はホントしっかりしないと命に関わりますね。
8/4
朝4:00に起きるが雨。しょぼぼーん。
悪天候のなか縦走路へ向かう人たちを見送り、下山組は明るくなるまで待機。5:30には雨も上がり、降られる前に一気に下山。池山尾根はとても整備されていますが、菅ノ台駐車場までいっきに下るので3日間の疲れか足パンパン。何名か空木岳に向かう方たちと会いましたが、予報もどんどん悪くなるし、大丈夫かな・・・。と稜線に向かった人たちのことを気にしつつもゴール。いや〜疲れた!
ということで自分の中でも相当悪い部類に入るコンディションでしたが、下山して色々と思い返すうちに、次は快晴のなか、また空木岳に会いに行こうと思っています。また駒峰ヒュッテでは、普段のテント泊では味わえない楽しい時間を過ごすことができました。同泊された方々、また山でお会いできたら幸いです。ありがとうございました。
熊沢岳。めっちゃ寒い!をみて、おどろき。8月1日はとっても暑い稜線歩きでした。
ロープウエイ使わずご苦労様でした。空木からの2000m下りはやっぱりしんどいですよね!
また快晴の空木岳をぜひ見に行ってください!最高です!
コメントありがとうございます。
ヤマレコ拝見しました!2日で踏破されたんですね!すごい!
同じ稜線とは思えない景色でした。笑
次こそ空木からの絶景を楽しみたいと思います!
はじめましてコメントいたします。
8/9に同ルートで空木岳を狙いましたがpatokichiさんと同じように天気が崩れてしまいあえなく熊沢手前で折り返して檜尾で撤退しましたが、行きたかったなーと思い返していたところ、patokichiさんのレコに行きつきまして思わずコメントいたしました。
実際進んでいたらどうだったのか、よくわかる実況でした。あそこの稜線でガス強風・・・私も思わず例の遭難が頭をよぎりました。すごく不安になりますよね!
私の場合は時間も足りなかったので、次回は天気の良い時に空木まで狙いたいと思います!
この山域はガスりやすい(!)気がしますが(勝手な思い込みかもですが。笑)、いつか必ず・・・!! と思わせてくれるいい稜線でした。
すばらしいレコありがとうございました。
fickleさん、コメントありがとうございます。
時間が足りない・・・って、あのコースを日帰りでやろうとする方が異常ですよw
お互い残念でしたが、次は素晴らしい絶景を期待して、またトライしましょう!
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